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リネンのシャツは、風通しがよくて夏の定番ですよね。ただ、洗うとしわしわになり、アイロンをかけても着ているうちにまたしわが寄る。リネンのシャツを持つと、一度はぶつかる悩みだと思います。
先に結論をひとつ。リネン(麻)はしわになりやすい素材で、しわも風合いのうちと考える人も多いです。しわを減らしたい時は、脱水を短くして、すぐに干し、手でたたいてしわを伸ばし、ハンガーにかけて形を整えます。アイロンは洗濯表示の温度を見て、少し湿っているうちにかけるとしわが伸びやすくなります。衣類スチーマーも使えますが、熱と蒸気でやけどをしやすいので、扱いには注意が必要です。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:しわも味にしたい人|洗濯後のしわを減らしたい人|アイロンで伸ばしたい人|スチーマーを使いたい人|しまい方を知りたい人
しわを生かす考え方——ラフなしわも、リネンの表情のうち
リネンは、しわが入ることで表情が出る素材と言われることがあります。ぴしっとしたシャツが好きな人には、しわは悩みの種ですが、ラフな着こなしが好きな人には、それが魅力だったりしますよね。
仕事や大切な場面ではきれいに整えたい、休日はそのまま着たい、というように、場面で分けて考えると気がラクになります。全部のしわをなくそうとすると、アイロンの回数が増えて、生地にも手にも負担がかかるんです。
- 整えたい日:洗濯後の干し方とアイロンで、しわを減らす
- ラフでよい日:大きな折れじわだけ手で伸ばして、そのまま着る
- 長く着たい:洗濯表示を守り、無理に引っぱらない
洗濯後のしわを減らす干し方——脱水は短く、すぐ干して、手でたたく
リネンのしわは、洗濯機の中で強く絞られた状態のまま放置すると、深く入りやすくなります。干し方の4つの手順を、順番に押さえましょう。
- 脱水は短く。長くかけるほどしわが深く入りやすい。洗濯表示のコースの範囲で、短めにする
- すぐに取り出す。洗濯機の中に置きっぱなしにしない。取り出したら、軽く振って広げる
- 手でたたいてしわを伸ばす。衿・前立て・袖・裾を、手のひらで軽くたたいたり、引っぱったりして整える。強く引っぱりすぎない
- ハンガーにかけて形を整える。肩に合うハンガーで、前を軽く留めて干す
洗う前の準備としては、洗濯ネットに入れて、ほかの洗濯物とからませないのも有効です。洗濯表示は、洗う前に必ず見てください。温度や洗い方は表示どおりが基本です。ワイシャツのしわの取り方はワイシャツのシワ伸ばしにも書いています。
アイロンの考え方——温度は表示どおり、当て布をして、少し湿っているうちに
リネンのしわは、乾き切ってから伸ばすより、少し湿っている時の方が伸びやすいと言われます。ただし、かけられる温度は服によって違うので、必ず洗濯表示のアイロンの表示を見てください。温度は表示どおり、が大原則です。
| 場面 | 考え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 温度 | 洗濯表示のアイロンの絵で決める | 表示にない高い温度は使わない |
| 当て布 | 薄い綿の布を間にはさんで当てる | 生地のてかりや焦げを防ぐ |
| かける順番 | 衿・袖口・身ごろの順に、細かい所から | 同じ所に当て続けない |
| 湿り気 | 少し湿っているうちに。乾いた時は霧吹きを軽く | 水をかけすぎない |
| かけ終わり | 熱が冷めるまでハンガーにかけておく | すぐにたたまない |
やけどに注意してください。アイロンの底の面は熱く、使い終わった後もしばらく熱いままです。立てて置き、電源を切り、冷めるまで子どもやペットの手が届かない所に置いてください。かけている間は、その場を離れないようにします。
衣類スチーマーを使う時——離して蒸気を当て、やけどに気をつける
