ウミアイサとカワアイサの違い——頭の形といる場所で見わける

生活

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冬の水辺で、くちばしの細長いカモを見かけると、「これはウミアイサ?それともカワアイサ?」と気になりますよね。名前を調べると、2種がそっくりに紹介されていて、どちらなのか迷う人も多いようです。

先に結論です。どちらもくちばしが細長いカモのなかまです。カワアイサのオスは頭が黒っぽい緑で胸が白く、頭の後ろの冠羽は目立ちません。ウミアイサのオスは冠羽がぼさぼさと目立ち、胸が茶色っぽいのが目印です。名前のとおり、海と川で分けたくなりますが、場所だけでは決めません。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へくちばしの細いカモは?→オスの冠羽と胸の色を見る第1章へ ▶海か川かで迷う→場所だけでは決めない第2章へ ▶メスや若い鳥だった→似ているので図鑑で見比べる第3章へ ▶水辺に観察に行く→離れて双眼鏡で・柵の外に出ない第4章へ ▶

ケース別に読む:名前が知りたい人|海か川かで迷う人|メスや若い鳥だった人|水辺に観察に行く人|双眼鏡を探している人

4コマ漫画|ウミアイサとカワアイサ、離れて見わけるひと目見てくちばしが細いカモ?どっちのアイサ?1やりがちなNGパンをあげようえさをやらない2正しい対処離れて双眼鏡で胸の色を見る冠羽と胸の色を見る3見たあとは写真と図鑑で見比べよう近づかず記録する4

オスの見分けの早見表——冠羽と胸の色

見る所は2つです。頭の後ろの羽(冠羽)がぼさぼさと目立つか、胸が茶色っぽいか白いかを見てみてください。冠羽とは、頭の後ろでかんむりのように立つ羽のことです。

見る所 ウミアイサ(オス) カワアイサ(オス)
頭の後ろの冠羽 ぼさぼさと目立つ 目立たない
胸の色 茶色っぽい 白い
いる場所 海で見ることが多い 川や湖で見ることが多い
オスの見分け方は2つウミアイサ冠羽がぼさぼさ胸は茶色っぽい1カワアイサ胸が白く冠羽は目立たない2メスや若い鳥似ているので図鑑で見比べる3

あくまで目安です。水に浮かんでいる姿は、胸が水に近くて見えにくいこともありますし、羽づくろいをしている時は冠羽の見え方も変わります。見えた範囲で確かめて、「だいたいこちらかな」くらいに考えておくと、迷いすぎずに済みます。

水に浮かんでいる姿を見る時は、まずくちばしに注目してみてください。細長いくちばしは、2種に共通する特徴です。「アイサのなかまかな」と見当をつけてから、冠羽と胸の色を見る、という順番にすると、迷いが減ります。

見かけるのは、冬の水辺が多いようです。ただ、場所や年によって違いがあるので、季節はひとつの目安にしてください。見た日付と場所を一緒にメモしておくと、あとで図鑑を見る時に役立ちます。

いる場所は手がかり——名前は海と川、でも場所だけでは決めない

ウミアイサは、名前のとおり海で見ることが多く、カワアイサは、川や湖で見ることが多い鳥です。この場所の違いは、見分けの手がかりになります。ただし、場所だけで決めてしまうのは避けたほうが安心です。

海に近い川や、湖に近い海岸など、境目のような場所もあります。見た場所はあくまで「手がかり」として心に留め、決め手にはしないでください。決め手になるのは、やはりオスの姿です。見る順番は、次の3つです。

  1. 頭の後ろを見る。冠羽がぼさぼさと目立つかどうかを確かめます
  2. 胸の色を見る。茶色っぽいか、白いかを確かめます
  3. 場所を思い出す。海か、川や湖か。最後の手がかりとして考えます
場所は手がかり、決め手ではないウミアイサ海で見ることが多い1カワアイサ川や湖で見ることが多い2場所だけで決めないオスの冠羽と胸の色を見る3

水辺のカモは、じっと待つほうが見やすい鳥です。動き回るのを追いかけず、岸から離れた場所で静かに見ていると、ふと向きを変えた時に、冠羽や胸が見えることがあります。

メスや若い鳥は似ている——無理に決めず、図鑑で見比べる

ここまで書いた目印は、オスのものです。メスは2種で似ていて、若い鳥も見た目が地味なので、見分けるのはむずかしくなります。水辺でメスらしい姿しか見えなかった時は、無理に名前を決めなくて大丈夫です。

そんな時は、写真に撮っておいて、あとで図鑑と見比べます。撮るときは、離れた所から次の点を意識すると、手がかりが増えます。

  • 頭からくちばしまでが写る向きで撮ります
  • 胸のあたりの色が分かる写真が、1枚あると助かります
  • まわりに別の鳥がいたら、一緒に写しておきます。オスが近くにいると、手がかりになることがあります

