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引き出しの奥から、去年の冬に使い切れなかったボディクリームが出てきた。ふたを開けたら、なんとなく匂いが変わっている気がするし、表面が少し黄色い。でも中身はまだ半分以上。「捨てるのはもったいないけど、どう捨てればいいのかも分からない」と、そのまま引き出しに戻した経験、ありませんか。
先に結論をひとつ。ボディクリームの中身は、排水に流さず、新聞紙や布に出して可燃ごみへ。容器は中身をふき取ってから、お住まいの地域の分別に合わせて。これが基本です。そのうえで、「まだ使えるか」の見分け方、ハンドクリームのチューブの扱い、古いクリームを捨てる前にできる使い道まで、順番に見ていきましょう。
古いボディクリームは捨てるしかない?——まず「まだ使えるか」を見分ける
捨てる前に、本当に古くなっているのかを見ておくと、もったいない捨て方を減らせます。
- 開封後の目安は半年〜1年とよく言われます。未開封なら製造から3年ほど品質が保たれるように作られているものが多いのですが、開封して空気や指が触れると、そこから少しずつ変わっていきます
- 匂いが変わった。買った時の香りが薄れて、油が古くなったような、クレヨンに似た匂いがしてきたら替え時のサイン
- 分離している。水っぽい層と油っぽい層に分かれている、混ぜても戻らない
- 色が変わった。白かったものが黄ばんでいる、表面だけ色が濃い
- 手ざわりが変わった。ざらつく、伸びが悪い、逆にゆるくなった
- ジャータイプで、指で直接すくっていた。ポンプやチューブより空気と手が触れる分、傷みが早い傾向があります
どれにも当てはまらず、匂いも見た目も変わっていないなら、開封して1年を少し過ぎていても、腕や脚に使い切ってしまって問題ないことが多いです。ただし、少しでも「あれ?」と思ったら、顔や子どもには使わない。腕の内側で試して、かゆみや赤みが出たらそこで使用をやめてくださいね。塗ると白く残る、香りがすぐ飛ぶ、といった使い方の悩みはボディクリームが白くなる理由と匂いを持続させる塗り方に書いています。
中身の捨て方——新聞紙や布に出して可燃ごみへ。排水に流さない
「洗面所で流してしまえば楽なのに」と思いますよね。でも、ボディクリームは油分が多いので、排水に流すと配管の内側に油が固まってこびりつき、詰まりやにおいの原因になります。少量でも積み重なると厄介なので、中身は「ごみとして出す」が基本です。
- 新聞紙や古布、キッチンペーパーを広げる。牛乳パックの中に敷くと、においも漏れにくくて片づけが楽です
- 中身を出す。ジャーはスプーンやヘラでかき出す。ポンプはヘッドを外して逆さにするか、本体を切って出す。チューブは端をはさみで切って、ヘラや古い歯ブラシでかき出す
- 新聞紙で包んで、可燃ごみ(燃やすごみ)へ。油分が多いので、他のごみと一緒にビニール袋に入れて口を縛ります
- 容器の内側に残ったクリームは、古布やティッシュでふき取る。ここで水洗いすると、結局排水に流すことになるので、ふき取りが先です
- ふき取ったあと、洗う必要がある容器だけ、少量の食器用洗剤で洗う。ここまで減らしておけば、排水に流れる油分はほとんどありません
作業中ははさみで切ったプラスチックの縁で手を切りやすいので、切り口には気をつけて。小さなお子さんがいるご家庭では、出した中身を触ったり口に入れたりしないよう、手の届かない所で作業してくださいね。
容器の捨て方——ジャー・ポンプ・チューブ・ガラスで分ける
容器の分別はお住まいの自治体の分別表が最優先で、地域によって「プラ」「容器包装プラスチック」「燃やすごみ」の扱いが違います。そのうえで、考え方の目安だけお伝えしますね。
- プラスチックのジャー。中身をふき取り、プラマークがあればプラ資源へ。汚れが落ちない場合は可燃ごみに回してよい地域が多いです
- ポンプボトル。ポンプの中にはバネ(金属)が入っていることが多いので、ヘッドと本体を分けます。ヘッドは分別表で「金属を含むプラ」の扱いを確認。本体はプラへ
- チューブ(プラ)。切って中身を出し、ふき取ってからプラへ。キャップも同じ
