コガラとハシブトガラの違い——黒い頭の小さな鳥を見わける目印

生活

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黒い頭の小さな鳥が、枝から枝へ軽やかに移っていく。「コガラ?ハシブトガラ?」と迷う人は多いですよね。図鑑を開いても、2種はそっくりに描かれていて、見た目だけでは決めきれません。

先に結論をひとつ。2種は見た目がとても似ていて、羽の色だけで見分けるのはむずかしいと言われます。手がかりになるのは、見かける地域と鳴き声。迷ったら、決めなくて大丈夫です。ハシブトガラは北海道で見られる鳥、コガラは本州などの山地で見かけやすいと言われます。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ見かけた場所が手がかり→北海道か本州の山かで考える第1章へ ▶見た目だけで迷う→決めずに写真を図鑑と見比べる第2章へ ▶胸に黒い帯があった→シジュウカラかも第3章へ ▶観察の決まりを知りたい→えさ・巣・近づき方の約束第4章へ ▶記録を残したい→場所と日付と様子をメモ第5章へ ▶

ケース別に読む:見かけた場所で考えたい人|見た目で迷う人|胸に黒い帯があった人|観察の決まりを知りたい人|記録を残したい人

4コマ漫画|黒い頭の小鳥を見わける山道で黒い頭の小鳥どっちだろうコガラ?ハシブトガラ?1やりがちなNGえさで呼んで近くで見ようえさはやらない2正しい対処離れて静かに双眼鏡で見る場所と様子をメモ3決めなくてOK決めきれないときは決めない写真と場所を残す4

場所が最初の手がかり——北海道か、本州などの山地か

2種を分けるうえで、まず頼りになるのは見かけた場所です。ハシブトガラは北海道で見られる鳥、コガラは本州などの山地で見かけやすいと言われます。つまり、本州の山で見かけた黒い頭の小鳥なら、コガラの可能性が高めです。

ただ、北海道ではどちらの鳥にも出会うことがあると言われます。北海道で見たからといって、ハシブトガラと決めつけないでください。場所は手がかりで、答えではありません。

場所が最初の手がかり北海道で見たハシブトガラの可能性もただし決めつけない本州などの山地コガラを見かけやすいあくまで目安迷う時場所だけでは決まらない図鑑と見比べて保留

山や林で見る小さな鳥は、枝先や葉の陰をすばやく動き回ります。止まった一瞬に、全体の様子を目に焼きつけるつもりで見ると、あとで思い出しやすくなります。じっと待って、動きが止まる時を狙うほうが、追いかけるより見やすいものです。

手がかりとして覚えておくと便利なのは、次の3つです。

  • 見かけた場所。北海道か、本州などの山地か。山地や林など、まわりの様子も思い出します
  • 見かけた季節。春か夏か秋か冬か。大まかで大丈夫です
  • 鳴き声。聞こえたかどうか。鳴き声は聞き分けのヒントになると言われます

見た目はほとんど同じ——頭の黒・のどの黒・くちばし

見た目の違いを、表にまとめます。

見る所 コガラ ハシブトガラ
見られる地域 本州などの山地で見かけやすい 北海道で見られる
頭の黒 わずかな違いがあると言われる。写真では判断がむずかしい
のどの黒 わずかな違いがあると言われる。見る角度でも変わる
くちばしの太さ わずかな違いと言われる。決め手にはしにくい

表のとおり、羽の色や形の違いは、ごくわずかです。図鑑には細かい違いが載っていますが、森の中で動き回る小さな鳥を、見ながら比べるのは、慣れた人でもむずかしいと言われます。

鳴き声にも違いがあると言われますが、言葉で書き分けるのはむずかしいものです。声で聞き分けたい時は、鳥の声を紹介している図鑑や、観察会の案内を参考にしてください。鳴き声を流して、鳥を呼び寄せることはしません。

それでも見た目から考えたい時は、次の順番で見てみてください。

  1. 全体の大きさ。スズメくらいか、それより小さめか
  2. 頭の黒い範囲。どこまで黒かったか
  3. のどの黒い部分。見えた形をそのまま思い出す
  4. 胸の様子。黒い帯があったかどうか

見た目と声で迷ったら、無理に決めなくて大丈夫です。「コガラかハシブトガラのどちらか」と覚えておくだけで、立派な観察になります。名前を当てることより、見た場所と様子を書き残すことのほうが、あとで役に立ちます。次に同じ鳥に出会った時の手がかりになるからです。

似た鳥との違い——シジュウカラは胸の黒い帯

黒い頭の小鳥で、まず思い浮かぶのがシジュウカラです。シジュウカラは、胸からおなかにかけて黒い帯が通っているのが目印です。ネクタイのように見えるので、見分けの手がかりになります。ほおの白さも目立ちます。

