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小学生の靴を買いにいくと、必ずと言っていいほど棚の一角を占めているアシックスの「レーザービーム」。ところが手に取ってみると、紐のもの、マジックベルトのもの、ゴム紐のもの、ツルッとした合皮のもの、メッシュのもの……と種類がたくさんあって、値段も少しずつ違う。「どれも同じに見えるけど、何が違うの?」となりますよね。
しかも子ども靴コーナーには「スクスク」「アイダホ」というアシックスの名前も並んでいて、レーザービームとの関係がまたわかりにくい。せっかく買うなら、わが子の学年と足に合った1足をすっきり選びたいところです。
この記事では、レーザービームの種類を「留め具のタイプ」と「素材・モデルの系統」の2つの軸でほどいたうえで、スクスク・アイダホとの位置関係、そして成長期ならではのサイズ選びと買い替えサインまで、順番に整理していきます。
レーザービームとは:アシックスの「小学生の毎日」の定番
レーザービームは、アシックスの子ども向けスポーツシューズのシリーズです。企画・販売を担うアシックス商事の公式サイトでは、競技用スポーツシューズで培った機能を子ども用に搭載したラインとして紹介されていて、かけっこや外遊びで「速く走りたい」子どもの気持ちに応える作りが売りになっています。
とはいえ本格的な陸上競技用ではなく、あくまで通学から放課後まで履きつぶす毎日の靴。つま先の広さや屈曲性、クッション性といった「すこやか設計」と呼ばれる成長期向けの設計思想がベースにあり、そこに走りやすさの味付けがされている、と捉えるとちょうどいいと思います。だからこそ種類が多いわけで、次の章でその整理をしていきます。
種類の違い①:まずは「留め具」で3タイプに分かれる
レーザービームの一番大きな分かれ目は、履き口の留め具です。公式のラインナップは大きく3タイプに分かれます。
- ゴム紐+ベルト——見た目は紐靴風のゴム紐に、甲をマジックベルトで留めるタイプ。自分でしっかり履けて、脱ぎ履きも速いので、園児後半〜小学校低・中学年の定番です
- ゴム紐のみ——結び直しがいらず、スポッと履けるタイプ。着脱の手軽さ最優先の子や、ベルトを面倒がる子に向きます
- 紐(レース)——大人の靴と同じ本格的な紐タイプ。甲全体を自分の足に合わせて締められるのが利点で、紐が結べるようになった中学年〜高学年に向きます
選び分けの軸は、性能の優劣ではなく「その子が自分で、ちゃんと履けるか」です。どんなに良い靴でも、かかとを踏んでズボッと履いてしまえば台無し。逆に紐がまだ結べない子に紐タイプを与えると、ゆるゆるのまま走ることになって危なっかしい。今のその子が自力で正しく履ける、いちばんしっかり留まるタイプを選ぶのが正解です。
種類の違い②:素材とモデル系統——合皮のスピード系・メッシュ系・ミニマル系
同じ留め具でも、アッパー(甲の素材)とモデル系統でさらに枝分かれします。公式ラインナップの大きな括りはこうです。
- スピードタイプ(人工皮革)——ツルッとした合皮のアッパー。砂ぼこりに強く汚れを拭き取りやすいのが持ち味で、校庭・砂場でガンガン遊ぶ子と相性がいい系統です
- スピードタイプ(メッシュ)——網目素材で通気性がよく蒸れにくい系統。汗っかきの子や夏場に強い一方、砂は入りやすくなります
- ミニマルモデル——装飾を抑えたシンプル系統。派手なデザインを好まない子や、服装の規定がある学校でも合わせやすい見た目です
店頭では色やデザイン違いが大量に並ぶので迷いますが、骨組みはこの「留め具3種×素材・系統」の掛け算です。なお、細かい品番ごとの仕様(幅の展開や防水加工の有無など)は入れ替わりが早いので、購入前に公式サイトの商品ページで最新の仕様を確認してください。
| 選ぶ軸 | タイプ | 向いている子(目安) |
|---|---|---|
| 留め具 | ゴム紐+ベルト | 園児後半〜低・中学年。自分で確実に履きたい子 |
| ゴム紐のみ | 着脱の速さ最優先の子 | |
| 紐(レース) | 紐が結べる中学年〜高学年。フィット感重視 | |
| 素材・系統 | スピード系(人工皮革) | 砂場・校庭でよく遊ぶ子。汚れを拭きたい家庭 |
| スピード系(メッシュ) | 汗っかきの子・夏場メイン | |
| ミニマル系 | シンプル好き・学校の規定が厳しめ |
サイズ展開は系統によって異なりますが、おおむね16.0cm前後から25.0cmまで。25cmまであるので、足の大きな高学年でもレーザービームで通せるのは親としてありがたいところです。人気カラーはシーズン途中でサイズ欠けしやすいので、目星がついたら通販在庫も見ておくと確実です(楽天市場で見る / Amazonで見る)。
スクスクとの境目、アイダホの位置づけ
