ネムノキとオジギソウの違い——葉が閉じる理由と見わけ方

家事

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公園や庭先で、細かい葉がずらりと並んだ植物に出会って、「ネムノキとオジギソウって同じもの?」と迷ったことはありませんか。葉の形がよく似ていて、どちらも葉が閉じる動きで知られているので、名前が混ざりやすいんです。

先に結論をひとつ。ネムノキは大きく育つ「木」、オジギソウは背の低い「草」です。そして、葉が閉じるきっかけも違います。ネムノキは夜になると葉を閉じ、オジギソウはさわるとすぐに閉じて下を向きます。木か草か、夜に閉じるのか、さわって閉じるのか。この2点で見わけられます。夏に咲くふわふわした糸のような花のことも含めて、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ頭の上に枝が広がる→ネムノキの可能性第1章へ ▶鉢や地面の低い草→オジギソウの可能性第1章へ ▶夜だけ閉じている→ネムノキの動き第3章へ ▶さわったら閉じた→オジギソウの動き第4章へ ▶昼も閉じっぱなし→様子を見て、決めつけない第3章へ ▶

ケース別に読む:木か草かで見わけたい人|早見表で比べたい人|夜や昼の葉が気になる人|さわって閉じた人|公園や庭先で見る人

4コマ漫画|葉が閉じた!どっち?1夕方の公園葉が閉じてる…枯れたのかな?夕方に葉が閉じていた2やりがちなNG何度もさわるおもしろい!何度もさわると弱りやすい3正しい見方まず木か草か高さを見よう木か草かを先に見る4結果夜に閉じるのはネムノキだねきっかけで見分けられた

先に木か草かを見る——高さで見わける

細かい葉が並ぶ姿は似ていても、全体の大きさはまるで違います。ネムノキは大きく育つ木で、地面に根をはり、頭の上に枝を広げます。オジギソウは草で、鉢や地面の低い場所で育ちます。「見上げる高さならネムノキ、見下ろす高さならオジギソウ」と覚えておくと迷いません。

木か草かで見わけるネムノキ大きく育つ木夏に糸のような花オジギソウ背の低い草鉢や地面で育つ
  • 頭の上に枝が広がっている。ネムノキの可能性があります
  • ひざから下の高さに葉が広がっている。オジギソウの可能性があります
  • 鉢に植わっている。草のオジギソウの可能性があります

夏には、ネムノキがふわふわした糸のような花を咲かせます。花は目印になりますが、咲いていない季節のほうが長いので、まずは木か草かで決めるのが確実です。

見わけの早見表——木か草か・閉じるきっかけ・花・育つ場所

ここまでの違いを、表にまとめます。迷った時は、上の2行を優先して見てください。

見る所 ネムノキ オジギソウ
木か草か 大きく育つ木 背の低い草
葉が閉じるきっかけ 夜になると閉じる さわるとすぐ閉じて、下を向く
花の形 夏にふわふわした糸のような花が咲く 花だけでは決めず、木か草かを先に見る
育つ場所 地面に根をはる大きな木 鉢や地面の低い場所

花は季節が限られますし、ふわふわした見た目だけでは判断しにくいこともあります。だからこそ、高さと葉の動きの2つを軸にするのが分かりやすい方法です。写真を撮るなら、全体が写る1枚と、葉のアップを1枚。それだけで、あとで図鑑と見比べやすくなります。

撮る時は、次の3枚を目安にしてください。

  1. 全体。木か草か、高さが分かるように、少し離れて
  2. 葉のアップ。開いている状態を1枚。閉じている状態があれば、もう1枚
  3. 花。咲いていれば、近づきすぎずに1枚

公園や街路で大きな木を見る時は、幹の根元から頭の上まで、1本の太い幹が続いているかを眺めてみてください。そこから枝が広がっていれば、木です。草は茎が細く、風でゆれやすい姿をしています。

覚え方は簡単です。「夜に閉じるのは木、さわって閉じるのは草」。高さの違いとあわせて、この2つを頭に入れておけば、公園でも庭先でも、すぐに見当がつきます。

ネムノキの葉が閉じる時——夜の動きと、昼に閉じっぱなしの時

ネムノキは、夜になると葉を閉じます。夕方から夜にかけて、昼間は開いていた葉がたたまれていく様子が見られることがあります。ですから、夕方に葉が閉じているのを見ても、心配しなくて大丈夫です。気になる時は、同じ木を昼と夜に見比べてみてください。

