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雨や雪の予報が出ると、ブーツの防水スプレーが気になりますよね。でも、缶を手に取ってみると「この素材にかけていいの?」「どこでかけるの?」と手が止まってしまうことがあります。年に数回しか使わない道具なので、やり方を忘れていても当たり前なんです。
先に結論です。ブーツの防水スプレーは、最初に缶の表示で使える素材を確かめる→必ず屋外でかける→乾くまで履かない。この3つを守れば、大きな失敗は避けられます。
スプレーの成分を吸い込むと、せきや息苦しさが出ることがあります。かける場所と、火気の近くで使わないことは、この記事の中でも繰り返しお伝えしますね。まずは、あなたの状況から読む章を選んでみてください。
ケース別に読む:素材が使えるか知りたい人|かける前の準備を知りたい人|かけ方を知りたい人|乾かし方を知りたい人|かけ直す目安を知りたい人|安全面を先に確認したい人
ブーツの防水スプレーは素材で向き不向きがある——素材の早見表
ブーツの防水スプレーは、どんな素材にも同じように使える、というわけではありません。缶によって「使える素材」が違うので、いちばん確かなのは缶の裏の表示です。ここでは、素材ごとに「どこを見るか」をまとめています。
| 素材 | 見る所 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 表革(つるっとした革) | 缶に「革」「靴」と書いてあるか | 色が濃くなったり、つやが変わったりすることがある。目立たない所で試す |
| スエード・ヌバック(起毛した革) | 「起毛」「スエード」に使えると書いてあるか | 毛並みが寝たり、色が変わったりしやすい。表示に書いていない缶は避ける |
| 合成皮革 | 「合成皮革」「合皮」に使えるか | 素材によって合う合わないがある。表示と目立たない所の試しで確認 |
| 布(キャンバスなど) | 「布」「繊維」に使えるか | しみ込みやすいので、かけすぎない |
| ムートン(内側がボア) | 外側だけにかける。「ムートン」に使えるか | 内側のボアにはかけない。洗い方は別の記事へ |
表に書いたのは、あくまで「確かめる順番」です。使える素材は缶ごとに違うので、缶の表示に使えないと書いてある素材には使わない、これが基本になります。迷ったら、メーカーの案内や、お店の人に聞くのも手です。
そして、どの素材でも先にやっておきたいのが、目立たない所での試しがけ。かかとの内側や、ブーツの筒の内側など、見えにくい所に少しだけかけて、乾いた後に色やつやが変わらないかを見ます。ムートンのブーツをお持ちなら、内側のお手入れはムートンブーツの内側の洗い方にまとめています。
かける前に——汚れとほこりを落として、よく乾かす
防水スプレーは、ブーツの表面に薄い膜を作るイメージです。汚れやほこりが残ったままかけると、その上に膜ができてしまい、あとで汚れが取りにくくなりがちです。かける前の準備は、次の3つだけ。
- ほこりを払う:やわらかいブラシや乾いた布で、縫い目やすき間のほこりを落とします
- 汚れを落とす:泥や水ぶくれの跡があれば、素材に合ったお手入れをしてから。濡れている時はそのまま乾かします
- 完全に乾かす:濡れたままかけると、水分を閉じ込めてしまうことがあります
ブーツの中が湿りやすい人は、防水の前後で足元の環境も見直しておくと安心です。蒸れの対処はブーツが蒸れる時の対策で整理しています。
屋外で、まんべんなく——ブーツの防水スプレーのかけ方
かけ方は難しくありません。ただ、場所だけは必ず屋外にしてください。室内や車の中でスプレーすると、成分がこもって吸い込みやすくなります。玄関先でも、閉め切った状態は避けます。風の強い日は、自分や周りに吹き返さない向きで。
- 新聞紙やシートを敷く。床や地面にかかると、滑ったり汚れたりします。広い場所で、人やペットから離れて
- 缶をよく振る(缶の表示に従います)。ブーツは立てるか、手に持って安定させます
- 缶の表示に書かれた距離を空けて、全体にまんべんなくかけます。近づけすぎると、しみやムラの元になります。距離は缶によって違うので、数字は表示で確認してください
- 一度に濡らしすぎず、薄く2回に分けるのが失敗しにくいコツ。1回目が乾いてから、2回目をかけます
- 縫い目・つま先・かかとは水が入りやすい所なので、ていねいに。ファスナーや金具には、かからないようにします
かけ終わったら、缶のふたをして、子どもの手の届かない所へ。手や衣類にかかった時は、表示に従って洗い流します。
ゆきこ( ゚Д゚)『防水スプレーは、かけるより「かける前の確認」のほうが大事ですよね。缶の表示を先に読む、これがいちばん早いです』
乾かし方——陰でしっかり、乾くまで履かない
かけたあとは、風通しのよい日陰で乾かします。乾いたように見えても、表面だけ乾いて、膜がまだ落ち着いていないことがあります。缶の表示にある乾燥時間を目安に、乾くまでは履かないのが基本です。時間は缶ごとに違うので、必ず缶の表示で確かめてください。
- 陰干しが基本。直射日光は、革の色あせや割れの元になります
- ドライヤーやストーブで急がない。熱で変形したり、火がつくおそれもあります
- 乾いた後に、においが残っていないか確かめます。気になる時は、風通しのよい所でもう少し置きます
かけ直す目安——効きが落ちたと感じたら、雨や雪の日の前に
防水スプレーの効果は、ずっと続くわけではありません。履く回数、こすれる場所、洗ったかどうかで変わります。かけ直す目安は、次のように考えると迷いません。
| こんな時 | どうする |
|---|---|
| 水をはじかなくなってきた | 汚れを落として乾かしてから、かけ直す |
| 雨や雪の日が続く前 | 前の日までに、屋外でかけて乾かしておく |
| 雪の日に履いた後 | 乾かして汚れを落としてから。次に履く前に、かけ直す |
| シーズンの終わり | 汚れを落としてから、しまう前に1回。次の季節に履く前にも見直す |
雨や雪の直前にあわててかけると、乾く前に外へ出ることになってしまいます。前の日までに終わらせておくのがおすすめです。また、ブーツが傷みすぎて手放す場合は、ブーツの捨て方も参考にしてください。
安全のために——スプレー缶を使う前の約束事
- 必ず屋外で使う。室内・車内では使いません
- 吸い込まない。かけている間は風上に立ち、霧を吸わないようにします。せきや息苦しさが出たら、すぐ使用をやめて、症状が続く時は医療機関に相談を
- 火気の近くで使わない。ストーブ、ライター、コンロの近くは避けます。缶は高温になる車内や、日の当たる窓際にも置きません
- 子どもやペットのそばで使わない。かけた後のブーツも、乾くまで届かない所へ
- 床にかかったら、すぐ拭く。成分で床が滑りやすくなり、転倒の原因になります
- 缶は使い切ってから処分。捨て方は、お住まいの自治体の案内で確認します
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ブーツの内側が気になる人はムートンブーツの内側の洗い方、足元の蒸れが気になる人はブーツが蒸れる時の対策、シーズンの終わりはブーツの保管とブーツの捨て方へどうぞ。
まとめ:缶の表示で素材を確かめて、屋外でかけて、乾くまで履かない
- 最初に缶の表示で使える素材を確認。目立たない所で試してから
- かける前に、ほこりと汚れを落として乾かす
- かけるのは必ず屋外。表示の距離で、薄く分けてまんべんなく
- 陰で乾かし、乾くまで履かない。ドライヤーで急がない
- 吸い込まない・火気の近くで使わない・子どもから離す
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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