電気シェーバーの洗い方と手入れ——水洗いできる機種かの見分け方、毎日と週1回の洗い方、オイルは要るのか、クリームはいらないのか、網刃と内刃の交換の目安

生活

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電気シェーバーのヘッドを開けたら、中に細かいひげがぎっしり——そんな光景、心当たりありませんか。家族のシェーバーを手に取って「これ、洗ってるのかな」と気になる、という話もよく聞きます。

先に結論をひとつ。電気シェーバーの手入れで最初に決まるのは「水洗いできる機種かどうか」です。ここを確かめずに水をかけると、一度で壊れてしまう機種があるんです。逆に、水洗いできる機種なら手入れは驚くほど簡単で、毎日30秒もかかりません。

洗い方、オイルの要否、クリームやジェルの話、そして刃の交換まで。順番に見ていきましょう。

まず確かめるのは「水洗いできる機種かどうか」

電気シェーバーには、大きく分けて丸ごと水洗いできる機種と、水がかかってはいけない機種があります。見分け方はこの3つ。

  • 本体やヘッドに水滴のマークや「丸洗い」「防水」の表示があるか。水洗いできる機種は、たいてい本体のどこかに書かれています
  • 取扱説明書の「お手入れ」のページ。ここに「水洗いできます」「水洗いはできません」とはっきり書かれています。いちばん確実です
  • お風呂で使えると書かれているか。その機種はまず水洗いできます

説明書がないなら、本体の型番でメーカーの案内を探せば分かります。分からないうちは水をかけない。これだけは守ってください。

水洗いできない機種の手入れ

水洗い不可の機種は、付属の掃除用ブラシで、乾いたまま払うだけです。

  1. 電源を切り、コンセントから抜く。充電スタンドからも外します
  2. ヘッド(外刃)を外し、たまったひげくずをゴミ箱の上でトントンと落とす
  3. ブラシで内刃と、ヘッドの内側を払う。網の部分をブラシでゴシゴシこすらない。網はとても薄くて、変形すると肌を傷つけます
  4. ヘッドを戻す

ブラシで払うだけでも、毎回やっていれば十分です。ぬれた布で拭くのも避けてください

水洗いできる機種の洗い方——毎日30秒、週1回はハンドソープで

水洗いできる機種は、手入れがぐっと楽になります。頻度で分けるのがおすすめです。

毎日(使い終わったらすぐ)

  1. 電源を切って、コンセントや充電スタンドから外す
  2. ヘッドを開けて、たまったひげくずを落とす
  3. ぬるま湯を流しながらヘッドをすすぐ。10〜20秒で十分。熱いお湯は使いません
  4. 水を振り切って、ヘッドを開けたまま風通しのいいところに置く

週に1回(しっかり洗う日)

  1. ヘッドにぬるま湯を当て、ハンドソープか食器用の中性洗剤を1滴落とす
  2. そのまま電源を入れて10〜20秒動かす。泡が刃の間に入って、皮脂の汚れが浮きます(この使い方ができるのは水洗い可の機種だけです)
  3. 電源を切り、ぬるま湯で泡がなくなるまですすぐ
  4. 外刃を外して、内刃と外刃を別々に軽くすすぐ。内刃は刃そのものなので、指でこすらない
  5. 水を振り切り、やわらかい布で外側だけそっと押さえる
  6. 完全に乾かしてから、本体に戻す。半日から一晩、ヘッドを開けたまま自然乾燥が基本

いちばん大事なのは最後の「完全に乾かす」ところです。濡れたまま充電スタンドに戻さないでください。水と電気がいちばん危ない組み合わせですし、故障のもとにもなります。急ぎたい時でも、温風を当てて乾かすのはやめてください(熱で部品が変形します)。乾かしたい家電の扱いについてはドライヤーの代用になるものでも、熱の当てすぎに注意する話を書いています。

最初に決まるのは「水洗いできる機種かどうか」水洗いできる機種毎日:ぬるま湯で   10〜20秒すすぐ週1回:ハンドソープ   1滴で動かすすすいで水を振り切る完全に乾かしてから本体に戻す水洗いできない機種電源を抜いてから外刃を外してくずを落とす乾いたブラシで払うだけ網はこすらないぬれた布も使わない見分けは本体の表示か説明書のお手入れ欄やってはいけない熱湯をかける食洗機に入れるアルコール拭きの常用刃を指で触る分解しすぎる濡れたまま充電する→ 一度で壊れますオイル:往復式は不要な機種が多い。回転式は指定があれば専用オイルを1滴ミシン油や食用油は使わない。クリームはドライ用とウェット用があり肌で使い分ける交換の目安は網刃およそ1年・内刃およそ2年。刃と替刃は子どもの手の届かない所に

オイルは要るのか——機種の指定に従うのがいちばん

迷う方が多いところですが、「機種の指定に従う」が唯一の正解です。

  • 網刃の往復式(前後に動くタイプ)……オイルを差さない設計の機種が多く、説明書に「注油不要」と書かれていることがあります。この場合は差さないほうがいいのです。オイルがひげくずと混ざって、かえって固まることがあります
  • 回転式(丸い刃が回るタイプ)……注油が推奨されている機種があります。指定がある場合は、月に1回程度、外刃と内刃に1滴ずつ
  • 洗浄液に浸すタイプの専用機がある機種……その液に潤滑の成分が含まれていることがあるので、別にオイルを足す必要はありません

差す時の手順はシンプルです。きれいに洗って完全に乾かしたあと、刃に1滴ずつ落とし、電源を入れて数秒動かして全体になじませ、余分をティッシュで軽く押さえる。つけすぎは禁物です。

ミシン油や食用油をすすめない理由

「オイルなんて何でもいいでしょ」と、ミシン油やサラダ油、ベビーオイルを使う話をときどき見かけます。でも、これはおすすめできません

  • 食用油は酸化して固まります。ねばついて刃の動きを重くしてしまいます
  • ミシン油は肌に触れることを考えて作られていません。刃は毎日肌に当たる場所です
  • 粘りのあるものは、ひげくずをからめとって詰まりのもとになります

専用のシェーバーオイルは少量で長く持ちます。刃の寿命を延ばす消耗品と考えて、1本置いておくのが安心です。


シェービングクリームやジェルは「いらない」のか

電気シェーバーにクリームは要らない、とよく言われます。これは半分正解で、半分は機種と肌によります

  • ドライ専用の機種……水や泡がかかってはいけない機種です。この場合はクリームもジェルも使えません。「いらない」というより「使えない」が正確なところ
  • ウェット剃りに対応した機種……泡やジェルをつけて剃れます。肌のすべりがよくなるので、肌が弱い方、剃ったあとに赤くなりやすい方はこちらのほうが負担が少ないことがあります
  • 忙しい朝はドライ、休みの日はウェットと使い分けている方も多いです

大事なのは、ドライ専用の機種にクリームを使わないことと、ウェット対応の機種でも、使ったあとは必ずその日のうちに洗うこと。泡が刃の間に残ったまま乾くと、固まって取れにくくなります。

肌に傷や吹き出物、炎症があるところは剃らないでください。剃ったあとに赤み・かゆみ・ひりつきが続く時は、シェーバーを替える前に皮膚科で相談を。肌のことは自己判断で我慢しないほうが、結局は早く落ち着きます。

やってはいけない手入れ

  • 熱湯をかける。ぬるま湯までにしてください。熱で部品が変形したり、内部のゴム部品が傷んだりします
  • 食洗機に入れる。高温と強い洗剤で、まず壊れます
  • アルコールでの拭き上げを常用する。樹脂の部分が白くひび割れることがあります
  • 刃を指でこする・拭く。内刃も外刃も刃物です。指を切ります。汚れを落とすのはブラシと水の役目に
  • ネジを外して分解する。外刃と内刃を「外す」ところまでが手入れの範囲です
  • 濡れたまま充電する。乾いてから、が鉄則です
  • 外した刃や替刃を洗面台に置きっぱなしにする。小さな子どもがいる家では、必ず手の届かない所へ。うちなら、洗面台の上の棚のいちばん奥と決めてしまいます。歯みがき粉などと一緒に、小物の定位置を作っておくと迷いません(歯みがき粉の詰め替え容器の話でも洗面台の整理に触れています)

