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学年が上がって使わなくなった鉛筆削り、削れなくなって放置していた電動のもの。捨てようと思って手に取ったところで、「これ、何ゴミなんだろう」と手が止まりますよね。プラスチックのようだけど中は金属だし、刃が入っているし、電動なら電池も入っている。結局また棚に戻してしまう、というのはよくある話です。
先に結論をひとつ。鉛筆削りは「手動か電動か」でまず分かれます。手動は金属と樹脂が混ざったもの、電動は小型家電。ここが分かると、自治体の分別表のどこを見ればいいかが決まります。そして刃の扱いには、ひとつだけ大事な原則があるんです。順番に見ていきましょう。
まず、手動か電動かで分かれます
同じ「鉛筆削り」でも、中身がまったく違います。
- 手動(ハンドルを回すもの・小さな携帯用のもの)——本体は樹脂か金属、中に刃と歯車。電気の部品は入っていません。多くの自治体で不燃ごみ・燃えないごみ、または金属を含む分類にあたります。卓上の大きなものは、サイズによって粗大ごみになることも
- 電動——中にモーターが入っていて、コンセントか乾電池で動きます。これは小型家電として扱われることが多く、回収ボックスに入れられる自治体もあります。乾電池式のものは、電池を抜くのが最初の一歩
見分けがつかない時は、コードが出ているか、電池を入れるふたがあるかを見てください。どちらかがあれば電動です。手のひらサイズで、ハンドルもコードもないものは、たいてい手動の携帯用ですね。
自治体で分け方が違います——調べ方は3通り
ここが少し面倒なのですが、ごみの分別は自治体ごとに決まっていて、全国共通のルールはありません。同じ電動の鉛筆削りでも、A市は小型家電、B市は不燃、ということが普通に起きます。だから最後は必ず、お住まいの自治体の指示に従ってください。調べ方は3つです。
- 自治体のサイトの「ごみ分別品目検索」で「鉛筆削り」と入れる。ほとんどの自治体にこの検索があって、品目名を入れると区分が出ます。いちばん早くて確実
- 配られているごみカレンダー・分別冊子の五十音の索引を見る。冷蔵庫に貼ってあるあれです。品目の一覧が後ろのほうに載っています
- 分からなければ清掃事務所に電話する。「電動の鉛筆削りで、電池が入っています」と伝えれば、その場で教えてもらえます。判断に迷うものは、これがいちばん確実です
検索する時のコツは、「鉛筆削り」で出てこなければ「小型家電」「刃物」「金属製品」でも探してみること。品目名の登録の仕方が自治体で違うので、別の言葉なら見つかることがよくあります。
よくある分け方——目安として
あくまで「よくある例」で、これで決めてしまわないでほしいのですが、目安があると調べる時に迷いません。
- 手のひらサイズの手動(携帯用)——不燃ごみ・燃えないごみ。プラスチックと金属の複合なので、資源のプラスチックには出せないことが多いです
- ハンドルを回す卓上の手動——不燃ごみ。ただし一辺が30cmを超えるような大きなものは粗大ごみの扱いになる自治体も
- 電動(コンセント式・乾電池式)——小型家電回収ボックス、または不燃ごみ。回収ボックスは、市役所や公民館、スーパーの入口などに置かれています。入る大きさが決まっているので、投入口のサイズも確認を
- 乾電池——本体とは別。多くの自治体で「有害ごみ」「危険ごみ」など専用の区分があります
くり返しになりますが、最終的な分別は、必ずお住まいの自治体の指示に従ってください。他の地域の情報をそのまま当てはめると、収集してもらえずに戻ってきてしまいます。
刃はどうする?——分解して取り出さないのが基本です
ここがこの記事でいちばん伝えたいところ。刃を取り出そうとして分解するのは、やめておいてください。
鉛筆削りの刃は、らせん状のとがった金属で、鉛筆の木をきれいに削れるくらいよく切れます。しかも本体の奥にあって、外そうとすると小さなねじや歯車と一緒に、指が入りにくい狭い場所で作業することになる。手が滑った先に刃がある構造なので、けがをしやすいんです。
- 刃は本体に入ったまま、そのままの形で出すのが基本。多くの自治体でそれで受け付けてもらえます
- 壊れて刃が外に出てしまっている、割れて中身が見えている——このときは、刃の部分を厚紙で包んでテープでしっかり留め、「刃物」「危険」と書いてから出します。収集する方が手を切らないための、いちばん大事なひと手間です
- 包むのは新聞紙より厚紙。牛乳パックを開いたものや、お菓子の空き箱が使いやすいです
- 子どもに分解させない・作業をさせない。「中身を見たい」と言われても、これだけは大人がやってください。子どもに「開けてみたい」と言われたら、刃を見せて、その場で断るくらいでちょうどいいです
