コナラとミズナラの違い——葉のつけ根と樹皮で見わける

家事

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公園や山を歩いていて、どんぐりのなる大きな木に出会うと、「これはコナラ? それともミズナラ?」と迷うことってありますよね。葉の形も、ごつごつした樹皮も、ぱっと見はよく似ています。図鑑を開いても、どこを見ればいいのか分からなくなりがちです。

先に結論をひとつ。いちばん分かりやすい目印は、葉のつけ根です。コナラは葉のつけ根に短い柄があり、ミズナラは柄がほとんどなくて、葉が枝にくっついているように見えます。一方で樹皮は、どちらも縦に割れ目が入るので、樹皮だけで決めようとすると迷いやすいんです。

この記事では、見る順番を図と早見表にまとめています。葉に手が届かない時の落ち葉の見方、樹皮で迷った時の考え方、すむ場所の手がかり、写真の撮り方、観察する時の決まりまで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ?葉が手に取れる→つけ根の柄を見る第1章へ ▶葉が高くて届かない→落ち葉を拾って見る第2章へ ▶樹皮しか見えない→決めずに葉を待つ第3章へ ▶どんぐりがある→場所と実の手がかり第4章へ ▶

ケース別に読む:葉が手に取れる人|葉が高くて届かない人|樹皮で迷う人|場所やどんぐりを知りたい人|写真に残したい人|観察する時の決まり

4コマ漫画|どんぐりの木はどっち?これ、どっち?1公園の木の前コナラ? ミズナラ?ごつごつだし、これ!2やりがち樹皮だけでは決めにくいつけ根に柄がある!3正しくは葉のつけ根を見る柄あり、コナラ寄り4結果迷ったら写真を撮る

先に見る場所——葉のつけ根の柄で見わける

葉を目の高さで見られるなら、まず葉の「つけ根」を見てください。つけ根というのは、葉が枝につながっている、いちばん細くなっている部分のことです。

葉のつけ根を比べるコナラ短い柄があるミズナラ柄がほとんどない
  • コナラは、葉のつけ根に短い柄があります。葉と枝の間に、ちょこんと細い部分がある形です
  • ミズナラは、柄がほとんどありません。葉が枝にそのままくっついているように見えます

柄があるかないかは、葉の形全体の印象よりも見比べやすい目印です。ただ、「短い柄」と「ほとんどない柄」の差は小さいので、1枚だけで決めないでください。同じ木の葉を何枚か見て、どれも同じ傾向かを確かめると、迷いがぐっと減ります。

ほかにも、見比べると分かる違いがあります。次の早見表にまとめています。

見るところ コナラ ミズナラ
葉のつけ根の柄 短い柄がある ほとんどない。枝にくっついて見える
葉の大きさ ミズナラに比べると小さめ 大きめ
ふちのギザギザ ミズナラに比べると細かめ 粗い
よく見る場所 街の近くの雑木林に多い 涼しい山に多い

表の「大きさ」と「ギザギザ」は、2本の木を並べて見比べた時に分かる、という程度の目印です。1本だけを見て「大きい」「粗い」と決めるのは難しいので、いちばんの決め手は葉のつけ根の柄だと覚えておくと迷いません。

葉が高くて届かない時——地面の落ち葉で見る

大きな木は、葉が手の届かない高さにあることがほとんどです。そんな時は、根元に落ちている葉を見る方法があります。ただし、木の近くで見る時には、守ってほしい決まりがあります。

落ち葉で見る時の3つ足元の葉だけ地面の落ち葉を見るつけ根を見る見たら元の場所へ枝は折らない木にも登らない
  • 拾うのは、地面に落ちている葉だけ。枝を引き寄せたり、折ったりして葉を取らないでください
  • 木に登らない。子どもが真似をしやすいので、大人が先に見せないことが大切です
  • 見たら、その場に戻す。公園や山の草木は、持ち帰らないのが基本です
  • 私有地や立入禁止の場所には入らない。柵の外から見える範囲で観察しましょう

落ち葉は、傷んでいたり、つけ根が欠けていたりすることがあります。その葉では柄の様子が分からないので、別の1枚を見てください。つけ根がきれいに残っている葉を2〜3枚選んで見比べると、判断しやすくなります。

樹皮で迷う時——割れ目だけでは決められない

「樹皮を見れば分かるのでは?」と考える人は多いと思います。でも、コナラもミズナラも、樹皮には縦に割れ目が入ります。そのため、樹皮だけで見分けようとすると、どちらにも見えてしまいがちです。

しかも樹皮は、木の年数によって見た目が変わります。若い木と古い木では、割れ目の深さやごつごつ感が違って見えることがあるんです。ですから樹皮は「決め手」ではなく、葉と合わせて見る「手がかり」として使うのがおすすめです。

  • 樹皮の一部分だけを見て、決めない
  • 葉の柄とあわせて、「どちらの特徴にも合う」かを見る
  • 葉のない季節で決め手がない時は、無理に決めず、葉が出る季節を待つ

葉も落ち葉もなくて樹皮しか見えない時は、「ナラの仲間のどれか」とだけ覚えておいて大丈夫です。名前をはっきり決めるのは、葉が見られる時でも遅くありません。

場所とどんぐりの手がかり——街の近くはコナラ、涼しい山はミズナラ

見かける場所も、手がかりになります。ミズナラは涼しい山に多く、街の近くの雑木林でよく見かけるのはコナラです。散歩で立ち寄る公園や、住宅地に近い林で出会うナラの木は、コナラであることが多いんですね。

ただし、場所はあくまで「目安」です。涼しい山でもコナラはありますし、街の近くにミズナラが植えられていることもあります。場所だけで決めず、葉のつけ根の柄とセットで確かめてください。

どんぐりの形は、ナラの仲間をさらに見分けるのに役立ちます。コナラとクヌギの違いは、クヌギとコナラの違い——葉の形とどんぐりで見わけるで、葉の形と実の形を並べてまとめています。落ちているどんぐりを見る時は、口に入れないこと。小さな子どもやペットが拾って口に入れないように、そばで見ていてください。

写真に残す——あとで図鑑と見比べるための3枚

その場で決めきれなくても、大丈夫です。写真を撮っておけば、家に帰ってからゆっくり図鑑と見比べられます。撮るのは、次の3枚です。

写真は3枚葉の表と裏1枚ずつつけ根のアップ柄の有無が分かる樹皮と全体木の姿も残す
  1. 葉の表と裏。落ち葉なら、ひっくり返して1枚ずつ
  2. つけ根のアップ。柄があるか、ないかが分かるように寄って撮ります
  3. 樹皮と木の全体。幹の模様と、木の姿を残しておきます

手のひらや硬貨を一緒に写すと、大きさの目安が残ります。葉を撮る時は、背景に白い紙や地面など、葉の輪郭がはっきりする物を置くと見やすいですよ。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、木の名前は一発で当てなくていいと思っています。「柄があったか、なかったか」を写真に残しておけば、あとで図鑑と見比べられますよね』

観察する時の決まり——口に入れない・折らない・立ち入らない

ナラの仲間を見るときは、次のことを守ってください。観察は、木にも周りの人にも負担をかけない形で楽しむのがいちばんです。

  • 実(どんぐり)・葉・樹皮を口に入れない。子どもとペットにも注意
  • 枝を折らない。花や実を摘まない。草木を持ち帰らない
  • 私有地や立入禁止の場所、登山道の外には入らない
  • 犬を連れている時は、リードを放さない

庭や敷地にある大きな木が気になる時は、自分で枝を切ったり、高い所に登ったりしないでください。大きくなった木の手入れは、造園業者に相談するのが安心です。

💡 この困りごとへの提案

見分けに慣れてきたら、図鑑が1冊あると、葉のつけ根の柄や樹皮の様子を写真と見比べやすくなります。葉の絵や写真が大きく載っている樹木図鑑だと、散歩のお供にしやすいです。


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まとめ:葉のつけ根の柄を見る。樹皮だけでは決めない

  1. いちばんの目印は葉のつけ根。コナラは短い柄あり、ミズナラはほとんどなし
  2. 大きめで粗いギザギザならミズナラ寄り。何枚か見比べて
  3. 樹皮だけでは決めない。どちらも縦に割れ目があり、年数でも変わる
  4. 街の近くはコナラ、涼しい山はミズナラが多い。場所は目安
  5. 迷ったら写真を撮って図鑑と見比べる。拾うのは落ち葉だけ、口に入れない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

コナラとミズナラの見わけ方の早見表:いちばんの目印は葉のつけ根。コナラは短い柄があり、ミズナラは柄がほとんどなく枝にくっついて見える。ミズナラは葉が大きめでギザギザが粗い。樹皮はどちらも縦に割れ目があり、年数でも変わるので樹皮だけでは決めない。街の近くの雑木林にはコナラが多く、涼しい山にはミズナラが多いが場所は目安。葉が届かない時は地面の落ち葉だけを見て元に戻す。迷ったら葉の表と裏、つけ根のアップ、樹皮と全体の3枚を撮って図鑑と見比べる。どんぐりや葉は口に入れず、枝を折らず、私有地に入らない。

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