【図解】ポルトフォイユ・ブラザの使い勝手|「ファスナー式」ではありません

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ルイ・ヴィトンの長財布のなかでも、メンズ・レディース問わず使える定番として人気なのが「ポルトフォイユ・ブラザ」です。ただ、ネットの情報を読んでいると「ファスナー式」と書かれていたり「開けるのに両手がいる」と書かれていたりで、実際どういう財布なのかが分かりにくいですよね。

そこで、公式の仕様表記と、実物を毎日扱っている買取店の解説を突き合わせて整理しました。結論から言うと、ブラザは「ファスナーで閉じる財布」ではありません。ここを取り違えると、使い勝手の話が丸ごとズレてしまいます。

結論:ブラザは留め具がない財布。だから速い、けれど小銭は苦手

ブラザは二つ折りの長財布で、外側にホックもファスナーもありません。折りたたんであるだけなので、バッグから出してそのまま開けば中身に届きます。ジップアラウンド式のように、ファスナーを一周させる手間がないんですね。

「ファスナー式」と紹介されることがあるのは、内側の小銭入れがファスナー式だからです。外側と内側が混ざって伝わってしまっているだけで、開け閉めの動作にファスナーは関係しません。

そして本当の弱点は「開閉の手間」ではなく、小銭の出しにくさのほうです。ここさえ分かっていれば、買ったあとのギャップはほとんど起きません。

知りたいこと 結論
開け閉めにファスナーは使う? 使わない。外側に留め具はなく、開くだけ
カードは何枚入る? 現行モデルはカードポケット16。旧モデルは12
小銭は使いやすい? 苦手。マチがなく奥行きがあるので取り出しにくい
ポケットに入れられる? 入るが型崩れしやすい。バッグに入れる使い方が安心
いちばん向いている人 カードとお札が多く、小銭はほとんど使わない人

開いた中身を見取り図にすると、性格がはっきりします

公式の仕様表記では、サイズは幅10×高さ19×マチ2cm。中はカードポケット16、ID・名刺用ポケット、ファスナー式コインケース、レシート用の内側ポケット4、そしてまち付きの札入れという構成です。

開いたときの中身(見取り図) 札入れ コインケース レシート用 カードポケット×16 札入れ(まち付き) ファスナー式コイン レシート用×4 幅10×高さ19cm マチ2cm カードポケットは表からは見えない位置にもあります(現行16・旧モデル12)

ポイントはカードポケットの多さです。買取店の解説によると、旧モデルは12枚、現行モデルは16枚。ビジネスで持ち歩くカードがひととおり収まる枚数で、レシート用のポケットが4つ独立しているのも、仕分けたい人にはうれしい作りです。

逆に言うと、この構成は「カードとお札のための財布」です。小銭を主役にした設計ではありません。

「開けるのに両手がいる」は、少し誤解されています

ブラザのデメリットとして「片手でさっと開けられない」と書かれていることがあります。ただ、外側に留め具がないという点では、むしろ手数は少ないほうです。

開くまでの手数を比べると ブラザ(留め具なし) ふちに金具もファスナーもない 1 バッグから出す 2 開く(留め具なし) ジップアラウンド式 ファスナーが三辺を回っている 1 バッグから出す 2 ファスナーを引く 留め具がないぶん動作は速い。かわりに中身が飛び出しやすい面もあります

ファスナーで閉じる財布は、中身が落ちにくいかわりに、開けるまでにひと動作増えます。ブラザはその逆です。速さを取るか、閉じる安心を取るかの違いだと考えると分かりやすいと思います。

ただし留め具がないぶん、カードやレシートを詰め込みすぎると口が開いてきます。薄さが持ち味の財布なので、詰めすぎないほうがきれいに使えます。

本当の弱点は、小銭の取り出しにくさ

実物を扱っている買取店の解説でも、いちばんはっきり指摘されているのがここです。理由は構造にあります。

小銭入れの断面を比べると ブラザ(マチなし) 指が底まで届きにくい マチのある小銭入れ 底まで手が入り、つまみやすい 使い込むと革がなじんで開きやすくなる、という声もあります

ブラザのコインケースはマチがなく、そのぶん奥行きがある形です。上から見ると細いスリット状なので、指を入れて底の小銭をつまむ動作がしにくい。レジ前で焦る場面が出てくるのは、たいていここです。

とはいえ、使い込むほど革がなじんで開きやすくなるとも言われています。新品のうちがいちばん硬い、と思っておくといいかもしれません。キャッシュレス中心の人なら、この弱点はほぼ問題になりません

収納の実感を一覧にすると

入れるもの 実感 ひとこと
クレジットカード・ICカード ○ 得意 現行はポケット16。仕事用もまとめて入る
お札 ○ 得意 まち付きの札入れ。折らずに入る
レシート・領収書 ○ 得意 専用ポケットが4つ。仕分けたい人向き
名刺 ○ 入る ID・名刺用のポケットがある
小銭 △ 苦手 マチがなく、底の小銭がつまみにくい
ポイントカードの束 △ 詰めすぎ注意 薄さが持ち味。膨らむと口が開いてくる
ズボンのポケットに入れる × おすすめしない 型崩れしやすい。バッグ運用が安心

良いところと、我慢がいるところ

良いところ 我慢がいるところ
留め具がなく、出してすぐ使える 閉じる仕組みがないので詰めすぎると口が開く
カードポケット16。仕分けがはっきりする 小銭入れにマチがなく、取り出しにくい
マチ2cmの薄型。ジャケットでも膨らみにくい ポケット常用は型崩れの原因になる
コーティングキャンバスは日常の扱いに強い 革のトリミングやタイガは水濡れ・摩擦に弱い
ユニセックスで、ラインの選択肢が広い ミニ財布が主流の今、サイズは大きめに感じる

ライン別の選び分け

ライン 印象 向いている場面
モノグラム・エクリプス 黒とグレーの都会的な配色 ロゴを出しすぎたくない普段使い
ダミエ・グラフィット 落ち着いた市松模様 スーツ・ビジネスの場
タイガ 型押しレザーの上質感 革の質感を楽しみたい人

キャンバス系は日常の扱いに強く、タイガはレザーらしい風合いが魅力です。水濡れや摩擦に気をつかえるかどうかで選ぶと、あとが楽になります。

向いている人・向いていない人

向いている人 向いていない人
カードが多く、整理して持ちたい 小銭をよく使い、現金払いが中心
キャッシュレス中心で小銭は少ない ポケットに入れて手ぶらで歩きたい
バッグに入れて持ち歩く できるだけ小さい財布にしたい
ビジネスの場でも使える定番が欲しい 中身が飛び出さない安心感を優先したい

買う前に確認しておきたい3つのこと

1. 小銭をどれくらい使うか。ここが最大の分かれ目です。週に何度も小銭を出す生活なら、別モデルか小銭入れとの2個持ちを考えたほうが快適です。

2. 現行か旧モデルか。カードポケットが16か12かで使い勝手が変わります。中古を見るときは枚数の表記を必ず確認してください。

3. どこに入れて持ち歩くか。バッグ運用なら問題ありませんが、ポケットに入れ続けると型崩れします。薄さに惹かれた人ほど、ここは意識しておきたいところです。

中古で探すときのチェックポイント

ブラザは流通量が多いモデルなので、状態の差も大きくなります。写真で確認しておきたいのは次の点です。

見る場所 チェック内容
カードポケットの枚数 16なら現行、12なら旧モデル。写真で数える
折り目の部分 いちばん力がかかる場所。ひび割れがないか
コインケースのファスナー 引き手の動きと、布地のほつれ
四隅と縁 擦れて下地が見えていないか
内側の生地 小銭の粉やインクのシミは減額されやすい
全体の厚み 詰めすぎで膨らんだままの個体は避ける

長くきれいに使うためのお手入れ

コーティングキャンバスは比較的扱いやすい素材ですが、革のトリミング部分とタイガは水濡れと摩擦に弱いと言われています。濡れたらこすらず、乾いた布で押さえて水分を取り、風通しのいい日陰で乾かしてください。

使わないときは付属の保存袋に入れて保管します。ビニール袋は湿気がこもるので避けてください。詰め込みすぎないこと、折り目に無理な力をかけないこと。この2つだけで、数年後の状態がずいぶん変わります。

よくある質問(FAQ)

Q1. ブラザはファスナー式の財布ですか?

いいえ。外側にファスナーやホックはなく、二つ折りにたたんであるだけです。ファスナーが付いているのは内側の小銭入れです。

Q2. カードは何枚入りますか?

現行モデルはカードポケットが16、旧モデルは12というのが買取店の説明です。中古を検討するなら、ここは必ず確認してください。

Q3. 小銭入れは使いにくいですか?

正直、得意ではありません。マチがなく奥行きのある形なので、底の小銭がつまみにくい構造です。ただ、使い込むと革がなじんで開きやすくなるとも言われています。

Q4. サイズはどれくらいですか?

公式の仕様表記で幅10×高さ19×マチ2cmです。長財布としては標準的で、厚みが抑えられているのが特徴です。

Q5. ポケットに入れて持ち歩けますか?

入りますが、おすすめはしません。留め具がなく薄い作りなので、押されると型崩れします。バッグに入れる使い方のほうが長持ちします。

Q6. メンズ向けの財布ですか?

ユニセックスに使えるモデルです。落ち着いたラインが多いので男性の使用例が目立ちますが、性別で選ぶ必要はありません。

Q7. 使わなくなったら売れますか?

定番モデルなので中古市場でも需要があります。ただし折り目のひび割れや縁の擦れが進むほど評価は下がるので、手放すなら早いほうが有利です。

まとめ:「ファスナー式かどうか」で選ぶと間違えます

ポルトフォイユ・ブラザは、留め具のない二つ折りの長財布です。出してすぐ開ける速さと、カード16という整理力が持ち味。そのかわり、小銭の出し入れは得意ではありません。

「カードとお札は多いけれど、小銭はほとんど使わない」。その生活に当てはまるなら、長く付き合える定番です。逆に現金と小銭が中心なら、無理に選ばないほうが幸せだと思います。

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使わなくなったブランドバッグやお財布が眠っていれば、ブランド品専門の買取サービスを利用するのもおすすめです。査定は無料で、思わぬ高値がつくこともありますよ。財布は折り目のひび割れや縁の擦れが進むほど評価が下がるので、迷っているなら早めが得です。

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