- ガラスのジャー。ふたと本体を分け、ガラスは資源ごみか不燃ごみ。ふたが金属なら金属へ
- 紙の外箱・説明書。古紙へ
- ラベルやポンプの分別に迷ったら、無理にはがさず、自治体の案内に従う。迷った時は「燃やすごみ」に入れる方が、間違った資源に混ぜるより安全なことが多いです
ハンドクリームの捨て方——チューブは端を切って、中身をかき出す
ハンドクリームもボディクリームと考え方は同じです。中身は排水に流さず、容器はふき取ってから分別。違うのは、チューブが小さくて中身が出しにくい点なんですよね。
- プラスチックのチューブ:はさみで端を切って開き、ヘラや綿棒でかき出す。残りは古布でふき取ってプラへ
- アルミなど金属のチューブ:同じように切って中身を出したあと、金属の扱いは地域の分別表で確認。「金属」「不燃」「可燃」のどれになるかは自治体で本当に違います
- 小さなミニチューブや試供品:切るのが手間なら、中身ごと可燃ごみに回してよい地域もあります。ただし排水に流すのだけは避けて
- ポケットに入れて忘れていた古いハンドクリーム:夏の熱で分離していることが多いので、まず状態を見て、顔や子どもには使わないという判断でOKです
古いクリームの使い道——捨てる前に「顔以外」で使い切る
匂いや見た目が少し変わっただけで、まだ油分としては生きているクリームは、体以外に回す使い道があります。共通のルールは「顔と子どもには使わない」「必ず目立たない所で試す」。これだけ守れば、捨てる量をぐっと減らせますよ。
- 革靴・革のバッグ・財布のつや出し。柔らかい布に少量取って、薄くのばして乾拭き。ボディクリームの油分と保湿成分が革になじんで、しっとり見えます。必ず内側や底の目立たない所で試してから。スエードや起毛の革、明るい色の革はシミになりやすいので避けてください
- かかと・ひじ・ひざの角質ケア。皮膚が厚く丈夫な部分なら、お風呂上がりにたっぷり塗って靴下をはいて寝る。顔よりずっと負担が少ない場所です。かゆみや赤みが出たらやめてください
- 家事の前の手のガード。水仕事の前に薄く塗っておくと、手荒れがやわらぎます。その手で顔に触れないように
- 木製の家具の乾燥した部分。ごく少量を布で。食品が触れる面には使わないでください
逆に、分離している・変な匂いがする・カビのような点があるクリームは、革にも肌にも使わず、そのまま捨ててください。使い道があるのは「少し古いだけ」のクリームまで、と線を引いておくと迷いません。
使い切れずに古くしないコツ——買う時と開ける時に一手間
- 開封日をふたに書く。マスキングテープに日付を書いて貼るだけ。「いつ開けたっけ」がなくなります
- 大容量を買うのは、ひと冬で使い切れる人だけ。夏はボディクリームの出番が減るので、秋に開けて春までに使い切れる量が目安
- ジャーはスパチュラで取る。指を直接入れないだけで、傷みがゆるやかになります
- ポンプかチューブを選ぶ。空気に触れにくく、最後まで衛生的。使い切る自信がない人ほど向いています
ゆきこ( ゚Д゚)『冬の終わりに残ったボディクリームを「革靴係」に格下げする、という使い方はよく聞きます。うちでやるなら、目立たないかかと側で試してから薄く塗ります。ただ、明るい色のバッグでやってシミを作った、という声もあるので、試し塗りは本当に省いちゃだめです』
これから新しく買い足すなら、無香料のポンプ式ボディミルクのように、空気に触れにくくて香りに飽きにくいタイプを選ぶと、使い切りやすくて古くなりにくいですよ。
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まとめ:中身は新聞紙へ、排水には流さない。古いクリームは顔以外で使い切る
- 中身は新聞紙や布に出して可燃ごみ。排水に流すと配管に油が固まる
- 容器はふき取ってから分別。ポンプはヘッドと本体を分け、自治体の表が最優先
- 開封後の目安は半年〜1年。匂い・分離・色の変化があれば替え時
- 古いクリームは革小物やかかとへ。目立たない所で試し、顔と子どもには使わない
- ハンドクリームも同じ。チューブは端を切ってかき出す、金属は分別表を確認
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