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クレンジングで顔全体をなじませて、洗い流して、鏡を見たら眉だけくっきり残っている。もう一度クレンジングをつけて、今度は指でこすって、それでもうっすら残る。毎晩それを繰り返していると、眉のあたりだけ赤くなったり、朝の眉毛が少し薄くなった気がしたり、地味に困りますよね。
先に結論をひとつ。アイブロウが落ちないのは、こする力が足りないからではなくて、クレンジングが眉に届いていないからなんです。眉は顔の中でも皮脂が少なく、毛が生えていて、しかも落ちにくい設計のアイブロウが多い場所。だから「置いて、待って、毛流れに沿って落とす」という順番に変えるだけで、こすらなくてもするっと落ちるようになります。落ちにくい理由、こすらずに落とす手順、ウォータープルーフや眉ティントの違い、うっすら跡が残る時の見方まで、順番に見ていきましょう。
なぜ眉だけ落ちない?——皮脂が少ない・毛がある・落ちにくい設計
頬やおでこのファンデーションは落ちるのに、眉だけが残る。これには眉ならではの理由が重なっています。
- 眉は皮脂が少ない。クレンジングは肌の皮脂やメイクの油分と混ざりながら浮かせていくので、皮脂の少ない眉は、なじむのに時間がかかります
- 毛が生えている。アイブロウの色は肌だけでなく、眉毛の1本1本にも付いています。指でくるくるしても、毛の根元や毛と毛の間には届きにくいんです
- 落ちにくい設計のものが多い。汗や皮脂で消えないように作られたウォータープルーフのアイブロウは、水にも普通のクレンジングにも強いのが売り。眉は一日消えてほしくない場所なので、落ちにくいタイプが選ばれやすいんですよね
- 重ね描きしている。ペンシルで形を描いて、パウダーでぼかして、眉マスカラで色を変えて。層が重なるほど、一度のクレンジングでは落ち切りません
つまり「落ちない眉」は、力ではなく、届かせ方の問題なんです。顔全体と同じ数十秒では、眉には届いていないことが多いんですよね。
こすらずに落とす手順——「置く・待つ・毛流れに沿う」の3ステップ
やることはシンプルです。顔全体のクレンジングの前に、眉だけ先に始めておく、と覚えておくと迷いません。
- 乾いた手・乾いた顔で、クレンジングを眉に置く。指先か綿棒にたっぷり取って、眉の上にのせます。この時点ではこすりません。「置く」だけ
- 20〜30秒そのまま待つ。その間に顔の他の部分をなじませておけば時間の無駄がありません。クレンジングがアイブロウの膜になじんで浮いてくるのを待つ時間です
- 毛流れに沿って、眉頭から眉尻へ、指の腹か綿棒でなでる。往復させず、一方向に。毛の流れに逆らうと毛が引っ張られて抜けやすくなります
- ぬるま湯で流すか、ティッシュでそっと押さえる。ふき取りタイプなら、コットンで押さえてから毛流れに沿ってすっと引く。ごしごし往復しないのがコツです
- 鏡で確認して、残っていればもう一度①から。2回目は綿棒で、毛の根元と眉尻を中心に。「一度で落とす」より「2回やさしく」の方が肌にも眉毛にもやさしいんです
クレンジングは、オイルやバームなど油分の多いタイプの方が、ウォータープルーフのアイブロウにはなじみやすい傾向があります。ミルクやジェルで落ちにくい人は、眉だけオイルを綿棒で、という組み合わせも手ですよ。
それでも残る時は、ポイントメイクリムーバーを綿棒で
クレンジングを置いて待っても眉尻がうっすら残る、眉マスカラが毛に絡んで取れない。そういう時は、目元や口元専用のポイントメイクリムーバーの出番です。マスカラやアイライナーを落とす前提で作られているので、ウォータープルーフのアイブロウにもなじみやすいんですね。
- コットンではなく綿棒に含ませる。眉は範囲が狭いので、コットンだと目のきわに広がりやすい。綿棒なら眉だけに留まります
- 眉に当てて数秒置いてから、毛流れに沿ってなでる。ここも「置いてから動かす」が基本
- 眉マスカラは、綿棒を毛の根元から毛先へ、とかすように。毛に絡んだ色は、なでるより「とかす」動きの方が取れます
- 目に入れない。眉のすぐ下はまぶたです。リムーバーが目に入ると強い刺激になることがあるので、目を閉じて、眉より下には広げない。もし目に入ったら、こすらずに流水でしっかり洗い流してください
- 終わったら普通の洗顔で流す。リムーバーの油分が残らないように
アイブロウのためだけに買うのは少しもったいなく感じるかもしれませんが、マスカラやアイライナーが落ちない夜にも同じように使えるので、1本あると洗面所でかなり楽になります。
眉ティントの落とし方——「落とす」より「薄くなるのを待つ」もの
