カーテンはフックを付けたまま洗える?——外す手間を省くたたみ方と、外したほうがいい場合の見分け方

家事

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カーテンを洗おうと思って手が止まる理由、たぶん全国共通です。あのフック、1枚に20個も30個も付いていて、外して・数えて・なくさないように取っておいて・洗い終わったらまた全部付け直す——想像しただけで「また今度でいいか」になってしまうんですよね。

結論からいうと、いま主流の樹脂(プラスチック)フックなら、付けたまま洗えます。ただし条件がひとつだけ。フックが生地や洗濯槽を引っかかないように、フック側を内側に折り込んでから洗濯ネットに入れることです。この記事では、なぜそれで大丈夫なのかという仕組みから、外したほうがいいカーテンの見分け方、洗濯機の設定、干し方までを順番にまとめます。

カーテンはフックのまま洗える? なぜ外す?→フックが生地と洗たく槽を ひっかいて傷つけるから。そこを防げばOK ◎ じゅし製フック→付けたまま洗える フック側を内がわに2〜3回折り込んでネットへ △ 金属フック・われたフック→外す サビ・とがった角が生地をいためるため 干し方→ぬれたままレールに戻すだけ 自分のおもみでシワがのびる。ここが最大の得 ※洗たく表示は必須。おけに×は家で洗えない

結論:樹脂フックなら、付けたまま洗えます

そもそも「フックは外して洗いましょう」と言われてきた理由は、たった2つです。フックの先端が回転する生地に引っかかって穴やほつれを作ること、そして洗濯槽の内壁にフックが当たってガリガリと傷をつけること。フックそのものが洗剤や水で悪くなるわけではありません。

ということは、話は逆から考えられます。フックの先端が生地にも槽にも触れない状態を作ってしまえば、外す必要はないんです。その状態を作る道具が「折り込み」と「洗濯ネット」の2段構え。フックの並んだ上端を内側へ折り込むと、フックはカーテン生地の層に包まれて外に出られなくなります。さらにネットに入れれば、万一折りがほどけてもネットの網が最後の壁になってくれる。二重の守りです。

ただし、これが成り立つのはフックが樹脂製で、割れや欠けがない場合。金属フックや劣化したフックは話が別なので、あとの章で見分け方をまとめます。それから、そもそも家庭で洗えるカーテンかどうかは洗濯表示が決めます。洗濯表示の確認は必須です。桶のマークに×が付いていたら、その方法では家庭で洗えません。ここだけは折り込みワザでも突破できない、固いルールです。

折り込み方とネットの選び方——フックを「生地でくるむ」

手順はシンプルです。所要時間はフックを全部外すより圧倒的に短くて、1枚あたり1〜2分といったところです。

  1. カーテンをレールから外す(フックはカーテンに付けたまま、ランナーから抜くだけ)
  2. フックのある上端を、フックが内側に隠れるように2〜3回折り込む。折り幅はフックの長さより広めに、フックの先が絶対に顔を出さないように
  3. そのまま縦に屏風(びょうぶ)だたみにして、洗濯ネットの大きさに合わせる。丸めるのではなくジグザグに畳むと、ネットの中で生地が動きにくく、洗剤も行き渡りやすくなります
  4. 洗濯ネットに入れる。ネットの中でカーテンが泳がない、少しきつめのサイズ感が正解です

ネット選びで大事なのはこの「少しきつめ」です。大きすぎるネットだと中でカーテンがほどけて折り込みが崩れ、フックが顔を出してしまいます。カーテンは畳んでもかなりの体積になるので、衣類用の小さなネットではなく、毛布や布団カバー用の大型ネットがちょうどいいサイズ帯です。目の細かいタイプなら、フックが網目から突き出る事故も防げます。

ゆきこ( ゚Д゚)『フックを外す30分より、折り込む2分。今までの苦労は何だったの…』

外したほうがいい場合——金属フック・劣化フック・洗えない表示

付けたまま方式が向かないケースもはっきりしています。当てはまったら、面倒でもフックを外すか、洗い方そのものを変えてください。

状態 判断 理由
樹脂フック・割れなし 付けたまま洗える 折り込み+ネットで生地・槽への接触を防げる
金属フック 外して洗う 水濡れでサビが出て生地に色移りする。角が鋭く生地を突き破りやすい
割れ・欠け・白く濁った樹脂フック 外して交換 劣化した樹脂は洗濯中に折れて破片が生地に絡む
洗濯表示が「桶に×」 家庭洗濯不可 水洗いで縮み・型崩れ・色落ちする素材。クリーニング店へ
防炎カーテン 表示を確認してから 洗濯後も防炎性能が保たれるかは製品表示で決まる

意外な落とし穴がアジャスターフックです。樹脂製でスライドして高さを調整できるタイプは付けたまま洗えますが、洗濯中の水流でスライド位置がずれることがあります。洗う前にスマホで1枚、フックの位置を写真に撮っておくと、掛け直すときに迷いません。

防炎カーテンについても固い話をひとつ。防炎カーテンには日本防炎協会の防炎ラベルが裏面の上部や裾に縫い付けられています。このラベルは切り取らないでください。高さ31mを超える高層マンションなどでは、階数に関係なくカーテンに防炎性能が義務付けられており、ラベルがその証明になります。また、防炎性能が洗濯で落ちるタイプもあるため、洗濯できるか・洗濯後に防炎性能が残るかは、必ず製品の表示で確認してください。

洗濯機の設定——弱水流で、脱水は30秒〜1分だけ

コースは「手洗い」「ドライ」「おしゃれ着」など、いちばん弱い水流のコースを選びます。カーテンは面積が大きいぶん水流の力をまともに受けるので、強い水流だとヒダの根元の縫い目に負担が集中してしまうんです。洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤が安心です。

そして、この洗い方でいちばん大事な設定が脱水時間。目安は30秒〜1分、様子を見ながら最短で切り上げます。理由は2つあって、ひとつは長い脱水がヒダに深い脱水ジワを刻んでしまうから。もうひとつは、遠心力で折り込みが崩れてフックが暴れやすくなるからです。「脱水が足りなくてポタポタしない?」と心配になりますが、大丈夫。次の章の干し方が、その水分をむしろ味方につけます。

ちなみに「水を吸うとかさが増して洗いにくい大物」という意味では、カーテンはレインコートと親戚みたいなものです。撥水ものの洗い方はレインコートの洗い方の記事で同じ考え方を使っているので、雨具の衣替え時期にはそちらもどうぞ。

干し方は「濡れたままカーテンレールに戻す」が正解

洗い終わったら、物干し竿には行きません。フックが付いたままなので、そのままカーテンレールに掛け戻して干します。これこそが、フックを外さず洗う最大のごほうびです。外していたら、濡れて重いカーテンに30個のフックを付け直す苦行が待っていたわけですから。

レール干しが理にかなっている理由は、重力です。カーテンは自分の重みで下に引っ張られながら乾くので、脱水ジワや畳みジワが自然に伸びていきます。アイロンいらずどころか、ハンガー干しより仕上がりがきれいなくらい。丈の長いドレープカーテンほど、この自重効果が効きます。

いくつかコツを添えると——

  • 掛けたらヒダを手で軽く整えて、上から下へなでておく。乾いたときのヒダの出方が変わります
  • 窓を開けるか換気扇を回して、湿気を逃がす。床がフローリングなら、裾の下に新聞紙やタオルを敷いておくと水滴対策になります
  • 晴れて風のある日の午前中に洗うと、夕方には手触りが変わるほど乾きます

洗っている数時間、窓がまる見えになるのが気になる場合は、突っ張り棒とシーツで即席の目隠しが作れます。作り方はカーテンの代用の記事にまとめてあるので、外からの視線が気になるお部屋はセットでどうぞ。

洗う頻度の目安——レースは年2回・ドレープは年1回

カーテンは「汚れていないように見えて、実は部屋でいちばんホコリと湿気を浴びている布」です。窓辺は外気とのあいだで温度差ができる場所なので、結露の湿気を吸い、網戸越しの砂ぼこりを受け、部屋の中からはホコリと生活のにおいが積もっていきます。特にレースカーテンは窓に近いぶん汚れの最前線で、洗ってみると洗濯液の色に驚くことが多いです。

頻度はあくまで目安ですが、レースカーテンは年2回(花粉が落ち着いた初夏と、結露が始まる前の秋)、厚手のドレープカーテンは年1回くらいがひとつの区切りです。キッチン近くの窓や、道路に面した窓、加湿器をよく使う部屋は、汚れも湿気も多めなので気持ち早めのサイクルにすると安心です。

洗うたびにフックを全部外していた頃は年1回でも億劫でしたが、折り込み方式なら「外す→洗う→レールに戻す」まで実働20分ほど。ハードルが下がると、頻度の目安も現実的な数字になってきます。

まとめ:フックは「外す」より「くるむ」

  1. 樹脂フックなら付けたまま洗える。フック側の上端を内側に2〜3回折り込み、屏風だたみで大型ネットへ。ネットは少しきつめが正解
  2. 金属フック・割れたフックは外す。サビと破片が生地を傷めるため。アジャスターフックは洗う前に位置を写真で記録
  3. 洗濯表示の確認は必須。桶に×は家庭で洗えない。防炎カーテンは防炎ラベルを切らず、洗濯可否を表示で確認する
  4. 洗濯機は弱水流・脱水30秒〜1分。干すのは物干しではなく濡れたままカーテンレールへ。自重でシワが伸びる
  5. 頻度の目安はレース年2回・ドレープ年1回。折り込み方式なら実働20分で終わる

保存版:この記事の早見表

フックの見分けから干し方までを1枚の画像にまとめました。スマホに保存しておけば、次の洗濯日に洗面所で見返せます。

カーテンをフック付きのまま洗う早見カード:樹脂フックは上端を折り込んで大型ネットへ、金属フックと割れたフックは外す、洗濯表示の桶に×は家庭洗濯不可、弱水流で脱水30秒から1分、干すのは濡れたままカーテンレール、頻度の目安はレース年2回ドレープ年1回

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