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ティファールのフライパン売り場、赤や青やベージュがずらりと並んでいて、しかも名前が「IHルージュ・アンリミテッド」やら「チタン・エクセレンス」やら、どれも長い。色が違うだけなのか、中身も違うのか、正直わかりにくいですよね。
実は、あの長い名前には読み方のルールがあります。名前の後ろ半分がコーティングの等級、色の名前がシリーズ(見た目)の目印。この2つを分けて読めるようになると、売り場でもネット通販でも「これはどのグレードの子か」が一目でわかるようになります。この記事では、ティファール公式サイトの現行ラインナップをもとに、コーティングの種類と色の意味を順番に整理していきます。
先に読み方のルール:色=シリーズ名、後ろ半分=コーティング名
たとえば「IHルージュ・アンリミテッド」なら、「IH」=IH対応、「ルージュ」=色(シリーズの目印)、「アンリミテッド」=コーティングの等級という3つのパーツでできています。「ロイヤルブルー・インテンス」なら、ガス火向けの青いシリーズで、コーティングはインテンス、という読み方になります。
「ティファールのフライパンの色の違いって、何か意味があるの?」という疑問への答えは、ここにあります。色そのものは外装デザインの違いですが、色の名前がそのままシリーズ名になっているので、色がわかればシリーズが特定でき、シリーズがわかればコーティングの等級も対応熱源も追いかけられる。つまり色は「中身を引き当てるための背番号」の役割をしているんです。
コーティングは大きく2系統:フッ素樹脂の4グレードと、セラミックのイノセラム
ティファール公式サイトのコーティング解説ページでは、現行のコーティングが次のように整理されています。
- フッ素樹脂コーティング(チタン系)——チタン → チタン・インテンス → チタン・フォース → チタン・アンリミテッドの4グレード。公称では、チタン・コーティングとの比較でインテンスが2倍、フォースが3倍、アンリミテッドが6倍長持ちとされています
- セラミックコーティング(INOCERAM/イノセラム)——フッ素樹脂とは別系統のセラミック系。現行では「IHセラミックグライド」シリーズに使われています
最上位のチタン・アンリミテッドは、公式の説明によると仕上げの層にハードクリスタル層を使う独自技術で、金属へらなどによるダメージへの耐久性を高めたコーティングです。等級が上がるほど「こびりつきにくさが長く続く」方向の強化で、調理の仕上がりが別物になるわけではない、というのが構造を読むうえでのポイントです。
「チタン・エクセレンス」はどのグレード?——答えはフォースの欄
検索でよく出てくる「チタン・エクセレンス」。名前だけ見ると独立した最上位コーティングのようですが、公式のコーティング別ラインナップでは「IHチタン・エクセレンス」シリーズはチタン・フォースの欄に載っています。実際、商品ページにも「チタン・フォース コーティング」と明記されています。
つまり「エクセレンス」は、コーティング名というよりシリーズ名側の言葉。モカ(ブラウン系)とバニラベージュの2色展開で、中身のコーティングはフォース——この整理さえ頭に入れば、「エクセレンスとアンリミテッドはどっちが上の等級?」という疑問にも、公称の耐久グレードとしてはアンリミテッドが上位、と落ち着いて答えが出せます。ただしフォースも公称でチタン比3倍の耐久グレードなので、日常使いの選択肢として見劣りする位置づけではありません。
ゆきこ( ゚Д゚)『エクセレンスって色の仲間の名前だったの…ずっとコーティングの名前だと思ってた…』
色とシリーズの対応早見表(取っ手つき・執筆時点の公式ラインナップ)
取っ手つきフライパン・鍋の主なシリーズを、公式のコーティング別ラインナップに沿って表にしておきます。数値・分類はいずれも公称で、ラインナップは入れ替わるため、購入前に公式サイトの最新情報の確認をおすすめします。
| シリーズ名(色の名前) | 熱源 | コーティング(公称) |
|---|---|---|
| クランベリーレッド/マリーゴールドイエロー/マスタードブラック/ハニーゴールド | ガス火専用 | チタン |
| ロイヤルブルー・インテンス/グレーオーク・インテンス/ハードチタニウム・インテンス | ガス火専用 | チタン・インテンス |
| オプティスペース IHステンレス | IH・ガス火 | チタン・インテンス |
| IHチタン・エクセレンス(モカ/バニラベージュ) | IH・ガス火 | チタン・フォース |
| IHルージュ・アンリミテッド/IHハードチタニウム・アンリミテッド | IH・ガス火 | チタン・アンリミテッド |
| IHセラミックグライド アースグレー | IH・ガス火 | イノセラム(セラミック) |
こうして並べると、色の名前とコーティング等級がセットで動いているのが見えてきます。「あの赤いティファール」と言っても、クランベリーレッド(ガス火・チタン)とIHルージュ・アンリミテッド(IH対応・最上位)ではまったくの別物。色の印象だけで「前と同じやつ」と買うと、熱源が合わなかった、ということも起きるわけです。
IH対応かどうかは、名前の頭の「IH」で見分けられます
もうひとつの見分けポイントが熱源です。ルールはシンプルで、シリーズ名の頭に「IH」が付いていればIH対応(ガス火にも対応)、付いていなければガス火専用。上の表でもきれいにそう分かれています。
IH対応モデルは底面の構造がIH向けに作られているぶん、同じ等級でもガス火専用より価格帯が上になる傾向があります。逆に言うと、ガスコンロのおうちなら、ガス火専用シリーズが同じコーティング等級を手の届きやすい価格帯でカバーしてくれている、という関係です。価格は変動が大きいので、執筆時点の目安としても具体額は挙げず、実売価格は販売店での確認をおすすめします。
用途でどう選ぶか:使い方の激しさとコーティング等級を合わせる
どのグレードが「正解」ということはなくて、使い方との相性で決まります。
- 毎日ガンガン使う・家族の分もまとめて調理——出番が多いほどコーティングの消耗も早いので、フォースやアンリミテッドなど上位グレードにすると買い替えサイクルに余裕が出ます
- 自炊は週数回・軽さと色を優先したい——チタンやインテンスのスタンダード帯で十分回ります。ガス火のおうちならガス火専用シリーズが狙い目です
- フッ素樹脂以外を使ってみたい——セラミック系のイノセラム(IHセラミックグライド)という選択肢があります
なお、どの等級にも共通で、予熱完了を模様の変化で知らせる「お知らせマーク」が中央に付いているのがティファールの取っ手つきシリーズの特徴です。食材を入れるタイミングが目で見てわかるので、コーティング等級に関係なく調理のしやすさを支えてくれます。
ちなみに、収納重視で「取っ手のとれるティファール」を検討しているなら、あちらはあちらでセット数とコーティングの組み合わせに読み方があります。インジニオ・ネオの違いの記事で同じ要領で整理しているので、あわせてどうぞ。
コーティングを長持ちさせるために:空焚きと金属ツールに注意
フッ素樹脂加工のフライパンは、空焚きをしないでください。強火での長時間の予熱や空焚きは、コーティングの劣化を早める原因になります。また、公式の商品ページでも、金属製のフライ返しなどは角の丸いものを使い、長く使うためにはナイロン樹脂製か木製の調理器具が推奨されています。
安全面の細かい条件はモデルごとに異なるため、使用上の注意は必ず付属の取扱説明書と公式サイトの記載に従ってください。ネット上にはフッ素樹脂について断定的な情報も飛び交っていますが、この記事では「空焚きを避けて、公式の使用条件の範囲で使う」という原則の確認にとどめておきます。
在庫メモ
まとめ:色は背番号、後ろ半分が等級
- 名前は「IH+色+コーティング名」の3パーツ。色の名前=シリーズの目印、後ろ半分=コーティングの等級
- フッ素樹脂はチタン→インテンス→フォース→アンリミテッドの4グレード(公称でチタン比2倍・3倍・6倍長持ち)。セラミックのイノセラムは別系統
- 「チタン・エクセレンス」はシリーズ名側の言葉で、公式ラインナップではチタン・フォースの欄。等級としてはアンリミテッドが上位
- 頭に「IH」が付けばIH対応、付かなければガス火専用。色の印象だけで選ぶと熱源違いが起きるので商品名で確認
- 空焚きは避け、調理器具と使用条件は公式の注意に従う。等級選びは使う頻度との相性で
同じティファールつながりで、電気ケトルも「ジャスティン」「アプレシア」に「プラス」「ロック」が付いたり付かなかったりと、名前の読み方が悩ましい仲間です。そちらはティファール電気ケトルの違いの記事で整理しています。
保存版:この記事の早見表
色とシリーズとコーティング等級の対応を1枚の画像にまとめました。スマホに保存しておくと、売り場で長い商品名を前にしても、その場で読み解けます。



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