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上履きの黄ばみは、ゴシゴシこすっても落ちません。原因が「皮脂の酸化」「洗剤の残り」「直射日光による変色」の3つに分かれていて、それぞれ手が違うからです。原因の見分け方と、酸素系漂白剤のつけ置き手順、黄ばませない干し方までまとめました。
黄ばみの出方別 早見表
| 黄ばみの出方 | 原因 | やること |
|---|---|---|
| 全体がうっすら黄色い | 皮脂の酸化 | 酸素系漂白剤を40〜50℃で30分つけ置き |
| 洗ったあとに黄色くなった | 洗剤の残り | すすぎを2回に増やす。粉洗剤を控える |
| ゴム部分だけ黄色い | 直射日光による変色 | 陰干しに変える。ゴムは消しゴムで |
| つま先に茶色い輪じみ | 泥と皮脂の混合 | 固形石けん+ブラシで先に落とす |
| 部分的に濃い黄色 | 食べ物や絵の具のしみ | 食器用洗剤で叩いてから漂白 |
まず原因を見分ける
同じ「黄ばみ」でも、原因が違えば効く手も違います。見分けるポイントはいつ黄色くなったかです。
- だんだん黄色くなってきた…皮脂の酸化です。汗と皮脂が布に残って空気に触れ、時間をかけて黄色くなります。いちばん多い原因です
- 洗ったあとに黄色くなった…洗剤の残りです。とくに粉の洗濯洗剤をそのままつけてすすぎが足りないと、アルカリ分が残って黄変します
- ゴムの部分だけ黄色い…日焼けです。直射日光に当てると、ゴムや樹脂が化学変化して黄色くなります
3つが重なっていることも珍しくありません。その場合は「つけ置き→すすぎを増やす→陰干しにする」をまとめて実行すれば、次からは黄ばみにくくなります。
皮脂の黄ばみは酸素系漂白剤のつけ置き
こする力ではなく、化学の力で分解します。手順は次のとおりです。
- 中敷きと靴ひもを外す(別に洗います)
- 固形石けんとブラシで、泥汚れを先に落とす
- バケツに40〜50℃のお湯を入れる
- 酸素系漂白剤を表示どおりに溶かす
- 上履きを沈めて30分〜1時間つける
- 取り出してブラシで軽くこすり、流水で徹底的にすすぐ
- つま先を上にして陰干しする
温度が要点です。酸素系漂白剤は40〜50℃でいちばん働きます。水では効きが弱く、熱湯だと上履きが変形します。触って「少し熱いお風呂」くらいが目安です。
沈まない場合は、上に皿やペットボトルを置いて重しにします。浮いた部分だけ落ちないと、境目が線になって残ります。
洗剤の残りが原因のときは「すすぎ」を増やす
意外に多いのがこれです。洗剤をたくさん使えばきれいになると思って、粉洗剤を直接ふりかけている場合は要注意です。
| やりがちなこと | どう変えるか |
|---|---|
| 粉の洗濯洗剤を直接かける | 固形石けんか、溶かした液を使う |
| 洗剤を規定より多く入れる | 表示どおりの量にする |
| 軽くすすいで終わり | 流水で2回、泡が出なくなるまで |
| すすぎ後すぐ日なたに出す | 水気を切ってから陰干し |
「泡が見えなくなった」ではまだ残っています。水を切ってからもう一度水をかけて、白く濁らなくなるまで流してください。とくにつま先のゴムと布の境目に洗剤がたまりやすいので、そこを狙って流します。
干し方を変えるだけで黄ばみが減る
「日光に当てたほうが殺菌になる」と思われがちですが、黄ばみに関しては逆に働きます。
- 陰干しにする…風通しのよい日陰。ベランダの内側や軒下が向いています
- つま先を上にして吊る…水が下に抜けて、内側まで乾きます
- 洗濯ばさみで挟むか、専用ハンガーを使う…かかとを挟んで逆さに吊ります
- 丸めた新聞紙を入れる…水分を吸って乾きが早くなります。1時間で取り替えます
- 扇風機を当てる…梅雨時はこれがいちばん早く乾きます
