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子どもが車で飽きるのは、だいたい30分から1時間おきです。ひとつの遊びを長く続けさせるより、飽きる前に手を変えていくほうがうまく持ちます。時間帯ごとの切り替え方、車内の置き方、酔いにくい過ごし方をまとめました。
時間帯別・持ちネタの早見表
| 経過時間 | やること | ねらい |
|---|---|---|
| 出発〜30分 | 外を見る・しりとり・数え遊び | まだ元気。画面は使わない |
| 30〜60分 | 音楽をかける・一緒に歌う | 目を使わないので酔いにくい |
| 1〜1.5時間 | 休憩して体を動かす | ここで一度リセットする |
| 1.5〜2.5時間 | 動画・ゲーム | いちばん強い手はここまで取っておく |
| 2.5時間〜 | おやつのあと寝かせる | 眠くなる流れをつくる |
「飽きる前に変える」が基本
長距離で失敗しやすいのは、出発してすぐ動画を見せてしまうことです。いちばん強い手を最初に使うと、後半に打つ手がなくなります。
- 序盤は目を使わない遊び(外を見る・しりとり・音楽)
- 中盤に休憩を入れて体を動かす
- 後半に動画やゲームを解禁する
- 最後はおやつのあとに寝てもらう流れにする
「あと何分で着く」と聞かれ続けるのを減らすには、先に道筋を伝えておくのが効きます。「次のサービスエリアでソフトクリーム、そのあと動画1本、それで着くよ」と区切りを見せると落ち着きます。
目を使わない遊びを3つ持っておく
車酔いを防ぐには、手元を見続けない遊びが向いています。道具がいらないので、渋滞中にも使えます。
- 色さがし…「赤い車を5台見つけたら勝ち」。窓の外を見るので酔いにくい
- しりとり・言葉遊び…「食べ物だけ」「動物だけ」と縛りをつけると盛り上がります
- なぞなぞ・クイズ…親が答える側になると、子どもが問題を作りたがります
- 数え遊び…トンネルの数、看板の数。「あといくつ」が分かると時間が進みます
- 歌…知っている曲を順番に。声を出すと気がまぎれます
幼児なら「今なにが見える?」と聞くだけでも会話が続きます。高学年なら地図を渡して、今どこを走っているかを追わせると案外夢中になります。
車内の置き方で親の負担が減る
後ろに手を伸ばして物を渡す動作は、運転中に危険です。子どもが自分で取れる位置に置いておきます。
| 置き場所 | 入れるもの |
|---|---|
| 前席背面のポケット | 絵本・シールブック・塗り絵 |
| ヘッドレストに固定 | タブレット(落下しないように) |
| 子どもの手が届く箱 | 水筒・こぼれにくいおやつ・ゴミ袋 |
| 足元のかご | 上着・ブランケット・替えの服 |
| 助手席の人の膝 | すぐ出す必要があるもの(ティッシュ・酔い止め) |
おもちゃはひもやクリップで座席につないでおくと、落ちて「取って」と言われる回数が激減します。マグネット式のおもちゃも、トレーにくっつくので散らばりません。
車酔いしやすい子への対応
酔いやすい子は、そもそも画面が向いていません。次の点を押さえると軽くなります。
- 出発前に食べ過ぎない。空腹すぎるのもよくないので、軽く食べる
- 前方が見える席にする。窓の外の遠くを見せる
- こまめに換気する。においがこもると酔いやすくなります
- エアコンは涼しめに。暑さも酔いを強めます
- 酔い止めを使う場合は、乗る30分前を目安に
気分が悪くなったら、すぐに車を止めて外の空気を吸わせます。ゴミ袋とタオル、着替えを手の届く場所に置いておくといざというときに慌てません。一度吐くと落ち着くこともあるので、「我慢して」と言わないほうがよいです。
休憩の取り方でその後が変わる
休憩は2時間おきが目安ですが、子どもがいる場合は1.5時間おきのほうが持ちます。
- 車から降りて必ず歩かせる。座ったままだと疲れが抜けません
- トイレは「行きたくない」と言っても声をかける
- 水を飲ませる。エアコンの中では思ったより乾きます
- 次の休憩までの時間を伝えておく
- サービスエリアの遊具や芝生があれば10分走らせる
休憩のたびに何か買うと決めておくと、子どもにとって楽しみになります。ソフトクリームでも小さいお菓子でも構いません。「次のところで1つ選んでいいよ」という約束は、それまでの30分を静かにさせる力があります。
4コマ漫画でおさらい
詳しい手順や例外は、この上の各見出しにまとめてあります。まずは漫画の流れだけ覚えておけば大丈夫です。
よくある質問
Q. 動画はどのくらい見せていいですか?
家庭の方針次第ですが、移動中は特別扱いにしてよいと考える家が多いです。ただし酔いやすい子は避けたほうが無難です。目安として1本見たら休憩、と区切ると使いすぎません。
Q. 兄弟げんかが始まります
座席を離すか、間に荷物を置いて視線を切ると収まりやすくなります。同じおもちゃを2つ用意しておくのも効きます。それぞれにヘッドホンを渡して別の音を聞かせる手もあります。
Q. 夜に走って寝かせるのはどうですか?
子どもは寝てくれるので車内は静かになりますが、運転する人の睡眠が削られます。仮眠を取ってから走る、交代できる人がいる場合に向いた方法です。
Q. おやつは何がいいですか?
こぼれにくく、手が汚れないものです。小袋のおせんべい、グミ、個包装のクッキーが扱いやすいです。チョコレートは夏場に溶けるので避けたほうがよいです。
Q. 水筒とペットボトル、どちらがいいですか?
ストロー付きの水筒が倒れにくく安心です。ペットボトルなら、キャップを自分で開けられる子に限ります。車内は思ったより乾くので、こまめに飲ませてください。
Q. チャイルドシートを嫌がって暴れます
休憩をこまめに入れて、降りられる時間を増やすと落ち着きます。クッションで首を支える、日差しを遮る、といった不快の原因を1つずつ取り除いていくと変わります。
Q. 渋滞にはまったときはどうしますか?
携帯トイレを用意しておくのが最大の備えです。あとは音楽やクイズなど、動かなくてもできる遊びに切り替えます。窓の外の車を数える遊びは渋滞中こそ盛り上がります。
Q. 車内が散らかって帰りが大変です
ゴミ袋を子どもの手の届くところにかけておくと、自分で入れてくれるようになります。休憩のたびに一度回収する習慣をつけると、到着時に片付ける量が減ります。
Q. 何時間までなら子連れの車移動は現実的ですか?
休憩を含めて片道4〜5時間が、幼児連れの無理のない上限です。それを超えるなら、途中で1泊するか、新幹線や飛行機に切り替えたほうが家族全体の疲れは軽くなります。小学生以上なら6時間程度までは、休憩をこまめに入れれば持ちます。
Q. タブレットの充電が持ちません
シガーソケットに差す充電器を用意しておくのが確実です。動画を見せると電池は想像以上に早く減ります。あらかじめ動画をダウンロードしておくと、通信も電池も節約できてトンネルでも止まりません。
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まとめ
長距離は飽きる前に手を変える/いちばん強い手は後半に取っておく/1.5時間おきに降りて歩かせるの3つで持ちます。おもちゃは子どもが自分で取れる位置に置き、酔いやすい子には画面より外の景色と音を。


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