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十五夜のお供えは、月見団子15個を「9個・4個・2個」の三段に積み、すすきと秋の実りを添えるのが基本の形です。団子の積み方、すすきの本数、置く場所と向きまで、図解と4コマ漫画つきでまとめました。2026年の十五夜(中秋の名月)は9月25日(金)です。
お供え別・数と意味の早見表
| お供え | 数・量の目安 | 意味合い |
|---|---|---|
| 月見団子 | 15個(略式は5個) | 月に見立てた丸で実りに感謝 |
| すすき | 1・3・5本など奇数が目安 | 稲穂の見立て・魔除けとされる |
| 里芋・さつまいも | 器に盛れる量 | 「芋名月」と呼ばれる収穫祝い |
| 秋の果物・野菜 | ぶどう・梨・栗など | 旬の実りへの感謝 |
2026年の十五夜はいつ?何をする日?
十五夜(中秋の名月)は旧暦8月15日の月のことで、新暦では毎年日付が変わります。2026年は9月25日(金)です。
- 秋の実りに感謝し、月を眺めて楽しむ行事
- 団子・すすき・旬の野菜や果物を供える
- 名月の日と天文学上の満月は、少しずれる年もある
- 約1か月後の「十三夜」(2026年は10月23日)と合わせて両方の月を見るのが縁起が良いとされる
難しい作法の決まりごとはなく、家庭では「供えて、眺めて、おいしくいただく」で十分です。子どもと一緒に団子を丸めるところから始めると、そのまま季節の思い出になります。
月見団子15個の積み方
十五夜にちなんで15個を三段に積むのが定番です。図解のとおり、次の順で積みます。
- 下段…9個を3×3の正方形に並べる
- 中段…4個を2×2で下段のくぼみに乗せる
- 上段…2個を、正面から見て縦(奥行き方向)に並べる
上段の2個を横に並べると仏事の供え方に通じるとして、縦に並べるのが良いとされます(諸説あります)。器は白い紙(半紙や天ぷら紙)を敷いた皿やお盆で構いません。正式には三方という木の台を使いますが、家庭では代用で十分です。
積むときのコツは、丸めた団子を少し休ませて表面を落ち着かせてから積むことと、下段の9個をすき間なくきっちり並べることです。土台が揃っていれば、上の段は安定して崩れません。5個で略式にする場合は「4個+上に1個」で積みます。
すすきと秋の実りの飾り方
- すすきは1・3・5本など奇数で、口の細い花瓶や一升瓶に挿す
- すすきは稲穂の見立てで、魔除けの意味もあるとされる
- 里芋・さつまいもは「芋名月」の名のとおり定番の供え物
- ぶどう・梨・栗など旬の果物を添えると彩りが出る
- 秋の七草(はぎ・ききょうなど)を一緒に飾るのも風流
すすきが手に入らないときは、花屋で扱う「パンパスグラス」など穂のある草で代用できますし、子どもと折り紙や画用紙で作っても行事の気分は十分です。飾ったすすきを軒先に吊るしておくと1年間の魔除けになる、という言い伝えのある地域もあります。
置く場所と向き
置き場所は「月が見える場所」がいちばんの正解です。月に供えるものなので、月から見えるところに置く、と考えます。
- 月が見える窓辺・縁側・ベランダに小さな台を置く
- 配置は「月から見て左に自然の物(すすき・芋)、右に人の作った物(団子)」とする説が知られる(=自分から見ると、すすきが右・団子が左)
- 地域や家によって違いがあるので、厳密に考えすぎなくてよい
- 風の強い日は倒れやすいので、屋外に出しっぱなしにしない
マンションで月の方角に窓がない場合は、リビングの棚の上などに供えて、月見の時間だけベランダで月を眺める形でも構いません。形式より「実りに感謝して月を楽しむ」ことが行事の中身です。
お供えのあとは「お下がり」でいただく
- 供えた団子はその晩のうちか翌日に下げて、家族で食べる
- 食べることで月の力を分けてもらえる、とされてきた
- 固くなった団子は、焼いて砂糖じょうゆを絡めるとみたらし風に
- 汁粉やぜんざいに入れて煮直すのもおすすめ
屋外に長時間置いた団子は、ほこりや虫が気になることもあります。その場合は無理に食べず、供える用と食べる用を分けておくと安心です。とくに夏の名残で気温の高い年は、屋外に出すのは月見の間だけにして、食べる分は室内に置いておくのが現実的です。
月見団子の簡単な作り方
だんご粉を使えば、こねて丸めてゆでるだけで作れます。15個分の目安はだんご粉150g前後です。
- だんご粉に水を少しずつ加え、耳たぶくらいの固さにこねる
- 15等分してきれいに丸める(子どもの出番です)
- 沸騰した湯でゆで、浮いてから2〜3分待って冷水に取る
- 水気を切って冷ます。積むのは表面が乾いてから
小さい子どもが食べるときは、のどに詰まらせないよう小さく切って、そばで見守りながら食べさせてください。白玉粉で作るとやわらかめ、上新粉を混ぜるとしっかりめの食感になります。作った団子は日持ちしないので、当日中に食べきるのが基本です。
4コマ漫画でおさらい
「9個・4個・2個」の三段さえ覚えれば、月見団子はもう迷いません。供えて、眺めて、家族でおいしく食べるところまでがお月見です。
よくある質問
Q. 十五夜と十三夜は何が違うのですか?
十五夜は旧暦8月15日、十三夜は旧暦9月13日の月を楽しむ行事です。十三夜には団子を13個(下9個+上4個)供えます。片方だけ見るのは「片見月」と呼ばれ、両方見るのが縁起が良いとされてきました。
Q. 雨や曇りで月が見えないときも供えますか?
供えて構いません。見えない月にも「無月」「雨月」という言葉があり、昔から雲の向こうの月を思って楽しむ日とされてきました。お供えと団子作りだけでも、季節の行事として十分成り立ちます。
Q. 団子は市販のものでもいいですか?
もちろん大丈夫です。和菓子店やスーパーの月見団子で構いませんし、関西風の、あんを巻いた里芋形の月見団子を供える地域もあります。大事なのは数や形式より、感謝して供える気持ちです。
Q. 何時ごろ供えればいいですか?
決まりはありませんが、月が昇り始める夕方に供えて、夜に家族で月を眺めるのが自然な流れです。翌朝には下げて、お下がりとしていただきます。
Q. マンションで月が見えません
室内の棚に供えて、月見の時間だけベランダや外へ出て月を探せば十分です。月の出の方角は東〜南東。時間がたつほど高く昇るので、見えない場合は少し時間を置いてから探してみてください。
Q. すすきはどこで手に入りますか?
この時期は花屋やスーパーの切り花コーナーに並ぶことが多いです。河原などで採る場合は、立入りや採取が禁止されていない場所か確認を。手に入らなければ穂のある草花や手作りで代用できます。
Q. 供えたあとの団子が固くなってしまいました
焼き網やトースターで軽く焼いて、砂糖じょうゆを絡めるとみたらし風においしく食べられます。汁粉に入れて煮直すのも定番の食べ方です。
Q. お供えに使った里芋や果物はどうしますか?
団子と同じく、下げたあとに料理していただきます。里芋は煮物やみそ汁に。「供えてから食べる」こと自体が実りへの感謝の形とされています。
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まとめ
十五夜のお供えは団子15個を9・4・2の三段に積み、すすきと秋の実りを添えて、月の見える場所へ。配置の細かい作法は諸説あるので、こだわりすぎなくて大丈夫です。2026年は9月25日(金)。お下がりを家族で食べるところまで、ゆっくり楽しんでください。


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