【図解】3Dプリンターでフィギュアを頼む|料金は体積で決まる・上限は22cm

3Dプリンター

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結論:年に数体なら、自分で作るより頼むほうが安くてきれいです

3Dプリンターでフィギュアを作りたいと思ったとき、選択肢は「本体を買う」「レンタルする」「出力代行に頼む」の3つです。年に数体しか作らないなら、頼むほうが確実に安く、確実にきれいです。

理由は単純で、家庭用の光造形プリンターは本体代よりも、置き場所・換気・レジンの後処理にコストがかかるからです。洗浄用のアルコール、二次硬化のライト、廃液の処理、そして失敗した造形物。ここまで込みで考えると、1体あたりの単価は代行サービスとそう変わらなくなります。

この記事では、フィギュアやガレージキットの出力代行として使われている3Dtown(3DTOWN)を例に、料金がどう決まるのか・何日待てばいくら安くなるのか・どこに上限があるのかを整理します。

比べる軸 自宅にプリンターを置く 出力代行に頼む
初期費用 本体・洗浄機・硬化機・レジン 0円(見積りは無料)
置き場所 常設スペースが要る 不要
におい・換気 レジン臭の対策が要る 不要
失敗したとき 材料と時間が自己負担 仕上がりを見てから受け取る
作れる大きさ 機種の造形サイズ次第 1パーツ22×20×12.5cmまで
レジンを選べる グレー1色(塗装は自分で)
向いている人 毎月のように作る人 年に数体・完成度優先の人

料金は「大きさ」ではなく「使った樹脂の量」で決まります

ここが、3Dプリント代行でいちばん誤解されやすいところです。多くの人は「縦・横・高さを測って、その箱の大きさで課金される」と思っています。3Dtownの説明はそうではありません。公式には「実際の3Dモデルの質量(体積)」と「パーツ数」で算出する、と書かれています。

料金は「見た目の大きさ」ではなく「使った樹脂の量」で決まる 中身までぎっしり 樹脂をたくさん使う 中空処理あり 内部が空洞なので軽い 料金 高い 料金 安い 3Dtownは実際の3Dモデルの質量(体積)とパーツ数で算出 空間部分に追加費用はかかりません
外側の大きさが同じでも、中身が詰まっているかどうかで金額が変わる。だから中空処理が効く

この違いは、財布にはっきり効いてきます。たとえば大きくマントを広げたポーズのフィギュアは、箱で測ると巨大ですが、実際の樹脂の量はそれほどでもありません。空間部分に追加費用はかからないので、こうした形は思ったより安く上がります。

逆に、ずんぐりした塊のようなモデルは、見た目が小さくても中身が詰まっているぶん高くなります。そこで効くのが中空処理です。大きなモデルは内部を空洞にすることで、樹脂の量そのものを減らせます。

サイズとパーツ数 単品での目安 複数注文したときの目安
6cm・1パーツ 3,700円〜 2,044円〜
15cm・6パーツ 11,900円〜 8,768円〜
30cm・9パーツ 28,800円〜 22,626円〜

3Dtown公式サイトに掲載されている価格例(2026年8月29日確認)。実際の金額はモデルの体積とパーツ数で変わるため、必ず見積りで確認してください。

表を見て気づくのは、大きさが5倍になっても金額は8倍にはなっていないことです。6cmで3,700円、30cmで28,800円。体積は理屈のうえでは125倍になるはずですが、中空処理と積算のしかたで、そこまで極端には伸びません。

待てる日数を伸ばすほど安くなります(コースは3つ)

3Dtownには納期の異なるコースがあり、急がないほど安くなる仕組みです。ここは2026年1月30日以降に内容が変わっていて、以前あった「スタンダードコース/のんびりコース」という呼び方は、現在のサイトでは使われていません。

待てる日数を伸ばすほど安くなる 特急コース 10〜15日で出荷 通常コース 20〜30日で出荷(一番人気) 相乗りコース 30〜60日で出荷・いちばんお得 0日 15日 30日 45日 60日 同じデータの2個目以降はセット割引が効く 価格例:6cm 3,700円〜/15cm 11,900円〜/30cm 28,800円〜 複数注文なら 2,044円〜/8,768円〜/22,626円〜 ※2026年1月30日以降の内容。旧「のんびりコース」からコース名が変わりました
横軸は注文(支払い)完了からの日数。品質はどのコースでも同じで、変わるのは待ち時間だけ
コース 出荷までの目安 こんなときに
特急コース 10〜15日 イベントや誕生日など締切がある
通常コース 20〜30日 いちばん人気。迷ったらここ
相乗りコース 30〜60日 急がない。いちばんお得

コースを変えても仕上がりの品質は変わりません。変わるのは待ち時間だけです。「相乗り」という名前のとおり、他の人の造形と同じ回に混ぜてもらうことで単価が下がる、という考え方になっています。

もうひとつ、同じデータの2個目以降は制作費が大きく割引されます。友人ぶんもまとめて、あるいは塗装の練習用に予備を1体、という頼み方が金額的には有利です。30,000円以上の注文で全国送料無料という案内も出ています(いずれも2026年1月30日以降の内容)。

頼む前に知っておきたい「上限」が2つあります

ここを知らずに進めると、見積りの段階で戻されます。先に確認しておきましょう。

1パーツの上限は22×20×12.5cm。大きいものは分けて作る よこ22cm・たて20cm 収まる:そのまま1パーツで よこ22cm・たて20cm 分割 はみ出す:分けて発注 素材はグレーレジンのみ。色を付けたい場合は自分で塗装します 1個から注文でき、上限はありません ※パーツ数が増えると料金も増えます
破線が1パーツで作れる範囲。超える大きさはデータの段階で分けておくと話が早い

1つ目は大きさです。1パーツあたりの上限は22cm×20cm×12.5cm。等身大やそれに近いものを1体まるごと、はできません。大きいものは分割して発注し、届いてから接着することになります。逆に言えば、データの段階で分割しておけば、大きさの制限は事実上なくなります(そのぶんパーツ数が増えて料金は上がります)。

2つ目は色です。素材はグレーのレジン1色。届くのは無塗装のグレーの造形物です。「注文したら色つきで届く」と思っていると、ここでつまずきます。塗装は自分で、あるいは塗装まで請け負ってくれる別のサービスや個人に頼むことになります。

逆に言うと、塗装派にとってはむしろ好都合です。グレーはサーフェイサーを吹いたのに近い状態なので、下地の色ムラに悩まされません。

項目 内容
1パーツの最大サイズ 22cm×20cm×12.5cm
素材 グレーレジン(経年劣化に強いタイプ)
最小注文数 1個から。上限なし
見積り データ送付から48時間以内に回答
会員登録 不要(登録するとポイント特典あり)
支払い方法 VISA・MasterCard・JCB・ダイナースクラブ・アメックス・銀行振込
送料 30,000円以上の注文で全国送料無料

注文から手元に届くまでの流れ

  1. 3Dデータを送る。会員登録は不要です。ここで費用は一切かかりません。
  2. 48時間以内に見積りが届く。金額とあわせて、自分専用の注文ページのURLがメールで案内されます。
  3. コースを選んで注文・支払い。納期のカウントは「注文(支払い)完了」からです。データを送った日からではありません。
  4. 制作。造形して終わりではなく、洗浄・二次硬化・サポート除去などの工程を経ます。
  5. 発送。

納期の起点が「支払い完了」である点は、締切がある人には重要です。見積り待ちの48時間ぶんを、逆算に足しておいてください。特急コースでも、データを送った日から数えると2週間強はみておくのが安全です。

初回限定クーポン

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金額を知ってから決められるので、先に出しておくと計画が立てやすくなります。

3Dデータをどうやって用意するか

出力代行は「データを持っている人」向けのサービスです。ここが最初の関門になります。手は3つあります。

方法 費用の目安 向いている人 つまずきやすい点
自分でモデリング ソフト代のみ(無料のものもある) 時間をかけられる人 造形用に「閉じた形」にする作業が要る
AIツールで生成 サービスによる 試作・ラフの検討 そのままでは印刷に耐えないことが多い
クラウドソーシングで依頼 数千円〜数万円 完成度を優先したい人 著作権・権利関係の確認が必要

平面のイラストや写真から立体データを起こしてもらう依頼も一般的です。クラウドソーシングで探すなら、ココナラのようなスキル売買のサービスが探しやすいです。



依頼するときは、権利関係の確認を先にしてください。既存のキャラクターをそのまま立体化して販売する、といった使い方は権利者の許諾が必要です。個人で楽しむ範囲と、頒布・販売とでは扱いが変わります。

それでも自宅にプリンターを置きたい人へ

家庭用の光造形3Dプリンターは、本体だけなら手が届く価格帯まで下りてきました。ただし、置いたあとに必要になるものが本体の外側にたくさんあります。

  • 換気:レジンにはにおいがあります。窓のない部屋での常用は現実的ではありません
  • 洗浄と二次硬化:造形直後の表面はべたついています。洗ってから光を当てて固める工程が要ります
  • 廃液の処理:使い終わったレジンや洗浄液は、そのまま流せません
  • 失敗ぶんの材料費:サポートの付け方ひとつで、途中で崩れます
  • 稼働音と振動:数時間から十数時間、動き続けます

本体だけレンタルしても、この部分は自分で引き受けることになります。「作る回数」で決めるのがいちばん納得できます。月に何度も試作を回すなら自宅、年に数体なら代行、というのが素直な線引きです。

よくある質問

Q1. 見積りだけ取ってやめてもいいですか?
A. 問題ありません。公式も「会員登録不要、費用も一切かかりません」と案内しています。金額を見てから判断できます。

Q2. 何日で届きますか?
A. コース次第で、特急10〜15日・通常20〜30日・相乗り30〜60日が出荷までの目安です。カウントの起点は注文(支払い)完了時点なので、見積り待ちの48時間を別に見込んでください。

Q3. 安いコースにすると品質が落ちますか?
A. 公式は「仕上がりの品質に違いはございません」としています。変わるのは待ち時間です。

Q4. 大きいフィギュアも作れますか?
A. 1パーツの上限が22×20×12.5cmなので、それを超えるものは分割して発注します。データの段階で分けておくと話が早いです。

Q5. 色を塗った状態で届きますか?
A. 届きません。素材はグレーのレジン1色です。塗装は自分で行うか、別に依頼することになります。

Q6. 1個だけでも頼めますか?
A. 1個から注文できます。上限もありません。ただし同じデータの2個目以降は割引が効くので、複数作る予定があるならまとめたほうが得です。

Q7. 支払い方法は何がありますか?
A. VISA・MasterCard・JCB・ダイナースクラブ・アメックスの各カードと、銀行振込に対応しています。

Q8. フィギュア以外にも使えますか?
A. ガレージキット、ボードゲームの駒、アクセサリー、試作のモックなど、造形物であれば幅広く受け付けています。1個から頼めるので、試作を1つだけ、という使い方とも相性がいいです。

まとめ

  • 料金は実際の体積とパーツ数で決まる。箱の大きさではないので、空間の多いポーズは思ったより安い
  • コースは特急10〜15日/通常20〜30日/相乗り30〜60日。待てるほど安く、品質は変わらない
  • 1パーツ22×20×12.5cmが上限。超えるなら分割して発注する
  • 素材はグレーレジン1色。塗装は自分で
  • 見積りは無料・会員登録不要・48時間以内。納期の起点は支払い完了時点

「機材も知識もないから無理」と思っていたところから、いちばん近い一歩はデータを送って金額を見てみることです。そこから先は、待てる日数と塗装をどうするかを決めるだけになります。

出典(最終確認日:2026年8月29日)

  1. 3Dtown 公式「ご利用ガイド・価格」ページ(料金の算出方法、コースと納期、支払い方法、会員登録の要否、注文の流れ)
  2. 3Dtown 公式トップページ(価格例、1パーツの最大サイズ、素材、最小注文数)
  3. 3Dtown 公式お知らせ「2026年最新・特急コース新設とセット割引」(2026年1月30日以降の内容、30,000円以上で送料無料)

価格・コース内容・キャンペーンは変動します。注文前に公式サイトの最新情報をご確認ください。

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