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モバイルバッテリーを初めて買って箱を開けたら、ケーブルが1本入っているだけで、説明書は小さな紙が一枚。これ、どうやって充電するの?と手が止まりますよね。本体の口が2つも3つもあって、どこに何を差すのか、ランプが点滅しているのは充電中なのか終わったのか。最初はみんなそこで迷います。
先に結論をひとつ。充電の基本は、入力の口に対応のケーブルをつないで、USB充電器からコンセントへ。これだけです。ただ、ケーブルと充電器の選び方、本体を充電しながらスマホも充電していいのか、どのくらい時間がかかるのか、やってはいけない充電の仕方には、知っておくと安心なことがいくつかあります。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:初めて充電する人|ケーブルと充電器で迷う人|同時に充電したい人|時間が知りたい人|やってはいけないことを知りたい人|熱い・膨らんだ人
基本の手順——入力の口・充電器・ランプの3つだけ
手順は3つだけです。最初の1回は、口の向きとランプの意味だけ確かめておきましょう。
- 本体の「入力」の口にケーブルを差す。INと書いてあったり、矢印が本体に向いているマークがあったりする口が入力です。今のモバイルバッテリーは、タイプCの口が入力と出力の両方を兼ねているものが多いので、迷ったらタイプCの口で大丈夫なことがほとんど。差しにくい時は向きが逆なので、力を入れずに差し直してください
- ケーブルのもう片方をUSB充電器に差して、コンセントへ。スマホに付いてきた充電器や、家にあるUSB充電器で構いません。パソコンのUSBの口からでも充電はできますが、時間がかなり長くなります
- ランプで充電中か確かめる。ランプが点滅していれば充電中、全部点いたままになれば満充電、という機種が多いのですが、ここは製品ごとに違うので、説明書の「ランプの見方」だけは必ず一度読んでみてください
充電中はケーブルの根元が引っ張られない場所に置いてください。口がゆるむと充電できなくなる原因になります。ちなみに買ってすぐの本体は満充電ではないことが多いので、初回はまず本体を充電してから使い始めるのがおすすめです。
どのケーブル・どの充電器?——端子の形と出力の数字を見る
「付属のケーブル以外を使っていいの?」はよくある疑問です。答えは、端子の形が合っていて、きちんとした品質のものなら使える。ただ、充電器の出力によって時間が変わります。
| 見るところ | 何を確かめる | ひとこと |
|---|---|---|
| ケーブルの端子 | 本体側がタイプCか、少し前のマイクロUSBか | 付属品と同じ形なら大丈夫。断線や発熱があれば交換 |
| 充電器の出力 | 本体に書かれた「5V 2A」「出力 18W」などの数字 | モバイルバッテリーの入力より大きい分には問題なし。小さいと時間が延びる |
| 急速充電の対応 | 本体と充電器の両方が同じ規格に対応しているか | 片方だけ対応でも壊れないが、速くはならない |
| PSEマーク | 充電器・モバイルバッテリーの両方にあるか | 日本で売られる製品に必要な表示。確かめられない製品は使わない |
数字の読み方だけ補足しておきますね。充電器の「A」は流れる量、「W」は電圧との掛け算で、モバイルバッテリーの入力の数字(たとえば入力5V 2Aなら10W)に対して充電器の出力が同じか大きければ、本体が受け取れる分だけ受け取ります。出力が大きすぎて壊れる、という心配はいりません。逆に0.5Aや1Aの古い充電器だと、朝までかけても終わらないことがあります。
どれを買えばいいか迷うなら、PSEマークがあって、2ポートで合計出力に余裕のあるUSB充電器を1つ持っておくと、本体とスマホを別々に充電できて楽です。
本体を充電しながらスマホも充電していい?——機種による
コンセントが1つしかない時や、寝る前にまとめて充電したい時に、本体を充電しながらスマホにもつなぎたくなりますよね。これは「パススルー」という機能に対応しているかどうかで答えが変わります。
- 対応している機種は、説明書や商品ページに「パススルー充電対応」「充電しながら給電できます」と書かれています。その場合は、本体の充電が後回しになるか、両方ゆっくりになるかのどちらかで、それ自体で壊れることはありません
- 書かれていない機種では、やらないでください。本体が熱を持ちやすくなり、電池の劣化が早まることがあります
- 対応機種でも、熱くなったら片方を外す。夏場は特に、充電中の本体を触って「いつもより熱い」と感じたら、同時充電はやめましょう
「対応かどうか分からない」なら、順番に充電するのがいちばん安全です。先にスマホをコンセントの充電器で充電して、そのあとモバイルバッテリー本体を充電する。この順番なら、どの機種でも迷いません。
満充電までどのくらい?——容量÷入力で概算して、長めに見る
時間は製品と充電器の組み合わせで大きく変わるので、「何時間です」とは言い切れません。ただ、自分で概算する式があります。
容量(mAh)÷ 充電器から入る電流(mA)= おおよその時間。たとえば10,000mAhの本体を2A(=2,000mA)で充電すると、単純計算で5時間。実際には充電のロスや、満充電に近づくと速度が落ちる仕組みがあるので、それより長くかかると思っておくとずれません。1Aの充電器なら、単純に倍の時間です。
- 寝ている間に充電するなら、床や布団の上ではなく、机の上など硬くて燃えにくい場所で
- 満充電になったら外す。今の製品は満充電で止まる仕組みがありますが、100%のまま何日もつなぎっぱなしにするのは電池に優しくありません
- ランプが増えない時は、ケーブルの差し込みがゆるいか、充電器の出力が足りていないか、ケーブルの断線。別の組み合わせで試してみてください
「1晩で終わらなかった」は、故障より充電器の出力不足がほとんどです。充電器を変えて改善するなら、本体は問題ありません。
やってはいけない充電——布団の上・車内・濡れた手・放置
やってはいけないことは、どれも「熱」と「水」に関わっています。モバイルバッテリーの中身はリチウムイオン電池で、熱と水にとても弱いからです。
- 布団や枕の中で充電しない。寝ながらの充電で、本体が布に埋もれると熱が逃げません。枕元に置くなら、硬い床や台の上に
- 高温の車内に置かない。真夏の車内は電池が想定している温度をはるかに超えます。充電はもちろん、置きっぱなし自体を避けてください
- 濡れた手で触らない・水のそばで充電しない。洗面所やキッチンの水はねも避けたい場所です
- 100%のまま何週間もつなぎっぱなしにしない、0%のまま何か月も放置しない。どちらも電池の寿命を縮めます。使わない期間の残量や置き方は、モバイルバッテリーの保管に缶は必要?で詳しく書いています
- 対応していない充電器や傷んだケーブルを使わない。異常に熱くなる、充電が進まない時は、まず組み合わせを疑ってください
長持ちさせるコツと、充電をやめるサイン
電池を長く使うコツは、意外と少ないです。残量20〜80%くらいの間で使う・涼しい所に置く・落とさない。この3つで、寿命はかなり変わります。
- 毎回0%まで使い切ってから満充電、を繰り返すより、こまめに足すほうが電池には楽です
- 置き場所は直射日光の当たらない涼しい所。夏の窓際やストーブのそばは避けて
- 落とすと、外から見えない中身が傷むことがあります。落とした後に様子が変わったら、モバイルバッテリーを使い続けていいかの線引きを確かめてみてください
そして、次のサインが出たら、充電を止めて、その本体は使わないでください。
- 充電中や使用中に、持てないほど熱くなる
- 本体が膨らんでいる、ふたが浮いている、机に置くとぐらぐらする
- 甘いような、薬品のような匂いがする
- 落とした後に、充電できなくなった・ランプの様子がおかしい
膨らんだものは、そのままゴミに出せません。捨て方はモバイルバッテリーが膨らんだらにまとめています。中を見ようと分解するのも絶対にやめてくださいね。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、モバイルバッテリーは「どう充電するか」より「どこで充電するか」のほうが大事だと思っています。布団の中だけはやめておこう、と決めておくだけで、安心して眠れますよね』
💡 この困りごとへの提案
充電器を1つ持っておくなら、PSEマーク付きで2ポートのものを。本体とスマホを別々に充電できるので、パススルーの心配がそもそもなくなります。
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これから買う人、買い直しを考えている人は、モバイルバッテリーを買って後悔した7つの理由で失敗しやすい点を先に見ておくと安心です。使わない間の残量や置き場所はモバイルバッテリーの保管に缶は必要?、音がする・落とした・0%のまま放置した時は使い続けていいかの線引き、膨らんだ時は膨らんだら捨てる前にやめることへどうぞ。
まとめ:入力の口→充電器→ランプ。熱と水を避けて、20〜80%で使う
- 手順は3つ。入力の口に対応ケーブル、USB充電器からコンセント、ランプで確かめる
- 充電器は出力の数字とPSEマーク。大きい分には問題なし、小さいと時間が延びる
- 同時充電は機種による。説明書にパススルーの記載がなければ順番に
- 時間は容量÷入力で概算。実際はそれより長め。終わらないなら充電器を疑う
- 布団の中・車内・濡れた手はNG。熱い・膨らむ・匂うは充電をやめて使わない
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手順を1枚にまとめました。



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