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山の林を歩いていて、細い枝にだ円形の葉をつけた木を見かけ、「これはクロモジ?それともシロモジ?」と気になることはありませんか。名前が似ているので、パッと見ではどちらか迷いますよね。
先に結論をひとつ。いちばんわかりやすい違いは葉の形です。シロモジの葉は先が3つに裂けた形になることが多く、クロモジの葉は裂けない細長いだ円形と言われます。オオバクロモジは、クロモジより葉が大きいとされます。この記事では、見る所を順番に絞っていきます。
ケース別に読む:早見表を見たい人|葉の形で見分けたい人|オオバクロモジと迷う人|山や公園で見かけた人|よくある疑問を見たい人
見分けの早見表——葉の形・葉の大きさ・枝の色
クロモジのなかまを見分ける時に見る所は、「葉の形」「葉の大きさ」「枝の色」「見られる地域」の4つに絞れます。中でも、まず頼りになるのは葉の形です。
| 見る所 | シロモジ | クロモジ | オオバクロモジ |
|---|---|---|---|
| 葉の形 | 先が3つに裂けた形になることが多い | 裂けない細長いだ円形 | 裂けない形と言われる |
| 葉の大きさ | 形のほうを先に見る | 細長い | クロモジより大きいとされる |
| 枝の色 | 図鑑の写真で確かめる | 黒っぽい斑点が出ることがある | 図鑑の写真で確かめる |
| 見られる地域 | 地域で違うと言われる | 地域で違うと言われる | 地域で違うと言われる |
| 決め手 | 葉の先が3つに分かれるか | 葉が裂けずに細長いか | 葉の大きさと形の組み合わせ |
表のとおり、シロモジとクロモジは葉が裂けるかどうかで分けるのが近道です。枝の色や名前の由来は、葉を見たあとに確かめる補助だと考えておくと、迷いにくくなります。
葉の形で見る——先が3つに裂けるか、裂けないか
シロモジの葉は、先のほうが3つに裂けた形になることが多いと言われます。三つ又に分かれたような形の葉が見つかれば、シロモジの手がかりになります。一方でクロモジの葉は、裂けずに先がすっと細くなった、細長いだ円形と言われます。
見る順番は、次のとおりです。
- 枝先の葉を数枚見る。1枚だけで決めず、同じ木の葉を何枚か見比べます
- 葉の先が3つに分かれているかを確かめます。分かれていればシロモジの手がかりです
- 分かれていなければ、細長いだ円形かを見ます。そうならクロモジのなかまかもしれません
- 葉が目立って大きければ、次の章のオオバクロモジも思い出します
- 決められなければ、写真に残して図鑑と見比べます
高い所の葉は、無理に手を伸ばさなくて大丈夫です。足元から見える範囲の葉で、まず判断してみてください。風で枝がゆれて見えにくい時は、少し待つと落ち着いて見えます。
葉の形は、同じ木でも日当たりや枝の位置で、少しずつ違って見えることがあります。裂け方がはっきりしない葉が混じっていても、1枚だけで落ち込まなくて大丈夫です。形が整って見える葉をいくつか選んで、並べて比べてみましょう。
オオバクロモジとの違い——葉の大きさと見られる地域
名前に「オオバ」とついているとおり、オオバクロモジはクロモジより葉が大きいとされます。ただ、葉の大きさは写真の撮り方や見る距離でずいぶん違って見えます。1枚だけを見て「大きい」「小さい」と決めるより、同じ木のいくつかの葉を見て、図鑑の写真と比べるほうが確かです。
もうひとつの手がかりが、見られる地域です。クロモジとオオバクロモジは、見られる地域にも違いがあると言われます。お住まいの地域や出かけた先でどちらが見られるのかは、近くの自然観察の案内や、自治体・環境省のページで確かめてください。
どうしても決められない時は、「クロモジのなかま」と大きくくくっておけば大丈夫です。名前をはっきりさせたいのは自然な気持ちですが、迷う時は決めないのも、ひとつの見方です。
枝の色と名前——枝だけで決めない
名前の「クロ」「シロ」が気になりますよね。クロモジは、枝に黒っぽい斑点のような模様が出ることから名前がついたと言われます。
ただ、枝の色や模様は、木の若さや季節、光の当たり方で見え方が変わります。名前から「黒い枝ならクロモジ」と決めてしまうと外れることがあります。枝の色は、葉の形を確かめたあとの補助に使うのがおすすめです。
ちなみに、クロモジは和菓子の楊枝にも使われる木として知られています。ただ、山や公園の木から枝を取ることは、どんな目的でもしません。次の章の決まりを確かめてください。
山や公園で見かけた時の決まり——枝を折らない・持ち帰らない
気になる木を見つけると、枝を1本取って調べたくなりますよね。でも、葉の形は写真に撮って帰れば、家でゆっくり見比べられます。木にも自分にもやさしい見方なので、まずは短くまとめた決まりを見てください。
- 枝を折らない・葉を取らない。草木を持ち帰ることもしません
- 登山道から外れない。木に近づこうとして斜面や草むらに入ると、足元がくずれることがあります
- 私有地や立入禁止の場所には入らない。公園や保護された場所は、現地の決まりに従います
- 実・葉・枝・花を口に入れない。子どもやペットが口に入れないよう、目を離さないでください
- 犬は放さない。林の中では短いリードにします
写真は、葉の全体、枝先の葉のアップ、木の全体の3枚が目安です。撮った場所と日付を、スマホのメモに残しておくと、あとで見比べる時に助かります。
ゆきこ( ゚Д゚)『似た名前の木は、名前を当てるより、まず葉の形をじっくり見るのが近道だと思います』
💡 この困りごとへの提案
葉の形で見わけられる樹木図鑑があると、帰ってからも見比べやすくなります。山には持ちこまず、写真を撮って家で開くやり方でも大丈夫です。
よくある疑問——クロモジとシロモジは同じ木?葉が裂けなければクロモジ?
Q. クロモジとシロモジは同じ木の別名?
名前は似ていますが、別の木として図鑑に載っています。葉の形が見分けの手がかりになります。
Q. 葉が裂けていなければクロモジ?
裂けない葉をつける木はほかにもあります。細長いだ円形かどうか、葉の大きさ、見かけた地域まで合わせて見ると、迷いにくくなります。それでも迷う時は、決めなくてかまいません。
Q. 葉が1枚しか見つからない時は?
1枚だけで決めるのはおすすめしません。別の枝の葉も写真に撮って、数枚を見比べてください。
Q. 子どもが枝を持ち帰りたがったら?
「写真に撮って、おうちで図鑑と見比べよう」と声をかけると、気持ちが落ち着きやすいようです。木はその場に残しておきます。
Q. 高い所の葉しか見えない時は?
枝を引き寄せたり、木に登ったりしないでください。スマホで拡大して撮るなど、足元から見える範囲で記録して、あとで図鑑と見比べます。
Q. 見られる地域はどこで調べる?
近くの自然観察の案内や、自治体・環境省のページが頼りになります。地域で見られる木は違うと言われます。
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まとめ:葉の先が裂けるかを見る。山では枝を折らず、写真に残す
- シロモジは葉の先が3つに裂けることが多く、クロモジは裂けない細長い葉と言われます
- オオバクロモジはクロモジより葉が大きいとされ、見られる地域にも違いがあります
- 枝の色は補助として使い、葉の形を先に見ます
- 決められない時は写真に残し、図鑑と見比べて、決めなくてもかまいません
- 枝を折らず、持ち帰らず、口に入れず、登山道から外れないで眺めます
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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