※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
夏の和菓子売り場で、透明な生地の中にあんが見える「水まんじゅう」と、よく似た見た目の「葛まんじゅう」。どちらもひんやりつるんとしていて、名前が違うだけなのか、中身が違うのか、迷いますよね。「くず餅」や「わらび餅」と並べて置かれていると、ますますわからなくなります。
先に結論をひとつ。水まんじゅうは、葛粉やわらび粉などで作った透明な生地であんを包んだ冷たい和菓子で、葛まんじゅうとほぼ同じ物を地域や商品で呼び分けていると言われます。くず餅やわらび餅との大きな違いは、あんを包んでいるかどうかです。そして、冷やしすぎると白く硬くなりやすいので、保存の考え方も押さえておきましょう。
ケース別に読む:名前で迷う人|表示を読みたい人|冷蔵庫に入れた人|硬い・まずいと感じた人|子どもや高齢の人が食べる人
見分けの早見表——水まんじゅう・葛まんじゅう・くず餅・わらび餅・水ようかん
似た名前の和菓子を、あんがあるかどうかを中心に整理しておきます。地域や商品によって呼び方が変わるので、「こう呼ばれることが多い」という目安として読んでください。
| 名前 | あん | 生地・材料の目安 | 形・見た目 |
|---|---|---|---|
| 水まんじゅう | あんを包む | 葛粉やわらび粉などの透明な生地 | 丸くてつるんとしている |
| 葛まんじゅう | あんを包む | 葛粉の生地とされることが多い | 水まんじゅうとほぼ同じ見た目 |
| くず餅 | 包まない | 葛粉または小麦のでんぷん | 四角く切った生地にきな粉と黒蜜 |
| わらび餅 | 包まない | わらび粉などのでんぷん | 角切りでとろんと柔らかい |
| 水ようかん | あんそのものを固める | あんと寒天など | 四角や棒状に固めた物 |
見分けるいちばんの手がかりは、あんを生地で包んでいるかです。透明な生地の中にあんが見えれば、水まんじゅうか葛まんじゅう。生地だけで食べるのがくず餅やわらび餅。あん自体を固めたのが水ようかん、と覚えておくと迷いません。
くず餅とわらび餅そのものの違いは葛餅とわらび餅の違いで整理しています。ここでは、あんを包む和菓子の話に絞りますね。
水まんじゅうは、見た目の涼しさから夏の和菓子というイメージが強いですが、売り場の並び方や呼び名は地域でも店でも違います。「水まんじゅう」と書かれた隣に「葛まんじゅう」が別の値段で並んでいる、ということもあり、どちらが生地の透明感が強い、あんが大きい、といった違いは商品によってまちまちです。だから、名前の違いにこだわりすぎず、表示と中身を見て選ぶ、くらいの気持ちが気楽です。
袋の表示とアレルギー——生地とあんの原材料を見る
名前だけでは中身が決まらないので、買う時は原材料名の欄とアレルギー表示を先に見るのが確実です。見る場所は、生地とあんの2つです。
- 生地の原材料。葛粉、わらび粉、そのほかのでんぷんなど、何で作られているかが書かれています
- あんの原材料。小豆のほか、砂糖や寒天などの表示があります。味つけによっては、小麦などのアレルギー表示が付く物も
- アレルギー表示。和菓子でも、表示は商品ごとに違います。食べる人に当てはまる項目がないか、必ず先に見てください
水まんじゅうの名前でも、生地の材料が商品によって違うことがあります。「透明だから葛粉」と決めつけず、表示の欄を見るのがいちばん確実です。
保存と冷蔵庫——冷やしすぎない・表示に従う
水まんじゅうは冷たく食べる和菓子ですが、冷やしすぎると白く硬くなりやすいと言われます。生地のでんぷんが冷えて固まる性質があるためで、くず餅やわらび餅と同じです。冷蔵庫の中でも、奥の冷えやすい場所に長く置くと、つるんとした食感が失われやすくなります。
