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「子どもが卒業して、道具箱の中で書道セットがそのままになっている」。そんな家庭は多いですよね。硯や筆、墨汁のボトルまでひとそろい入っているだけに、いざ手放そうとすると「これは何ゴミに出せばいいんだろう」で手が止まってしまいます。物置や押し入れの奥にしまい込んだまま、何年も出番がなかったという声も少なくありません。
先に結論をひとつ。書道セットはひとつの「もの」ではなく、硯・筆・墨・下敷き・バッグという、素材の違う部品の集まりです。丸ごと同じ袋に押し込む前に、部品ごとに分けて考えるのが結局いちばんの近道なんです。特に迷いやすいのが、硯に残った墨汁の始末。「流していいのか分からないから、とりあえず放置している」という家庭も少なくありません。墨汁の残りをどう扱うか、まだ使える道具をどこに回すか、自治体ごとに違う分別の確認のしかたまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:部品ごとの分け方を知りたい人|墨汁の残りに迷う人|まだ使える物の行き先を知りたい人|何ゴミか迷っている人|分ける時の注意を知りたい人
部品別の早見表——硯・筆・墨・下敷き・バッグ
まず全体像から。書道セットは一見ひとまとまりに見えますが、実際には石・木・竹・プラスチック・布といくつもの素材が組み合わさった道具です。ひとつのゴミ袋に全部まとめて入れると、区分違いになってしまうことがあります。部品ごとに分けると、区分の見当がつきやすくなります。目安を表にまとめました。
| 部品 | 多い区分の目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 硯 | 石なら不燃、プラなら別区分 | 素材が分かりにくい時は自治体の表で確認を |
| 筆 | 可燃が多い | 軸が竹・木・プラのどれかで変わる |
| 墨(固形) | 可燃 | 割れやすいので新聞紙に包んでから |
| 下敷き | プラ製区分 | 自治体によって資源になることも |
| バッグ | 布・合皮ごみ | 金具はそのままで出せることが多い |
あくまで多い例なので、正式な区分は第4章の自治体の表で確認してください。バッグは布と合皮が混ざった作りが多く、ファスナーの金属部分を外さなくても、そのまま可燃・不燃どちらか一方の区分で出せる自治体がほとんどです。迷ったら「布製かばん」として調べると見つかりやすいですよ。まずは、いちばん迷いやすい墨汁の残りから見ていきます。
墨汁の残りは排水に流さない——新聞紙に吸わせてから可燃ゴミへ
硯を洗う時、墨汁が少し残っていたら、そのまま流しに捨てたくなりますよね。でも、墨汁を排水にそのまま流すのはやめてください。量が多いと排水管の汚れにつながりますし、自治体によっては禁止されています。
新聞紙を数枚重ねて広げ、墨汁のボトルの残りを少しずつかけて吸わせます。一度に大量にかけるとしみ出すので、様子を見ながら。しっかり染み込んで乾いたら、袋にまとめて可燃ゴミへ。硯に残った墨も、洗った後の水を少しずつ流す程度なら気にしすぎなくて大丈夫です。
硯そのものは、汚れを落として乾かせば、洗って人に譲れる状態になります。洗い方は習字セットの洗い方にまとめているので、譲る前提なら先に読んでみてください。墨汁のボトル自体は、中身を出し切ってから軽くすすげば、多くの自治体でプラ製容器として資源に回せます。ラベルを剥がせるなら剥がしておくと、より出しやすくなりますよ。
まだ使える物の行き先——おさがり・学校・寄付
筆やパレット、道具袋がきれいなまま残っているなら、捨てる前に行き先を考える余地があります。
- 下の子やきょうだい、親戚の子どものおさがりに
- 学校に相談すると、学用品として引き取ってもらえることがあります
- 地域の子ども食堂やリユースの会に寄付する
- フリマアプリに出す家庭もありますが、墨汁のしみや使用感は正直に書いておくと、後のトラブルを避けやすくなります
筆先が固まっているだけなら、捨てる前に復活を試す方法もあります。筆が固まった時の直し方を見てから判断しても遅くありません。絵の具のパレットも同じように洗えば使い続けられることが多く、絵の具パレットの洗い方を参考にしてください。学校に相談する時は、新学期が始まる直前より、春休みや夏休みに入ってすぐの方が、先生も受け入れの段取りを立てやすいようです。
分別は自治体で違う——お住まいの区分で確認を
硯が不燃か資源ゴミか、下敷きのプラがどの区分になるかは、実は自治体でかなり違います。この記事の早見表は多い例であって、絶対の答えではありません。お住まいの自治体のごみ分別表やアプリで、「書道」「習字道具」「硯」などで調べてみてください。同じ都道府県でも、市区町村が変わると区分が変わることは珍しくないんです。引っ越したばかりの家庭は、前に住んでいた地域の感覚のまま出してしまい、収集されずに残っていた、ということも起こりがちです。
分別表で品目を探す時は「書道セット」でずばり出てこないことも多いので、「硯」「習字道具」「文房具」など、部品の名前で検索し直すと見つかりやすくなります。下敷きの扱いに迷う人は下敷きの代用もあわせてどうぞ。素材で見分ける文房具の捨て方は鉛筆削りの捨て方でも近い考え方に触れています。
分ける時の注意——ハサミ・カッターは大人が、墨の汚れに気をつけて
- バッグの金具や紐をハサミやカッターで切り離す作業は、大人が担当する
- 子どもだけに刃物を持たせない
- 墨汁や墨の粉は服や床に付くと落ちにくいので、汚れてもいい服と、下に敷く新聞紙を用意する
- 硯の角が欠けている物は、軍手をしてから扱う
- 作業は週末など時間のある日にまとめて。急いで分けようとすると、部品の分別を間違えやすい
- 湿気の多い時期は、袋に入れたまま長く置かず、なるべく早めに収集日へ出す
ゆきこ( ゚Д゚)『まるごと捨てるより、部品ごとに分けたほうが気持ちの整理もつきやすい、という声はよく聞きますね』
下の子がこれから書道を始める予定なら、使い込んで穂先が広がった太筆は買い替えどきです。小学生用の太筆は消耗品なので、一本手元にあると安心ですよ。おさがりの筆と組み合わせて、新学期を新しい気持ちで迎えられます。
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譲る前提なら習字セットの洗い方、筆先が固まっている人は捨てる前に筆が固まった時の直し方、下敷きの扱いに迷ったら下敷きの代用、絵の具のパレットも一緒に片付けるなら絵の具パレットの洗い方を参考にしてください。同じ考え方は鉛筆削りの捨て方にもまとまっています。
まとめ:墨汁は流さず新聞紙へ。部品ごとに分けて、自治体の区分は現地で確認
- 書道セットは部品ごとに分けて考える。硯・筆・墨・下敷き・バッグは素材が違います
- 墨汁の残りは排水に流さない。新聞紙に吸わせて乾かし可燃ゴミへ
- まだ使える物はおさがりや寄付にも回せる。学校に相談する道もあります
- 分別は自治体で違います。お住まいの区分表やアプリで確認してください
- 刃物を使う作業は大人が担当。墨の汚れにも気をつけて片付けましょう
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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