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箱で届いたみかんを開けたら、皮に黒い点がぽつぽつ。別のみかんには、白い粉のような物がついている。これは汚れなのか、それともカビなのか。見た目だけでは判断がつかなくて、食べるのをためらいますよね。
先に結論をひとつ。見分けのポイントはふわふわしているか、青や緑の色がついているか、広がっているか、柔らかいか、においが変かの5つです。ひとつでも当てはまる、または少しでも迷う時は、食べないのが安心です。要点をまず4コマで見て、そのあと章ごとに順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:黒い点が気になる人|白い粉が気になる人|食べてよいか迷う人|洗い方を知りたい人|カビが出た箱の人

皮の黒い点やすす——畑での汚れや傷の跡と言われる
みかんの皮に、小さな黒い点が散らばっていたり、すすをまぶしたように黒ずんでいたり。こうした黒い点やすす状の汚れは、畑にいる間についた汚れや、傷の跡と言われています。木の枝や葉にこすれた傷、虫が付いた跡、雨風で表面が傷んだ跡などが、あとから黒っぽく見えることがあるようです。
こうした汚れは、多くの場合は皮の表面にとどまっていて、中の果肉に影響しないと言われます。ただし、見た目だけで「中は大丈夫」と決めつけるのは禁物です。皮がしっかり固く、触っても柔らかい所がなく、においも普通のみかんかどうか。この3つを合わせて見ることが大切です。黒い点が広がっている、点の下が柔らかい、へこんでいる、という場合は、傷みが進んでいる可能性があるので、食べない方が安心です。
箱のみかんは、いろいろな畑や木で育った実が混ざっていることもあり、一箱の中でも皮の汚れ方がまちまちです。「全部同じように汚れている」場合と、「数個だけ汚れている」場合では、見え方が違います。数個だけ気になる物があれば、その物だけ別にして様子を見るのも手です。
見つけた時は、まず日の当たる明るい場所で、点の様子をよく見てください。点が小さくて数が少なく、皮の表面にぴったりはりついているように見えるなら、傷の跡であることが多いでしょう。一方、点がだんだん大きくなる、点のまわりに色の違う輪ができる、点の部分だけ皮が沈んでいる、という場合は、中に傷みが進んでいる合図かもしれません。置いておくうちに変化していくこともあるので、気になる物は別の皿に移して、日を置いてもう一度見てみるのもよい方法です。
白い粉とカビの違い——見分けるポイント
白い粉の正体は、汚れやほこり、乾いた汁の跡のこともあれば、カビのこともあるので、見ただけでは判断が難しい物です。見分けるポイントを表にしました。
| 見た目・触った感じ | 考え方 |
|---|---|
| さらっとした粉。こすると簡単に落ちる | 汚れやほこりのことも。ただし、ほかの項目と合わせて確認する |
| ふわふわした綿のような毛がある | カビの可能性が高い。食べない |
| 青や緑、黒っぽい色の粉がある | カビの可能性が高い。食べない |
| 白い粉が輪のように広がっていく | カビの可能性。食べない |
| 白い所が柔らかい、へこむ、汁が出る | 傷んでいる。食べない |
| 酸っぱいにおい、かびくさいにおい | 食べない |
白い粉をこすって落としても、まだ迷う時は、無理に食べなくてかまいません。カビは、見えている部分を取り除いても食べないのが基本です。カビは、見えない部分にも根を伸ばしていることがあるからです。
ゆきこ( ゚Д゚)『粉かカビか、見た目だけだと迷いますよね。まず「ふわふわしているか」「においがおかしくないか」を見て、迷ったら潔く食べない、で決めてしまうのがいちばん早いと思います』
食べてよいかの目安——見た目・触った感じ・においの3つ
最後は、3つの目安を合わせて決めます。次の表は、迷った時の考え方です。
| 見た目 | 触った感じ・におい | 考え方 |
|---|---|---|
| 皮の表面だけに小さな黒い点 | 固くて重く、においも普通 | 洗って、むいて食べる人が多い。気になる人は皮を使わない |
| 白い粉がうっすら | こすると落ちる。柔らかくない、においも普通 | 洗って確認。まだ迷うなら食べない |
| ふわふわ、青緑、黒い点が広がる | どちらでも | 食べない |
| 見た目は普通 | 押すと柔らかい、汁が出る | 食べない |
| 見た目は普通 | 酸っぱい、かびくさい、いつもと違うにおい | 食べない |
表の一番上の場合でも、「必ず食べても大丈夫」とは言えません。迷ったら食べない。これが基本のルールです。小さな子どもや高齢の家族が食べる時は、特に慎重に。むいた中身にカビや変色、においの異常があれば、そのみかんは捨ててください。
皮を食べたり、ジャムやお茶に使ったりしたい時は、さらに注意が必要です。皮の表面の汚れや、ワックスなどの処理、薬剤などが気になる人は、皮は使わないという選択がいちばん安心です。
もうひとつ、むいた時の様子も大切なヒントになります。皮をむいた時に、白い筋の部分や果肉に、カビのような点や変色が見えたら、その場で食べるのをやめてください。果肉がべたつく、水っぽくて崩れる、むいた瞬間に酸っぱいにおいやかびくさいにおいがする、という時も同じです。皮の外側が汚れているだけなのか、中まで傷んでいるのかは、むいてみて初めて分かることがあります。むいたあとに少しでも迷ったら、無理に口に入れず、処分する方が安心です。
食べる前の洗い方
皮をむいて食べる場合でも、むく前に皮を洗っておくと、手に付いた汚れが果肉に移るのを防げます。洗い方は次の流れです。
- 流水の下で、手のひらでやさしくこする。黒い点を無理に落とそうとしなくて大丈夫です
- へたの周りのくぼみは、汚れが残りやすいので、指先で軽くこすります
- 布やキッチンペーパーで水気をふいてから、むく
💡 この困りごとへの提案
皮のごしごし洗いには、野菜用の柔らかいブラシが便利です。強くこすりすぎると皮が傷んで、かえってそこから傷みやすくなることがあるので、やさしくがコツです。
洗ったあとのみかんは、水分が残っているとカビやすくなります。すぐに食べる分だけ洗い、残りは洗わずにしまうのが基本です。冷凍する場合のことは冷凍みかんが苦い時の解凍時間が参考になります。食材ごとの保存の目安は食品の保存方法の一覧でも確認できます。
カビが出たみかんの隣の物はどうする?
箱の中にカビたみかんが1つでも見つかったら、すぐにそのみかんを取り除き、隣り合っていたみかんも確認してください。カビは、接している皮から広がることがあります。確認するポイントは次のとおりです。
- 接していた面に、白や緑の点・ふわふわがないか
- 皮が柔らかくなっていないか、汁がにじんでいないか
- においが変わっていないか
少しでも異変があれば食べずに処分し、箱の底や仕切りの紙もよく見ておきましょう。箱の保存場所や、カビを広げないための置き方は、箱のみかんの保存方法にまとめています。
なお、みかんの皮を肥料などに使いたいと考えている場合は、カビや虫が心配になります。デメリットと注意点はみかんの皮を肥料にするデメリットに整理しています。カビの出た皮は、その先の利用は考えず、処分しましょう。
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箱のみかんの保存は箱のみかんの保存方法、皮を土に使う前に知っておきたいことはみかんの皮を肥料にするデメリット、冷凍した時の苦みは冷凍みかんが苦い時の解凍時間、保存の目安は食品の保存方法の一覧にまとめています。
まとめ:ふわふわ・柔らかい・においで見る。迷ったら食べない
- 黒い点は、畑での汚れや傷の跡と言われる。広がる・柔らかいなら食べない
- 白い粉は汚れのことも、カビのこともある。ふわふわ・青緑・広がるはカビの目安
- 見た目・触った感じ・においの3つを合わせて見る。迷ったら食べない
- 洗う時は流水でやさしく。洗ったら水気をふく
- カビが出たら隣のみかんも確認。異変があれば処分
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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