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駅の階段を上がるたびにかかとがパカッ。横断歩道で片足だけ脱げかけて、後ろの人に「あ、」と思われるあの感じ。パンプスのかかとが脱げるのは、サイズが合っていないからだけではないんです。私は入学式に買ったパンプスで、式の帰りに駅の階段で1回、本当に脱げました。
先に結論をひとつ。パカパカの正体は「かかとに隙間がある」か「足が前に滑ってかかとが余る」のどちらかで、埋める場所が違います。今日は手元にあるもので止めて、落ち着いたら原因に合うパッドを選ぶ。この順番でいきましょう。
なぜ脱げる?——原因は3つ、見分け方は「指1本」
- かかとのカーブが合わない:靴の履き口のカーブと、自分のかかとの形が合っていない。かかとが細い人、履き口が浅い靴で起きます。「サイズは合っているのに浮く」という時はこれ
- 幅や甲がゆるくて、足が前に滑る:幅に余裕があると歩くたびに足が前へ動き、かかと側に隙間ができます。ヒールが高いほど前に滑る力が強い。「幅がきついから1サイズ上げた」パンプスはたいていこれ
- ストッキングやタイツで滑る:ナイロンの生地は靴の内側との摩擦が少ない。夏は汗も加わります。素足だと脱げないのにストッキングだと脱げる、ならこれ
見分け方は簡単で、靴を履いてつま先を靴の先まで押し込み、かかとに指が入るかを見ます。指1本すっと入るならサイズか幅が大きい。入らないのに歩くと浮くならカーブかヒールの高さ。ストッキングを脱ぐと脱げないなら滑り。原因が分かれば、対策は半分終わったようなものです。
今日しのぐ応急処置——コンビニで買えるもの
外出先で脱げそうな時に、コンビニかドラッグストアで手に入るものだけで止める方法です。
- 絆創膏を靴のかかとの内側に貼る。靴側の履き口の、かかとが当たる部分に横向きに1〜2枚。ガーゼ面が足に当たって滑らなくなり、隙間も少し埋まります。厚手のクッションタイプなら効果が大きい。足のかかとに貼っても、靴擦れ防止と滑り止めの両方になります
- ティッシュやコットンをつま先に詰める。足が前に滑るタイプの人向け。丸めたティッシュを靴の先に入れて前滑りを止めると、かかとが余らなくなります。指の上に乗ると痛いので、指の先の空間だけを埋めるように小さく。1日で潰れるので、帰ったらハーフインソールへ
- ストッキングを替える。つま先とかかとに滑り止めの加工がある「脱げにくい」タイプに履き替えるか、フットカバーで足裏だけ覆う。ストッキングが原因なら、これがいちばん早い。予備を1足バッグに入れておくと、伝線した時にも助かります
- 両面テープでストッキングと靴を軽く留める。文房具の両面テープを、かかとの内側に小さく。強く貼るとストッキングが破れるので、応急の中でも最後の手
絆創膏やティッシュは今日をしのぐ応急処置です。脱げないように足を突っ張って歩くと、指やふくらはぎが痛くなるので、その日のうちに次の章のパッドに替えてください。もし靴擦れで水ぶくれができたら潰さないで、絆創膏で覆っておきます。赤みや痛みが数日続く、化膿してきた時は受診してくださいね。
かかとパッド・ハーフインソール・中敷き——原因別の使い分け
ここからは買って解決する道具です。原因に合わないものを買うと「ゆるいのは直ったけど、きつくて痛い」になるので、表で確認してみてください。
| 症状 | 使うもの | 貼る場所 |
|---|---|---|
| かかとに隙間がある(指1本入る) | かかとパッド(ジェル・スポンジ・T字型) | 履き口のかかと内側 |
| 足が前に滑ってかかとが余る | ハーフインソール(つま先側のクッション) | 靴の前半分 |
| 幅がゆるい・甲が浮く | サイドパッド(甲の内側に貼る細長いもの)や中敷き全体 | 甲の内側・靴全体 |
| ストッキングで滑る | 滑り止めインソール、滑り止め付きストッキング | 靴底全面・足側 |
| かかとが浮くうえに靴擦れもする | かかと全体を包む厚手のかかとパッド | かかと内側 |
貼り方にもコツがあります。
- 貼る前に靴の内側を乾いた布で拭く。汗や皮脂が残っていると剥がれます
- 位置を決めて、一度履いて確かめてから剥離紙をはがす。貼り直すと粘着が弱くなります
- 貼ってから半日〜1日は履かない。粘着が落ち着いてから履くと剥がれにくい
- 最初は薄いものから。厚いパッドでかかとがきつくなると、今度は靴擦れの原因に。足りなければ2枚重ねで
- ジェルタイプは夏に汗で剥がれやすい。予備をバッグに1組
後付けストラップ——買い替える前に試せる「脱げない化」
パッドで埋めきれないほど余る、あるいはヒールが高くてどうしても前に滑る。そんな時は後付けの透明ストラップ(シューズバンド)が効きます。細いゴムのバンドで、かかとから甲に回して靴を足に固定するもの。透明や黒があって、ヒールの根元に引っ掛けるだけで工具はいりません。
- 履き口に掛けて足首に回す足首タイプと、甲の上を横に渡す甲タイプ。パンプスの形で選びます
- ゴムがきつすぎるものは避ける。夕方むくんだ足で締め付けが強いと、跡が残って痛くなります。長時間なら少しゆるめのものを
- 靴修理店ではストラップの縫い付けや、履き口のかかとを縮める「かかと詰め」もしてもらえます。数千円前後が目安で、お気に入りの靴を残したい時の選択肢
「サイズは合っているのに、この靴だけ脱げる」という1足は、ストラップでだいたい解決します。買い替えの前に、まずこれで試すのがおすすめです。
次に買う時の見方——夕方・かかと合わせ・指1本・ヒールの高さ
- 夕方に試着する。足は夕方むくんで大きくなるので、朝に合わせた靴は夕方きつく、夕方に合わせた靴は朝ややゆるい。パンプスは夕方基準で買って、朝はパッドで調整する方が楽です
- かかとをトンと合わせてから、つま先に指1本。かかとを靴のかかとにぴったり付けた状態で、つま先に0.5〜1cmの余裕。この状態でかかとに指が入る靴は、歩けばもっと浮きます
- 店の中を歩く。立っているだけでは分かりません。試着で浮く靴は、慣れても直らない
- 履き口のカーブを見る。深くくるむ形か、浅い形か。過去に脱げた靴と脱げなかった靴の履き口を比べると、自分に合うカーブが分かってきます
- 幅で大きいサイズを選ばない。幅がきつくて1サイズ上げると、かかとは必ず余ります。幅広(ワイズの広い)タイプの同じサイズを探す
- ヒールが高いほど前に滑る。7cm以上なら、ストラップ付きを最初から選ぶと安心
- 内側の素材。合皮やエナメルのつるっとした内側はストッキングで滑りやすく、起毛やスエード調は滑りにくい
最後にひとつ。かかとを潰して履かないこと。急いでいる時にかかとを踏んで足を入れると、履き口の芯が潰れて、合っていた靴がゆるくなります。靴べらがない時は靴べらの代わりになるもので紹介した方法で、指1本入れて履くだけでも違いますよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『入学式の帰り、駅の階段で左だけ脱げて、後ろのお父さんが拾ってくれました。あの日はコンビニの絆創膏を履き口に2枚貼って帰宅。翌日ハーフインソールを入れて気づいた原因は「幅がきついから1サイズ上げた」私でした。幅広を同じサイズで買えばよかった話』
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ローファーがパカパカする時は原因も対策も少し違うのでローファーのパカパカ対策を。夏のサンダルで鼻緒(指の間)が痛い時はサンダルの鼻緒が痛い時の対処、かかとを潰さずに履くための靴べらの代わりになるものもどうぞ。
まとめ:原因を見分けて、今日は絆創膏、明日からはパッド
- 原因はカーブが合わない・前に滑る・ストッキングで滑るの3つ。指1本で見分ける
- 今日は絆創膏を履き口の内側に。前に滑るならティッシュをつま先に
- かかとの隙間はかかとパッド、前滑りはハーフインソール。薄いものから
- 埋めきれないなら透明ストラップを後付け。修理店のかかと詰めも選択肢
- 買う時は夕方・かかと合わせで指1本・歩いて確認。幅で大きいサイズを選ばない
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手順を1枚にまとめました。



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