フランネルのデメリット——毛羽・静電気・乾きにくさと、選ぶ前に見ること

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フランネルの毛布やシーツ、パジャマは、さわった瞬間にやわらかくて、冬には頼もしい生地ですよね。ただ、買う前に「毛羽が出ると聞いた」「静電気が気になる」「洗ったら乾かないのでは」と、デメリットが気になる人も多いと思います。

先に結論をひとつ。フランネルは、表面を起毛させた、やわらかくて暖かい生地です。そのぶん、毛羽が落ちやすい、静電気が起きやすい物がある、洗うと乾きにくい、毛玉ができやすい、といった弱みがあります。ただ、素材表示と洗濯表示を見て選び、洗い方と使い方を決めておけば、付き合いやすくなる部分も多いんです。デメリットの中身と対策を、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へデメリットを全部知りたい→早見表で5つを見る第1章へ ▶毛羽が落ちて気になる→ネットで洗う・掃除第2章へ ▶静電気が気になる→素材の表示を見る第3章へ ▶乾きにくい・毛玉が出た→干し方と洗い方を見直す第4章へ ▶子どもの寝具に使う→洗ってから使う第5章へ ▶

ケース別に読む:デメリットを一覧で知りたい人|毛羽が気になる人|静電気と素材が気になる人|乾きにくさ・毛玉が気になる人|子どもの寝具に使う人

4コマ漫画|フランネルを選ぶ前に選ぶ前あったかそう!1やわらかくて暖かいやりがち買ってすぐ使う表示を見ない洗わず使う毛羽を放置2あとで困りやすいこうする先に確かめよう素材表示を見る洗ってから使うネットで洗う3選ぶ前に確かめる使い始めこれなら安心4合う一枚を選べた

デメリット早見表——毛羽・静電気・乾きにくさ・毛玉・縮み

まず、気になりやすい弱みを一覧にします。どれも「必ず起きる」わけではなく、素材や作りによって出方が変わります。

デメリット 起きやすい理由 対策の方向
毛羽が落ちる 表面を起毛させているので、短い毛が出やすい 最初の数回はネットで洗う。洗濯機のフィルターを掃除する
静電気 ポリエステルなどの化学繊維の物で起きやすい 素材表示を見て選ぶ
乾きにくい 厚みがあって水を含みやすい 風通しのよい所に広げて干す
毛玉ができる こすれる所で毛羽がからまりやすい ネットで洗う。こすれを減らす
縮む 綿の物は縮みやすい物もある 洗濯表示を先に見る

弱みを知らずに買うより、先に知って選ぶ方が、あとで困りません。気になる項目から、該当の章へ進んでください。

毛羽が落ちるのが気になる時——最初はネットで洗い、フィルターを掃除する

起毛した生地は、使い始めの時期に毛羽が出やすいのが特徴です。着たり掛けたりした時に、服や床に毛がつくと気になりますよね。タオルケットの毛羽落ちについては、タオルケットの毛が抜ける時に詳しく書いているので、そちらも参考になります。

毛羽を減らす3つの工夫表示を見る洗い方を決める→ネットで洗う他の服と分ける→糸くずを取るフィルターを空に
  • 洗濯表示を見て、洗い方を決める。洗えない表示の物は、無理に家で洗わない
  • 洗濯ネットに入れる。ほかの洗濯物に毛羽がつくのを減らせる
  • 洗濯機の糸くずフィルターを、洗うたびに空にする。たまった毛羽をそのままにしない

毛羽が落ちるのは、使うほど少なくなっていく場合が多いです。ただ、洗っても落ち続けて、生地が薄くなってきたと感じる時は、寿命のサインかもしれません。その時は買い替えも考えてみてください。

静電気と素材——綿とポリエステルの違いは表示で見る

フランネルと一口に言っても、素材はいろいろです。綿の物は「ネル」と呼ばれることもあり、静電気が起きにくいと言われます。一方で、ポリエステルなどの化学繊維の物は、乾燥した季節に静電気が起きやすい傾向があります。

素材の表示を見る素材の表示綿かポリエステル→綿は少なめ縮む物もある→ポリエステル起きやすい
見る場所 見ること 選ぶ目安
素材の表示 綿か、ポリエステルなどの化学繊維か 静電気が苦手なら綿の割合が多い物
洗濯表示 家で洗えるか、乾燥機が使えるか 洗いやすい物が長く使いやすい
縫い目や端の始末 ほつれにくい作りか ほつれの手当はツイードのほつれも参考に

綿の物は静電気が起きにくい反面、縮みやすい物もあります。洗濯表示の温度や乾燥機の可否は、必ず表示どおりに。素材ごとの細かい性質は、商品の表示や案内を見て決めてください。

乾きにくさと毛玉——干し方と洗い方で付き合いやすくなる

フランネルは厚みがあるぶん、洗うと乾くのに時間がかかります。湿ったまま重ねておくと、においの原因になるので、風通しのよい所に広げて、しっかり乾かしてください。毛布やシーツは、2本の物干し竿にまたがせると空気が通りやすくなります。