乾くのが遅いと、においとカビの原因にもなります。金曜に持ち帰ってその日のうちに洗い、土日で完全に乾かす流れにすると余裕が生まれます。
それでも落ちないとき・買い替えの目安
2回つけ置きして変わらなければ、繊維の奥まで色が入っています。そこからは無理をしないほうがよいです。
- 重曹をペースト状にして塗り、30分置いてから洗う(部分汚れ向き)
- ゴム部分は消しゴムか、メラミンスポンジで軽くこする
- 白い上履き用の補修ペンで塗る(学校で認められる場合)
- サイズが合っているうちは無理に落とさず使い続ける
| 買い替えを考える目安 | 理由 |
|---|---|
| つま先や底に穴が開いた | 安全面。滑りやすくなります |
| かかとが崩れて足が抜ける | 転倒の原因になります |
| サイズが小さくなった | 足の成長に合わせる。0.5cm刻みで確認 |
| 洗っても臭いが残る | 雑菌が定着しています |
| 黄ばみが全体に定着した | 見た目が気になる場合のみ |
上履きは1学期で1サイズ変わることもあります。黄ばみを完璧に落とすより、サイズが合っているかどうかのほうが子どもには大事です。学期の終わりに一度、指1本入るゆとりがあるか確認してください。
4コマ漫画でおさらい
詳しい手順や例外は、この上の各見出しにまとめてあります。まずは漫画の流れだけ覚えておけば大丈夫です。
よくある質問
Q. 塩素系漂白剤を使ってもいいですか?
白い上履きなら使えますが、生地が傷みやすくゴム部分が黄色くなることがあります。まずは酸素系で試してください。色やラインが入っているものは色が抜けるので避けます。
Q. 洗濯機で洗ってもいいですか?
洗える機種もありますが、ドラムを傷めるので取扱説明書を確認してください。洗濯ネットに入れて、脱水は短めにします。手洗いのほうが型崩れしにくいです。
Q. 重曹だけで落ちますか?
皮脂汚れには多少効きますが、黄ばみを分解する力は弱いです。酸素系漂白剤のほうが確実です。重曹はにおい取りや、部分汚れのペーストとして使うと役立ちます。
Q. 中敷きが外れないタイプはどうしますか?
そのままつけ置きして構いません。ただし乾きにくいので、新聞紙を詰めて途中で取り替えながら乾かしてください。扇風機を当てるとさらに早く乾きます。
Q. 週末に洗うのが間に合いません
洗う時間より乾く時間がかかるので、金曜の夜に洗ってしまうのがこつです。2足を交互に使う運用にすると、乾かない焦りがなくなります。
Q. においが取れません
黄ばみと同じ酸素系のつけ置きが効きます。それでも残る場合は、消臭スプレーではなく中敷きを新しくしたほうが早いです。中敷きは市販の物に替えられます。
Q. 洗ってもすぐ汚れます
防水スプレーを陰干し後にかけておくと、汚れが入りにくくなります。週に1回、ブラシでほこりを払うだけでも黄ばみの進み方が変わります。
Q. つけ置きの時間は長いほうがいいですか?
30分から1時間で十分です。それ以上置いても効果は伸びず、生地とゴムの接着が弱くなることがあります。落ちないときは時間を延ばすより、回数を分けてください。
Q. 兄弟のおさがりの黄ばみは落ちますか?
長期間放置された黄ばみは繊維に定着していて、完全には落ちにくいです。2回つけ置きして薄くなるかどうかで判断してください。
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まとめ
黄ばみの原因は皮脂の酸化・洗剤の残り・直射日光の3つ。こするのではなく、酸素系漂白剤を40〜50℃で30分つけ置きし、流水で徹底的にすすいで、つま先を上にして陰干しします。この3つを変えるだけで、次からは黄ばみにくくなります。


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