胸の帯で見わけるコガラ・ハシブトガラ頭とのどが黒っぽい胸に帯は目立たないシジュウカラ胸に黒い帯が通るネクタイのように見える

シジュウカラは、公園や庭などの身近な場所でも見かける鳥です。身近な場所で胸に帯のある小鳥を見たら、まずシジュウカラを思い浮かべてみるとよいでしょう。

胸に帯が見えたらシジュウカラ、見えなければコガラ類、と二択では決められません。帯が見えない黒い頭の小鳥には、ほかの種類もいるからです。胸の帯は、あくまで「シジュウカラかどうか」を確かめる手がかりとして使ってください。

野鳥を見る時の決まり——離れて静かに、えさをやらない

小さな鳥は、人が近づくとすぐに警戒します。鳥にも自分にも負担が少ない見方を、短くまとめます。

  • 捕まえない・飼わない。野鳥は法律で守られています
  • 巣やヒナに触らない。地面にヒナがいても拾わず、そっとしておきます
  • えさをやらない。パンなどの食べ物も同じです。巣箱やえさ台をかけて呼び寄せることもしません
  • 鳴き声を流さない。録音の声で呼び寄せるのは、鳥を驚かせます
  • 離れて静かに見る。近づかなくても、双眼鏡があれば細かい所まで見えます
  • 山では道から外れない。登山道から出ず、私有地や立入禁止の場所に入りません。枝を折ったり、草木を持ち帰ったりもしません
  • 子どもは大人と一緒に、犬は短いリードで。放さないようにします

山や林を歩く時は、歩きやすい靴と、季節に合った服装で出かけます。ひとりで奥へ入らず、暗くなる前に戻れる計画にしておくと安心です。足元の悪い所では、鳥を見ながら歩かず、立ち止まってから見上げてください。

双眼鏡を選ぶ前に、よくある後悔のパターンを知っておきたい人は双眼鏡を買って後悔した7つの理由が参考になります。

迷った時の記録の残し方——写真とメモ

その場で決められなくても、記録を残しておけば、あとで図鑑や写真と見比べられます。残すのは次の3つです。

  1. 場所。北海道か本州か、山地か平地か、どんな木の近くだったか
  2. 日付と時間帯。春・夏・秋・冬の季節と、朝か昼か夕方かの大まかな目安
  3. 様子。頭やのどの黒い部分、胸に帯はあったか、鳴き声は聞こえたか

記録は、ノートでもスマホのメモでも構いません。同じ場所に何度か通うなら、前回との違いも書いておくと、季節の移り変わりにも気づけます。

写真は、離れた所から撮れる範囲で。フラッシュは使わず、鳥を驚かせないようにします。撮れなくても、メモだけでも手がかりになります。ひとりで判断できない時は、地域の探鳥会や自然観察の催しの案内を調べて、経験のある人に聞いてみるのもひとつの手です。

子どもと一緒に見る時は、「頭は黒い?」「胸に帯はある?」と、特徴を探す遊びにすると盛り上がります。名前を当てるより、見つけた特徴を言葉にするほうが、観察の力がつきます。双眼鏡で、太陽の方向を見ないよう、事前に伝えておきましょう。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、この2種は決めきれないことのほうが多いと思います。場所と様子をメモしておくだけでも、次に見た時の手がかりになりますよね』

💡 この困りごとへの提案

名前を調べるのが楽しくなってきたら、野山の鳥を写真つきでまとめた図鑑が1冊あると便利です。小さな鳥のページを、メモと並べて見比べてみてください。


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まとめ:2種は羽の色だけでは見分けにくい。場所と鳴き声を手がかりに、迷ったら決めない

  1. 2種は見た目がとても似ています。羽の色だけで決めるのはむずかしいと言われます
  2. 手がかりは見かけた場所。ハシブトガラは北海道、コガラは本州などの山地で見かけやすいと言われます
  3. 胸に黒い帯があればシジュウカラの手がかりになります
  4. 迷ったら決めずに、場所と様子をメモして、図鑑と見比べます
  5. えさをやらず、巣に近づかず、離れて静かに双眼鏡で見ます

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

コガラとハシブトガラの違いの早見表:2種は見た目がとても似ていて、羽の色だけで見分けるのはむずかしいと言われる。手がかりは見かけた場所で、ハシブトガラは北海道で見られる鳥、コガラは本州などの山地で見かけやすいと言われるが、北海道ではどちらにも出会うので決めつけない。頭の黒、のどの黒、くちばしの太さはわずかな違い。胸に黒い帯があればシジュウカラの手がかり。迷ったら決めず、場所・日付・様子をメモして図鑑と見比べる。野鳥は捕まえない、飼わない、巣やヒナに触らない、えさをやらない、巣箱やえさ台をかけない、鳴き声を流さない、離れて双眼鏡で見る、登山道から外れない、私有地に入らない、子どもは大人と一緒、犬は短いリード

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