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テレビ裏や机まわりの配線を、壁に沿わせてすっきりさせたい。そう思って配線カバー、いわゆる「配線モール」を用意したものの、角の切り方が分からない、貼ったのにすぐ浮いてくる、賃貸だから壁紙を傷めたくない、と手が止まってしまう人は多いですよね。
先に結論をひとつ。きれいに仕上がるかどうかは、貼る前の「測る」と「面を拭く」で決まります。切り方や貼り方のコツより先に、この2つを丁寧にやることが近道です。測り方、切り方、付け方、剥がれる時の見直し、賃貸での注意まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:先に安全を知りたい人|測り方を知りたい人|切り方を知りたい人|付け方を知りたい人|剥がれる・浮く人|賃貸で使いたい人
先に安全——コードを詰め込まない・釘やホッチキスで打たない・カッターは手前に引かない
配線カバーは便利な部材ですが、使い方を誤ると熱や事故につながります。切り方・付け方に入る前に、この4つを覚えておいてください。
- 電源コードをモールに詰め込みすぎない。本数を欲張ると熱がこもりやすく、被覆が傷む原因になります。信号線(テレビやインターネットの線)とは分けて考えます
- カバーの中でコードを束ねない。長さが余っても、中でぐるぐる巻かず、蛇行させるか余りを外に逃がします
- 釘やホッチキスでコードやカバーを固定しない。芯線を傷つける危険があります。固定は両面テープか専用の留め具で
- カッターは手前に引かない。刃を体の外側に向け、切り口のバリで手を切らないよう気をつけます
コードを壁に沿わせる時は、プラグの根元を引っ張って通さないことも大切です。根元に負担がかかると、内部で断線したり接触が悪くなったりします。ケーブルボックスとの使い分けはケーブルボックスの代用でも触れているので、あわせてどうぞ。
測り方——コードの太さ×本数でサイズを選び、長さは余らせる
仕上がりを左右する最初の一歩が、測ることです。配線モールは幅や高さの違う製品がいくつかあり、コードの太さと本数に合わないと、蓋が閉まらなかったり、逆にすかすかで安定しなかったりします。
まとめて通したいコードを実際に重ねてみて、その幅より少し余裕のあるサイズを選びます。ぴったりだと、詰め込みすぎと同じ状態になりやすいからです。経路の長さは、曲がり角の数まで数えて測っておくと、角パーツを使うか、それとも一続きに曲げるかを事前に決められます。製品は少し長めに買って、後で切って合わせるのが基本です。
切り方——カッターで2〜3回なぞる、角は45度か専用パーツで
配線モールの多くは、樹脂製で厚みがあります。一気に切ろうとせず、少しずつ刃を通すのがきれいに仕上げるコツです。
- 直線に切る箇所は、定規を当てて、カッターで2〜3回に分けて同じ線をなぞるように切ります。一度で貫通させようとすると、力が入りすぎて切り口が曲がります
- 曲がり角は、45度に切った2本を合わせるか、既製の角パーツをはめ込みます。角パーツを使うと、切り口の精度を気にしなくて済むので、初めての人にはこちらがおすすめです
- 切る時は必ず刃を体の外側、手前に引かない方向へ。台の上に固定して切ると安定します。切り口にバリが残ったら、指を切らないよう、紙やすりで軽くならしておきます
切りすぎてしまった時は、隙間を埋めるより、少し長めの端材を継ぎ足す方がすっきり仕上がります。長さの計算は、次の付け方の章とあわせて確認すると失敗しにくいです。
付け方——面を拭く→マスキングテープ下地→両面テープ
貼り付けの成功は、下地作りでほぼ決まります。焦って両面テープをいきなり貼ると、後で剥がれやすくなります。
まず壁の面を乾いた布で拭き、ほこりと油分を取ります。次に、貼りたい経路にマスキングテープを下地として先に貼ります。このひと手間が、退去時に壁紙を傷めない保険にもなります。その上から、配線カバーの両面テープ面を貼り、端から中央へ向かって軽く押さえながら密着させます。強く押しすぎず、テープの粘着力が壁になじむまで少し時間を置くのがコツです。
剥がれる・浮く時の見直し——下地の幅・壁紙の凹凸・湿気
貼った直後は平気でも、しばらくして浮いてくることがあります。原因はだいたい次のどれかです。
| 症状 | 考えられる原因 | 見直し方 |
|---|---|---|
| 端から浮く | 下地の幅がカバーの幅より狭い | マステ下地を少し幅広く貼り直す |
| 全体的に浮く | 壁紙の凹凸に粘着面が届いていない | 平らな面を選び直す・押さえ直す |
| 季節で剥がれる | 湿気や気温で粘着力が落ちる | 両面テープを貼り替える |
何度貼り直しても浮く壁は、そもそも接着に向かない面(ざらざらした壁紙・湿気の多い場所)かもしれません。その場合は貼らずに済ませる方法として、床を這わせる配線カバーに切り替える手もあります。床用の型と代用については床用の配線カバーと代用でまとめています。
賃貸での注意——貼ってはがせる表示の物だけ、退去は管理会社に確認
賃貸の壁は、原状回復の対象になります。配線モールを貼る時は、次の点を先に確認しておくと安心です。
- 両面テープが「貼ってはがせる」と明記された製品を選ぶ。普通の両面テープは、壁紙ごと剥がれるリスクがあります
- 目立たない場所で試し貼りをしてから、本番の場所に貼る
- 退去時の扱いは、事前に管理会社へ確認しておく
この考え方は、粘着フックを賃貸で使う時の注意と同じです。粘着フックが賃貸で取れない時の対処にも通じる話なので、あわせて読んでおくと、配線カバー以外の場面でも役立ちます。天井近くや巾木まで這わせる時は、脚立の上り下りを一人でせず、無理に手を伸ばさないようにしてください。
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床を這わせる配線を隠したい人は床用の配線カバーと代用へ。壁に貼ったコードクリップで小さくまとめたい人はコードクリップの使い方、粘着フックの賃貸での注意は粘着フックが賃貸で取れない時の対処、ケーブルの収納全般はケーブルボックスの代用にまとめています。
まとめ:測って面を拭くが近道。詰め込まず、賃貸は貼ってはがせる物を
- 測り方が仕上がりを決める。コードの太さ×本数でサイズを選び、少し長めに買う
- 切る時はカッターで2〜3回なぞる。角は45度か専用パーツで、刃は手前に引かない
- 付け方は面を拭いてから下地、その上に両面テープ。焦って直接貼らない
- 浮く原因は下地の幅・凹凸・湿気。合わない壁は無理に貼らない
- 賃貸は貼ってはがせる表示の物だけ。退去時の扱いは管理会社に確認
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手順を1枚にまとめました。



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