ここで、もうひとつの疑問「スクスクやアイダホと何が違うの?」を片づけておきます。関係は入れ子になっていて、こう整理できます。
- スクスク(SUKU²)——アシックスのベビー・キッズ製品全般につけられた名前。ブランドというか「子ども靴部門の総称」で、歩きはじめのファーストシューズから園児サイズまでが中心です。公式では成長段階ごとに、ファースト・ベビー・プレスクール・ジュニアといった区分でサイズ帯が分けられています
- アイダホ——スクスクの中にある定番モデルの名前。「スクスク対アイダホ」ではなく、「スクスクの中のアイダホ」という関係です。オーソドックスな作りで、園の外遊びから通園まで幅広く使われる、いわばスクスクの顔です
- レーザービーム——スクスクの兄弟にあたる、園児後半〜小学生のジュニア期向けシリーズ。「走り」への興味が出てくる年頃に応える味付けです
ですから、切り替えの目安はざっくり「園児のうちはスクスク(アイダホなど)、小学校に上がって走りにこだわりが出てきたらレーザービーム」。サイズ帯も重なっている(プレスクール向けのレーザービームは16.0cmからあります)ので、年長さんで乗り換える子もいれば、低学年までアイダホ系で通す子もいて、どちらでも問題ありません。決め手は年齢よりも、その子の足に合っているかどうかです。
サイズ選びと買い替えサイン:成長期は「3か月ごとに計測」が目安
種類選びと同じくらい大事なのが、サイズです。子どもの足はとにかく成長が速く、しかも本人は「きつい」となかなか言いません。窮屈な靴を我慢して履き続けると足のトラブルのもとになるので、ここは固めにお伝えします。
- 計測は3か月ごとが目安。成長期の足はワンシーズンでサイズが変わることが珍しくありません。シューズ売り場の計測器や店頭の計測サービスを、季節の変わり目の習慣にするのがおすすめです
- つま先の余白は5mm〜1cm程度が目安。ぴったりすぎると成長分がなく、大きすぎると靴の中で足が泳いで転びやすくなります。「すぐ大きくなるから」と2サイズ上を買うのは避けてください
- 買い替えサイン——(1)つま先を触ると余白がほぼない、(2)インソールを出して立たせると指がはみ出す、(3)靴下やつま先に穴があきだした、(4)かかとや靴底が大きくすり減って傾いている、(5)本人が脱ぎたがる・足の爪が赤くなっている。ひとつでも当てはまったら計測のタイミングです
足の形(幅広・甲高など)によって合うモデルは変わりますし、歩き方に気になる癖がある場合もあります。迷ったときや足の痛みを訴えるときは、計測のできる靴店やシューフィッターのいるお店で相談してください。数字はあくまで目安で、最後は実際の足で合わせるのが確実です。
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買ったあとの話:長持ちさせる小ワザと、上履きの世話
せっかく選んだ1足、少しでも長くいい状態で履かせたいですよね。日々のケアは大げさなことをしなくても、「乾かす・砂を出す・かかとを守る」の3つで十分効きます。帰宅したら中敷きを浮かせて風を通す、週末に砂を叩き出す、履くときはかかとを踏ませない——これだけで型崩れとにおいの進みがだいぶ違います。
外靴とセットで手がかかるのが上履きです。金曜に持ち帰る上履きのにおい対策は上履きのにおいの落とし方に、つま先のゴムがはがれてきたときの直し方は上履きのゴム交換・補修にまとめてあるので、あわせてどうぞ。
ちなみに、レーザービームの「競技シューズの機能を子どもに」という発想の大元、アシックスというブランドの全体像はオニツカタイガーとアシックスの違いで整理しています。大人のランニングシューズ選び(ゲルニンバスとゲルカヤノの違い)と読み比べると、「足に合わせて選ぶ」という考え方が親子で同じなのが面白いですよ。
まとめ:性能の優劣ではなく「自分で正しく履けるか」で選ぶ
- レーザービームはアシックスの小学生向け定番シリーズ。競技シューズ由来の機能+成長期向けの「すこやか設計」がベース
- 種類は留め具3タイプ(ゴム紐+ベルト/ゴム紐/紐)×素材・系統(合皮スピード系・メッシュ系・ミニマル系)の掛け算で整理できる
- 選ぶ軸は「その子が自分で正しく履けるか」。紐が結べないうちはベルト系が確実
- スクスクはベビー・キッズ全般の総称、アイダホはその中の定番モデル。小学生になって走りへのこだわりが出てきたらレーザービームへ
- 計測は3か月ごと、つま先余白は5mm〜1cmが目安。インソールから指がはみ出したら買い替えのサイン。迷ったら店頭で計測を
保存版:この記事の早見表
タイプの選び分けと買い替えサインを1枚の画像にまとめました。靴屋さんの棚の前でスマホからさっと見返せます。次のサイズアップのときにもどうぞ。



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