センダイムシクイとメボソムシクイの違い——頭の線と季節で見わける

生活

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公園や林で、木の枝をせわしなく動き回る、緑がかった小さな鳥を見かけて、「センダイムシクイかな、メボソムシクイかな」と迷う人は多いですよね。どちらもムシクイのなかまで、見た目がよく似ています。しかも木の上の方で動き回り、じっくり見られる時間が短いので、見分けが難しい組み合わせです。

先に結論をひとつ。センダイムシクイは、頭のてっぺんに淡い色の線が1本通って見えるのが目印です。この線は、頭央線と呼ばれます。メボソムシクイのなかまには、この線がありません。メボソムシクイのなかまは、春と秋の渡りの時期に、平地の公園などを通っていくことが多い鳥です。決めきれない時は、写真を撮って図鑑と見比べるのが確かめやすい方法です。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ?頭のてっぺんに線がある→センダイムシクイかも第1章へ ▶頭に線がない→メボソムシクイのなかまかも第1章へ ▶秋の公園で見た→渡りの途中かも第3章へ ▶決めきれない→写真を図鑑と見比べる第2章へ ▶

ケース別に読む:見分けを知りたい人|写真で確かめたい人|渡りの時期に見た人|観察の決まりを知りたい人|迷っている人

4コマ漫画|緑がかった小鳥公園で緑っぽい小鳥だ!1どっちのムシクイ?やりがち近づいて追いかける枝をゆらす音を流して呼ぶ2近づきすぎは逃げるこうする離れて双眼鏡で頭のてっぺんを見る写真に残す3離れて頭の線を見る帰ってから線があったかも図鑑で見比べよう4決まらなくてもOK

見分けの早見表——頭の線・体の色・見かける時期

見分けの手がかりは、3つに絞れます。頭のてっぺんの線、体の色、見かける時期です。この中で、いちばん頼りになるのは、頭のてっぺんの線です。

頭のてっぺんの線センダイムシクイかもメボソのなかまかも決めきれない時は写真
手がかり センダイムシクイ メボソムシクイのなかま
頭のてっぺん 淡い色の線が1本通って見える この線がない
体の色 緑がかって見える 緑がかって見える。色は光で変わる
春と秋の渡りの時期 公園や林で見かけることがある 平地の公園などを通っていくことが多い

体の色は、どちらも緑がかって見えるので、色だけで決めるのは難しいです。木の葉の影になると、色がくすんで見えることもあります。だからこそ、色より先に、頭のてっぺんを見る、という順番が役に立ちます。

どちらも同じムシクイのなかまなので、体つきも似ています。大きさや形の違いを比べようとすると、見る角度や枝の位置で印象が変わるため、かえって混乱しがちです。形で迷ったら、いったん置いて、頭のてっぺんに戻るのが近道です。

  1. 頭のてっぺんを見る。淡い色の線が、1本通っているかどうか
  2. 体の色は後回しにする。光の当たり方で変わるので、決め手にはしません
  3. 見かけた時期と場所を覚えておく。春か秋か、公園か林か、が手がかりになります

ただし、メボソムシクイのなかまには、近い種類がいくつかあり、種類までは見た目だけで決めにくいことがあります。「メボソムシクイのなかま」までで止めておくと、迷いが減ります。

頭の線をたしかめるコツ——写真に残して、図鑑と見比べる

頭のてっぺんの線は、見上げる位置からだと見えにくいことがあります。木の上で動き回る鳥が相手なので、その場で決めようとせず、写真に残して、あとで確かめましょう。

確かめる3つの方法離れて写真を撮る図鑑と見比べる双眼鏡で見る
  • 頭のてっぺんが写った1枚を撮る。見下ろせる場所なら、頭の線が写りやすくなります
  • 全身が入るように、離れたまま撮る。近づきすぎると、飛んでいってしまいます
  • 撮った日と場所を覚えておく。春か秋かも、あとで見比べる手がかりです
  • 図鑑で、頭の線があるかどうかを見比べる。ほかの特徴まで追いかけなくて大丈夫です

カメラは、スマホのカメラでも大丈夫です。無理にズームして近づこうとせず、離れた所から撮って、あとで拡大して見ます。連写ができる機能があれば、動き回る鳥でも、頭のてっぺんが写る1枚が見つかることがあります。

うまく撮れなくても、がっかりしなくて大丈夫です。ぶれた写真でも、「頭に線があったかもしれない」という手がかりが残ることがあります。見たその場で決めず、あとでゆっくり見比べる気持ちで楽しんでください。

双眼鏡を使う時は、のぞいたまま歩かないようにします。段差や木の根につまずきやすくなるので、見る時は立ち止まって、歩く時は下ろしましょう。双眼鏡の選び方は、双眼鏡の失敗しない選び方も参考になります。