網刃と内刃の交換の目安

手入れをしても剃り味が戻らない時は、刃そのものが寿命です。メーカーが示す一般的な目安は次のとおりですが、使う頻度やひげの濃さで前後します。

  • 外刃(網刃)……およそ1年。薄い網が金属疲労で伸びたり、目に見えない穴が開いたりします
  • 内刃……およそ2年。切れ味そのものを担う部分です
  • 両方を同時に替えるとよく剃れます。片方だけ新しいと、当たりが合わないことがあるためです

交換のサインは、剃るのに時間がかかる、同じ場所を何度も往復する、肌がヒリヒリする、音が大きくなったあたり。特に「肌が痛い」は刃が肌を引っ張っているサインです。外した古い刃は、紙に包んで刃物と分かるように書いてから、お住まいの自治体の分別に従って処分してください。刃物の処分の考え方はカミソリと替刃の捨て方にまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『「最近剃れないんだよね」と言われて中を見たら網がうっすら波打っていた、という話はよく聞きます。網刃を何年も替えていない家、正直けっこう多いと思うんです。替えた日に「え、別物」となることが多いので、剃れなくなったらまず網刃を疑ってみてくださいね』

においが取れない時に見るところ

洗っているのに独特のにおいがする。そんな時は、次の順で見てみてください。

  1. 乾ききっていない。いちばん多い原因です。洗ったあと、ヘッドを閉じてすぐケースにしまっていませんか。開けたまま一晩置くだけで変わります
  2. ヘッドの縁のパッキンやすき間に汚れが残っている。外刃を外して、縁のところをブラシで払ってみてください
  3. ひげくずが本体側にたまっている。ヘッドの下の受け皿部分にたまっていることがあります
  4. 刃が寿命。金属のにおいが強くなったら、交換の時期のことがあります
  5. 置き場所が湿っている。浴室のすぐ横や、風呂上がりの洗面所に置きっぱなしだと乾きません。少し離れた棚に移すだけで解決することも

それでも取れない時は、強い洗剤や薬品を使わず、メーカーの相談窓口へ。洗浄液に対応した機種なら、専用の洗浄液を使うのが正解で、代わりのものを入れるのはやめておいてくださいね。

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あわせて読みたい

刃物の処分でいつも迷うなら、カミソリと替刃の捨て方をどうぞ。洗面所まわりの話として、ドライヤーの代用になるもの歯みがき粉の詰め替え容器の話もあわせてどうぞ。

まとめ:水洗いの可否を確かめて、乾かしてから戻す

  1. 手入れは水洗いできる機種かどうかで決まる。分からないうちは水をかけない
  2. 水洗い可なら毎日すすぐ、週1回はハンドソープで洗う
  3. 完全に乾かしてから戻す。濡れたまま充電しない
  4. オイルは機種の指定どおりに、専用品を1滴。食用油やミシン油は使わない
  5. 交換は外刃およそ1年、内刃およそ2年。肌が痛むなら早めに

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

電気シェーバーの洗い方と手入れの早見表:まず水洗いできる機種かを本体の水滴マークや丸洗いの表示、説明書のお手入れのページ、お風呂で使えるかで確かめる。分からないうちは水をかけない。水洗いできる機種は毎日ぬるま湯で10〜20秒すすぎ、週1回はハンドソープか中性洗剤を1滴つけて10〜20秒動かして洗い、すすいで水を振り切り、ヘッドを開けたまま半日から一晩乾かしてから本体に戻す。水洗いできない機種は電源を抜いて外刃を外し、乾いたブラシで払うだけ、網はこすらない。オイルは機種の指定に従い、往復式は注油不要の機種が多く、回転式は指定があれば専用オイルを外刃と内刃に1滴ずつ。食用油は酸化して固まり、ミシン油は肌に触れる前提ではないので使わない。クリームやジェルはドライ専用機では使えず、ウェット対応機なら肌が弱い人の負担を減らせる。やってはいけないのは熱湯、食洗機、アルコール拭きの常用、刃を指で触ること、分解しすぎ、濡れたままの充電。交換の目安は外刃およそ1年、内刃およそ2年。刃と替刃は子どもの手の届かない所に

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