モバイルバッテリーの充電の仕方——初めてでも迷わない3つの手順、ケーブルと充電器の見方、本体を充電しながらスマホも充電していい?、時間の考え方、やってはいけない充電と長持ちさせるコツ

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モバイルバッテリーを初めて買って箱を開けたら、ケーブルが1本入っているだけで、説明書は小さな紙が一枚。これ、どうやって充電するの?と手が止まりますよね。本体の口が2つも3つもあって、どこに何を差すのか、ランプが点滅しているのは充電中なのか終わったのか。最初はみんなそこで迷います。

先に結論をひとつ。充電の基本は、入力の口に対応のケーブルをつないで、USB充電器からコンセントへ。これだけです。ただ、ケーブルと充電器の選び方、本体を充電しながらスマホも充電していいのか、どのくらい時間がかかるのか、やってはいけない充電の仕方には、知っておくと安心なことがいくつかあります。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 困りごとから自分の章へ初めてで、どこに差すの?入力の口→充電器→コンセント→第1章どのケーブル・充電器?端子の形と出力の数字を見る→第2章本体とスマホを同時に充電したい機種による。説明書で確かめる→第3章満充電までどのくらい?容量÷入力で概算。長めに見る→第4章熱い・膨らんだ・匂う充電をやめて、その本体は使わない→第6章

ケース別に読む:初めて充電する人ケーブルと充電器で迷う人同時に充電したい人時間が知りたい人やってはいけないことを知りたい人熱い・膨らんだ人

基本の手順——入力の口・充電器・ランプの3つだけ

手順は3つだけです。最初の1回は、口の向きとランプの意味だけ確かめておきましょう。

「入力の口→充電器→ランプ」の3つ1入力の口に差すINか矢印のマークの口タイプCが兼ねる機種も差しにくければ向きが逆→ 力を入れない2充電器→コンセントもう片方をUSB充電器へスマホの充電器でよいPSEマークを確かめる→ 硬い机の上で3ランプで確かめる点滅=充電中が多い全部点いたら満充電機種で違うので→ 説明書の見方を優先
  1. 本体の「入力」の口にケーブルを差す。INと書いてあったり、矢印が本体に向いているマークがあったりする口が入力です。今のモバイルバッテリーは、タイプCの口が入力と出力の両方を兼ねているものが多いので、迷ったらタイプCの口で大丈夫なことがほとんど。差しにくい時は向きが逆なので、力を入れずに差し直してください
  2. ケーブルのもう片方をUSB充電器に差して、コンセントへ。スマホに付いてきた充電器や、家にあるUSB充電器で構いません。パソコンのUSBの口からでも充電はできますが、時間がかなり長くなります
  3. ランプで充電中か確かめる。ランプが点滅していれば充電中、全部点いたままになれば満充電、という機種が多いのですが、ここは製品ごとに違うので、説明書の「ランプの見方」だけは必ず一度読んでみてください

充電中はケーブルの根元が引っ張られない場所に置いてください。口がゆるむと充電できなくなる原因になります。ちなみに買ってすぐの本体は満充電ではないことが多いので、初回はまず本体を充電してから使い始めるのがおすすめです。

どのケーブル・どの充電器?——端子の形と出力の数字を見る

「付属のケーブル以外を使っていいの?」はよくある疑問です。答えは、端子の形が合っていて、きちんとした品質のものなら使える。ただ、充電器の出力によって時間が変わります。

見るところ 何を確かめる ひとこと
ケーブルの端子 本体側がタイプCか、少し前のマイクロUSBか 付属品と同じ形なら大丈夫。断線や発熱があれば交換
充電器の出力 本体に書かれた「5V 2A」「出力 18W」などの数字 モバイルバッテリーの入力より大きい分には問題なし。小さいと時間が延びる
急速充電の対応 本体と充電器の両方が同じ規格に対応しているか 片方だけ対応でも壊れないが、速くはならない
PSEマーク 充電器・モバイルバッテリーの両方にあるか 日本で売られる製品に必要な表示。確かめられない製品は使わない

数字の読み方だけ補足しておきますね。充電器の「A」は流れる量、「W」は電圧との掛け算で、モバイルバッテリーの入力の数字(たとえば入力5V 2Aなら10W)に対して充電器の出力が同じか大きければ、本体が受け取れる分だけ受け取ります。出力が大きすぎて壊れる、という心配はいりません。逆に0.5Aや1Aの古い充電器だと、朝までかけても終わらないことがあります。

どれを買えばいいか迷うなら、PSEマークがあって、2ポートで合計出力に余裕のあるUSB充電器を1つ持っておくと、本体とスマホを別々に充電できて楽です。

本体を充電しながらスマホも充電していい?——機種による

コンセントが1つしかない時や、寝る前にまとめて充電したい時に、本体を充電しながらスマホにもつなぎたくなりますよね。これは「パススルー」という機能に対応しているかどうかで答えが変わります

  • 対応している機種は、説明書や商品ページに「パススルー充電対応」「充電しながら給電できます」と書かれています。その場合は、本体の充電が後回しになるか、両方ゆっくりになるかのどちらかで、それ自体で壊れることはありません
  • 書かれていない機種では、やらないでください。本体が熱を持ちやすくなり、電池の劣化が早まることがあります
  • 対応機種でも、熱くなったら片方を外す。夏場は特に、充電中の本体を触って「いつもより熱い」と感じたら、同時充電はやめましょう

「対応かどうか分からない」なら、順番に充電するのがいちばん安全です。先にスマホをコンセントの充電器で充電して、そのあとモバイルバッテリー本体を充電する。この順番なら、どの機種でも迷いません。

満充電までどのくらい?——容量÷入力で概算して、長めに見る

時間は製品と充電器の組み合わせで大きく変わるので、「何時間です」とは言い切れません。ただ、自分で概算する式があります。

容量(mAh)÷ 充電器から入る電流(mA)= おおよその時間。たとえば10,000mAhの本体を2A(=2,000mA)で充電すると、単純計算で5時間。実際には充電のロスや、満充電に近づくと速度が落ちる仕組みがあるので、それより長くかかると思っておくとずれません。1Aの充電器なら、単純に倍の時間です。

  • 寝ている間に充電するなら、床や布団の上ではなく、机の上など硬くて燃えにくい場所で
  • 満充電になったら外す。今の製品は満充電で止まる仕組みがありますが、100%のまま何日もつなぎっぱなしにするのは電池に優しくありません
  • ランプが増えない時は、ケーブルの差し込みがゆるいか、充電器の出力が足りていないか、ケーブルの断線。別の組み合わせで試してみてください

「1晩で終わらなかった」は、故障より充電器の出力不足がほとんどです。充電器を変えて改善するなら、本体は問題ありません。

やってはいけない充電——布団の上・車内・濡れた手・放置

やってはいけないことは、どれも「熱」と「水」に関わっています。モバイルバッテリーの中身はリチウムイオン電池で、熱と水にとても弱いからです。

充電のOKとNGOK机の上など硬くて燃えにくい場所対応のケーブルと充電器満充電になったら外す直射日光の当たらない涼しい室内ランプと熱をたまに確かめるNG布団や枕の中で充電する高温の車内に置いたまま濡れた手・水のそば100%や0%のまま長く放置対応外の充電器・傷んだケーブル
  • 布団や枕の中で充電しない。寝ながらの充電で、本体が布に埋もれると熱が逃げません。枕元に置くなら、硬い床や台の上に
  • 高温の車内に置かない。真夏の車内は電池が想定している温度をはるかに超えます。充電はもちろん、置きっぱなし自体を避けてください
  • 濡れた手で触らない・水のそばで充電しない。洗面所やキッチンの水はねも避けたい場所です
  • 100%のまま何週間もつなぎっぱなしにしない、0%のまま何か月も放置しない。どちらも電池の寿命を縮めます。使わない期間の残量や置き方は、モバイルバッテリーの保管に缶は必要?で詳しく書いています
  • 対応していない充電器や傷んだケーブルを使わない。異常に熱くなる、充電が進まない時は、まず組み合わせを疑ってください

長持ちさせるコツと、充電をやめるサイン

電池を長く使うコツは、意外と少ないです。残量20〜80%くらいの間で使う・涼しい所に置く・落とさない。この3つで、寿命はかなり変わります。

  • 毎回0%まで使い切ってから満充電、を繰り返すより、こまめに足すほうが電池には楽です
  • 置き場所は直射日光の当たらない涼しい所。夏の窓際やストーブのそばは避けて
  • 落とすと、外から見えない中身が傷むことがあります。落とした後に様子が変わったら、モバイルバッテリーを使い続けていいかの線引きを確かめてみてください

そして、次のサインが出たら、充電を止めて、その本体は使わないでください。

  • 充電中や使用中に、持てないほど熱くなる
  • 本体が膨らんでいる、ふたが浮いている、机に置くとぐらぐらする
  • 甘いような、薬品のような匂いがする
  • 落とした後に、充電できなくなった・ランプの様子がおかしい

膨らんだものは、そのままゴミに出せません。捨て方はモバイルバッテリーが膨らんだらにまとめています。中を見ようと分解するのも絶対にやめてくださいね。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、モバイルバッテリーは「どう充電するか」より「どこで充電するか」のほうが大事だと思っています。布団の中だけはやめておこう、と決めておくだけで、安心して眠れますよね』

💡 この困りごとへの提案

充電器を1つ持っておくなら、PSEマーク付きで2ポートのものを。本体とスマホを別々に充電できるので、パススルーの心配がそもそもなくなります。


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これから買う人、買い直しを考えている人は、モバイルバッテリーを買って後悔した7つの理由で失敗しやすい点を先に見ておくと安心です。使わない間の残量や置き場所はモバイルバッテリーの保管に缶は必要?、音がする・落とした・0%のまま放置した時は使い続けていいかの線引き、膨らんだ時は膨らんだら捨てる前にやめることへどうぞ。

まとめ:入力の口→充電器→ランプ。熱と水を避けて、20〜80%で使う

  1. 手順は3つ。入力の口に対応ケーブル、USB充電器からコンセント、ランプで確かめる
  2. 充電器は出力の数字とPSEマーク。大きい分には問題なし、小さいと時間が延びる
  3. 同時充電は機種による。説明書にパススルーの記載がなければ順番に
  4. 時間は容量÷入力で概算。実際はそれより長め。終わらないなら充電器を疑う
  5. 布団の中・車内・濡れた手はNG。熱い・膨らむ・匂うは充電をやめて使わない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

モバイルバッテリーの充電の仕方の早見表:手順は3つ、本体の入力の口(INや矢印のマーク、タイプCが兼ねる機種も多い)に対応ケーブルを差す、もう片方をUSB充電器に差してコンセントへ、ランプの点滅で充電中を確かめる。充電器は出力の数字とPSEマークを見て、本体の入力より大きい分には問題なく、小さいと時間が延びる。本体を充電しながらスマホも充電できるかはパススルー対応かどうかで機種により、説明書に書かれていなければ順番に充電する。満充電までの時間は容量÷入力電流で概算し、実際はそれより長め。布団や枕の中で充電しない、高温の車内に置かない、濡れた手で触らない、100%や0%のまま長く放置しない、対応外の充電器を使わない。残量20〜80%で使い涼しい所に置くと長持ち。熱い・膨らむ・異臭は充電をやめて使わず、分解しない

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