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朝、髪を巻き終わって、あと5分で家を出なければいけない。ヘアアイロンはまだ熱い。とりあえず洗面台の上に置いて、帰ってきたら片づけよう——そう思って出かけて、夕方まで一度も思い出さなかったこと、ありませんか。正直、よくある話だと思います。
先に結論をひとつ。ヘアアイロンの保管でいちばん大事なのは、「冷めるまでしまわない」ことです。耐熱と書かれたポーチでも、中で熱はこもります。そしてもうひとつ、コードを本体に巻きつけないこと。この2つを守るだけで、事故も故障もぐっと減ります。順番に見ていきましょう。
大原則1:冷めるまで、しまわない
ヘアアイロンのプレートは、使っている時に180〜200度になります。電源を切ってからも、その熱はすぐには消えません。表面が少しぬるく感じても、プレートの内側や金属の芯にはまだ熱が残っています。
この状態でポーチに入れたり、引き出しに入れたりすると、何が起きるか。熱の逃げ道がなくなります。周りが布や紙なら、その熱がそこにこもり続けることになります。「耐熱ポーチだから大丈夫」と思いがちですが、耐熱ポーチはポーチ自体が溶けにくいという意味であって、中の熱を消してくれるわけではないんです。ここは誤解しやすいところだと思います。
- 使い終わったらスイッチを切り、プラグをコンセントから抜く
- そのまま10〜15分は、耐熱のマットか、金属や陶器など燃えないものの上に置いて冷ます
- 冷ましている間、布・紙・タオル・洗面台のマットの上に置いたまま離れない
- 手で触れる温度になってから、ポーチや引き出しへ
- 急ぐ朝は、片づけないほうが安全です。空の洗面ボウルの中に置いておくのも一つの手
そして冷ましている最中こそ、子どもの手の届かない所に。切ってあるので大人は安心してしまうのですが、見た目では熱いかどうか分かりません。うちなら洗面台の上ではなく、届かない高さの棚の上に置く、と決めます。切り忘れそのものが不安な人は、ヘアアイロンをつけっぱなしにした時の確認に、仕組みで防ぐ方法をまとめています。
大原則2:★コードを本体に巻きつけない
片づける時、コードを本体にぐるぐる巻いてまとめたくなりますよね。すっきりしますし、みんなやっています。でもこれ、ヘアアイロンが壊れるいちばんの原因なんです。
- コードの根元(本体から出ている付け根)に、毎回強い曲げの力がかかります。中の細い銅線は、繰り返し曲げられると少しずつ切れていきます
- 中で線が半分切れた状態になると、そこだけ電気の通り道が細くなって発熱します。外から見えないので気づけません
- 本体がまだ温かいうちに巻くと、コードの被覆が熱で傷みます
- 回転する構造の根元でも、巻きつけを繰り返せば同じことが起きます
正しいまとめ方は、コードを本体から離して、ゆるく8の字か輪にして、付属のバンドかマジックテープでまとめる。輪の直径は手のひらより少し大きいくらいで十分です。きつく縛らず、ふわっと。それだけで根元にかかる力がなくなります。
もし根元が硬い、被覆が割れている、押すと中でぐにゃっとする、そこだけ変色している——こういう状態なら、もう使わないでください。テープを巻いて使い続けるのはやめたほうがいいです。ヘアアイロンは高い温度を出す道具なので、コードの傷みは他の家電より深刻に受け止めていい部分だと思います。
置き場所の決め方——見る条件は4つ
「どこに置くのが正解ですか」とよく聞かれますが、家によって間取りが違うので、条件で選ぶのがいちばん確実です。
- 湿気がこもらない所。洗面台の下の収納は、いちばん湿気がたまる場所です。電気の部品にとって湿気は良くありませんし、プレートの金属もくもります。同じ洗面所でも、上の棚のほうがましなことが多いです
- 布や紙と一緒にしない。タオルの引き出し、化粧ポーチの中、紙箱の中。万一まだ熱が残っていた時に、いちばん困る組み合わせです
- 子どもの手が届かない高さに。使っていない時でも、コードを引っ張って落とすことがあります。落とした衝撃でプレートが割れると、次に使った時に髪が引っかかります
- 熱の逃げ道がある所。ぎゅうぎゅうに詰まった引き出しより、少し余裕のある棚。冷ましきったつもりでも、余裕があるほうが安心です
あわせて、置き場所とコンセントの関係も見ておくといいです。ヘアアイロンやドライヤーは電気をたくさん使うので、たこ足配線の延長コードから取るのは避けたほうがいい家電なんですよね。延長コードの容量や傷みの見方は電源タップのスイッチが光らない時と寿命の話にまとめました。
耐熱ポーチとシリコンカバー——役割が違います
どちらも「熱いまま入れられる」と思われがちですが、目的が違います。
- 耐熱ポーチ:内側がアルミや耐熱の生地でできた袋。持ち運びと、まわりを汚さないための道具です。旅行や、出先で使う人には便利。ただし前に書いたとおり、中で熱はこもります。完全に冷めてから入れるのが前提です
