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買ったばかりのサンダルを履いて出かけたら、駅に着く前に親指と人差し指の間がヒリヒリ。帰る頃には皮がむけていて、次の日から「あのサンダル、かわいいけど履けない」と靴箱の肥やしになる。夏のあるあるですよね。
先に結論。鼻緒が痛いのは、鼻緒が硬いからだけでなく、足が前に滑って指の股に鼻緒が食い込んでいるからのことが多いです。だから対処は「今日しのぐ絆創膏」「鼻緒を柔らかくする」「前に滑るのを止める」の3段階。そして小指が痛いなら、鼻緒とは別の問題です。順番にお話しします。
なぜ痛くなるのか:指の股がすれる理由は5つ
鼻緒のサンダルは、足を固定する場所が指の股の1点しかありません。だから、そこに力が集まる理由があると、すぐに痛くなります。よくある理由はこの5つ。
- 鼻緒が新品で硬い。合皮やビニールの鼻緒は最初は板のように硬く、指の股の薄い皮膚をこすります。履くうちに柔らかくなりますが、慣れる前に皮がむけると、そこで履けなくなる
- サイズが大きくて足が前に滑る。一歩ごとに足が前へずれて、鼻緒が指の股に食い込みます。かかとがはみ出さないサイズを選んだつもりでも、幅が合っていないと前に滑る
- 鼻緒の付け根の位置が浅い。鼻緒の付け根がつま先に近いと、指の股に当たる角度が急になって痛い。ゆったりした位置に付いている鼻緒は痛くなりにくい
- 歩き方でつま先に力が入っている。脱げないように無意識に指で鼻緒をつかんで歩くと、指の股で鼻緒を引っ張り続けることになります。特に急ぎ足の時
- 汗と砂で摩擦が増える。汗でふやけた皮膚に砂粒がかむと、こすれが一気に増えます。海やプールの帰りが一番痛くなるのはこれ
「痛いのは慣れていないからだ」と我慢すると、皮がむけて靴擦れになります。むけた後に絆創膏を貼っても、治るまで2〜3日はそのサンダルが履けないので、痛くなり始めた時点で手を打つのが一番の近道です。
今日しのぐ応急処置:絆創膏は指の股に「縦に」貼る
出先で痛くなった時、手に入りやすい順に。
- 絆創膏を指の股に縦に貼る。親指と人差し指の間に、鼻緒と同じ向き(つま先からかかとの向き)で1枚。横に巻くと歩くうちにすぐよれます。鼻緒が当たる面に絆創膏のガーゼ部分が来るように。汗で剥がれたらすぐ替える。剥がれかけた絆創膏の端が丸まって、それ自体が新しい摩擦になります
- 液体絆創膏。皮膚に透明の膜を作るタイプ。絆創膏より剥がれにくいので、鼻緒のサンダルとは相性がいいです。ただしすでに皮がむけている傷口には使わない。しみますし、傷口に使うためのものではありません。まだ赤いだけの段階で
- ワセリンかベビーパウダーで滑りを良くする。指の股と、鼻緒の当たる面に薄く塗ると、こすれが減ります。ワセリンはリップクリームでも代用できるので、カバンに入っているもので間に合うことが多い。ベビーパウダーは汗も吸ってくれます
- 鼻緒カバー・トングカバー。鼻緒に巻くふわふわの筒状のカバーで、100均や靴屋にあります。鼻緒が硬いサンダルにはこれが一番楽。見た目が少し変わるので、ビーチサンダルや普段使いに
すでに皮がむけて靴擦れになっているなら、まず水で洗って消毒してから絆創膏。そのサンダルはその日はあきらめて、別の靴に履き替えるのが結局早いです。
鼻緒を柔らかくする:新品は「揉む・蒸す・慣らす」
「痛いのは鼻緒が硬いから」と分かっているなら、履く前に柔らかくしておけます。素材で方法が変わります。
- 手で揉んで曲げる(どの素材でも)。鼻緒を指でつまんで、指の股に当たる部分を何度も曲げ伸ばし。テレビを見ながら5分もやると、目に見えて柔らかくなります。合皮の鼻緒はこれが一番効く
- 布製の鼻緒は蒸しタオル。濡らして絞ったタオルを電子レンジで温めて、鼻緒に巻いて数分。繊維がゆるんで柔らかくなります。その後、湿ったうちに手で揉むとさらに
- 革の鼻緒は保革クリーム。革靴用のクリームを鼻緒の裏側(足に当たる面)に薄く塗って、一晩置く。革がしなやかになって、肌当たりが変わります。ミンクオイルでも
- 短時間の慣らし履き。家の中で靴下を履いた上から30分、を数日。靴下がクッションになって皮膚を守りながら、鼻緒だけが足の形に馴染みます。いきなり1日履くから皮がむける
ビニールやゴムの鼻緒は、揉んでもあまり変わらないことがあります。その場合は柔らかくするより、上の鼻緒カバーで当たりを変える方が確実です。
前に滑るのを止める:痛みの本当の原因はここのことが多い
鼻緒を柔らかくしても痛いなら、足が前に滑っているのを疑います。見分け方は簡単で、履いて立った時に、指がサンダルの前の縁からはみ出しているか、かかとの後ろに1cm以上の余りがあるか。どちらかなら滑っています。
- かかと側にすべり止めパッド。100均やドラッグストアにある、靴の前滑り防止パッド(半月型のジェル)を、かかとの下か土踏まずの手前に貼る。足が前にずれるのを受け止めてくれます。つま先側に貼ると逆に鼻緒への圧が増えるので、貼るのは後ろ
- 中敷きにすべり止めスプレー。表面がツルツルの中敷きに。手軽ですが効果は数日
- サイズを見直す。鼻緒のサンダルは、足の指の付け根と鼻緒の付け根が合っていないと必ず滑ります。試着で「かかとの余りが指1本分以内」「鼻緒の付け根が指の股の真下」を確かめるのが、一番の予防です
歩き方も。脱げないように指で鼻緒をつかむ歩き方をしていると、指の股が常に引っ張られます。かかとで着地して、足の裏全体でサンダルを運ぶように意識すると、指の力が抜けて痛みが減ります。慣れないうちは少しペタペタ歩きになりますが、それで大丈夫。
小指が痛い時は鼻緒の問題ではない——幅とストラップを見る
「サンダルで小指が痛い」は、鼻緒とは別の話です。原因はほぼ2つ。
- 幅が合っていない。足の幅がサンダルの底より広くて、小指が縁からはみ出して地面や縁にこすれる。立った時に小指の外側がソールの端より外にあるなら、これ。幅広の型に替える以外に根本的な対策はなく、応急なら小指に絆創膏かジェルのつま先カバー
- ストラップの位置が小指の付け根に当たる。甲のストラップの端が、ちょうど小指の骨の出っ張りに乗っている。当たる部分に靴擦れ防止のジェルパッドを貼るか、ストラップが調整できるなら1穴ゆるめる。革のストラップなら、当たる部分だけ手で揉んで柔らかくする
小指の痛みは我慢しても馴染むことはあまりないです。鼻緒は履けば柔らかくなりますが、幅は変わりません。2回履いて2回とも小指が痛いなら、買い替えを考えた方が、結局その夏を楽しめます。返品や交換ができる期間のうちに判断を。
子どものサンダルは「痛い」と言わないことがある
子どもは遊びに夢中だと痛いと言わず、家に帰ってから指の股が真っ赤になっているのに気づくことがあります。うちの次男がそうでした。子どものサンダルで見るのはこの3つ。
- かかとのストラップがあるものを選ぶ。鼻緒だけのビーチサンダルは前に滑りやすく、走る子どもには向きません。かかとを留めるベルトがあると、指で鼻緒をつかまなくて済むので痛くなりにくい
- 「大きめを買って長く履かせる」をやめる。サイズが大きいサンダルは、鼻緒のサンダルでは一番痛くなる原因。ワンサイズ上は、鼻緒の付け根が指の股の位置に合いません
- 帰ったら指の股を見る習慣。赤くなっていたら、次に履く前に鼻緒を揉んでおくか、絆創膏を縦に貼ってから履かせる。むけていたら洗って消毒して、その日は別の靴に
ゆきこ( ゚Д゚)『去年、長男とおそろいで買ったサンダル、私の方が1日で指の股がむけました。原因は「かわいいから」でワンサイズ大きいのを選んだこと。かかとにジェルパッドを貼ったら嘘みたいに痛くなくなって、今年も現役です。長男は平気な顔で走り回ってました』
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同じ「鼻緒で痛い」仲間として、下駄の靴擦れ対策もどうぞ。鼻緒の揉み方や絆創膏の貼り方は共通です。夏のサンダルの悩みでもう一つ多い、サンダルの臭いの落とし方もまとめています。
まとめ:今日は絆創膏、明日までに鼻緒を揉む、滑るならかかとにパッド
- 痛い原因は鼻緒の硬さと、足が前に滑って鼻緒が食い込むこと。両方見る
- 今日は絆創膏を指の股に縦に。剥がれたら替える、むけた傷は消毒してから
- 鼻緒は手で揉む・布は蒸しタオル・革はクリーム。靴下の上から慣らし履き
- 前に滑るならかかと側にすべり止めパッド。つま先側には貼らない
- 小指が痛いのは幅かストラップの問題。2回痛いなら買い替えの判断を
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