💡 この困りごとへの提案

地味な色の小鳥を見比べるには、写真と解説がそろった野鳥図鑑が手元にあると便利です。頭の模様が分かるアップの写真が多い物を選ぶと、あとで確かめやすくなります。


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渡りの時期の公園——秋に見かけたら、通り道かも

メボソムシクイのなかまは、春と秋の渡りの時期に、平地の公園などを通っていくことが多い鳥です。秋の公園で、緑がかった小さな鳥を見かけたら、渡りの途中かもしれません。

ただし、季節だけで決めることはできません。どちらのなかまも渡りの時期に公園や林を通ることがあるので、見かけた時期は、あくまで手がかりのひとつです。頭のてっぺんの線を確かめるのが先で、時期は、そのあとの裏づけとして使います。

渡りの途中の鳥は、同じ場所に長くとどまらないことがあります。見かけた時に、写真を1枚でも残しておくと、あとで見比べられます。毎年同じ場所で見られるとは限らないので、その日の出会いを大切にしましょう。

公園では、散歩の人や子どもの遊ぶ場所もあります。双眼鏡や三脚を構える時は、通路をふさがないように、少し脇にずれて見てください。

観察の決まり——離れて静かに、道から外れない

野鳥は法律で守られています。公園や林で観察する時は、鳥にも自分にも負担の少ない見方を心がけてください。

観察の決まりえさをやらない巣やヒナに触らない道から外れない
  • 捕まえない・飼わない。見て、写真に残すだけにします
  • えさをやらない。パンなどの食べ物も与えません
  • 巣やヒナに触らない。ヒナを見つけても拾わず、その場をそっと離れます
  • 巣箱やえさ台をかけて、呼び寄せない
  • 音を流して、呼び寄せない
  • 離れて静かに、双眼鏡で見る。急に近づいたり、追いかけたりしません

遊歩道や散策路から外れないようにしてください。柵や立入禁止の場所、私有地には入らず、枝を折ったり、茂みをかき分けたりしません。子どもと一緒に行く時は、大人がそばについて、道から出ないように声をかけます。犬を連れている時は、リードを放さないようにします。

迷った時の考え方

Q.頭の線は、どのくらいはっきり見える?
線は淡い色なので、光の当たり方や見る角度で、見えにくいことがあります。見えなかったから線がない、と決めずに、写った写真を何枚か見比べてください。

Q.メボソムシクイのなかまは、種類まで分かる?
近い種類がいくつかあり、種類までは見た目だけで決めにくいことがあります。頭に線がなければ「メボソムシクイのなかまかも」までで止めておくと、迷いが減ります。

Q.名前が決まらないと、意味がない?
そんなことはありません。決まらなくても、「頭に線があったかも」と覚えて帰るだけで、次に見る時の目が変わります。

Q.秋にしか見ていないけれど、季節で決められる?
季節だけでは決められません。見かけた時期は、頭のてっぺんの線を確かめたあとの、裏づけのひとつとして使います。

ゆきこ( ゚Д゚)『名前をひとつに決めきれなくても、「頭に線があったかも」と覚えて帰るだけで、次に見る時の目が変わりますよね。決めるのは、あとで図鑑を開いてからで大丈夫だと思います』

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街なかで見かける鳥の話はイソヒヨドリはどこにいる?で。双眼鏡の選び方は双眼鏡の失敗しない選び方にあります。話は変わりますが、お子さんの飲み物のお出かけ用品で困っている人はストローマグの洗い方もどうぞ。

まとめ:頭のてっぺんの線を見る。線が1本あればセンダイムシクイかも

  1. センダイムシクイは、頭のてっぺんに淡い線が1本ある。メボソムシクイのなかまにはない
  2. 体の色はどちらも緑がかる。光で変わるので決め手にしない
  3. 渡りの時期は手がかりのひとつ。季節だけでは決めない
  4. 決めきれない時は写真を撮る。離れたまま、図鑑と見比べる
  5. 野鳥は法律で守られている。捕まえず、えさをやらず、巣やヒナに触らない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

センダイムシクイとメボソムシクイの違いの早見表:どちらも緑がかった小さなムシクイのなかま。センダイムシクイは頭のてっぺんに淡い色の線が1本通って見えるのが目印。メボソムシクイのなかまにはこの線がなく、春と秋の渡りの時期に平地の公園などを通っていくことが多い。体の色は光で変わるので決め手にしない。決めきれない時は、離れたまま頭のてっぺんが写った写真を撮り、図鑑と見比べる。野鳥は法律で守られているので、捕まえない、飼わない、えさをやらない、巣やヒナに触らない、巣箱やえさ台をかけない、音を流して呼ばない。遊歩道から外れず、私有地や立入禁止の場所に入らない

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