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子ども靴売り場のニューバランスコーナーで、313と373が並んでいて手が止まる——番号は60しか違わないのに、片方はベルトでもう片方はゴムひも。見た目も似ているし、値札も近い。「どっちでもいい気がするけど、何かが違うんだろうな」というあのモヤモヤ、よくわかります。
実はこの2つ、生まれがまったく違います。313は「子どもの足のため」にゼロから設計された機能派シリーズで、373は大人の定番「373」をそのまま子どもサイズにしたキッズ版。この出自の差が、足幅・留め具・履かせやすさの違いにそのままつながっています。この記事では公式リリースの公称値をもとに、どこがどう違って、わが子にはどちらの見方で選べばいいのかを整理していきます。
313と373は生まれが違う:機能特化の313、大人譲りの373
まず313から。公式リリースでは、313シリーズは子どもの成長期をサポートするために軽量性・グリップ性・屈曲性・安定性・クッション性を兼ね揃えた高機能モデルと紹介されています。歩き始め向けの「IT313 FIRST」、よちよち〜園児向けの「IO313」、小学生向けの「PO313」と、成長段階ごとに設計を変えた3モデル構成。つまり最初から「子ども専用」として企画されたシリーズなんです。
一方の373は、2009年に発売されて大ヒットした大人の「373」のキッズ版として、後からキッズラインに加わったモデルです。公式リリースでも「親子お揃いで楽しめる」ことが前面に出ていて、立ち位置としてはファッション寄り。大人の373のシルエットをできるだけ保ったまま、面ファスナーやゴムひもで子ども向けの着脱に対応させた、という成り立ちです。
ゆきこ( ゚Д゚)『同じニューバランスの子ども靴なのに、片方は専用設計で片方は大人のミニチュアだったのね』
「子どもの足のために作った靴」と「大人の靴を子どもサイズにした靴」。どちらが上という話ではなく、求めるものが機能なのか、おそろいの見た目なのかで正解が変わる——これがこの2つを見るときの基本の軸になります。
公称スペックの比較:品番・サイズ範囲・足幅
公式リリースに載っている範囲で、両シリーズの構成を並べてみます(いずれも公称値。最新の展開・価格はニューバランス公式サイトで確認してください)。
| 項目 | 313シリーズ | 373キッズ |
|---|---|---|
| 出自 | 子ども専用に設計された高機能シリーズ | 2009年発売の大人「373」のキッズ版 |
| ベビー(公称) | IT313 FIRST:11.0〜14.0cm/IO313:12.0〜16.5cm | IZ373:12.0〜16.5cm |
| ジュニア(公称) | PO313:17.0〜21.5cm | YV373:17.0〜24.0cm |
| ウイズ(足幅・公称) | 全モデル W(標準〜やや幅広) | ベビーIZ373はW/ジュニアYV373はM(やや細い〜標準) |
| 留め具 | 面ファスナー(月齢別に両開き・1本・イージースライド) | ベビーは面ファスナー/ジュニアはゴムひも+面ファスナー |
表でいちばん見てほしいのはウイズの行です。313はベビーからジュニアまで一貫してゆったりめのW。373はベビーこそWですが、ジュニアのYV373になると細めのMに切り替わります。「313から373に買い替えたら急に幅がきつそう」という現象は、ここに理由があるわけです。
もうひとつ、サイズ範囲の上限も違います。PO313は21.5cmまでですが、YV373は24.0cmまで。小学校高学年で足が大きくなってくると、選択肢は自然と373側(や大人モデル)に寄っていきます。
履かせやすさの違い:ベルトの形と、ゴムひもの意味
毎朝の登園・登校で効いてくるのが留め具の差です。313シリーズは全段階が面ファスナー中心で、公式リリースによると月齢に合わせて形が変えてあります。歩き始めのIT313 FIRSTは両開きでガバッと大きく開く面ファスナー——ぐにゃぐにゃ動く小さな足でも入れやすい形です。IO313は1本ベルト、PO313はイージースライド付きの面ファスナーでフィット感の調整がしやすい設計。つまり313は「大人が履かせる→子どもが自分で留める」の移行に寄り添う作りなんですね。
373のジュニア(YV373)はゴムシューレース+面ファスナーの組み合わせです。ひもを結ぶ必要はなく、ベルト1本の着脱でスポッと履ける。見た目は大人と同じひも靴なのに、運用はベルト靴と同じ手軽さ、というのがゴムひもの意味です。ひも靴デビュー前の「見た目だけ先取り」ができるとも言えます。
目安として、自分で脱ぎ履きの練習をしている時期はベルトの調整幅が大きい313が扱いやすく、脱ぎ履きに慣れてきて見た目の好みが出てきたら373も候補に入る、という流れで考えるとしっくりきます。園によっては「自分で着脱できる靴」が指定されることもあるので、その場合は本人が扱える留め具かどうかを最優先にしてあげてください。
キッズ996はどこに入る? 373との違いも整理
売り場でもうひとつ並んでいるのがキッズの996です。こちらも大人の定番996のキッズ版で、性格としては373と同じ「大人譲り」グループ。ただし996キッズには特徴があって、2019年のリニューアル時に、キッズシューズとして初めてウイズサイジング(MとWの2つの幅から選べる仕組み)が導入されました(公式リリースより。取扱いは店舗・モデルによります)。
ざっくり整理すると、幅の考え方はこうなります。
- 313:ゆったりW固定。幅広さんの安心枠
- 373ジュニア:細めM固定。ほっそりさんにフィットしやすい枠
- 996キッズ:MとWから選べる展開あり。幅で迷う子の調整枠
おそろいコーデの母数で見ると、大人側の996と574はニューバランスの二大定番です。親側のモデル選びから考えたい方は996と574の違いの記事で大人側の系譜を整理しているので、親子リンクコーデの計画にどうぞ。
サイズ選びの基準:3か月ごとの計測から始める
313か373かを決める前に、実は先にやることがあります。今の足のサイズを測ることです。成長期の子どもの足はあっという間に大きくなるので、3か月ごとを目安に足長を測り直すのがおすすめの習慣です。「まだ履けるから」の靴が、実は指が曲がった状態だった——というのは子ども靴あるあるで、本人はきつくても案外訴えてくれません。
安全メモ:サイズ選びの基準は固めにいきます。つま先には5mm〜1cm程度の余裕を目安にし、きつくなった靴を我慢して履かせるのはNGです。指のつけ根の赤み・爪の変形・靴を嫌がるそぶりが見えたら、計測とサイズ見直しを。足の痛みが続く場合は、シューフィッターのいる店舗や医療機関で足を見てもらってください。
計測の習慣づけや買い替えサインの見きわめは、アシックスのレーザービームの違いの記事でも同じ基準で詳しくまとめています。メーカーが変わっても、足を測ってから選ぶという順番は同じです。ちなみに毎日ヘビロテになる園・学校の靴まわりでは、上履きの臭い対策も地味に効いてくるテーマなので、洗い替えの計画とセットで考えておくとラクですよ。
在庫メモ
結局どっちを選ぶ? 迷ったときの見方
最後に、よくある迷い方別に見方をまとめておきます。優劣ではなく、お子さんの足と生活に合うほうを選ぶための整理です。
- 足が幅広・甲高ぎみ→ ゆったりWで統一されている313から試すのが近道
- 足がほっそりしていて靴の中で滑る→ ジュニアなら細めMの373が候補に
- 自分で脱ぎ履きの練習中→ 開口が大きく調整しやすい313の面ファスナーが心強い
- 親子おそろいがしたい・見た目重視→ 大人373とリンクできる373、または996キッズ
- 幅で迷って決められない→ M/Wを選べる996キッズの展開を確認、または店頭で計測
どちらを選んでも、ニューバランスのキッズ靴としての基本的な作りはしっかりしています。決め手は靴の優劣ではなく、お子さんの足幅と「自分で履けるか」。この2つさえ見れば、売り場で迷う時間はぐっと短くなるはずです。
まとめ:出自の違いがわかれば選び方が見える
- 313は子ども専用に設計された機能派シリーズ、373は大人の373のキッズ版。生まれが違う
- 足幅は313が全モデルゆったりW、373はベビーW・ジュニアM(公称)。買い替え時の幅の変化に注意
- 留め具は313が月齢別の面ファスナー、373ジュニアはゴムひも+ベルト。「自分で履けるか」で選ぶ
- 幅で迷うなら、M/Wを選べる996キッズという第三の選択肢もある
- モデル選びの前に3か月ごとの計測。きつい靴の我慢はNG、痛がるサインが出たら計測と見直しを
保存版:この記事の早見表
313と373の違いを1枚の画像にまとめました。スマホに保存しておくと、売り場やセールで品番タグを見ながらすぐ確認できます。おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントをお願いするときの共有用にも便利です。



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