  • 干し方:厚みのある面を広げて、風通しのよい所に。途中で裏返すのも手です
  • 洗う頻度:洗う回数が増えるほど、毛羽立ちや毛玉は出やすくなります。表示の範囲で、無理のない頻度に
  • 毛玉:できたら引っぱらず、毛玉取り用の道具で根元から取る
  • 乾燥機:使えるのは、洗濯表示で可とされている物だけ

毛玉は、できはじめのうちに取る方が楽です。放っておくと、毛玉同士がからんで大きくなり、取る時に生地を引っぱってしまいます。毛玉取り用の道具を使う時は、生地をたるませず、平らな台の上で軽く動かしてください。洗う回数が多いほど毛羽は出やすくなるので、汚れが軽い日は、風を通すだけで済ませてもいいんです。ただし、肌に直接ふれる物や、子どもが使う物は、清潔さを優先して洗う頻度を決めてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、フランネルは「洗いやすさ」を先に見て選ぶのが長続きすると思います。やわらかさに惹かれても、洗濯表示が洗えない物だと、お手入れが大変になりやすいですよね』

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子どもの寝具に使う時——洗ってから使う・毛羽を顔に近づけない

子どもの毛布やパジャマにフランネルを選ぶ人も多いと思います。あたたかくて肌ざわりもよいからですよね。ただ、新品の起毛生地は毛羽が出やすいので、使い始めの前に気をつけたいことがあります。

子どもの寝具に使う時こうする洗ってから使う毛羽を落としてからやめるそのまま使う顔の近くは特に注意
  • 使う前に一度洗う。洗濯表示で洗える物に限り、新品の毛羽を落としてから使う
  • 顔の近くに掛けない。毛羽を吸い込まないよう、特に小さな子どもでは顔まわりに注意する
  • 乳児の寝具には、やわらかすぎる物を使わない。寝床の考え方は、小児科や公的機関の案内に従う
  • 咳や鼻の不調が続く時は、小児科に相談する

肌が敏感な子どもの寝具は、洗った後にしっかりすすぐこと、乾かし切ることも大切です。使い始めの毛羽は、数回の洗濯で落ち着くことが多いので、焦らず様子を見てください。

選ぶ前に見ること——素材・洗濯表示・厚みと用途

ここまでの弱みを踏まえて、買う前に見ておくと失敗が減るポイントをまとめます。店頭でも通販でも、確かめられる項目です。

見ること 理由 確かめる場所
素材の割合 綿かポリエステルかで、静電気や縮みの傾向が変わる 商品の素材表示
洗濯表示 家で洗えるか、乾燥機が使えるか 商品タグ、商品ページの案内
厚みと大きさ 厚いほど乾きにくく、洗濯機に入る大きさも変わる 商品の寸法、手持ちの洗濯機の容量
使う場所 肌に直接ふれるか、掛け物か、敷き物か 用途に合うかを考える

Q. 敏感肌でも使える?
肌ざわりは人によって感じ方が違います。肌が弱い人は、洗ってから使い、赤みやかゆみが出たら使うのをやめて、皮ふ科に相談してください。

Q. 毛布とシーツ、どちらから試すのが無難?
洗いやすさを重視するなら、サイズの小さい物から選ぶと、洗濯機にも干す場所にも収まりやすいです。

Q. 毛玉や毛羽が出たら、買い替えた方がいい?
毛羽や毛玉は、ある程度は出るものです。生地が薄くなってきた、穴があいた、洗っても毛羽が止まらないなどの時が、買い替えを考えるひとつの目安になります。

あわせて読みたい

毛羽が抜ける理由や寿命のサインはタオルケットの毛が抜ける時、洗濯ネットを使う洗い方はコーデュロイの洗い方、縮んだ時の考え方はレーヨンが洗濯で縮む時にまとめています。

まとめ:表示で選び、ネットで洗い、広げて乾かす

  1. フランネルの弱みは毛羽・静電気・乾きにくさ・毛玉・縮み。素材と作りで出方が違う
  2. 毛羽が気になる間はネットで洗い、糸くずフィルターを空にする
  3. 静電気が苦手なら素材表示を見て選ぶ。綿は縮みやすい物もある
  4. 乾きにくいので、広げて風通しよく干す。洗濯表示どおりに
  5. 子どもの寝具は洗ってから使い、顔に近づけない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

フランネルのデメリットの早見表:フランネルは表面を起毛させたやわらかく暖かい生地。デメリットは毛羽が落ちやすい、静電気が起きやすい物がある、洗うと乾きにくい、毛玉ができやすい、綿の物は縮みやすい物もある、の5つ。毛羽は最初の数回をネットで洗い、洗濯機の糸くずフィルターを毎回空にする。静電気が苦手なら素材表示を見て綿の割合が多い物を選ぶ。乾きにくいので広げて風通しよく干す。毛玉は引っぱらず根元から取る。洗濯表示と素材表示を先に見て選ぶ。子どもの寝具は洗ってから使い、顔の近くに掛けない。

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