※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
「電気シェーバーにシェービングクリームはいらないよ」。売り場でも、家族からも、そう言われることがありますよね。でも実際に乾いたまま剃ってみると、あごの下がヒリヒリして赤くなる。じゃあ泡を使えばいいのかというと、今度は「壊れるからやめたほうがいい」と聞く。どっちなの、と迷ってしまいます。
先に結論をひとつ。「いらない」は半分正解で、答えはお使いの機種で変わります。泡やクリームを使える機種と、使ってはいけない機種があるからです。まずは自分の1台がどちらなのかを確かめるところから、順番に見ていきましょう。
この記事は肌の側——クリームや泡が要るのか、乾いたまま剃るとなぜヒリつくのか——にしぼっています。洗い方・オイル・刃の交換といった手入れの全体は電気シェーバーの洗い方と手入れにまとめてあるので、道具の話を探している方はそちらをどうぞ。
「クリームはいらない」が半分正解になる理由
そもそもシェービングクリームや泡は、刃で肌を直接そぎ落とすカミソリのために生まれたものです。刃がすべるようにして、肌が削られるのを減らす役目があります。
いっぽう電気シェーバーは、外側の網(網刃)ごしにヒゲを起こして、内側の刃で切る仕組みです。刃が肌に直接当たらない構造なので、カミソリと同じ意味では泡が要らない。ここが「いらない」と言われる理由です。
ただ、要らないのは「カミソリと同じ理由での泡」であって、肌がヒリヒリしないわけではありません。乾いた肌に網刃を押し当てれば、こすれて赤くなることもあります。だから「いらない」で話を終わらせず、自分の機種と肌に合わせて考えたいんです。
自分の機種はどっち?——防水表示の見方
電気シェーバーは、大きく2種類に分かれます。ここを間違えると故障につながるので、使う前に必ず確認してください。
- ドライ専用。乾いた状態で使う機種。水も泡もクリームもかけられません。掃除もブラシで払うだけ、という説明になっていることが多いです
- ウェット対応(水洗い・泡剃り対応)。本体に「丸洗い」「お風呂で使える」といった表示があるもの。泡やジェルをつけて剃れて、使ったあとは水で洗えます
見分け方はシンプルで、本体か箱、取扱説明書の表示を見るのがいちばん確実です。「水洗い可」「お風呂剃り可」と書いてあればウェット対応。書いていない、あるいは「本体を水につけないでください」とあるならドライ専用です。手元に説明書がなければ、本体の裏や電池のふた側にある型番でメーカーの案内を探せます。
「防水」と書かれていても、対応の範囲は機種でばらばらです。水がかかっても平気なだけのものと、湯船につけても大丈夫なもの、洗い方まで指定があるもの。ここは自己判断せず、書いてあるとおりに使うのが結局いちばん長持ちします。
ドライ専用に泡やクリームを使うと、どうなるのか
結論からいうと、ドライ専用の機種に泡やクリームは使わないでください。「いらない」というより「使えない」というのが正確なところです。
- 内部に入った水分や成分が抜けません。水洗いを想定していない作りなので、洗い流すこともできず、内側で固まったりさびたりします
- 刃の動きが重くなります。乾いた泡のかすが刃の間に残ると、詰まりの原因に。動きが弱くなったり、止まってしまうことも
- メーカーの保証の対象外になることがあります。説明書に反する使い方なので、故障しても直してもらえない可能性があります
- においのもとになります。ヒゲのカスと泡が混ざって内部に残ると、あとから取るのが本当に大変です
もし一度やってしまったなら、すぐに電源を切って、ブラシで取れる範囲のかすを払ってください。水で流したくなりますが、ドライ専用に水は禁物です。動かなくなった時の切り分けは電気シェーバーが動かない時の切り分けにまとめています。
ウェット対応で泡を使う——いい点と、増える手間
ウェット対応の機種なら、泡やジェルをつけて剃れます。せっかく対応しているなら、試してみる価値はあります。
- すべりがよくなります。網刃が肌の上をなめらかに動くので、こすれる感じが減ります。乾いた状態で赤くなりやすい方は、こちらのほうが肌への当たりが軽く感じられることが多いです
- ヒゲがやわらかくなる時間ができます。お風呂上がりや、泡を置いてしばらくしてから剃ると、刃の通りが変わります
- そのぶん手入れが増えます。泡が刃の間に残ったまま乾くと固まるので、使ったその日のうちに洗って、完全に乾かしてから戻すのが条件。ここをさぼると、においと詰まりの両方が来ます
- 時間はかかります。忙しい朝はドライ、休みの日はウェット、と使い分けている方も多いです
