配線カバー(配線モール)の壁への付け方・切り方——測り方から角の切り方、マスキングテープ下地での貼り方、剥がれる時の見直し、賃貸での注意まで

生活

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テレビ裏や机まわりの配線を、壁に沿わせてすっきりさせたい。そう思って配線カバー、いわゆる「配線モール」を用意したものの、角の切り方が分からない、貼ったのにすぐ浮いてくる、賃貸だから壁紙を傷めたくない、と手が止まってしまう人は多いですよね。

先に結論をひとつ。きれいに仕上がるかどうかは、貼る前の「測る」と「面を拭く」で決まります。切り方や貼り方のコツより先に、この2つを丁寧にやることが近道です。測り方、切り方、付け方、剥がれる時の見直し、賃貸での注意まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ測り方を知りたい→コードの太さと本数でサイズを選ぶ→第1章切り方を知りたい→カッターで2〜3回なぞる。角は45度→第2章付け方を知りたい→面を拭いてから下地を貼る→第3章剥がれる・浮く→下地の幅と壁紙の凹凸を見直す→第4章賃貸で使いたい→貼ってはがせる表示の物だけ→第5章

ケース別に読む:先に安全を知りたい人|測り方を知りたい人|切り方を知りたい人|付け方を知りたい人|剥がれる・浮く人|賃貸で使いたい人

4コマ漫画|配線カバーがすぐ剥がれてしまった話1配線カバーが2拭かずに貼っちゃえ✕3面を拭いて下地から✓4しっかり固定できた

先に安全——コードを詰め込まない・釘やホッチキスで打たない・カッターは手前に引かない

配線カバーは便利な部材ですが、使い方を誤ると熱や事故につながります。切り方・付け方に入る前に、この4つを覚えておいてください。

  • 電源コードをモールに詰め込みすぎない。本数を欲張ると熱がこもりやすく、被覆が傷む原因になります。信号線(テレビやインターネットの線)とは分けて考えます
  • カバーの中でコードを束ねない。長さが余っても、中でぐるぐる巻かず、蛇行させるか余りを外に逃がします
  • 釘やホッチキスでコードやカバーを固定しない。芯線を傷つける危険があります。固定は両面テープか専用の留め具で
  • カッターは手前に引かない。刃を体の外側に向け、切り口のバリで手を切らないよう気をつけます

コードを壁に沿わせる時は、プラグの根元を引っ張って通さないことも大切です。根元に負担がかかると、内部で断線したり接触が悪くなったりします。ケーブルボックスとの使い分けはケーブルボックスの代用でも触れているので、あわせてどうぞ。

測り方——コードの太さ×本数でサイズを選び、長さは余らせる

仕上がりを左右する最初の一歩が、測ることです。配線モールは幅や高さの違う製品がいくつかあり、コードの太さと本数に合わないと、蓋が閉まらなかったり、逆にすかすかで安定しなかったりします。

測り方の3つのコツ1コードの太さを測る通す本数分を重ねる重ねた幅を見る→2経路の長さを測る曲がり角の数も数える巾木や天井の有無も→3少し長めに買う切って長さを合わせる余裕を持たせる

まとめて通したいコードを実際に重ねてみて、その幅より少し余裕のあるサイズを選びます。ぴったりだと、詰め込みすぎと同じ状態になりやすいからです。経路の長さは、曲がり角の数まで数えて測っておくと、角パーツを使うか、それとも一続きに曲げるかを事前に決められます。製品は少し長めに買って、後で切って合わせるのが基本です。

切り方——カッターで2〜3回なぞる、角は45度か専用パーツで

配線モールの多くは、樹脂製で厚みがあります。一気に切ろうとせず、少しずつ刃を通すのがきれいに仕上げるコツです。

  1. 直線に切る箇所は、定規を当てて、カッターで2〜3回に分けて同じ線をなぞるように切ります。一度で貫通させようとすると、力が入りすぎて切り口が曲がります
  2. 曲がり角は、45度に切った2本を合わせるか、既製の角パーツをはめ込みます。角パーツを使うと、切り口の精度を気にしなくて済むので、初めての人にはこちらがおすすめです
  3. 切る時は必ず刃を体の外側、手前に引かない方向へ。台の上に固定して切ると安定します。切り口にバリが残ったら、指を切らないよう、紙やすりで軽くならしておきます

