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乾燥に強くて丈夫、と言われるユッカ。それなのに、葉が垂れてきたり、先が枯れ込んだり、幹を触るとなんだか頼りなかったりすると、「もう枯れてしまったの?」と焦りますよね。
先に結論をひとつ。復活できるかどうかは、幹を指で押して固いかどうかで、ある程度見当がつきます。固くて張りがあるなら、立て直せる見込みがあります。押すとへこむ、スカスカして軽い、というなら根腐れのサインです。幹の見分け方、根腐れの確かめ方、折れた時や花が咲いた後の手入れ、葉がとがった種類の注意まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:幹が柔らかい・スカスカの人|葉の先が枯れる・垂れる人|折れた・曲がった人|花が咲いた後の人|種類や安全が気になる人
幹が柔らかい・スカスカの時——幹を押して根腐れを見分ける
ユッカは、太い幹に水分をためる性質があると言われます。だから乾いた環境には強い反面、水が多い状態が続くと、幹の内側から傷みやすいんです。見分けは、幹を指で軽く押すところから始めます。
| 見る所 | 立て直せそうな状態 | 根腐れを疑う状態 |
|---|---|---|
| 幹を押した感触 | 固くて張りがある | へこむ・ぶよぶよ・軽くてスカスカ |
| 株元のにおい | 土のにおいだけ | 酸っぱい・ものが腐ったようなにおい |
| 鉢から抜いた根 | 白っぽくて張りがある | 黒くて、つまむと溶ける |
| 幹を切った断面 | 白〜淡い黄色で湿り気がある | 茶色や黒に変わっている |
幹を押す時は、力を入れすぎないでください。指先で軽く押して、へこまないか、手に持った時に妙に軽く感じないか。見るのはこの2点だけで足ります。表の4つのうち、2つ以上が右の欄に当てはまるなら、根腐れの可能性が高まります。
根腐れを疑う時は、鉢から株を静かに抜いて、根を見てください。傷んだ根は、清潔なはさみで取り除きます。新しい土に植え直す場合は、水はけのよい土と、穴のあいた鉢が向いています。鉢底の石が必要かどうかで迷う人は鉢底石はいらない?が参考になります。
植え直した後は、すぐにたっぷり水を与えず、根が落ち着くまで控えめにして様子を見ます。再び水を与えてよいかは、土が乾いているかを見て決めましょう。
葉の先が枯れる・垂れる時——光と風の当たり方を見る
幹が固いのに葉に元気がない時は、根腐れより先に、置いている環境を見直します。
- 光が足りない。ユッカは明るい場所を好みます。薄暗い部屋では、葉が細く垂れ下がり、下の葉から黄色くなりがちです。窓辺の明るい所へ
- 急に強い光に当てた。暗い所から夏の直射日光へ出すと、葉に白茶色のまだらができることがあります。慣らしながら
- エアコンの風が直接当たる。葉の先が乾いて茶色くなります。風の通り道から外しましょう
- 冬の窓際で冷えた。夜の窓際は空気が冷えて溜まります。夜だけ部屋の中ほどへ
水やりは、「土がしっかり乾いてから」が合っています。毎週決まった日にあげるより、鉢を持ち上げて軽くなったことと、土の中の乾き具合を確かめてからにすると、水のやりすぎを防げます。冬は土の乾きが遅いので、さらに控えめに。受け皿にたまった水は捨てて、鉢の底が水に浸かったままにならないようにしてください。
葉の先が枯れた部分は、元に戻りません。気になる時は、枯れた部分だけを、葉の形に沿って清潔なはさみで切り取ります。はさみの刃先は、自分にも子どもにも向けないでください。手入れははさみの研ぎ方にあります。
折れた・曲がった時——元気な部分を残して、挿し木にする
幹が折れた、大きく曲がった。そんな時も、あきらめるのは早いです。幹の傷んでいない部分に、新しい芽が出ることがあります。
- 傷んだ所を見極める。幹を切って断面を見て、茶色や黒の部分は取り除きます
- 元気な部分で切る。断面が白くて固い所まで、清潔な刃物で切ります