ちなみに、注油が必要な機種は、洗ったあとのオイル差しも忘れずに。オイルの代わりに食用油などを使うのは避けてくださいね。理由は電気シェーバーのオイルの代用で書いています。
乾いたまま剃るとヒリヒリする——当て方で変えられること
ドライ専用の機種で、それでも肌が痛い。ここでできることは、実は塗るものより「当て方」のほうが大きかったりします。
- 押し付けない。強く当てるほど深く剃れる気がしますが、実際は肌が網刃の穴に吸い込まれて、こすれるだけです。軽く触れる程度で十分
- 空いている手で肌を張る。あごの下や首は皮膚がたるみやすい場所。指で軽く引っ張って平らにすると、刃が引っかかりません
- 網刃を肌に直角に当てる。寝かせると当たりが強くなります。まっすぐ当てて、ゆっくり動かす
- 同じ場所を何度も往復しない。3回、4回とこすると、そこだけ赤くなります。剃り残しは別の日に、くらいの気持ちで
- 洗顔のあとは少し時間を置く。ぬれた直後の肌はやわらかくなっていて、こすれに弱くなります。顔を拭いて、数分おいてから
- 毎日剃らない日を作る。休みの日に1日休ませるだけで、落ち着いてくることがあります
それでも痛い、剃れないという時は、刃のほうが寿命を迎えている可能性もあります。切れない刃で何度もこするのが、いちばん肌に厳しいんです。刃の見極めは深剃りできない時に確かめる順番のほうに詳しく書きました。
プレシェーブローションという選択肢
ドライ専用の機種向けに、剃る前に肌に塗るローションがあります。泡と違って水分をほとんど含まない作りになっていて、ドライ剃り用として売られているものです。
- 肌の上のすべりがよくなり、網刃の当たりがやわらぐと感じる方が多いようです
- ヒゲを立たせる助けになる、という説明のものもあります
- 必ず「電気シェーバー用」と書かれたものを。ふつうの化粧水や乳液は水分や油分が多く、機種によっては使えません
- 使う前に、お使いの機種の説明書で「使ってよい」と書かれているか確認を。ここは機種ごとの指定が優先です
それと、これは肌に塗るものなので、初めて使うときはいきなり顔全体に広げないほうが安心です。少量から試して、合わないと感じたらやめる。当たり前のことですが、朝の慌ただしさの中だとつい忘れがちですよね。
剃ったあとのケアと、肌が弱い方へ
剃ったあとの肌は、目に見えなくても細かくこすれています。難しいことをしなくていいので、次の2つだけ。
- アルコールの入っていないもので保湿する。清涼感のあるものはスッとしますが、ヒリつく日にはしみることがあります
- 赤くなった日は、その部分を触らない・こすらない。翌日は剃らずに休ませる
女性が顔のうぶ毛に使う場合は、肌が薄い場所(目のまわり、口のまわり、小鼻の脇)に気をつけてください。ここは凹凸があって網刃が引っかかりやすく、力が入りやすい場所でもあります。ゆっくり、押し付けずに。
そして大事なことを最後に。ほくろやニキビ、傷のある場所の上は剃らないでください。引っかけると出血しますし、治りかけの皮膚を削ってしまいます。そして赤み・ヒリつき・出血が続くときは、シェーバーを替える前に使うのをやめて、皮膚科で相談を。肌のことは、道具を買い替えて様子を見るより、診てもらったほうが結局は早く落ち着きます。
ゆきこ( ゚Д゚)『ドライ専用の機種なのに「泡のほうがよく剃れるらしい」と聞きかじって使いかけた、という話はよくありますよね。うちなら全力で止めます。説明書に書いてあることを守るのがいちばん強い、というのは家電全部に言えることだと思います』
ドライ剃りでヒリつくなら、電気シェーバー用のプレシェーブローションを一度試してみるのは手だと思います。口コミを読んでいて思ったのは、香りの好みが分かれることと、べたつきの感じ方に個人差が大きいこと。まずは小さいサイズから、そして機種の説明書で使ってよいか確認してから選ぶといいと思います。
あわせて読みたい
剃れない・引っかかると感じたら深剃りできない時に確かめる順番へ。動かなくなった時は電気シェーバーが動かない時の切り分け、注油で迷ったらオイルの代用もどうぞ。買い替えを考えているなら電気シェーバー選びで後悔しやすいところも参考になります。
まとめ:機種の表示を見てから、当て方を変える
- 「クリームはいらない」は半分正解。答えは機種の表示で決まります
- ドライ専用に泡や水は使えません。詰まり・さび・保証の対象外に
- ウェット対応なら泡もあり。ただしその日のうちに洗って乾かす
- ヒリつくなら押し付けない・肌を張る・往復しないを先に試す
- 赤み・ヒリつき・出血が続く時は皮膚科へ。ほくろやニキビの上は避ける
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント