【図解】カミソリの毛詰まりの取り方|叩かず刃の裏から流す。詰まらない剃り方・ジーンズで切れ味を戻す向き・乾かし方と替え時

美容

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

足を剃っている途中で、刃の間に毛がびっしり。お湯をかけても、そのまま流れていってくれない。だんだんイライラしてきて、洗面台のふちでコンコンと叩いたことのある方、けっこう多いのではないでしょうか。そのあと剃ったら妙に引っかかるようになった、という経験まで含めて。

先に結論をひとつ。詰まった毛は「刃の裏側から」流すと、驚くほどあっさり落ちます。表からいくら水を当てても、毛は刃と刃のすきまに押し込まれるだけ。向きをひっくり返すだけで解決するんです。そして叩くのは、刃の先が欠ける原因になるので、できればやめてほしい方法でもあります。

詰まりの取り方から、そもそも詰まらせない剃り方、「切れ味が復活する」とよく言われる裏ワザの本当のところ、寿命を左右する乾かし方まで順番に見ていきます。まずは、いま困っていることに近い列を選んでください。

いま困っているのはどれ?当てはまる列の章から読めばOK毛が詰まって流れない乾いてこびりついた引っかかる切れが悪い赤み・サビヒリヒリする!刃の裏からぬるま湯浸けてから歯ブラシ向きを守って整える・替える替え時。肌を休ませる第1章へ第2章へ第4章へ第6章へ

→ 第1章 裏から流す/第2章 こびりついた時/第3章 詰まらない剃り方/第4章 切れ味の裏ワザ/第5章 洗い方と乾かし方/第6章 替え時のサイン/よくある質問

毛詰まりは「裏から流す」が正解——表から当てても押し込むだけ

カミソリの刃は、細い刃が何枚か重なった構造になっています。剃った毛は、刃の表側から入って、すきまにたまっていく。つまり毛が入ってきた向きと逆から水を当てれば、来た道を戻って出ていくわけです。断面で見ると、こういうことです。

毛は「来た道」を戻す——裏から当てると出ていく✕ 表から水を当てる○ 裏から水を当てる表(肌側)裏(背中側)すきまの奥へ押し込まれる表(肌側)裏(背中側)来た道を戻って外へ出る洗面台のふちで叩く → 刃先が欠ける・曲がる → 引っかかりとヒリつきに
  1. ぬるま湯を出したまま、カミソリを裏返す。刃の背中側(肌に当たらない面)を上に向けて、そこに勢いよく水を当てます。ヘッドが動くタイプなら、角度を変えながら数秒
  2. お湯の温度は40度くらい。冷たい水より、少し温かいほうが皮脂や剃るための泡がゆるんで落ちやすいです。ただし熱湯は避けて。プラスチックの部分が変形することがあります
  3. 水を張った洗面器の中で振る。流水で落ちない時はこれ。ぬるま湯をためた器の中でカミソリを左右にシャッと振ると、水流が刃の間を通って毛を押し出してくれます。最後にもう一度裏から流せば、たいていの詰まりはなくなります

叩くのは避けてください。洗面台のふちや浴槽のふちで衝撃を与えると、髪の毛より細い刃先が欠けたり、ほんのわずかに曲がったりします。目で見ても分からない程度の変形なのに、剃った時の引っかかりや肌のヒリつきになって返ってくるんです。「叩いたら切れ味が落ちた気がする」は、気のせいではありません。

それでも取れない時——古歯ブラシは「背中側から」そっと

乾いてこびりついてしまった毛や、剃るためのクリームが固まった物は、水だけでは動かないことがあります。その時だけ道具を使いますが、刃に直接当てないのが鉄則です。

  • ぬるま湯にしばらく浸ける。固まったクリームは、5分ほど浸けておくとふやけて流れます。道具を使う前に、まずこれ
  • 使い終わった歯ブラシを、刃の背中側から。毛先を刃の側面や背中に当てて、外へ押し出す方向に動かします。刃の先端に真正面から当てると、それこそ刃を傷めます
  • ティッシュや布でぬぐわない。刃に沿って拭くと繊維がからまりますし、何より指を切ります。素手で刃をこすらないでください
  • 爪や指で毛をつまみ出さない。見えている毛をつまみたくなるのですが、刃はそのすぐ横にあります
  • 針やつまようじを差し込まない。すきまに硬い物を入れてこじると、刃が曲がったり外れかけたりします

作業する時は、カミソリを子どもの手の届かない所に置くのも忘れずに。洗面台に出しっぱなしにして席を立つと、小さな子は必ず触ります。

そもそも詰まらせない剃り方——毎回の小さな習慣で変わります

詰まってから取るより、詰まらないようにするほうがずっと楽なんですよね。ここは習慣の話です。

  • 剃るための泡やクリームを必ず使う。せっけんの泡でも構いません。何もつけずに剃ると、毛と皮脂が刃の間で固まりやすく、肌への負担も大きくなります
  • 2〜3回動かしたら、そのつどすすぐ。全部剃り終わってからまとめて洗うと、すきまに詰まった毛が乾いて固まります。動かす、すすぐ、動かす。このリズムにすると詰まりません
  • 一度に長く動かさない。ひとすじで足首からひざまで走らせると、その間の毛が全部刃に入ります。3〜5cmずつ、短く区切って
  • 力を入れない。押しつけても剃れる量は変わらず、肌を傷つけて刃も傷みます。刃の重さで滑らせるくらいがちょうどいいんです
  • 長く伸びた毛は先に短くしてから。久しぶりに剃る所は、はさみで軽く短くしておくと詰まりが激減します
  • 逆剃りを減らす。毛の流れに逆らうと深く剃れますが、詰まりやすく肌も荒れやすい。まず流れに沿って、足りない所だけ横から

それと、お風呂上がりや、蒸しタオルで温めたあとに剃ると毛がやわらかくなって、刃の負担が減ります。傷や湿疹、日焼けでヒリヒリしている所は剃らないでくださいね。

切れ味を復活させる裏ワザ——ジーンズやアルミホイルは本当?

「ジーンズの上でカミソリを20回こすると切れ味が戻る」「アルミホイルを剃ると研げる」。よく見かける方法ですよね。実際はどうなのか、正直なところをお話しします。

ジーンズでこする方法は、まったくの嘘というわけではありません。理屈としては、使ううちに刃先にできた細かい「めくれ」や、刃についた水分・皮脂の残りを、丈夫な布でならして整える、というもの。革砥(かわと)で刃物を整えるのと似た発想です。ただし大事なのがこする向きで、ここを逆にすると逆効果になります。

ジーンズでこする時は「刃の背中側へ」引く○ 背中側へ引く✕ 剃る向きにこする刃先刃先刃先が後ろになる向き軽く当てて数回だけ刃先が前に進む向き布を切って刃がめくれる手は動かす向きの反対側に。刃こぼれした刃は戻りません引っかかりが取れなければ、交換がいちばん安全
  • 刃を「背中側へ引く」向きに動かすのがこの方法の前提です。刃の先が進む向き(剃る向き)でこすると、布を切りながら刃先を余計にめくってしまい、逆に切れ味を落とします
  • ジーンズは乾いた状態で、平らな所に置いて。カミソリは軽く当てる程度に。手はジーンズの上ではなく、動かす向きの反対側に置いてください
  • 効果が出るのは「少し引っかかるようになってきた」段階まで。刃こぼれした刃は戻りませんし、やりすぎも逆効果です

アルミホイルを剃る方法は、金属で刃先の汚れをこそげ落とす、という発想。ただ、アルミは刃より柔らかい金属なので、研げるというより「掃除」に近いです。刃の間にアルミのかけらが残ることもあるので、あまり積極的にはおすすめしません。

包丁やはさみのように本格的に研ぐのは、カミソリの刃には向きません。刃が薄すぎるうえ、直接肌に当てる道具だからです。刃物を研ぐ話に興味がある方ははさみの研ぎ方のほうを見てみてください。カミソリについては「引っかかったら替える」がいちばん安全で、結局いちばん快適だと思っています。

洗い方と乾かし方——浴室に置きっぱなしが寿命を縮めます

実は切れ味を長持ちさせるいちばんの近道が、ここなんです。刃が切れなくなる原因は、すり減りだけでなくサビと、水分による刃先の劣化だから。違いは置き場所でほぼ決まります。

寿命を決めるのは置き場所——浴室の外で立てて乾かす✕ 浴室に寝かせて置く○ 浴室の外で立てる寝かせて浴室に置く水が残って根元からサビる風が通る刃を上にして立てる子どもの手が届かない高さに使ったら:裏から流す → 振って水を切る → カバー → 立てて乾かすタオルで刃を拭かない・指で触らない
  1. 使い終わったら裏からぬるま湯で流す。毛と泡と皮脂を残さない。ここまでは詰まりの話と同じです
  2. 水気をしっかり切る。柄を持って、刃を下に向けて数回シャッと振る。タオルで刃を拭くのは禁物なので、振って落とすのが正解です
  3. カバーやキャップをつける。ほこりよけになりますし、うっかり触っても指を切りません
  4. 浴室から出して、風通しのよい所へ。ここが最大のポイント。浴室は一日中しめっているので、置きっぱなしにすると刃の根元からサビます
  5. 立てて乾かす。刃を上に向けて立てておくと、水が下に落ちて刃の間に残りません。カミソリ用のスタンドや、吸盤で壁につくホルダーが便利です

もし刃の根元がうっすら赤茶色くなっていたら、それはサビ。サビた刃は肌に当てないほうがよく、落とすより交換です。金属のサビ落としの考え方そのものに興味がある方は自転車のサビの落とし方にまとめていますが、カミソリだけは「落として使う」の対象外だと思っておいてください。

替え時のサイン——日数より「肌の感じ」で決める

「何回使ったら替える」「2週間で交換」といった目安はよく見かけますが、剃る面積も毛の量も人それぞれなので、日数で決めるより使った時の感覚で判断するほうが確実です。替刃のパッケージや取扱説明書に目安が書いてあれば、そちらも参考にしてください。

  • 同じ所を2回も3回も往復しないと剃れない。これがいちばん分かりやすいサイン
  • 引っかかる感じ、毛を引っぱられる感じがある。切れずに毛を引き抜いていて、肌にはかなりの負担です
  • 剃ったあとに赤くなる、ヒリヒリする、ぶつぶつが出る。刃が原因のことがよくあります
  • 刃の根元にサビや黒ずみが見える。見えたら交換

そして剃っていて出血した、赤みや腫れが引かない、かゆみが続くという時は、その日はそこでやめてください。剃らずに休ませる日をつくるのも大事ですし、症状が長引くようなら皮膚科で診てもらうのがいちばん安心です。無理に続けていいことはひとつもありません。

ゆきこ( ゚Д゚)『洗面台のふちでコンコン、ついやってしまいますよね。裏から水を当てるだけで済むなら、もう叩く理由はありません。置き場所を浴室の外に移すのは、今日からお金をかけずにできる、いちばん効く手入れだと思います』

置き場所を変えるといっても、平置きすると刃が下向きになって水が残るんですよね。立てて乾かせるスタンドや、壁につけられるホルダーがあると、水が切れて風も通るので、それだけで持ちが変わります。子どもの手が届かない高さに付けられるかどうかも見ておきたいところです。


カミソリの乾燥スタンドをAmazonで探す

よくある質問

Q. 熱湯で流したり、ドライヤーで乾かしたりしてもいい?

おすすめしません。熱湯はプラスチックのヘッドや柄が変形することがあり、ドライヤーの熱風を近くから当てるのも同じ理由で避けたいところです。ぬるま湯で流して、振って水を切り、風通しのよい所で立てる。これで十分乾きます。

Q. 家族で同じカミソリを使い回してもいい?

使い回さないでください。カミソリは目に見えないくらいの血液が付くことがあり、B型肝炎などの感染予防として、歯ブラシやカミソリは共用しないよう厚生労働省なども呼びかけています。1人1本、置き場所も分けておくと取り違えません。

Q. 電動シェーバーにも「裏から流す」は使える?

水洗いできる機種かどうかで変わるので、まず取扱説明書を確認してください。水洗いOKの機種でも、外刃(網の部分)はとても薄く、指で押すとへこみます。毛の掃除はメーカーの手順どおりに、付属のブラシで行うのが安全です。

Q. 刃のすきまに毛が1本だけ残る。どうすれば?

器にためたぬるま湯の中で振る、を2〜3回くり返してみてください。それでも残る時は、乾く前に第2章の歯ブラシを背中側から。指でつまむ、針で突くのは刃のすぐ横に指や道具を近づけることになるので、やめておきましょう。

Q. 使い終わったカミソリはどう捨てる?

刃がむき出しのまま袋に入れると、収集する人がけがをします。キャップをする、厚紙で包むなどの方法と、お住まいの自治体の分別の確かめ方はカミソリの捨て方と替刃の出し方にまとめています。

あわせて読みたい

「もう替え時かな」となったら、カミソリの捨て方と替刃の出し方へ。刃をむき出しのまま袋に入れないための包み方をまとめています。刃物を研ぐという話に興味があればはさみの研ぎ方、金属のサビが気になった方は自転車のサビの落とし方もどうぞ。

買ったあとの困りごとについても、別の記事で一つずつ整理しています。独特の臭いの正体と消し方、取れない理由と正しい手順、ヘラとスポンジの代用。必要なところだけどうぞ。

まとめ:裏から流して、叩かず、乾かす

  1. 詰まった毛は刃の裏側からぬるま湯。器の中で振るのも効きます
  2. 叩くのはやめる。刃が欠けて、引っかかりと肌荒れの原因に
  3. 詰まりにくい剃り方は泡を使う・こまめにすすぐ・力を入れない
  4. ジーンズの裏ワザは向きを間違えると逆効果。引っかかったら交換
  5. 浴室に置かず、立てて乾かす。赤みや出血が出たら中止して休ませる

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

カミソリの毛詰まりと切れ味の早見表:詰まった毛はぬるま湯を刃の裏側から当てて流すのが正解で、水を張った器の中で振るのも効き、乾いた汚れは古歯ブラシを刃の背中側から当てる。洗面台のふちで叩くのは刃が欠けたり歪んだりするので避ける。詰まりにくい剃り方は、泡やクリームを必ず使う、2から3回動かすたびにすすぐ、短く区切って動かす、力を入れず刃の重さで滑らせる、長い毛は先に短くする、逆剃りを減らす。切れ味の裏ワザは、ジーンズでこする方法は刃を背中側へ引く向きでないと逆効果、アルミホイルは掃除に近く効果は限られ、引っかかったら替え時。洗い方は裏からぬるま湯で流し、振って水気を切り、カバーをして浴室から出し、立てて風通しのよい所で乾かす。刃に指を当てない、素手で刃をこすらない、子どもの手の届かない所に置く、赤みやヒリつきや出血が出たら中止して長引くときは皮膚科へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました