ジャンプスターターがない時の代用——スマホ用モバイルバッテリーで代われない理由、本当の代わり、バッテリー交換時のメモリーバックアップとしての流用まで

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エンジンがかからず困っている時、家にあるスマホ用のモバイルバッテリーで何とかならないか、と考える人は少なくありません。容量の大きい物を持っていると、ふと「これでいけるかも」と思ってしまいますよね。

先に結論をひとつ。スマホ用のモバイルバッテリーで車のエンジンをかけることは、基本的にできません。出せる電圧や電流の大きさがまったく違うためです。ここでは、なぜ代用できないのか、本当の代わりになるもの、そして逆に「ジャンプスターターをバッテリー交換時のメモリーバックアップに使えるか」という質問まで、順番に見ていきますね。

あなたはどれ? 状況から自分の章へモバイルバッテリーで代用は?電圧・電流が足りず基本できない→第1章本当の代わりを知りたいブースターケーブルとロードサービス→第2章メモリーバックアップに使いたいできる機種は限られ取説が最優先→第3章どうすればいいか迷っている両方積む家・保険の付帯を確認→第4章

ケース別に読む:モバイルバッテリーで代用したい人本当の代わりを知りたい人メモリーバックアップに使いたい人迷っている人

代用「できない」を先に——スマホ用モバイルバッテリーでは電圧・電流が足りない

スマホ用のモバイルバッテリーは、USB出力を前提に作られています。エンジンをかけるためにセルモーターへ送る必要のある大きな電流を、瞬間的に出せる仕組みにはなっていません。「容量(ミリアンペア時)が大きいから大丈夫」と思う人もいますが、容量の大きさと、瞬間的に出せる電流の大きさは別の話なんです。USB出力の口をバッテリー端子に無理につなごうとするのも、逆接続やショートの心配があり、おすすめできません。

比べる点 スマホ用モバイルバッテリー ジャンプスターター
想定している用途 スマホ・小型機器の充電 車のエンジン始動
出力の作り USB出力が中心 専用のクリップ・端子で瞬間的に大きな電流
エンジン始動への対応 基本的に想定されていない 対応排気量の表示に沿えば対応

「代用できるかどうか」を試しに繋いでみるのも避けた方がいいです。うまく動かないだけでなく、モバイルバッテリー側が壊れたり、発熱したりするおそれがあります。

本当の代わりになるもの——ブースターケーブル+救援車、ロードサービス

ジャンプスターターが手元にない時、実際に代わりになるのはこちらです。

  • ブースターケーブル+救援してくれる車。近くに救援を頼める車があれば、ケーブルさえあれば対応できます。つなぐ順番・外す順番はブースターケーブルの代用の記事で扱っている考え方と同じで、順番を守ることが何より大事です
  • ロードサービス・保険の付帯。自動車保険やJAFなどのロードサービスに入っていれば、電話一本で対応してもらえます。慣れていない作業を無理にするより、安全で確実です
  • ディーラー・整備工場に相談。バッテリーそのものが弱っている可能性もあるため、頻繁に上がる場合は点検してもらうのがいちばんの解決になることもあります

その場をどう乗り切るかと同時に、「なぜ上がったのか」を考えておくと、次に同じことが起きにくくなりますよ。ライトの消し忘れが多いなら消灯の習慣を見直す、乗る頻度が少ないなら定期的にエンジンをかけておく、といった対策が次の予防につながります。

ちなみに、押しがけ(車を押して勢いでエンジンをかける方法)を思いつく人もいますが、これはAT車では基本的にできず、MT車でも路面状況や周りの安全確認が必要で、簡単におすすめできる方法ではありません。あくまで一般論として知っておく程度にとどめておくのが無難です。

逆に、ジャンプスターターをメモリーバックアップに使う——できる機種は取説が最優先

ここまでとは逆の質問もよく聞かれます。「バッテリーを交換する時、車の設定(時計やオーディオの登録内容など)が消えないように、ジャンプスターターをメモリーバックアップとして使えないか」というものです。

これはできる機種とできない機種があり、断定はできません。製品によっては、シガーソケットなどから電気を流し続けてメモリーを保持する使い方に対応しているものもありますが、対応していない機種で無理に試すと、逆接続やショートの心配があります。専用のメモリーバックアップ電源という製品も別に存在していて、そちらは最初からその用途向けに作られています。「できる」と書かれた取扱説明書がある機種でだけ、その使い方を検討してください。

メモリーバックアップに使う前の3つの確認1対応の記載は?取扱説明書を確認記載の方法以外でつながない→ 記載がなければやめておく2専用品との違い専用電源は用途に合う設計兼用は保護機能に差がある→ 迷うなら専用品を選ぶ3逆接続の保護は?機種によって差がある記載がなければ自己判断しない→ 不安なら整備工場に依頼
  • 対応の確認。取扱説明書やメーカーの製品ページに「メモリーバックアップ」の用途が書かれているか
  • 端子の接続。指定された方法・順番以外でつながない
  • 逆接続の保護。保護機能があるかどうかも製品によって差があります
  • 不安なら。ディーラーや整備工場に依頼すれば、バックアップも含めて安全に交換してもらえます

迷うなら——両方積む家、保険の付帯を確認

「ブースターケーブルとジャンプスターター、結局どちらを積んでおけばいいの」と迷う人もいると思います。両方をコンパクトにまとめて積んでおく家もありますし、ロードサービスの付帯があるなら道具そのものを積まない選択をする家もあります。どちらが正解ということはなく、住んでいる地域や車に乗る頻度で決めていいところです。まずは自分の保険にロードサービスが付いているかどうかを確認するのが、いちばん手軽な第一歩ですよ。加入している保険会社のサイトやアプリで「ロードサービス」「レッカー」といった項目を探せば、付帯の有無や利用回数の目安がすぐに分かります。会員登録している自動車クラブがあれば、そちらの特典を確認してみるのもいいですね。

ゆきこ( ゚Д゚)『「代用できないか」と聞かれることが多いんですが、正直、無理に代用しようとして時間とバッテリーの両方を失うよりは、早めに人か業者を頼った方が結果的に早いと思っています』

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手元に何もない不安を減らすなら、まずはブースターケーブルを1本積んでおくと、多くの場面をカバーできます。


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まとめ:モバイルバッテリーは不可、本当の代わりはブースターケーブルと業者

  1. スマホ用モバイルバッテリーではエンジン始動に必要な電流が出ない
  2. USB出力をバッテリー端子に無理につながない
  3. 本当の代わりはブースターケーブル+救援車、ロードサービス
  4. メモリーバックアップへの流用は対応機種と取説次第
  5. 迷うなら保険のロードサービス付帯をまず確認

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ジャンプスターターの代用の早見表:スマホ用モバイルバッテリーは電圧・電流が足りず基本的にエンジン始動には使えない、USB出力をバッテリー端子に無理につながない。本当の代わりはブースターケーブルと救援してくれる車、ロードサービスや保険の付帯、頻繁に上がるなら整備工場への相談。逆にジャンプスターターをバッテリー交換時のメモリーバックアップに使えるかは機種によって異なり取扱説明書の確認が最優先、対応していない機種で無理につながない。迷ったら保険のロードサービス付帯をまず確認する。

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