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小学校で使う絵の具はほとんどが水彩か不透明水彩(ポスターカラー)で、乾いていても落とせます。こつは「表からこすらず、裏から叩いて下のタオルへ移す」ことです。絵の具の種類別の落ちやすさと、色ごとの手強さもまとめました。
絵の具の種類別 早見表
| 絵の具の種類 | 落ちやすさ | 対応 |
|---|---|---|
| 水彩絵の具 | ◎ 乾いても落ちる | ぬるま湯+食器用洗剤 |
| 不透明水彩(ポスターカラー) | ○ 早めなら落ちる | 洗剤+酸素系漂白剤 |
| アクリル絵の具 | × 乾くと落ちない | 乾く前に水で流すのが唯一の手 |
| 油絵の具 | × 専用溶剤が必要 | クリーニング店に相談 |
| ポスカ・マーカー | △ 種類による | 消毒用エタノールを試す |
まず種類を確かめる
やることが種類でまったく変わるので、先にチューブか容器を確認します。
- 水彩・不透明水彩…小学校の絵の具セットはこれです。落とせます
- アクリル…「アクリリック」「acrylic」と書かれています。乾くと水に溶けなくなるため、乾く前が勝負です
- 油絵の具…中学以上の美術で使うことがあります。家庭では難しいので専門店へ
アクリルの場合、乾く前ならただの水で大量に流すだけで落ちます。気づいたらすぐ、洗剤より先に水で流してください。乾いてしまったものは、繊維の中で固まって家庭では落としきれないことが多いです。
手順は「叩いて移す」
こすると繊維の奥に押し込んでしまいます。裏から叩いて、下に敷いたタオルへ移すのが正しい方向です。
- 乾いて固まった絵の具を、乾いた歯ブラシで払い落とす
- 40℃くらいのぬるま湯に10分つける(熱湯は使わない)
- 布を裏返して、汚れの下にいらないタオルを敷く
- 食器用洗剤を汚れに直接つける
- 歯ブラシで軽く叩く。こすらない
- タオルの位置をずらしながら繰り返す
- 流水で流して、残っていたら酸素系漂白剤を40〜50℃で30分
- ふつうに洗濯して陰干し
熱湯を使わないことが大事です。絵の具に含まれる成分は熱で固まりやすく、かえって落ちにくくなります。乾燥機も最後まで使わないでください。
乾かす前に必ず明るいところで確認します。落ちきっていないまま乾かすと、次はもっと手強くなります。
色によって手強さが違う
| 色 | 落ちやすさ | ひとこと |
|---|---|---|
| 黄・オレンジ | 落ちやすい | 洗剤だけで済むことが多い |
| 青・緑 | ふつう | 洗剤+つけ置きで落ちる |
| 赤・ピンク | やや手強い | 色素が残りやすい。漂白剤を使う |
| 黒・こん青 | 手強い | 顔料が濃く、薄く残ることがある |
| 白 | 意外に残る | 目立たないが繊維に白く残る |
| 金・銀 | 落ちにくい | 金属粉が入っている。完全には難しい |
赤系と金銀は、家庭で完全に落とすのが難しい部類です。薄く残ってしまった場合は、重ね着で隠せる位置かどうかで判断します。体操服のような目立つ場所なら、クリーニング店に「絵の具です」と伝えて相談するのが早いです。
素材別の注意
- 綿・ポリエステル…いちばん扱いやすい。上の手順どおりで大丈夫
- ウール・シルク…酸素系漂白剤で傷みます。ぬるま湯と中性洗剤だけにとどめて、落ちなければクリーニングへ
- 色物・柄物…漂白剤で元の色が抜けることがあります。目立たない場所で試してから使ってください
- 撥水加工のもの…水をはじくので洗剤が入りません。つけ置きの時間を長めにします
洗濯表示に「水洗い不可」とあるものは、自分で洗わずクリーニングへ出したほうが安全です。絵の具は落ちても、生地が縮んだり型崩れしたりすると取り返しがつきません。
次に汚さないための予防
- 絵の具用のスモックか、大きめの古いシャツを1枚用意する
- そでは必ずまくる。手首から袖口が汚れます
- 絵の具の日は白い服を着せない
- 家で使うときは新聞紙を広めに敷く
- 汚れたらその日のうちに水で流しておく
いちばん効くのは、その日のうちに水で流しておくことです。洗剤も漂白剤もいりません。水に浸けておくだけで、週末の洗濯まで放置した場合とは落ち方がまるで違います。
子どもに「汚したら帰ってすぐ水につけて」と一度教えておくと、そのあとが楽になります。洗面所にバケツを置いておけば、自分でできるようになります。
4コマ漫画でおさらい
詳しい手順や例外は、この上の各見出しにまとめてあります。まずは漫画の流れだけ覚えておけば大丈夫です。
よくある質問
Q. 洗濯してから気づきました。もう落ちませんか?
水彩なら、まだ落ちる可能性があります。乾燥機を使っていなければ望みは十分あります。酸素系漂白剤を40〜50℃で30分つけ置きしてから試してください。
Q. 塩素系漂白剤を使ってもいいですか?
白い綿製品に限れば使えますが、色柄物は色が抜けます。まずは酸素系で試してください。酸素系のほうが生地への負担も小さく、色柄物にも使えます。
Q. 重曹やクエン酸は効きますか?
絵の具の色素にはあまり効きません。食器用洗剤と酸素系漂白剤のほうが確実です。重曹は油汚れ向きなので、絵の具には向いていません。
Q. 上履きについた絵の具はどうしますか?
同じ手順で落とせます。ゴム部分は消しゴムでこすると落ちることがあります。布部分は歯ブラシで叩いて、酸素系につけ置きしてください。
Q. 手や爪についた絵の具が取れません
石けんで洗ったあと、ハンドクリームを塗ってからもう一度洗うと落ちやすくなります。爪の中は爪ブラシを使ってください。
Q. 洗ったら色が薄く残りました
つけ置きを繰り返すと薄くなっていくことがあります。ただし赤系と金銀は完全には落ちにくいです。2回試して変わらなければ、そこが限界と考えてよいです。
Q. アクリル絵の具が乾いてしまいました
家庭では難しいです。消毒用エタノールを綿棒につけて叩くとわずかに薄くなることがありますが、生地を傷める恐れもあります。大切な服ならクリーニング店に相談してください。
Q. つけ置きは何時間まで大丈夫ですか?
酸素系漂白剤は30分から1時間で十分です。何時間も置くと生地が傷みます。落ちなければ時間を延ばすより、回数を分けたほうが安全です。
Q. 絵の具が乾く前ならどうすればいいですか?
洗剤より先に、まず大量の水で流してください。水彩でもアクリルでも、濡れているうちなら水だけでほとんど落ちます。外出先でトイレの水しかない場合でも、流せるだけ流しておくと家に帰ってからの作業が格段に楽になります。
Q. 洗濯機で他の服に色移りしませんか?
絵の具のついた服は、先に単独で下洗いしてからほかの洗濯物と一緒に回してください。下洗いせずにいきなり洗濯機に入れると、溶け出した色素が白い衣類に薄くつくことがあります。
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まとめ
小学校の絵の具は水彩なので、乾いていても落とせます。ぬるま湯につける/裏から叩いて下のタオルへ移す/乾かす前に落ちたか確認するの3つが要点です。熱湯と乾燥機は使わないでください。アクリルだけは乾く前に水で流すしかありません。


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