アイロン台を出すのが面倒な時、衣類スチーマーは手軽です。ハンガーにかけたまま、蒸気を当ててしわを伸ばします。ただし、蒸気そのものがとても熱いので、使い方を間違えるとやけどにつながります。
- ハンガーにかけた状態で当てる。着たまま当てない
- 手で生地を押さえない。蒸気が手にかかりやすい。反対の手は、蒸気が出る側に回さない
- 服から少し離して当てる。くっつけすぎない
- 使い終わったら電源を切り、冷めるまで置いておく。水が残っている間は、特に熱い
- 子どもやペットのそばで使わない。コードにも注意する
スチーマーはアイロンよりしわが残りやすい場合もあります。しつこいしわには、アイロンを併用すると、きれいに仕上がりやすいです。スチームアイロンでしわが取れない時の原因はスチームアイロンでシワが取れない時が参考になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、リネンのしわは「全部なくす」より「大きなしわだけ整える」くらいが、続けやすいと思います。道具を出す手間が少ないほど、洗濯も着るのも気楽になりますよね』
💡 この困りごとへの提案
手軽にしわを整えたい時にあると便利なのが、ハンガーにかけたまま使える衣類スチーマーです。
しまい方と縮みの心配——たたむよりハンガー、洗濯表示は先に見る
しわをつくらないコツは、しまい方にもあります。リネンは、きっちりたたむと、折り目がそのまましわになりやすい素材です。シャツならハンガーにかけてクローゼットに入れるのがいちばん簡単です。詰め込みすぎず、風通しを残します。
- ハンガーにかける。肩に合う物を選び、前を軽く留める
- たたむなら、折り目を少なく。ふんわりと
- 湿気を避ける。乾き切ってからしまう
洗うたびに縮みが気になる時は、洗濯表示を確かめ、洗う温度や乾燥機の可否を表示どおりにしてください。縮んでしまった時は、無理に引っぱらず、洗い方を見直すのが先です。素材は違いますが、水を吸って縮む服の考え方はレーヨンが洗濯で縮む時も参考になります。
よくある疑問——乾燥機・霧吹き・旅行・色あせ
Q. 乾燥機に入れると、しわは減る?
洗濯表示で乾燥機が使えるとなっている場合に限ります。使える場合でも、縮みやすい素材なので、表示の範囲を守ってください。使えない表示の物は、自然乾燥にします。
Q. 霧吹きはどう使う?
乾いてしまったシャツにアイロンをかける時は、軽く湿らせてから当てると、しわが伸びやすくなります。かけすぎると生地が濡れて逆にしわになるので、うっすら湿る程度に。
Q. 旅行や出張に持っていく時は?
たたむ時は折り目を少なく、くるくると丸めて入れる方法もあります。着く先でハンガーにかけて、一晩つるしておくと、軽いしわは落ち着きやすいです。
Q. 色あせが気になる。洗い方は?
洗濯表示を確かめ、裏返してネットに入れます。直射日光に長く当てず、風通しのよい日陰で干すのが安心です。色落ちが心配な服は、単独で洗ってください。
Q. 洗うたびにしわが深くなるのは、傷んだサイン?
リネンは使うほどやわらかくなり、しわの出方も変わっていきます。ただ、生地が薄くなった、破れが出たなどの変化があれば、買い替えの目安にしてください。
あわせて読みたい
シャツのしわの基本はワイシャツのシワ伸ばし、アイロンの温度や当て方はスチームアイロンでシワが取れない時にまとめています。寝具のカバーの洗い方は抱き枕の洗い方に書いています。
まとめ:干し方で減らし、アイロンとスチーマーは表示とやけどに注意
- リネンはしわになりやすい。全部なくそうとせず、場面で整え方を変える
- 脱水は短く、すぐ干して、手でたたく。ハンガーで形を整える
- アイロンは温度を表示どおりに。当て布をして、少し湿っているうちに
- スチーマーは吊るして離して当てる。手で押さえない。やけどに注意
- しまう時はハンガーに。洗濯表示を先に見て、縮みも防ぐ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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