眉ティントは、アイブロウとは仕組みが違います。塗ってしばらく置いて、はがすかふき取ると、皮膚の表面に色が残って数日もつというもの。もともと「数日かけて少しずつ薄くなる」設計なので、クレンジングで一晩で落とすものではないんです。
- 「思ったより濃くついた」時は、翌日以降、洗顔のたびに少しずつ薄くなるのを待つのが基本。角質が入れ替わるのに合わせて自然に落ちていきます
- 早く薄くしたい時は、クレンジングオイルを綿棒で眉に置いて、毛流れに沿ってなでるを毎晩。こすって一気に取ろうとすると、肌の方が先に赤くなります
- スクラブやピーリングで無理に落とすのは、眉まわりの薄い皮膚には負担が大きいのでおすすめしません
- 次に使う時は、置く時間を短くする・眉尻だけ薄く塗ると、濃くつきすぎるのを防げますよ
「うっすら残る」の正体——色素沈着ではなく、製品の膜のことが多い
毎晩落としているのに、朝の素顔の眉がなんとなく茶色い。「肌に色が染みついたのでは」と不安になりますよね。ただ、多くの場合これは肌の色素の変化ではなく、落ち切らなかったアイブロウの膜が薄く残っている状態です。
- ウォータープルーフのアイブロウは、薄い膜を作って色を留めます。この膜が毛の根元やしわの間に薄く残ると、うっすら茶色く見える
- 見分け方:クレンジングを置いて待ってから、綿棒でなでてみる。綿棒に色がつけば、それは製品の残り。何もつかないのに色が続くなら、日焼けや摩擦による肌の変化の可能性もあります
- 膜の残りなら、この記事の手順で数日続ければ落ちていきます。眉ティントの色が予定より長く残っているだけのこともあります
もし、綿棒に色がつかないのに茶色さが続く、その部分だけかゆい・かさつく・赤い、という時は、自己判断で落とそうとせず、一度皮膚科で相談してみてください。こする回数を増やして解決することはほとんどありません。
こすってはいけない理由——眉毛が抜ける・皮膚が薄い・赤みが続く
ここまで何度も「こすらない」と書いてきたのは、眉のあたりが顔の中でも特にこすりに弱い場所だからです。
- 眉毛が抜ける。眉毛は生え変わりの周期が長く、一度抜けると戻るまで時間がかかります。毎晩ごしごしこすっていると、眉尻から少しずつ薄くなっていく人が少なくありません
- まぶたに近く、皮膚が薄い。眉のすぐ下は目のまわりの薄い皮膚。摩擦が続くと、赤み、かさつき、くすみにつながりやすい場所です
- こすっても落ちない。膜になじんでいないクレンジングをどれだけ動かしても、膜の上を滑るだけ。落ちるのは力ではなく、なじんだ時間なんです
眉が赤くなった、ひりひりする、かゆいという時は、その日はメイクを休んで、クレンジングやリムーバーの使用を一度やめて様子を見てください。数日たっても赤みやかゆみが続くなら、皮膚科へ。「合わないものを使い続けない」が、落とし方のいちばんの基本です。
ゆきこ( ゚Д゚)『仕事柄、眉尻だけ毎晩こすっている方はなんとなく分かります。眉尻から先に薄くなっていくんですよね。子どもが小さい時期は時短でごしごし落としがちで、眉尻が消えかけて反省した、という声もよく聞きます。歯みがきの前にクレンジングを眉に置いて、終わる頃になでる、という順番がおすすめです』
ウォータープルーフのアイブロウや眉マスカラを毎日使っているなら、ポイントメイクリムーバーを1本、綿棒と一緒に洗面所に置いておくと、こすらずに落とせる日が増えて、眉まわりの負担がぐっと減りますよ。
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眉と同じくらい「落ちない」と悩むのがマスカラ。リムーバーがない時のマスカラの落とし方では、家にあるもので落とす手順を書いています。綿棒を切らした時は綿棒の代わりになるものも参考にどうぞ。眉メイクの道具そのものの話は眉メイク道具のレビューにまとめています。
まとめ:眉は「置いて、待って、毛流れに沿う」。こすらず、赤みが出たら休む
- 眉だけ落ちないのは皮脂が少ない・毛がある・落ちにくい設計だから。力の問題ではない
- クレンジングを眉に置いて20〜30秒待ち、眉頭から眉尻へ一方向になでる
- 残る時はポイントメイクリムーバーを綿棒で。目に入れない
- 眉ティントは数日で薄くなる設計。無理に落とさず待つ
- こすると眉毛が抜けて肌も赤くなる。赤みやかゆみが続いたら皮膚科へ
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手順を1枚にまとめました。



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