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ひと夏使ったハンディファンをふと見たら、ガードの網目にホコリがびっしり。羽にもうっすら灰色の層ができていて、「これ、どうやって掃除するの? というか、ガードが外れないんだけど……」となっている方、多いと思います。
実は、いま売られているハンディファンはガードが外れない(分解できない)タイプが主流です。安全のためにネジを隠してツメでかみ合わせてある構造なので、外れないのは壊れているのではなく仕様なんです。
この記事では、分解できないタイプを前提に、外から届く範囲でしっかりきれいにする手順をまとめます。先にいちばん大事なことを——ハンディファンは丸洗いできません。中身がリチウムイオン電池なので、水に浸けるのはいちばんやってはいけない掃除です。
掃除の前に:電源オフと「外れる機種か」の確認だけしてください
作業前のお約束は2つだけです。
- 必ず電源を切る。できれば充電ケーブルも抜いてください。掃除中にボタンに触れて羽が回り出すと、指も道具も巻き込まれます
- 取扱説明書(またはメーカーサイト)で、ガードが外れる機種か確認する。「前面ガードは左に回すと外れます」のような記載があれば外して掃除できます。記載がなければ外れないタイプです
外れないタイプを無理にこじ開けるのはおすすめしません。ツメが折れて戻らなくなるだけでなく、開けた拍子に中の電池や配線を傷つけると発火のもとになります。このあたりの理由はハンディファンの分解の記事にくわしく書きました。
手順1:エアダスターで網目の奥から吹き飛ばす
最初に、いちばん奥にたまったホコリを空気で外に出します。ここで使うのがエアダスター(スプレー式の空気)です。
- ベランダか屋外に持ち出す(部屋の中でやるとホコリが舞います)
- ガードのすき間から、羽の中心→外側の順に短く吹く
- 吸気側(背面)からも吹いて、通り道のホコリを押し出す
ハンディファンのホコリは、湿気と皮脂を吸ってフェルトのようになっていることが多いので、エアダスターだけで全部は取れません。それでも、ブラシが届かない奥のふわふわ層を先に減らしておくと、後の工程がぐっと楽になります。
手順2:歯ブラシでガードの網目と羽のふちをかき出す
次に、使い古しの歯ブラシ(または絵筆・メイクブラシ)で、こびりついた層を落とします。
- ガードの網目:網に沿って一方向にかき出す。往復させるとホコリが網目に戻ります
- 羽のふち:ガードのすき間からブラシの先を入れて、羽を指で少しずつ回しながら1枚ずつ
- 落ちたホコリは下に受けたティッシュへ
この段階は乾いたブラシでやってください。先に濡らすと、ホコリが泥のようになって網目に詰まります。
手順3:かたく絞った綿棒で拭き上げる
仕上げに、水で湿らせてかたく絞った(=水が垂れない)綿棒で、網目のすき間から羽の面を拭きます。皮脂やファンデーションの油分でくすんでいた羽が、ここで見違えます。
落ちにくい汚れには、綿棒に薄めた中性洗剤を少し含ませてもかまいません。そのあと水だけの綿棒でもう一度なでて、洗剤分を残さないようにしてください。アルコールは樹脂を白く変色させることがあるので、使うなら目立たない場所で試してからにしてあげてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『ガード外れないから諦めてたけど、綿棒って網目のすき間、普通に通るんだ…』
やってはいけない掃除——「洗い方」を探していた方へ
「ハンディファン 洗い方」で調べると、水洗いの方法を期待してしまいますが、ここははっきり書いておきます。
| やりがちな方法 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 丸洗い・水道でジャブジャブ | × | 内部のリチウムイオン電池と基板がショートします。乾いたように見えても内部に水が残り、充電時の発火につながります |
| つけ置き洗い | × | 同上。いちばん水が入り込む方法です |
| ウェットティッシュでゴシゴシ | △ | 外装はOK。ただし水分が多いものをガードの中に押し込まない |
| 掃除機で吸う | ○ | ノズルを網目に当てて吸うのは有効。羽を強く吸って軸を痛めないよう弱めで |
| ドライヤーの風 | △ | 冷風なら可。温風は樹脂と電池に良くありません |
ガードが外れる機種で「ガードだけ」「羽だけ」を外して洗うのは問題ありません。その場合も、完全に乾かしてから本体に戻してください。本体側(モーターと電池が入っている側)は、どの機種でも水洗い不可です。
ついでにやっておきたい、夏の終わりのしまい方
9月に入って使わなくなる前に、掃除とセットでやっておくと来年が楽になります。
- 上の手順でホコリを落とす(ホコリは湿気を呼び、においとベタつきのもとになります)
- 満充電でも空っぽでもない、半分くらいの充電残量にしておく。リチウムイオン電池は満充電・完全放電のまま長期保管すると劣化が早まります
- 高温になる場所(車内・直射日光の窓辺)を避けて、引き出しなどにしまう
- 来年出した時は、膨らみ・発熱・異臭がないか確認してから充電する
しまう前に「そういえば今年、一度落としたな……」と思い当たる方は、しまう前に上のリンクのチェックだけしておいてください。傷んだ電池は保管中も進行します。
まとめ:丸洗いはしない。吹く→かき出す→拭くの3段階で
- ハンディファンは丸洗い・つけ置き禁止。リチウムイオン電池入りです
- 掃除の前に電源オフ。ガードが外れる機種かは説明書で確認
- エアダスターで吹く→乾いた歯ブラシでかき出す→かたく絞った綿棒で拭くの順番
- 外れないガードを無理にこじ開けない。外れないのは仕様です
- しまう時は充電残量半分くらい・高温を避けて。来年の出し始めに電池の状態を確認
髪の長い方は、使っている間の髪の巻き込み対策も合わせてどうぞ。掃除してもガタガタ音が消えない場合は、電池や軸の寿命かもしれません。その時はハンディファンの捨て方で処分ルートを確認してください。
保存版:この記事の早見表
掃除の手順とNGを1枚にまとめました。ベランダ掃除のお供にスマホでどうぞ。



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