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自転車の後ろ、変速機のまわりに付いている黒いカバーが割れているのに気づいて、これは何のカバーなんだろう、外して乗っていいんだろうかと迷っている人へ。チェーンに当たってカラカラ鳴っている、という人もいますよね。通勤や通学で毎日使う自転車だと、乗らないわけにもいかず、応急処置でいいのか、すぐに店に持ち込むべきなのか、判断に迷うところだと思います。
先に結論をひとつ。割れ方によって対処が変わります。ひびだけなら短期のしのぎで様子を見られますが、欠けてチェーンに当たっている、変速機自体が曲がっているという状態なら、そのまま乗らない方がいいです。まずはどのカバーが割れているのかを整理して、割れ方ごとの3つの対処、外す時の注意、外したまま乗る落とし穴、交換の目安まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:何のカバーか知りたい人|割れ方で判断したい人|自分で外したい人|外したまま乗りたい人|交換を考えている人
そもそも何のカバーか——変速機ガード・プーリーカバー・チェーンカバーの違い
自転車の後ろの変速機まわりには、似たような黒いカバーがいくつか付いていて、混同しやすいんです。まずは落ち着いて見分けてください。
- 変速機ガード。変速機(ディレイラー)の外側に付いている、棒状や輪っか状の部品。倒した時に地面や壁から変速機本体を守る役目です
- プーリーの樹脂カバー。変速機の下の方にある小さな歯車(プーリー)を覆う、小さめの樹脂パーツです
- チェーンカバー。チェーン全体やペダルの軸まわりを覆う大きめのカバーで、これは別の部品です。割れた時の対処はチェーンカバーが割れた時の対処にまとめているので、そちらもあわせてどうぞ
- 変速レバーのカバー。ハンドル側の変速レバーを覆うゴムカバーで、今回の話とは別物です
「自分の自転車のどれが割れているのか分からない」という時は、割れている場所を写真に撮って、ハンドルの変速レバー側なのか、後輪の変速機まわりなのかだけでも整理しておくと、次の判断がしやすくなります。見た目が似ていても、役割も交換の方法も違う部品なので、慌てて外す前に、まずここで立ち止まってください。
割れた時の3択——ひび/欠けて当たる/曲がって動かない
どのカバーか分かったら、次は割れ方を見てください。3つのパターンで対処が変わります。
| 状態 | 対処 |
|---|---|
| ひびが入っているだけ。反射面や地肌は残っている | 結束バンドで固定して短期のしのぎ。早めに部品を確認 |
| 欠けてチェーンやスポークに当たっている | 外して自転車店に相談。そのまま走らない |
| 曲がって変速機がスムーズに動かない | 乗らずに店へ。無理に動かさない |
カラカラという音がする、変速がぎこちないと感じたら、様子見をせず、その日のうちに確認する姿勢が安心です。この考え方は、チェーンカバーが割れた時の記事と同じで、「カラカラ鳴ったら今日直す」を基本にしてください。ただしあちらはチェーンまわり、こちらは変速機まわりと、対象が違うので、割れている場所を見比べてから読んでみてください。
外し方の注意——ボルトの位置・調整ネジは触らない・外した後の確認
変速機ガードは、多くの場合、変速機を固定しているボルトの近くに共締めされています。外す時は、変速機本体の細かい調整ネジ(変速の位置を合わせるネジ)には触れないようにしてください。ガードを外すつもりが、誤って調整ネジを回してしまうと、変速そのものが合わなくなってしまいます。外し終えたら、その場でペダルをゆっくり回しながら、変速レバーを動かして、ちゃんとギアが切り替わるかを確認してください。これは乗る前の確認として欠かせない手順です。ボルトを締め忘れていないか、ガードやカバーの破片が変速機やチェーンのまわりに残っていないかも、あわせて見ておくと安心です。
「なくても走る」の落とし穴——倒した時に変速機が曲がる・巻き込む
ガードは保護のための部品で、なくても変速そのものは普通にできます。ただ、ここに落とし穴があります。駐輪場で倒した時や、何かにぶつけた時に、ガードがあれば変速機本体を守ってくれていた衝撃が、そのまま変速機やスポークに伝わってしまうんです。変速機が曲がると、チェーンが外れやすくなったり、最悪の場合はスポークに巻き込んでホイールごと傷めてしまうこともあります。「割れているだけだから、気にせず外して乗ろう」という判断は、次に倒した時のリスクを大きくすることを、頭の片隅に置いておいてください。駐輪場に停める時は、風で倒れにくい場所を選ぶ、隣の自転車との間隔を空けるといった、ちょっとした工夫でも、倒れる回数そのものを減らせます。車輪の異音や振れが気になる時は車輪の異音の切り分けも参考になります。
交換の目安——金額は断定せず、店で部品を確認してもらう
交換する部品は、自転車の変速機の型式によって合う・合わないがあるので、自己判断で似た形の物を選ぶより、自転車店で今の変速機を見てもらい、合う部品を確認してもらうのが確実です。費用は自転車の種類や部品の入手しやすさで差が大きく、ここで金額を断定することはできません。持ち込む時は、割れたガードの現物か、写真を用意しておくとスムーズです。変速の効きに不安がある人は、ペダルが回らない・重いといった症状と合わせてペダルが回らない時の確認も見ておくと、原因の切り分けがしやすくなります。
ゆきこ( ゚Д゚)『割れたカバーだけ見ると小さなことに思えますが、変速機は自転車の中でも細かい調整が要る部分ですよね。迷ったら現物を持って店で見てもらうのが、結局いちばん早いと思います』
ガードが割れて欠けている、曲がっているという場合は、応急処置で終わらせず、保護用のガード自体を新しくしておくと、次に倒した時の安心感が違います。取り付け前に、今の変速機に合う形かどうかを確かめてから選んでください。
あわせて読みたい
チェーンまわりのカバーが割れた時はチェーンカバーが割れた時の対処、ペダルが回らない・重いと感じる時はペダルが回らない時の確認、車輪の異音や振れが気になる人は車輪の異音の切り分けにまとめています。変速機の曲がりがスポークにまで影響していそうな時はスポークが折れた時の対処もあわせてどうぞ。
まとめ:割れ方を見分けて、無理せず店に相談する
- 変速機ガード・プーリーカバー・チェーンカバーを見分けてから対処
- ひびは結束バンドで短期のしのぎ、欠けて当たるなら乗らない
- 外す時は調整ネジに触れない、外したら変速を確認
- なくても走れるが倒すと変速機が曲がるリスクがある
- 交換は自己判断せず店で部品を確認、金額は断定しない
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手順を1枚にまとめました。



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