閉じるきっかけネムノキ夜になると閉じる昼と夜を見比べるオジギソウさわると閉じるすぐ下を向く

気になるのは、昼間なのに閉じっぱなしの時です。日当たり、水の具合、季節の変わり目、枝の状態など、理由はいろいろ考えられるので、原因を決めつけないほうが安心です。しばらく様子を見て、枝ごと元気がなさそうに見えたら、庭の木なら園芸店に、公園の木なら管理している自治体や公園の事務所に相談してみてください。

なお、閉じる動きでオジギソウと見分けたい時は、さわらなくても判断できる点があります。夜に閉じるなら、さわる必要はありません。ネムノキは高い所に葉があって手が届かないことも多いので、無理にさわろうとせず、下から眺めるだけにしましょう。

夜の様子を確かめたい時は、暗い公園に出かけるより、昼のうちに葉の様子を撮っておいて、夕方の明るさが残る時間に同じ場所を撮り比べるほうが安全です。開園時間や立入禁止の時間がある公園もあるので、決まりを守ってください。夜道では、足元と周りの人にも気をつけてくださいね。

オジギソウをさわる時の注意——何度もさわると弱りやすい

オジギソウは、さわると葉がすぐに閉じて、下を向きます。その動きがおもしろくて、つい何度もさわりたくなりますよね。でも、くり返しさわると弱りやすくなります。さわるのは数回までにして、あとは離れて眺めるのが、植物にやさしい付き合い方です。

オジギソウとの付き合い方NG何度もさわる弱りやすいOK数回さわって眺める子どもは大人と一緒
  • 茎にとげがあるので、さわる時は大人が一緒に。子どもだけにさせない
  • 葉や茎を口に入れない。引きちぎらない
  • ペットが葉をかじらないよう、近づけすぎない
  • 閉じたあとは、そっとしておく

鉢で育てられているオジギソウは、置き場所や水の具合でも元気さが変わります。動きが鈍いと感じる時は、さわる回数が多かった可能性もあります。しばらくさわらずに、そっとしておいて様子を見ましょう。子どもが「もう1回」とせがむ時は、「今日は3回までね」のように、決まりを先に作っておくと続けやすいですよ。

ゆきこ( ゚Д゚)『さわると閉じる草は、つい何度もさわりたくなりますよね。でも見るのは数回にして、あとは眺めるのが、植物にも子どもにもやさしい付き合い方だと思います』

公園や庭先で見る時の決まり——枝を折らない、摘まない

ネムノキは、公園や道ばたでも目にする大きな木です。見上げて楽しむ時は、枝を折ったり、花や葉を摘んだりしないでください。私有地や立入禁止の場所には入らず、柵の外から眺めるだけにします。ほかの人の庭や鉢のオジギソウを目にしても、勝手にさわらないようにしましょう。

子どもと見る時は、「口に入れない」「枝を引っぱらない」の二つを、先に約束しておくと安心です。木の下では、落ちてくる花や小さな枝にも気をつけてください。公園の木には、名札がついていることもあります。名札がない時は、写真を撮って、あとから図鑑で調べてみましょう。夏の暑い日は、日陰で休みながら、水分もとってくださいね。

花が咲く夏は、写真に日付と場所を一言メモしておくと、あとで見返す時に役立ちます。葉の開き具合を朝・昼・夕方で撮り比べると、ネムノキの葉の動きが目で見て分かるので、子どもの自由研究のような使い方もできます。

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細かい葉の木や草は、葉の形から引ける樹木図鑑を手元に置くと、名前の見当がつけやすくなります。撮った写真と見比べる時に、あると助かる一冊です。


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まとめ:木か草かと閉じるきっかけで見わける。オジギソウは何度もさわらない

  1. 先に木か草かを見る。大きく育つ木はネムノキ、背の低い草はオジギソウ
  2. 夜に閉じるならネムノキ、さわって閉じるならオジギソウの動き
  3. 花は決め手にしない。夏の糸のような花は目印のひとつとして見る
  4. オジギソウは数回まで。茎のとげに注意し、子どもは大人と一緒に
  5. 葉や花は口に入れず、枝を折らない。昼に閉じっぱなしでも原因は決めつけない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ネムノキとオジギソウの違いの早見表:ネムノキは大きく育つ木で、夜になると葉を閉じ、夏にふわふわした糸のような花が咲く。オジギソウは背の低い草で、さわると葉がすぐ閉じて下を向く。先に木か草かを見る、花は決め手にしない。昼に閉じっぱなしの時は原因を決めつけず、様子を見て園芸店や管理している自治体に相談する。オジギソウは何度もさわると弱りやすいので数回まで、茎にとげがあるので子どもは大人と一緒に。葉や花は口に入れない、枝を折らない、摘まない、私有地や立入禁止の場所に入らない

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