- 切り口を乾かす。すぐに植えず、風通しのよい日陰で乾かします。乾かす長さは幹の太さで違うので、切り口の様子を見ながら
- 乾いた切り口を、乾いた土に植える。根が出るまで、水は控えめに
切った後の幹から、新しい芽が出てくることもあります。出てくるまでの長さは、株の状態や季節で変わるので、慌てずに待ちましょう。待っている間も、水のやりすぎには気をつけてください。挿し木の鉢は、風通しがよくて明るい日陰が向いています。
幹が太く固い時は、無理に自分で切らず、園芸に詳しい人に相談するのも手です。力が入りすぎて、刃物が滑るのが怖いからです。切った後の幹や葉は、小さな子どもやペットが触れない所へ片付けてください。
曲がってきた場合は、光が一方向からしか当たっていないことがあります。鉢を時々回すと、まっすぐ育ちやすくなります。背が高く重い鉢は、倒れた時に人に当たらない位置に置くのが安心です。ベッドやソファの上、子どもやペットの通り道は避けましょう。
花が咲いた後の手入れ——花茎の根元を整える
ユッカは、条件が合うと、長い茎の先に白い花を咲かせます。花が終わった後は、次のように整えます。
- 咲き終わった花を取る。そのままにすると、花の部分が傷んで見た目が悪くなります
- 花茎は付け根近くで切る。茎が枯れてきたら、清潔なはさみで、幹を傷つけないように切ります
- その後は様子を見る。花が咲くと、株が疲れて葉が減ったように見えることがあります。水やりを増やしすぎず、土の乾きを見ます
花茎が長く伸びて倒れそうな時は、細い支柱をそえて、やわらかいひもでゆるく留める方法もあります。花茎は風にあおられやすいので、置き場所が不安定でないかも見ておきましょう。花が終わった後の花茎は、そのまま乾かすと軽くなって切りやすくなります。
花が咲いた後に株が弱ったように見えても、すぐ枯れたと決めつけず、先に紹介した幹の固さで判断してください。
種類の違いと、葉先がとがる種類の注意
ユッカには、葉の先が鋭くとがる種類と、比較的やわらかい種類があります。ロストラータのように葉が固く、先がとがる種類は、目や手を傷つけないよう気をつけてください。種類の名前は、買った時の札や説明書きで確かめるのが確実です。
- 目の高さに置かない。かがんだ時に目に入らない位置へ
- 剪定や植え替えは手袋をして、触った後は手を洗う
- 小さな子どもと、猫・小鳥・小動物の届かない所に置く
- 葉や茎を口に入れた時は、医療機関や中毒の相談窓口に相談する。ペットが口にした時は、獣医さんに相談する
ドラセナと見た目が似ているため、迷う人も多いです。一般的には、ユッカは幹が太く固く、葉の先がとがる種類が多く、ドラセナは葉がやわらかく、幹に節のような模様が目立つものが多いと言われます。どちらか分からない時は、買った場所の説明書きを確かめましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『ユッカみたいに丈夫と言われる植物ほど、「水をあげすぎて傷む」パターンになりやすい気がします。心配になって水をあげたくなる気持ち、よく分かりますけどね』
💡 この困りごとへの提案
水はけと風通しを見直すなら、穴や切れ込みが多い鉢も選択肢のひとつです。あると便利な物として、置いておきます。
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鉢底に石を入れるかどうかは鉢底石はいらない?、切る道具の手入れははさみの研ぎ方に詳しくあります。
まとめ:幹を押して固さを見る。柔らかければ根腐れを疑う
- 幹を指で押して、固さを確かめる。固ければ立て直せる見込みがある
- 柔らかい・スカスカは根腐れのサイン。鉢から抜いて根とにおいを見る
- 葉先の枯れは光・風・冷えを見直す。傷んだ部分は戻らない
- 折れた・曲がった時は、元気な部分で切って乾かし、挿し木に
- 葉先がとがる種類は、目の高さを避けて手袋を。子どもとペットの届かない所へ
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