「アイサのなかまのどれか」と覚えておくだけでも、立派な観察です。名前を当てることより、見た場所と様子を書き残すほうが、あとで役に立ちます。記録は、スマホのメモでもノートでもかまいません。続けて残していくと、自分だけの観察ノートになります。

水辺で鳥を見る時の決まり——離れて双眼鏡で、えさをやらない

野鳥は、法律で守られています。水辺では足元にも気をつけながら、次の決まりを守って見てください。

  • 捕まえない・飼わない。近づいて触ろうともしません
  • えさをやらない。パンなど食べ物も同じです。えさ台や巣箱で呼び寄せることもしません
  • 巣やヒナに触らない。ヒナを見つけても、拾わずにそっとしておきます
  • 鳴き声を流さない。録音で鳥を呼び寄せるのは避けます
  • 離れて静かに、双眼鏡で。近づかなくても、細かい所まで見られます
  • 水辺は柵の外に出ない。足元がぬれて滑りやすい所もあります
  • 子どもは大人と一緒に。水辺から目を離さず、犬は放さずに短いリードで
  • 私有地や立入禁止の場所に入らない。枝を折ったり、草木を持ち帰ったりもしません
水辺で鳥を見る、3つの決まり離れて見る双眼鏡で静かに見る1えさをやらないパンもあげない2柵の外に出ない子どもは大人と一緒に3

双眼鏡で見る時は、太陽の方向を見ないよう気をつけてください。寒い時期の水辺は、風が冷たく、足元もぬれやすくなります。手袋と暖かい上着を用意して、無理のない時間で切り上げましょう。

水辺では、天気や風でも見え方が変わります。風が強い日は水面が波立って、鳥が岸から離れた場所へ移ることもあります。そんな日は無理に探さず、別の日に出直すくらいの気持ちで大丈夫です。

記録を残して、道具を選ぶ——写真とメモ、そして双眼鏡

その場で決められなくても、記録があれば、あとから図鑑と見比べられます。残すのは、次の3つです。

  1. 場所。海か、川か、湖か。どんな水辺だったか
  2. 日付と時間帯。冬の朝か昼かなど、おおまかで大丈夫です
  3. 様子。冠羽がぼさぼさだったか、胸は茶色っぽいか白いか

写真に撮った鳥は、大きく写っていなくてもかまいません。拡大した時に、冠羽や胸の色が分かれば、それだけで手がかりになります。画面の中の姿を、図鑑のイラストとゆっくり見比べてみてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『カモの見分けは、慣れるまでむずかしいと思います。胸の色と頭の後ろだけ見て、あとは決めなくていい、と考えると気が楽ですよね』

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よくある疑問——海でカワアイサを見たら?

Q. 海で見たら、ウミアイサですか?
海で見ることが多いのはウミアイサですが、場所だけでは決めません。オスなら、冠羽と胸の色を見てください。

Q. メスは見分けられますか?
メスは2種で似ているので、無理に決めず、写真を撮って図鑑と見比べます。

Q. くちばしだけで見分けられますか?
細長いくちばしは2種に共通なので、決め手にはなりません。冠羽と胸の色を見てください。

Q. えさを持っていってもいいですか?
えさはやりません。野鳥は法律で守られていて、人からえさをもらうことで、暮らしが変わってしまうことがあります。

Q. もっと近くで見たいです。
近づかず、双眼鏡を使います。柵の外にも出ません。

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まとめ:オスの冠羽と胸の色を見て、離れて静かに双眼鏡で

  1. どちらもくちばしが細長いカモ。オスの目印は冠羽と胸の色です
  2. ウミアイサのオスは冠羽がぼさぼさで胸が茶色っぽく、カワアイサのオスは胸が白く冠羽は目立ちません
  3. 場所は手がかり。海と川の名前に引かれすぎず、場所だけでは決めません
  4. メスや若い鳥は似ているので、写真を撮って図鑑と見比べます
  5. 野鳥は捕まえず、えさをやらず、離れて双眼鏡で。水辺は柵の外に出ません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ウミアイサとカワアイサの違いの早見表:どちらもくちばしが細長いカモのなかま。オスの目印は冠羽と胸の色。ウミアイサのオスは冠羽がぼさぼさと目立ち、胸が茶色っぽい。カワアイサのオスは頭が黒っぽい緑で胸が白く、冠羽は目立たない。ウミアイサは海、カワアイサは川や湖で見ることが多いが、場所だけでは決めない。メスや若い鳥は似ているので、写真を撮って図鑑と見比べる。野鳥は捕まえない、えさをやらない、離れて双眼鏡で静かに見る。水辺は柵の外に出ない、子どもは大人と一緒

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