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大きな葉が、ある日ぐったりと垂れてきた。アロカシアは、そんな変化が目に見えて分かる植物ですよね。さらに、葉が黄色くなって落ちていくと、「もうダメかも」と気持ちまで沈んでしまいます。
先に結論をひとつ。葉が垂れる理由は、水・光・冷えの順に見ていくと整理しやすいです。そして、葉が全部枯れてしまっても、根元の芋(球根)が固ければ、休んでいるだけのことがあると言われます。ただし、アロカシアの汁には注意が必要です。作業の前に、次の点を確かめておいてください。
- 切る時や植え替えの時は手袋をして、触った後は手を洗う
- 汁がついたら水で洗い流す。目をこすらない
- 葉・茎・芋(球根)は、小さな子どもと猫・小鳥・小動物の届かない所に置く。口に入れないこと
- 口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に相談する(毒性の強さは、人や量でも違うので自己判断しない)
ケース別に読む:葉が垂れる人|倒れる・ひょろひょろの人|葉が枯れる・黄色い人|芋(球根)だけになった人|品種で違うか知りたい人
葉が垂れる時——水が多い、足りない、冷えの3つを見る
アロカシアの葉は大きくて薄く、水の状態が悪いとすぐ元気がなくなります。しかも、水が多すぎても足りなくても、同じように垂れるのが厄介なところです。
葉が垂れた時は、まず水をあげたくなりますよね。でも、土が湿ったままの状態で水を足すと、根が傷んで逆効果になることがあります。指で土を触る。鉢を持ち上げて重さを確かめる。この2つを先にやるだけで、判断を間違えにくくなります。
| 土と鉢の様子 | 疑うこと | 見直し方 |
|---|---|---|
| 土がいつまでも湿っている・鉢が重い | 水のやりすぎ | 土の中が乾くまで水を待つ。受け皿の水は捨てる |
| 土がからからで鉢が軽い | 水不足 | 鉢底から流れるまで水を与える。しばらくして持ち直すか見る |
| 土は普通なのに、朝夕だけ垂れる | 夜の冷え・空気の乾燥 | 窓際から離す。温湿度計で部屋の冷えと乾燥を見る |
アロカシアは、寒さと乾燥の両方が苦手な植物です。冬は窓際が思った以上に冷え込み、暖房の風が当たる場所は一気に乾きます。部屋の様子は、体感だけでは分かりにくいので、小さな温湿度計で確かめると判断しやすいです。加湿器を使うか迷う時は加湿器はいつから使う?が目安になります。
倒れる・ひょろひょろ伸びる(徒長)時——光と支えを見直す
茎が長く伸びて、葉が頼りなく開いて倒れそうになる状態は、徒長と呼ばれます。光が足りない時に、植物が光を探して伸びる姿です。
- 明るい場所へ移す。レース越しの明るい窓辺など、強すぎない光が合います
- 鉢を回す。光のくる向きに葉が傾いていくので、時々向きを変えて形を整えます
- 葉の重さを支える。倒れそうな時は、細い支柱をそっと立てて、やわらかいひもでゆるく留めます
- 急に強い光に当てない。葉が焼けて白っぽくなることがあります
アロカシアは、葉が大きいぶん風にも弱い植物です。エアコンや扇風機の風が直接当たる場所は避けてください。窓を開けて換気をする時も、葉が風で揺れ続けていないか見ておきましょう。倒れやすい鉢は、人や家具にぶつからない位置に置くと安心です。
伸びた茎は、光を変えても縮みません。見た目が気になるようなら、いったん切り戻して、株をやり直す方法もあります。切る時は、次の章の手順を守ってください。
葉が枯れる・黄色い時——汁に気をつけて切る
下のほうの葉が1枚だけ黄色くなって枯れるのは、古い葉が役目を終える入れ替わりのことがあります。一方で、新しい葉まで次々に枯れる場合は、冷えや水の状態が合っていないサインです。
葉が黄色くなり始めた段階で、原因を見直せば、次に出てくる葉は守れることがあります。黄色くなった葉は元の緑に戻らないので、「この葉をどうするか」より「次の葉をどう守るか」で考えると、気持ちが楽になります。
