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レインコートって洗っていいの?と迷ったまま、におい始めてから慌てて調べていませんか。結論、ほとんどのレインコートは洗えます。ただし柔軟剤と乾燥機という「いつもの洗濯」が撥水をダメにする落とし穴。洗濯表示の見方から、押し洗いの手順、弱った撥水を熱で復活させるコツまで、図解と4コマ漫画つきでまとめました。
レインコート洗いの早見表
| 工程 | やること | NGなこと |
|---|---|---|
| 確認 | 洗濯表示を見る(桶マーク) | 表示を見ずに洗濯機へ |
| 洗う | 30℃以下・中性洗剤で押し洗い | もみ洗い・柔軟剤・漂白剤 |
| すすぐ | 洗剤が残らないよう2回 | ねじり絞り |
| 干す | 太いハンガーで陰干し | 直射日光・乾燥機 |
| 仕上げ | 乾いた後に温風か当て布アイロン | 高温を1か所に当て続ける |
洗う前に30秒だけ洗濯表示を確認
レインコートは製品によって「手洗いのみ」「洗濯機OK」「洗濯不可」が分かれます。内側のタグにある桶のマークを確認してください。桶に×があれば家庭では洗えません。拭き取りだけにとどめましょう。
- 桶マークに数字(30・40)…その水温以下で洗える
- 桶に手のマーク…手洗いのみ。洗濯機は不可
- 三角マークに×…漂白剤NG(レインコートはほぼ全部これ)
- 四角に丸+×…タンブル乾燥(乾燥機)NG。ここが一番の事故ポイント
洗濯機OKの表示があっても、ネットに入れて「手洗いコース・脱水なし〜短時間」が安全です。強い水流と長い脱水は、縫い目の防水テープを傷めることがあります。
押し洗いの手順と、柔軟剤を使ってはいけない理由
基本の洗い方は図解のとおり、洗面器かバケツでの押し洗いです。30℃以下のぬるま湯におしゃれ着用の中性洗剤を溶かし、レインコートを沈めて上から20〜30回やさしく押します。汚れがひどい襟や袖口は、スポンジでなでる程度に。
- ファスナーとマジックテープは閉じてから洗う(生地の引っかき防止)
- すすぎは水を替えて2回。洗剤が残るとにおいとベタつきの原因に
- 絞るときはねじらず、タオルではさんで水気を吸い取る
- 洗濯機で脱水する場合は30秒〜1分の短時間で
そして重要なのが柔軟剤を使わないこと。柔軟剤の成分が表面に膜を作り、撥水加工の働きを弱めてしまいます。「ふわふわに仕上げたい」がレインコートには逆効果。同じ理由で、漂白剤や強いアルカリ性洗剤も避けてください。
撥水が弱ったら「熱」で復活させる
洗って乾かしたのに水を吸うようになった……というときは、撥水加工が「寝ている」状態です。多くのレインコートに使われる撥水加工は、適度な熱を加えると表面の撥水基が立ち上がり、効果が戻る性質があります。
- ドライヤーの温風を20cmほど離し、動かしながら全体に当てる
- または当て布をして低温(表示範囲内)でアイロンをかける
- アイロン不可・熱NGの表示がある場合はこの方法は使わない
- 熱で戻らなくなってきたら、市販の撥水スプレーで補強する
- スプレーは屋外で、20cm離して均一に。乾いてから重ねがけすると効果的
順番は「洗う→乾かす→熱→(必要なら)スプレー」。汚れが残ったままスプレーをしても定着しないので、必ず洗ってからにしてください。
素材別の注意点と、シーズンオフの保管
レインコートとひとくちに言っても、素材で扱いが変わります。タグの素材表示と合わせて確認してください。
| 素材・タイプ | 洗い方の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| ポリエステル(撥水加工) | 押し洗い・洗濯機の手洗いコース可が多い | 柔軟剤NG・熱ケアで撥水回復 |
| 塩化ビニール(PVC) | 拭き取りが基本。洗うなら水洗いのみ | 高温厳禁。アイロン・乾燥機NG |
| 透湿防水(ゴアテックス等) | 専用洗剤か中性洗剤で洗濯機可が多い | 表示に従い、撥水剤はフッ素系を |
| 子ども用ナイロンポンチョ | 押し洗い | テープ部の剥がれを洗う前に確認 |
シーズンオフの保管は「完全に乾かして、ゆったり吊るすか、ふんわり畳む」が基本です。小さく固く畳んだまま夏を越すと、折り目の防水膜が傷んだり、ビニール同士が張り付いたりします。収納袋に入れる場合も、ぎゅうぎゅうに押し込まないこと。次のシーズンの寿命が確実に変わります。
4コマ漫画でおさらい
押し洗い・陰干し・仕上げの熱。この3つを覚えれば、レインコートは毎シーズン気持ちよく使えます。
よくある質問
Q. 子どものレインコートの砂汚れがひどいときは?
洗う前に乾いた状態で砂をはたき落とし、シャワーで流してから押し洗いしてください。濡れたまま砂をこすると生地を傷めます。泥は乾かしてから落とすのが鉄則です。
Q. 洗濯機の乾燥機能を少しだけ使うのもダメですか?
タンブル乾燥NGの表示があれば短時間でも避けてください。高温でビニール素材が変形したり、防水テープがはがれたりします。急ぐときは扇風機やサーキュレーターの風を当てるのが安全です。
Q. におい対策だけしたいときは?
着用後すぐ、内側を固く絞ったタオルで拭いて完全に乾かしてからしまうだけでも、においはかなり防げます。湿ったまま袋や玄関収納に入れるのが、におい発生の最大の原因です。
Q. 撥水スプレーはどれくらいの頻度でかけるべき?
水玉ができず生地に水がしみ込むようになったらが目安です。毎回かける必要はありません。フッ素系は撥水の回復向き、シリコン系は強力ですが透湿性が下がるので、透湿タイプのレインコートにはフッ素系を選んでください。
Q. ランドセル対応レインコートで気をつけることは?
背中のマチ部分に汚れがたまりやすいので、洗うときはマチを広げて洗ってください。乾かすときもマチを開いた状態で干すと、内側の生乾きとにおいを防げます。
Q. カビが生えてしまったら落とせますか?
表面の点カビなら、薄めた中性洗剤で拭き洗いして完全乾燥させれば目立たなくなることがあります。塩素系漂白剤は防水加工を傷めるので使わないでください。広範囲や内側まで及んだ場合は買い替えが安全です。
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まとめ
レインコートは「中性洗剤で押し洗い・柔軟剤NG・陰干し・仕上げに熱」で洗えます。撥水が弱るのは寿命ではなく、汚れと柔軟剤で寝ているだけのことが多いもの。正しく洗って熱を入れれば、水玉がコロコロ転がる状態に戻ります。梅雨や台風シーズンの後は、しまう前のひと洗いを習慣にしてください。


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