- 作業をするなら軍手か厚手の手袋をして、明るい場所で。素手で中に指を入れないこと
刃物の捨て方そのものは、かみそりの替刃と考え方が同じです。かみそりと替刃の捨て方で、包み方と表示の書き方を詳しく書いているので、あわせてどうぞ。
電池は必ず抜いて、別に出します
乾電池式の電動を捨てる時、電池を入れたまま出すのは避けてください。電池は本体とは別の区分ですし、ごみ収集車やごみ処理施設での発火の原因になることがあります。
- ふたを開けて、電池を全部取り出す。取り出したあと、中に1本残っていないか必ず確認
- プラスとマイナスの端子に、セロハンテープかビニールテープを貼る。他の電池と触れてショートするのを防ぎます
- 自治体の指定する区分・回収場所へ出す。専用の回収箱がスーパーや家電店に置かれていることも
- 液もれして白い粉が出ている電池は、素手で触らない。手袋をして取り出し、粉が付いた場所は乾いた布で拭いてから水拭きを。皮膚や目に付いたら、すぐに流水でよく洗って、痛みが続くようなら受診してください
充電池が内蔵されているタイプは、自分で外そうとせず、そのまま小型家電の回収へ。無理に取り出すと発熱や発火の危険があります。
削りかすの捨て方
本体を捨てる時にたまっている削りかすは、燃えるごみが基本です。木の削りかすと黒い芯の粉なので、多くの自治体で可燃の扱いになります。ただしこれも自治体で違うので、迷ったら分別表を確認してください。
- 捨てる前に、ケースの中身を空にする。入ったまま出すと、収集の途中でこぼれます
- 紙袋か新聞紙に包んでから、可燃のごみ袋へ。ふわっと軽いので、そのまま入れると散らばります
- 色鉛筆の削りかすも同じ扱いでよいことが多いですが、量が多い時は分別表で確認を
- 使い道もあります。植木鉢の土の上に薄く敷いて乾きを防いだり、排水口のぬめり取りに撒いてから流したり。ただし大量に流すと詰まるので、少しずつ
捨てる前に確かめること——直るかもしれません
「削れなくなったから捨てる」という場合、ちょっと待ってください。本体が壊れたのではなく、詰まっているだけということが本当によくあります。
- 芯が中で折れて詰まっている——これは取り除けば元通りになります。手順は鉛筆削りが詰まった時の直し方にまとめました
- 削りかすがいっぱいで止まっている——電動は、かすがたまると安全の仕組みで止まるものがあります。捨てて試すだけ
- 回るのに削れない——刃のすり減りか、鉛筆の当て方の問題かもしれません。鉛筆削りが削れない時に見るところをどうぞ
- 新しいのが届くまでの間——鉛筆削りの代用になるもので、明日の宿題はしのげます
そして、まだ使えるのに使わなくなっただけなら、捨てる以外の手もあります。学童や子ども食堂、地域の施設で文具を集めていることがありますし、フリマのアプリや地域の譲り合いの掲示板でも、卓上の鉛筆削りは意外と引き取り手がつきます。ただし刃物が入っているものなので、渡す時は刃の状態を伝えて、子どもの手に直接渡らないように気をつけてくださいね。
ゆきこ( ゚Д゚)『電動が動かなくなって、捨てる前に中を開けてみたら削りかすが詰まっていただけだった、という話はよくありますよね。ただ、開けた時に指を刃に当てそうになる、というのもセットでよく聞きます。うちなら「開けるのは大人だけ」と決めて、子どもが横で見たがっても真顔で止めます』
買い替えるなら、削りかすのケースが大きくて、外して洗えるものを選ぶと詰まりにくくて長持ちします。小学生が使うなら、手回しの手動のほうが、力加減が分かって芯を折りにくいという声も多いですね。
削るほうの道具ではなく、鉛筆そのものや短くなった芯、それに使わなくなったノートや年賀状の出し方は鉛筆の捨て方にまとめてあります。学年が変わる時期にまとめて片づける方はそちらもどうぞ。
あわせて読みたい
捨てる前にまず鉛筆削りが詰まった時の直し方を試してみてください。それでもだめなら削れない時に見るところを。新しいのが来るまでは鉛筆削りの代用でしのげます。刃物の包み方はかみそりと替刃の捨て方が参考になります。
まとめ:手動と電動で分かれる、刃は取り出さない、電池は抜く
- まず手動か電動か。コードか電池のふたがあれば電動です
- 手動は不燃、電動は小型家電が多い。大きいものは粗大ごみのことも
- 刃は分解して取り出さない。外れた刃は厚紙で包んで表示を書く
- 電池は必ず抜いて、端子にテープを貼って別に出す。液もれは素手で触らない
- 最終的な分別は自治体の指示に従う。迷ったら清掃事務所に電話を
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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