切りすぎてしまった時は、隙間を埋めるより、少し長めの端材を継ぎ足す方がすっきり仕上がります。長さの計算は、次の付け方の章とあわせて確認すると失敗しにくいです。

付け方——面を拭く→マスキングテープ下地→両面テープ

貼り付けの成功は、下地作りでほぼ決まります。焦って両面テープをいきなり貼ると、後で剥がれやすくなります。

面を拭く→下地→両面テープの3つ1面を乾いた布で拭くほこりと油分を取る→2マステを下地に貼る壁紙を保護する層に→3両面テープで貼る軽く押さえて密着

まず壁の面を乾いた布で拭き、ほこりと油分を取ります。次に、貼りたい経路にマスキングテープを下地として先に貼ります。このひと手間が、退去時に壁紙を傷めない保険にもなります。その上から、配線カバーの両面テープ面を貼り、端から中央へ向かって軽く押さえながら密着させます。強く押しすぎず、テープの粘着力が壁になじむまで少し時間を置くのがコツです。

剥がれる・浮く時の見直し——下地の幅・壁紙の凹凸・湿気

貼った直後は平気でも、しばらくして浮いてくることがあります。原因はだいたい次のどれかです。

症状 考えられる原因 見直し方
端から浮く 下地の幅がカバーの幅より狭い マステ下地を少し幅広く貼り直す
全体的に浮く 壁紙の凹凸に粘着面が届いていない 平らな面を選び直す・押さえ直す
季節で剥がれる 湿気や気温で粘着力が落ちる 両面テープを貼り替える

何度貼り直しても浮く壁は、そもそも接着に向かない面(ざらざらした壁紙・湿気の多い場所)かもしれません。その場合は貼らずに済ませる方法として、床を這わせる配線カバーに切り替える手もあります。床用の型と代用については床用の配線カバーと代用でまとめています。

賃貸での注意——貼ってはがせる表示の物だけ、退去は管理会社に確認

賃貸の壁は、原状回復の対象になります。配線モールを貼る時は、次の点を先に確認しておくと安心です。

  • 両面テープが「貼ってはがせる」と明記された製品を選ぶ。普通の両面テープは、壁紙ごと剥がれるリスクがあります
  • 目立たない場所で試し貼りをしてから、本番の場所に貼る
  • 退去時の扱いは、事前に管理会社へ確認しておく

この考え方は、粘着フックを賃貸で使う時の注意と同じです。粘着フックが賃貸で取れない時の対処にも通じる話なので、あわせて読んでおくと、配線カバー以外の場面でも役立ちます。天井近くや巾木まで這わせる時は、脚立の上り下りを一人でせず、無理に手を伸ばさないようにしてください。

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まとめ:測って面を拭くが近道。詰め込まず、賃貸は貼ってはがせる物を

  1. 測り方が仕上がりを決める。コードの太さ×本数でサイズを選び、少し長めに買う
  2. 切る時はカッターで2〜3回なぞる。角は45度か専用パーツで、刃は手前に引かない
  3. 付け方は面を拭いてから下地、その上に両面テープ。焦って直接貼らない
  4. 浮く原因は下地の幅・凹凸・湿気。合わない壁は無理に貼らない
  5. 賃貸は貼ってはがせる表示の物だけ。退去時の扱いは管理会社に確認

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

配線カバーの壁への付け方・切り方の早見表:電源コードは詰め込みすぎず束ねない、釘やホッチキスで固定しない、カッターは手前に引かない。測り方はコードを重ねて太さを確認し、経路の長さと曲がり角の数を測って少し長めに買う。切り方はカッターで2〜3回に分けてなぞり、角は45度か専用パーツを使う。付け方は面を乾いた布で拭き、マスキングテープを下地に貼ってから両面テープで軽く押さえて密着させる。剥がれる時は下地の幅・壁紙の凹凸・湿気を見直し、合わない壁は床用のカバーに切り替える。賃貸は貼ってはがせる表示の両面テープを選び、退去時の扱いは管理会社に確認する。

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