※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
夏の森の道を歩いていると、赤い体に大きな赤いくちばしの鳥が、すっと目の前を横切っていく。あとで調べてみたら、アカショウビンとリュウキュウアカショウビンという、よく似た名前が出てきて、どちらなのか分からなくなった。そんなふうに迷う人は、少なくないですよね。名前が長くて似ているうえに、どちらも姿を見られる機会がとても少ない鳥なので、頭の中で混ざりやすいんです。
先に結論をひとつ。どちらも全体が赤っぽい色で、大きな赤いくちばしが目立つ、カワセミのなかまです。色合いの違いは細かくて、写真だけでは決めにくいことがあります。そこで頼りになるのが「どこで見たか」です。リュウキュウアカショウビンは南の島に夏に来るなかまで、アカショウビンとは見られる場所が違います。夏の森の中に来る鳥で、姿を見るのはむずかしいので、見分けは「見た場所を覚えておいて、写真を図鑑と見比べる」ところまでで大丈夫です。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:見分け方を知りたい人|くちばしの特徴が気になる人|姿が見えない人|決めきれない人|観察の約束を知りたい人|疑問を解きたい人
見分けの手がかり——見た場所と季節、全体の色
見分けの手がかりは、3つに絞れます。見た場所、見た季節、全体の色合いです。この中でいちばん頼りになるのは、どこで見たかです。
| 手がかり | アカショウビン | リュウキュウアカショウビン |
|---|---|---|
| 見た場所 | 本州などの森 | 南の島 |
| 見た季節 | 夏に森の中に来る | 夏に森の中に来る |
| 全体の色 | 赤っぽい。くちばしは大きくて赤い | 同じく赤っぽい。細かい色合いは図鑑で確かめる |
表を見ると、季節と見た目はよく似ていて、はっきり分かれるのは場所だけです。ですから、「今日見たのはどの辺りの森だったか」を思い出すことが、いちばんの近道になります。旅行先で見たという場合も、島の名前まで細かく覚えている必要はありません。本州などの森だったのか、南の島だったのか。まずは、この二つに分けるところから始めましょう。
ただし、場所だけで名前を決めてしまうのは早すぎます。「南の島だったからリュウキュウアカショウビンかも」くらいの言い方にして、「かも」を付けておくと、あとで図鑑と見比べる時に気持ちが楽です。見る順番は、次のとおりにすると迷いません。
- 見た場所を思い出す。本州などの森か、南の島か
- くちばしと全体の色を思い出す。大きな赤いくちばしと、赤っぽい体だったか
- 写真があれば、図鑑と見比べる。色合いの細かい違いは、図鑑の解説に頼ります
赤くて大きなくちばし——カワセミのなかまの目印
アカショウビンもリュウキュウアカショウビンも、青い小鳥として知られるカワセミと同じなかまです。青いカワセミとは体の色がまるで違うので、同じなかまと聞くと意外に思う人も多いのではないでしょうか。共通しているのは、体に対して大きく目立つくちばしです。
- 全体が赤っぽい。木の葉の陰では、少し暗く見えることもあります
- くちばしが大きくて赤い。遠くからでも、ここだけ目立って見えることがあります
- 夏の森の中で見る。見た季節が夏かどうかも、手がかりのひとつです
赤っぽい鳥はほかにもいるので、「赤い=アカショウビン」と決めずに、くちばしの大きさと色もあわせて見てください。くちばしが小さい鳥なら、別のなかまを考えます。どちらのアカショウビンなのかは、その次の段階で考えれば大丈夫です。
姿を見るむずかしさ——夏の森で、無理に追わない
この2種類の鳥は、夏の森の中にいて、姿を見るのがとてもむずかしい鳥です。木の葉が茂る季節の森は薄暗く、鳥が止まっていても枝の陰に隠れて、色がよく分かりません。一瞬だけ横切って見えた、というだけで終わることも多いんです。
- 見えたのが一瞬だった。「赤っぽい鳥だった」というだけでも、立派な記録です
- 葉の陰で色が暗く見えた。光の当たり方で見え方が変わるので、色だけで決めません
- いなくなってしまった。追いかけず、同じ場所で静かに待つか、あきらめて切り上げます