保存の基本は袋や箱に書かれた保存方法と期限に従うことです。水まんじゅうの中には、食べごろの時間をとても短く示した表示を付けている物もあります。そうした表示がある物は、買ったらできるだけ早く食べるのが前提です。消費期限か賞味期限かも、あわせて確認してください。
あんは傷みやすい食材なので、開けたまま置いておくのは避けます。あんの保存の考え方はあんこの保存方法、固めたあんの水ようかんはようかんの保存方法で見ています。カビ、異臭、ぬめり、酸っぱいにおい、色の変化、べたつきなどの異常があれば、食べないでください。
硬くなった時・まずいと感じた時——冷たさと甘さの調整
「水まんじゅうって、思ったほどおいしくないな」と感じる理由は、だいたい次のどれかに当てはまります。
- 冷やしすぎて生地が硬くなっている。常温に少し置くと、生地がゆるんで食べやすくなります
- あんの甘さが好みに合っていない。甘さが気になる時は、お茶と一緒に食べる、小さく切って少しずつ食べるのがおすすめです
- つるんとした食感が苦手。好みの問題なので、無理に食べなくても大丈夫です
急いで食べたい時に、電子レンジで温めるのは避けてください。生地が部分的に熱くなってやけどのもとになりますし、冷たさを楽しむ和菓子ですから、温めると味も食感も変わってしまいます。
ゆきこ( ゚Д゚)『水まんじゅうは、冷たいうちに食べるのがいちばんおいしい和菓子だと思います。冷蔵庫に入れすぎないことと、食べる直前に出すことが、結局はいちばん大事ですよね』
透明な生地のつるんとした食感は、ゼラチンや寒天のゼリーとは別物です。固める物を何で代わりにするか、という話はゼラチンの代わりになる物で見ていますが、「同じ食感にはならない」と考えておくと失敗が少ないです。
子どもや高齢の人が食べる時——のどに詰まりやすい注意
水まんじゅうは、つるんとしていてのみ込みやすいぶん、のどに詰まりやすい和菓子です。かまずにそのまま丸のみにしてしまうと、危ないことがあります。
- 小さく切ってから食べる
- 座って、よくかんで、お茶などの飲み物と一緒に
- 小さな子どもと高齢の人は、大人がそばで見る(年齢で線を引かず、かむ力と飲み込む力を見て判断してください)
💡 この困りごとへの提案
冷たい和菓子は、器に盛ってゆっくり食べると、急いで口に入れずに済みます。ガラスの小鉢に盛ると、涼しげで食べる様子も見やすくなります。
Q. 葛まんじゅうとくず餅は同じ物ですか?
名前は似ていますが、あんを包んでいるかどうかで別の物として扱われることが多いです。ただ、売り場の表記は店によって違うので、迷ったら原材料名の欄と、見た目であんがあるかを確かめてください。
Q. 水まんじゅうの賞味期限や消費期限が短いのはなぜですか?
生地もあんも水分が多く、傷みやすいからだと言われます。食べごろの時間を短く示している物もあるので、買ったらその日のうちに食べる前提で選ぶと安心です。
Q. もらい物で、保存方法が書かれていません。
贈ってくれた人や、買ったお店の案内で保存方法を確かめてください。わからない時は、冷やしすぎず、できるだけ早く食べるのが無難です。迷う状態なら、食べずに処分する判断も大切です。
あわせて読みたい
くず餅とわらび餅の違いは葛餅とわらび餅の違い、葛餅が硬くなった時や冷凍の考え方は葛餅は冷凍できる?、固めた和菓子の保存はようかんの保存方法もどうぞ。
まとめ:あんを包むか見る。冷やしすぎず、小さく切って座って食べる
- 水まんじゅうと葛まんじゅうは、ほぼ同じ物を呼び分けていると言われる。決め手は表示
- くず餅やわらび餅との違いは、あんを包むか。水ようかんはあんそのものを固めた物
- 生地とあんの原材料、アレルギー表示を先に見る。保存方法と期限にも従う
- 冷やしすぎない。白く硬くなったら常温に少し置く。レンジで温めない
- 小さく切って座ってよくかむ。異常があれば食べない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント