タープの代用——ブルーシート・レジャーシート・車のハッチ・木陰は日よけになる?張り方の手順、ポールの代用で使える物と倒れる物、重りの代用、代用が向かない天気(強風・雨・火のそば)、買うなら見るところ

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キャンプ場に着いて荷物を広げたら、タープがない。あるいは、運動会や川遊びに行くのに、そもそもタープを持っていない。日差しは強いし、子どもは暑がるし、何かで日よけを作りたい場面ですよね。車にブルーシートは積んである、ポールは無いけど木はある、と、手元の物で何とかならないか考え始める人は多いと思います。

先に結論をひとつ。日よけとしての代用なら、ブルーシートにロープを通して低めに張るのが本命です。ただし、代用のタープには「向かない天気」がはっきりあって、そこを外すと日よけどころか事故の元になります。何で代わりになるかの早見表、ブルーシートの張り方、ポールと重りの代用で使える物と危ない物、そして張ってはいけない場面まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ何で代わりになる?ブルーシートが本命。表で比較→第1章ブルーシートで張りたいハトメにロープ。低めに張る→第2章ポールがない木や車は可。物干し竿は倒れる→第3章重りがない水入りペットボトル・石・砂袋→第4章風が強い・火を使う張らない。畳む判断を先に→第5章

ケース別に読む:何で代わりになるか知りたい人ブルーシートで張りたい人ポールがない人重りがない人風が強い・火を使う人買うなら何を見るか知りたい人

代用の早見表——ブルーシート・レジャーシート・車のハッチ・木陰

「タープの代わり」と言っても、求めているのは日よけなのか、雨よけなのか、それとも荷物置き場の屋根なのかで、向く物が変わります。手元にありそうな物を、得意な場面と弱点で並べました。

代わりの物 向く場面 気をつけること
ブルーシート+ロープ 日よけ・小雨よけ。数時間の滞在 ハトメの強さが限界。風を受けると帆になる。低めに張る
レジャーシート 子どもの上に短時間の日陰 角を結ぶと破れる。大人が持つ・木に掛ける程度
車のハッチ(開けた後部ドア) 荷物と椅子1〜2脚分の日陰 影は小さく、太陽が動くと消える。ドアの下に子どもの頭
木陰 いちばん涼しく、張る手間なし 枝の落下・虫・鳥のフン。上を見てから座る
大きめの布・毛布 木と木の間に掛ける一時しのぎ 雨を吸って重くなる。濡れたら使えない

表を眺めると分かるとおり、「張って屋根にできる」のは実質ブルーシートだけなんです。レジャーシートは座る物として作られていて、角を引っ張ると縫い目から裂けます。車のハッチと木陰は「張らない日よけ」として組み合わせるのが現実的。運動会のように張る場所が無い場面は、持っていかない判断も含めて運動会にテントはいらない?にまとめています。

ブルーシートの張り方——場所を決める・ハトメにロープ・低めに張る

ブルーシートは四隅と縁にハトメ(金属の輪)が付いているので、そこにロープを通せばタープと同じ形が作れます。順番は3つです。

「場所を決める→ハトメにロープ→低めに張る」の3つ1場所を決める風上に背を向ける向き火から離す・枝の真下は避ける平らで人が通らない所→ 張る前に上と風を見る2ハトメにロープ四隅のハトメに通して結ぶ破れたハトメは使わないペグは斜めに深く打つ→ 抜けたら張り直す3低めに張る片側を低くして雨を流すぴんと張りすぎない風の通り道を残す→ 帆にしない
  1. 場所を決める。風上に背を向ける向きで、焚き火やコンロからは十分に離します。太い枝の真下は落下物の通り道。平らで、人が通らない所を選んでください
  2. ハトメにロープを通して結ぶ。裂けかけているハトメは、風で一気に破れるので使いません。ペグは地面に対して斜めに、深く。抜けかけたペグは、その場で打ち直すのが鉄則です
  3. 低めに張る。片側を低くすると雨が流れて水たまりができません。ぴんと張ると風をまともに受けて帆になるので、少しゆとりを残します

ここで大事なのが、ブルーシートは風を受けると想像以上に飛ぶということ。一辺が持ち上がった瞬間にペグごと抜けて隣のサイトまで飛ぶ話は、キャンプ場ではよく聞きます。「低く・ゆるく・風上に背」を守れば、日よけとしてはしっかり働いてくれますよ。

ポールの代用——使える物と、倒れる・折れる物

ポールがない時は、「立てる」のをやめて「あるものに掛ける」発想に切り替えると安全です。いちばん怖いのは、突風で倒れたポールが人に当たること。細くて長い物は、たいてい折れるか倒れます。

ポール代用のOKとNGOK生きている太い木の幹・枝車のルーフキャリア・開けたハッチ固定された手すり・柵2本を束ねた丈夫な棒腰より低い高さで張るNG物干し竿(曲がって倒れる)傘・釣り竿(折れる)車のドア・ミラーに直結枯れ枝・細い木子どもの頭の高さにロープ
  • 。いちばん頼れる代用です。生きていて、大人の腕より太い幹や枝を選び、枯れ枝や細い若木は避けます。幹にタオルを一枚かませると樹皮を傷めません。木への固定を禁止しているキャンプ場もあるので、案内を先に見てください
  • 。ルーフキャリアや、開けたハッチのヒンジ側は、動かない固定点として使えます。逆にドアやミラーにロープを結ぶのはやめてください。風で引かれた時にドアが煽られ、ミラーが折れます
  • 物干し竿・傘・釣り竿。長さはちょうどよく見えますが、根元を固定できないので風で曲がって倒れます。倒れた先に子どもがいたら、と考えると選べません
  • どうしても立てたい時。丈夫な棒を2本束ね、ロープを3方向に張って支えます。それでも高さは腰まで。高く立てるほど倒れた時の勢いが増すので、代用ポールは低さが命です

もうひとつ、張り綱が子どもの首や顔の高さを横切っていると、走ってきた時に引っかかります。目印の布を結ぶか、通り道を横切らない張り方にしておくと安心です。

重りの代用——水入りペットボトル・石・砂袋

ペグが打てない地面(砂浜・砂利・舗装・固い芝)では、重りでロープを押さえることになります。専用の重りがなくても、家や現地にある物で代用できます。

  • 水を入れたペットボトル。2リットルなら2kg。満タンにして、ロープを首に巻きます。1本では軽いので、角ごとに2本以上まとめると効きます
  • 。両手で持つくらいの大きさの物。ロープを巻きつけるより、エコバッグに入れて袋ごと結ぶ方が外れません。帰る時は元の場所へ
  • 砂袋。砂浜なら、丈夫なビニール袋やエコバッグに砂を詰めるだけ。口をしっかり結び、二重にすると破れにくいです
  • クーラーボックス・水タンク。荷物そのものを重りにする発想。ロープは取っ手ではなく本体に回します

重りの考え方は、レジャーシートを押さえる時とほぼ同じで、角ごとの目安はレジャーシートの重りの代用にまとめています。ひとつ違うのは、タープは「面」で風を受けるので、シートよりずっと大きい力がロープにかかること。ペットボトル1本で足りると思わない方が安全です。

代用の限界——風・雨・遮光、そして張らない天気

代用のタープには、本物と比べてはっきりした限界があります。ここを知らずに張ると、日よけのつもりが危ない物に変わってしまいます。

  • 。いちばん大きな限界です。木の枝が揺れて葉が舞うくらいの風になったら、代用タープは畳む。ハトメが千切れる、ペグが抜ける、代用ポールが倒れる、シートが飛んで隣の人に当たる。強風の日は、最初から張らない判断を
  • 。たわんだ所に水がたまり、重さでハトメが抜けます。小雨なら片側を低くして流せますが、本降りなら車や建物に避難する方が早いです。雷が鳴ったら屋根の下に
  • 遮光。薄いブルーシートは光を通し、下は青く暗いだけで意外と暑いです。厚手の物や色の濃い物ほど日よけの効きは良くなります
  • 火のそば。ブルーシートもレジャーシートも化学繊維で、火の粉ひとつで穴が開き、風にあおられれば燃え広がります。焚き火・炭火・コンロの真上や風下には張らない。代用に限らずタープ全般の鉄則です

そして、代用で張っている間は目を離さないこと。風が変わった、ペグがゆるんだ、と気づいた時にすぐ畳める人がそばにいるのが条件です。初めてのキャンプで「あれもこれも代用」になりそうな人は、キャンプ初心者が後悔したことを先に読んでおくと、持ち物の優先順位が見えてきます。

買うなら見るところ——大きさ・ポール付き・張りやすさ

ここまで読んで「やっぱり1枚あった方が楽だ」と思った人へ。タープを選ぶ時に見る所は、実はそれほど多くありません。

見るところ 目安 ひとこと
大きさ 4人家族なら一辺4m前後から 大きいほど風の影響も大きい
六角形(ヘキサ)か長方形 六角形は2本のポールで張れて軽い。長方形は影が広い
ポール・ペグ・ロープ セットに含まれているか 別売りだと結局代用に戻る
生地 遮光の表示・厚み 薄い物は日よけの効きが弱い。火の粉に強い表示も見る
重さ 持ち運ぶ距離で決める 駐車場が遠いなら軽い物を

代用で苦労した人ほど、「ポール・ペグ・ロープが全部入っている」物を選ぶと、次の出番で困りません。ブルーシートはその後も荷物の下敷きやグランドシートとして活躍するので、無駄にはなりませんよ。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、代用で張るより「今日は木陰と車のハッチで乗り切る」と決めてしまう方が、子連れには楽な日も多いと思っています。張る物が増えるほど、目を離せない物が増えるんですよね』

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1枚持つなら、ポールとペグとロープがセットになった軽めの六角形が、代用から卒業したい人にはいちばん扱いやすいです。張り方の基本はブルーシートと同じなので、今日の経験がそのまま生きます。


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まとめ:ブルーシートを低めに張るのが本命。強風と火のそばでは張らない

  1. 張れる代用はブルーシートだけ。レジャーシートは裂ける。車のハッチと木陰は張らない日よけ
  2. 張り方は「風上に背・ハトメにロープ・低めにゆるく」。抜けたペグはその場で打ち直す
  3. ポールは木か車の固定点に掛ける。物干し竿・傘は倒れる。立てるなら腰の高さまで
  4. 重りは水入りペットボトル・石・砂袋を角ごとに複数。面で風を受ける分、多めに
  5. 枝が揺れる風なら畳む。火の真上・風下には張らない。張っている間は目を離さない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

タープの代用の早見表:張って屋根にできる代用はハトメ付きのブルーシートだけ、レジャーシートは角を引くと裂けるので大人が持つか木に掛ける程度、車のハッチと木陰は張らない日よけとして組み合わせる。ブルーシートの張り方は、風上に背を向け火と枝の真下を避けた平らな所を選び、四隅のハトメにロープを通してペグは斜めに深く、片側を低くして雨を流し、ぴんと張りすぎず風の通り道を残す。ポールの代用は生きている太い木や車のルーフキャリア・開けたハッチの固定点に掛ける、物干し竿・傘・釣り竿は倒れて折れるので使わない、立てるなら腰の高さまで、張り綱は子どもの顔の高さを横切らせない。重りは水入りペットボトル・石・砂袋を角ごとに複数、面で風を受ける分レジャーシートより多めに。限界は風・雨・遮光で、枝が揺れる風になったら畳む、本降りと雷は屋根の下へ、焚き火や炭火・コンロの真上や風下には化学繊維のシートを張らない、張っている間は目を離さない。買うならポール・ペグ・ロープがセットの軽い六角形を

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