枯れた葉は、そのままにしておくと見た目が悪いだけでなく、傷んだ部分から株が弱ることもあります。取り除く時の手順です。
- 手袋をつける。切り口から出る汁が、肌につかないようにします
- 清潔なはさみで、茎の付け根に近い所を切る。刃先は自分にも子どもにも向けません
- 切った葉はすぐ片付ける。落ちた葉も、子どもやペットが触れない場所へ
- 作業後に、はさみと手を洗う
水やりのときにじょうろがなくて困るなら、じょうろの代わりになる物で、家にある物を使う時の考え方を紹介しています。
葉が全部なくなって芋(球根)だけになった時
冬の寒さなどで葉がすべて枯れ落ちても、土の中の芋(球根)が生きていれば、また芽を出すことがあります。諦める前に、芋の状態を確かめてみましょう。
- 芋(球根)を指でそっと押す。固くて張りがあれば、休んでいる可能性があります。柔らかくぶよぶよしていたり、いやなにおいがしたりするなら、傷んでいます
- 固ければ、水は控えめに。葉がないので、水の量は少なくて足ります。土を湿らせすぎないでください
- 暖かく明るい場所で、新しい芽を待つ。芽が出るまでの長さは株や季節で変わるので、気長に待ちます
- 水苔で様子を見る方法もある。軽く湿らせた水苔で芋を包むように置き、湿らせすぎないよう気をつけます
芋(球根)を確かめる時は、土を軽くよけるだけにして、できるだけ動かさないようにします。確かめた後は元の位置に戻して、土を軽くかぶせます。何度も掘り出すと、せっかく休んでいる芋を傷める原因になります。
芋(球根)を扱う時も、手袋をしてください。
取り出した芋は、小さな子どもやペットの手の届かない所へ。傷んだ部分は清潔な刃物で取り除くことができますが、刃物の扱いは大人が行います。
品種で違う?——アマゾニカ・ゼブリナ・タイニーダンサー
アロカシアには、アマゾニカやゼブリナ、タイニーダンサーなど、いろいろな品種があります。葉の形や大きさは違いますが、水・光・冷えを順に見る基本は、どの品種でも同じです。品種ごとの細かい違いは、買った時の札や説明書きで確かめるのが確実です。
ただ、小型の品種は鉢が小さく、土が乾くのも早いです。逆に大きな葉の品種は、水を吸う量も多く、鉢が重くなりやすいです。育てている株に合わせて、土の乾き具合を見ながら調整してください。
新しい葉が出た後は、古い葉が少しずつ役目を終えることもあります。葉が1枚減っても、すぐ慌てず、新しい葉の元気さを見て判断してください。株全体に張りがあれば、入れ替わりの途中のこともあります。
ゆきこ( ゚Д゚)『葉が垂れた瞬間に水をあげたくなる気持ち、すごく分かります。でも、土を触って確かめてからにするだけで、失敗はぐっと減ると思います』
💡 この困りごとへの提案
部屋の冷えや乾燥は、感覚だけでは見落としがちです。温湿度計が1つあると、葉が垂れた原因を絞りやすくなります。あると便利な物として、置いておきます。
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加湿器を使うかどうかは加湿器はいつから使う?、水やりの道具が手元にない時はじょうろの代わりになる物をどうぞ。汁に気をつけたい仲間の植物はディフェンバキアが枯れる時でも触れています。
まとめ
- 汁は手袋で防ぐ。目をこすらず、口に入れたら医療機関か中毒の相談窓口へ
- 葉が垂れたら、水・光・冷えの順に見る。土を触って確かめてから水を
- 倒れる・徒長は光の見直し。支えはゆるく、強い光に急に当てない
- 枯れた葉は、手袋をして付け根近くで切る。切った葉はすぐ片付ける
- 葉が全部枯れても、芋(球根)が固ければ休んでいることがある。ぶよぶよなら傷んでいる
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手順を1枚にまとめています。



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