姿が見えない時に、森の奥へ入っていくのはやめましょう。鳥を驚かせるだけでなく、足元の段差や枝でけがをしやすくなります。見えない日があるのは、珍しいことではありません。出会えた日は、それだけで特別な一日と思うくらいが、ちょうどいいと思います。
双眼鏡を使う時は、立ち止まってから見てください。のぞいたまま歩くと、木の根や段差につまずきやすくなります。見る時は止まる、歩く時は下ろす。この切り替えだけで、けがの心配がぐっと減ります。
決めきれない時——場所を書いて、写真を図鑑と見比べる
その場で名前が決まらなくても、あとで確かめられるように、手がかりを残しておきましょう。大げさな準備はいりません。スマホのメモと、写真が少しあれば足ります。
- 日付と、大まかな場所を書く。本州などの森か、南の島か。この一言が、いちばん役に立ちます
- 全体が写る写真を1枚撮る。離れたままで、体の形が分かる程度で構いません
- 撮れれば、顔とくちばしを1枚。ぶれていても、手がかりが残ることがあります
- 家で図鑑と見比べる。くちばしと全体の色合いを、ゆっくり確かめます
写真が撮れなかった時は、「赤っぽい」「くちばしが大きかった」「夏の森だった」というメモだけでも大丈夫です。そこから図鑑で候補を絞ることができます。それでも決まらない時は、「アカショウビンのなかまかも」で止めておくのもひとつの答えです。名前が決まらなくても、出会いは出会いですよね。
細かい分類は、図鑑や専門の解説で言葉づかいが異なることもあります。気になる時は、手元の図鑑の解説を読み、言い方の違いはそのまま受け止めるつもりで読むと、混乱しにくくなります。
森で観察する時の約束——道から離れて、静かに見る
野鳥は法律で守られています。森で観察する時は、鳥にも自分にも負担の少ない見方を選んでください。
- 登山道や林道から外れない。茂みをかき分けず、枝を折らず、草花も摘みません
- 捕まえない・飼わない。見て、写真に残すだけにします
- 巣やヒナに近づかない・触らない。ヒナに出会っても拾わず、そっと離れます
- えさをやらない。音を流して呼び寄せない。巣箱やえさ台をかけて集めることもしません
- 私有地や立入禁止の場所には入らない。柵や看板の外から眺めます
子どもと一緒に行く時は、大人がそばについて、道から出ないように声をかけてください。犬を連れている時は、リードを放さないようにします。森では、静かに歩くほど、鳥に出会える可能性も上がります。
よくある疑問
Q.色だけで見分けられますか?
色合いの違いは細かく、光の当たり方でも変わります。色だけで決めず、見た場所と合わせて考えてください。
Q.島の名前を覚えていないと見分けられませんか?
島の名前までは、覚えていなくて大丈夫です。本州などの森だったのか、南の島だったのか、二つに分けられれば、それが手がかりになります。
Q.赤い鳥を見たら、必ずアカショウビンですか?
そうとは限りません。くちばしが大きくて赤いかどうかも見てください。迷ったら写真を図鑑と見比べます。
ゆきこ( ゚Д゚)『名前の長い鳥ほど、「どこで見たか」を一言メモしておくだけで、あとの楽しさが違うと思います。見分けは焦らなくて大丈夫ですよね』
💡 この困りごとへの提案
夏の森で小さな鳥を見る時は、肉眼だと細かい部分がつかめません。持ち歩きやすい小さな双眼鏡が1つあると、道から離れたままくちばしの形まで確かめやすくなります。軽くて手になじむものを選ぶと、長く歩く日も疲れにくいです。
あわせて読みたい
緑がかった小さな鳥で迷ったらセンダイムシクイとメボソムシクイの違い、街でも見かける鳥ならイソヒヨドリはどこにいる?もどうぞ。双眼鏡選びで迷う人は双眼鏡を買って後悔した7つの理由にまとめています。話は変わりますが、洗面所の小物の手入れで困っている人は泡立てネットの洗い方と保管方法もどうぞ。
まとめ:どちらも赤くて大きなくちばし。見た場所を覚え、決めきれなければ図鑑と
- どちらも赤っぽい、カワセミのなかま。大きな赤いくちばしが目立ちます
- 手がかりは見た場所。本州などの森か、南の島かを覚えておきます
- 色だけでは決めない。細かい色合いは図鑑で確かめます
- 姿が見えない時は追わない。道から離れて静かに待ちます
- 野鳥は法律で守られている。巣やヒナに触らず、えさや音で呼びません
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント