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作業の途中でビットを交換しようとしたら、先端が抜けない。押しても引いても外れず、次の作業に進めなくて困る場面ですよね。無理に引っ張ってペンチを使いたくなりますが、その前に確かめておきたいことがいくつかあります。
先に結論をひとつ。抜けない時は、まず先端の型を見分けてから、電池を外して、決まった順番で試すこと。型によって外し方がまったく違うので、闇雲に引くのはけがのもとになります。先端の型の見分け方、抜けない時に試す順番、スリーブが動かない原因、それでも直らない時の考え方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:先端の型を見分けたい人|抜けない時に試す順番を知りたい人|スリーブが動かない人|ペンチで引きたい人|何をしても直らない人
先端の型を見分ける——ワンタッチ・マグネット・チャック式
電動ドライバーの先端は、機種によって留め方が違います。まずどの型か見分けると、次の章で試す手順がすぐ決まります。
| 型 | 見分け方 | 外し方の方向 |
|---|---|---|
| ワンタッチ式 | 先端に金属の輪(スリーブ)がある | スリーブを手前に引きながら抜く |
| マグネット式 | 輪がなく、そのまま差し込むだけ | まっすぐ引けば抜けることが多い |
| チャック式 | 先端が筒状で、3本の爪が見える | 筒を回して爪を開き、抜く |
ここで気をつけたいのは、スリーブの動く方向や固定の仕組みは機種によって違うということです。取扱説明書に図がある機種も多いので、型が分かったら一度目を通しておくと安心です。「見た目は同じでも中の作りが違う」ことはよくあるので、この記事の説明は一般的な傾向として読んでください。
なお、多くの電動ドライバーは先端の規格が六角軸6.35ミリでそろっているため、抜けにくくなったビット自体を新しい物に入れ替えれば、型が違う本体でも使い回せることが多いです。抜けない原因が先端側にあるのか、ビットの方にあるのかを分けて考えると、直すか買い替えるかの判断もしやすくなります。
抜けない時に試す順番——電池を外してから、少しずつ
型が分かったら、次はこの順番で試してみてください。焦って一気に引くより、順番に確かめる方が結局早く終わります。
- 電池を外す。指がスイッチに触れて動いてしまう事故を防ぐためです。作業中は目の保護もしておくと安心です
- スリーブを止まる所まで引きながら、ビットを軽く回す。半分だけ引いた状態では、内側の爪やボールが噛み合ったままのことがあります
- それでも動かない時は、先端に少量の潤滑剤を一滴だけつけて、少し時間を置く。木くずや細かい砂を溶かして動きやすくしてくれます。潤滑剤は油分なので、火のそばや換気の悪い場所では使わないでください
ここまで試して抜けたら、次に同じことが起きないように、先端をきれいにしてから収納するのがおすすめです。予防の話は第5章にまとめています。
スリーブが動かない・固着の原因
スリーブそのものが動かない時は、抜けないビットとは別の原因が隠れています。
| 原因 | 特徴 | 対処 |
|---|---|---|
| 木くず・粉じんの詰まり | 木工作業の後によく起きる | ブラシで隙間の粉を出す |
| サビ | 湿気の多い場所での保管で出やすい | 目に見える範囲だけ拭く。無理にこすらない |
| 内部のボールの固着 | 長期間動かしていない時に起きやすい | 潤滑剤を少量。動かないなら次章へ |
どの原因でも、叩いて動かそうとするのは避けてください。台にぶつけたり、金属の物で叩いたりすると、内部の部品がずれたり割れたりすることがあります。焦らず、少しずつ揺らす程度にとどめるのが安全です。
ペンチで引く時の注意——布を巻いて、優しく
ここまでの手順で抜けない場合、最後の手としてペンチを使う人もいると思います。使う時は、次のことを守ってください。
- ビットの部分に布を一巻きしてから挟む。金属同士で挟むと、ビットの表面に傷がついたり、滑って余計に力が逃げたりします
- 真横に引く。ねじったりこじったりしない。斜めの力は内部の部品に負担がかかります
- 目の保護を忘れない。急に外れた時に、ビットや小さな部品が飛ぶことがあります
- 強い力が要る時点で、無理に続けない。ここまでで動かない固着は、内部の部品が壊れているサインのこともあります
ペンチを使ってもまったく動かない、あるいは動いた感触があるのに抜けない、という時は、無理を重ねずに次の章に進んでください。
直らない時は——分解は保証外、メーカー修理へ
ここまでの方法をひととおり試して直らない時は、本体を開けて直そうとするより先に、メーカーや購入店への相談を考えてみてください。
- 分解は保証の対象外になることが多い。保証期間中なら、自分で開ける前に相談する方が結果的に早いです
- 内部にはバネや小さな部品が入っている機種もある。分解した途端に部品が飛んだり、元に戻せなくなったりすることがあります
- 焦げ臭い・異常な発熱を感じた時は、それ以上使わない。ビットの固着と別の故障が同時に起きている可能性があります
- 購入から時間がたっている物は、修理費用と買い替えを両方調べてから決める。金額は機種と店によって差があるので、ここでは断定しません
先端の固着が直っても、ビット自体が減っていたり先が欠けていたりすると、また同じことが起きやすくなります。作業の頻度が高い人は、ビットをまとめて持っておくと、傷んだ物だけ入れ替えられて楽です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、抜けない時に一番危ないのは「早く外そうと焦って力任せにする」瞬間だと思っています。電池を外す一手間だけでも、けがの心配はかなり減りますよね』
💡 この困りごとへの提案
ビットは使っていくうちに先が丸くなったり、六角の角が削れたりしていきます。抜けにくくなる前に、消耗したビットをセットで入れ替えておくと、次の固着も予防しやすくなります。
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まとめ:先端の型を見分け、電池を外してから順番に。叩かず、直らなければメーカー修理
- まず先端の型を見分ける。ワンタッチ・マグネット・チャック式で外し方が違う
- 電池を外してから作業する。誤作動と目のけがを防ぐため
- スリーブは奥まで引いて軽く回す。潤滑剤は少量だけ
- ペンチを使う時は布を巻いて優しく。叩いて動かそうとしない
- 直らない時は分解せずメーカー修理へ。保証外になることが多い
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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