- シリコンのカバー・キャップ:プレート部分だけをはさむように付けるもの。プレートの保護と、他のものへの色移り・傷を防ぐため。こちらも冷ましてから付けるのが基本です
- 耐熱マット:使い終わったヘアアイロンを冷ます時に、下に敷くもの。じつはいちばん出番が多いのがこれかもしれません。洗面台に1枚敷いておくだけで、慌てて置いた時のひやりが減ります
- 専用スタンド:立てて置ける台。冷ます時にプレートが何にも触れないのが利点です
私が口コミを読んでいて「これは考えてある」と思ったのは、耐熱ポーチのファスナーの位置と、マチの深さを気にしている人が多いことでした。プレートを閉じた状態で余裕を持って入るサイズかどうかは、買う前に測っておいたほうが失敗しないと思います。
立てる?寝かせる?——プレートは閉じて保管
- プレートは閉じた状態で。開いたままだと、上に物が乗った時にプレートの面が傷つきます。閉じておけば、汚れも付きにくい
- 立てて置くなら、プレート側を上に。倒れる心配のある棚なら、無理に立てず寝かせるほうが安心です
- 寝かせる時は、プレート面が何にも押しつけられない置き方で。他の道具の下敷きにしないこと
- コードは本体の下に敷かない。重みでつぶれて被覆が傷みます
- カールアイロンは丸い部分が転がるので、スタンドか、仕切りのある引き出しが向いています
しまう前のひと拭きが、長持ちにつながります
片づける前に、冷めたプレートを乾いた布でさっと拭く。スタイリング剤や皮脂が付いたまましまうと、次に電源を入れた時にそれが焼き付いて、あの茶色いベタベタになっていきます。すでにベタついている場合の落とし方はヘアアイロンの汚れとベタベタの落とし方に書きました。研磨剤でこすると加工が削れてしまうので、そこだけ気をつけてください。
旅行に持って行く時
- 出かける朝に使ったら、完全に冷ましてからポーチへ。時間がない時は、荷造りの最後に入れる順番にしておくと安心です
- 耐熱ポーチかシリコンカバーで、プレートを閉じた状態にして荷物へ
- コードは巻きつけずに、別にまとめてポーチの隙間に
- 海外に持って行くなら、電圧の確認を必ず。日本は100Vですが、国によっては倍以上のことがあります。対応していない機器をそのまま挿すと壊れますし、危険です。「海外対応」と書かれているかを本体で確認してください
- 飛行機に持ち込めるかは、電池を内蔵しているタイプかどうかで扱いが変わります。利用する航空会社の案内を出発前に確認してください
- 宿では、洗面台の狭い所ではなく、燃えないものの上で冷ます。ホテルのタオルの上は避けて
- そもそも持って行くのを忘れた時にどうするかは、ヘアアイロンを旅行に忘れた時にまとめています
しまう前のチェック——3つだけ
- 電源は切れているか。スイッチの表示だけでなく、実際にプラグが抜けているかまで見る
- 本体は完全に冷めているか。プレートの根元に近い所を、手の甲でそっと確かめる
- コードの被覆は無事か。根元を指でなぞって、硬い所や割れがないかを確認
この3つを、片づける時の決まった動きにしてしまうと、考えなくてもできるようになります。「切った・抜いた・冷めた」と声に出して言うようにする、というのはいい方法だと思います。あとから「切ったっけ?」と不安になる回数が減るんですよね。
ゆきこ( ゚Д゚)『コードを本体に巻く癖、親から受け継いでいる人は多いと思います。2本続けて根元から断線して、調べたら原因がそれだった、という話もよく聞きます。うちなら8の字にゆるくまとめます。すっきり感は減りますが、壊れないほうが結局きれいな洗面所ですよね』
置き場所を決めるのは、じつは道具を1つ足すのがいちばん早かったりします。耐熱ポーチかマットを1枚、洗面所の定位置に置いてしまうと、「そこに戻す」だけで片づけが終わるので続きます。
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プレートがベタついてきたらヘアアイロンの汚れとベタベタの落とし方へ。出先で忘れて困った時はヘアアイロンを旅行に忘れた時、衣類のしわ取りに使えるかはヘアアイロンはアイロン代わりになる?もどうぞ。
まとめ:冷ましてから、巻かずにまとめて、決めた場所へ
- 冷めるまでしまわない。耐熱ポーチでも中で熱はこもります
- コードを本体に巻かない。根元の断線と発熱の原因になります
- 置き場所は湿気・布や紙・子どもの手・熱の逃げ道の4条件で選ぶ
- プレートは閉じて、拭いてからしまうと長持ちします
- 片づける前に切った・抜いた・冷めたの3つを毎回確認
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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