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お彼岸に作るおはぎ、家で作るのは難しそうに思えますが炊飯器と市販のあんこがあれば1時間で作れます。ポイントは「米は半分つぶす」「手を水で濡らす」の2つ。米の配合による食感の違い、包み方のコツ、保存方法まで図解と4コマ漫画つきでまとめました。
作る順番の早見表
| 工程 | やること | コツ |
|---|---|---|
| ① 浸水 | 米を洗って30分〜1時間 | 夏は短め、冬は長め |
| ② 炊く | 炊飯器の普通モードで | 水はやや少なめに |
| ③ つぶす | すりこぎで半分つぶす | 粒を残すのが「半殺し」 |
| ④ 丸める | 手を水で濡らして俵形に | 1個40〜50gが目安 |
| ⑤ 包む | ラップにあんこを広げて包む | 手が汚れず均一になる |
米の配合で食感が決まる
おはぎの土台になるのはもち米ですが、うるち米(普通のごはん用の米)を混ぜるのが家庭では一般的です。配合によって食感が変わります。
- もち米100%…もっちりして本格的。ただしべたつきやすく扱いが難しい
- もち米7:うるち米3…定番の配合。もちもち感と扱いやすさのバランスがよい
- もち米5:うるち米5…軽い食感で初心者向き。冷めても固くなりにくい
- 水加減はもち米の割合が多いほど少なめに
- 炊飯器に「おこわ」モードがあればそれを使う
迷ったらもち米7:うるち米3から始めてください。家庭のおはぎとしてちょうどよく、失敗が少ない配合です。炊きあがったら10分ほど蒸らしてから次の工程へ進みます。
「半殺し」——米を半分つぶす
炊けた米をすりこぎで軽くつぶします。この作業を「半殺し」と呼び、完全につぶす「皆殺し(全殺し)」と区別されます。物騒な名前ですが、昔からの呼び方です。
| つぶし方 | 呼び名 | 食感 |
|---|---|---|
| 粒を半分残す | 半殺し | 粒感が残り、おはぎらしい仕上がり |
| 完全につぶす | 皆殺し・全殺し | なめらか。ぼたもち向き |
| ほとんどつぶさない | — | おこわに近く、ばらけやすい |
やり方は簡単です。炊きあがった米をボウルか炊飯器の中で、すりこぎを水で濡らしながら20〜30回ほど押しつぶすだけ。米粒が半分くらい残っている状態で止めます。つぶしすぎるともちのようになってしまうので、様子を見ながら少しずつ進めてください。
すりこぎがなければ、しゃもじの背やめん棒でも代用できます。いずれも道具を水で濡らすのを忘れずに。乾いたままだと米がくっついて作業になりません。
あんこで包む:ラップを使うと簡単
いちばん難しそうに見える「包む」工程も、ラップを使えば驚くほど簡単です。
- ラップを広げ、あんこを丸く平たくのばす(直径8cmほど)
- その上に丸めた米(40〜50g)をのせる
- ラップごと持ち上げて、包み込むように形を整える
- ラップを外して完成。手はほとんど汚れない
- きなこおはぎの場合は逆で、あんこを中に入れて米で包み、きなこをまぶす
米を丸めるときは手を水で濡らすのが鉄則です。塩を少し溶かした水(手水)を使うと、くっつきにくく味も締まります。1個の大きさは40〜50gが目安。あんこと米が1:1くらいの割合が食べやすいバランスです。
あんこは市販品で十分おいしく作れます。手作りにこだわると一気にハードルが上がるので、まずは市販のつぶあん・こしあんで試してみてください。甘さが強い場合は、少量の水を加えて練り直すと包みやすい固さになります。
おはぎとぼたもちの違い、保存方法
よく聞かれる「おはぎとぼたもちの違い」ですが、基本的には同じ食べ物で、季節による呼び分けです。
| 呼び名 | 時期 | 由来 | あんこ |
|---|---|---|---|
| ぼたもち(牡丹餅) | 春のお彼岸 | 牡丹の花に見立てて | こしあんとされることが多い |
| おはぎ(御萩) | 秋のお彼岸 | 萩の花に見立てて | つぶあんとされることが多い |
あんこの違いは、小豆の収穫時期に由来するという説があります。秋は採れたての小豆で皮がやわらかいのでつぶあん、春は保存した小豆の皮が固くなるのでこしあん、という考え方です。ただし地域や家庭によって呼び方はさまざまで、厳密な決まりはありません。
保存は常温で当日中が基本です。冷蔵庫に入れると米が固くなるので、食べきれない分は1個ずつラップで包んで冷凍(2〜3週間)。食べるときは自然解凍か、ラップのまま電子レンジで20〜30秒温めます。手作りは保存料が入っていないので、夏場はとくに早めに食べきってください。
お彼岸にお供えする場合は、小さめに作ると食べやすく、余りも出にくいです。仏壇に供える数に決まりはありませんが、3個や5個など奇数にする家庭が多いようです。供えたおはぎはその日のうちに下げて、家族でいただくのが一般的な形。ご先祖さまと同じ物を食べるという意味もあるので、ぜひみんなで味わってください。
4コマ漫画でおさらい
米は半分つぶす、手は水で濡らす、包むのはラップで。この3つでおはぎは家庭でも作れます。
よくある質問
Q. もち米がない場合、普通の米だけでも作れますか?
作れます。うるち米だけの場合は、炊くときに少し水を減らし、よくつぶしてまとまりを出してください。もちもち感は控えめですが、十分おいしく仕上がります。
Q. あんこが手にくっついて包めません。
ラップを使う方法が確実です。それでも扱いにくい場合は、あんこを冷蔵庫で少し冷やすと固くなって扱いやすくなります。
Q. きなこやごまのおはぎも作れますか?
作れます。あんこを中に入れて米で包み、外側にきなこ(砂糖と塩少々を混ぜる)やすりごまをまぶします。3種類作ると見た目も華やかになります。
Q. 何個くらい作れますか?
もち米2合(うるち米との合計)で、40〜50gのおはぎが12〜15個ほど作れます。お供え用と食べる分を考えて量を決めてください。
Q. お供えしたおはぎはいつ下げる?
その日のうちに下げて、家族でいただくのが一般的です。長く置くと傷むので、朝に供えて夕方には下げるとよいでしょう。
Q. 冷凍したおはぎはどれくらいもちますか?
2〜3週間が目安です。1個ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍してください。解凍は自然解凍か電子レンジで軽く温めます。
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まとめ
おはぎは炊飯器と市販のあんこがあれば1時間で作れます。米はもち米7:うるち米3で炊いて半分つぶし、手を水で濡らして丸め、ラップであんこを包むだけ。おはぎとぼたもちは季節による呼び分けで、中身はほぼ同じです。お彼岸に手作りのおはぎ、今年は挑戦してみませんか。


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