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気に入ったポスターを買ってきて、いざ壁に……というところで手が止まりますよね。賃貸だから画鋲は打ちたくないし、テープで貼ったら剥がす時に壁紙ごとめくれそう。うちも子どもが学校でもらってきたポスターを貼りたがるのですが、最初の頃はセロハンテープで貼って、剥がした跡が黄色く残ってしまいました。
先に結論をひとつ。跡を残さず貼れるかどうかは、貼り方の腕前ではなく「壁とポスターの間に何を挟むか」でほぼ決まります。壁紙に直接触れる面には剥がしやすいものを、ポスター側には少ししっかりしたものを、と分けて考えると失敗がぐっと減るんです。道具の使い分けから丸まり癖の直し方まで、順番に見ていきましょう。
跡を残さず壁に貼るには?——道具は4タイプ、壁側とポスター側を分けて考える
まずは道具から。万能品はなくて、壁紙の種類とポスターの重さで向き不向きが変わります。共通のコツは、どれを使う場合も、家具の裏など目立たない所に一度貼って、翌日剥がして跡が残らないか試してから、ということ。壁紙は家によって表面の加工が違うので、ここだけは省かないでくださいね。
- ひっつき虫(練り消しのような粘着ラバー)。ちぎって丸めて四隅の裏に付けるだけ。位置の微調整がしやすく、剥がす時はくるくる転がすように取れます。ただし凹凸のある壁紙だと油分がしみて薄いシミになることがあるので、必ず試し貼りを。薄手のポスターや紙もの向き
- マスキングテープ+両面テープの二段重ね。壁にマスキングテープを先に貼り、その上に両面テープを重ねてポスターを載せる方法。壁に触れているのはマスキングテープだけなので、剥がす時に糊が壁に残りません。両面テープが直接壁に触れないように、マスキングテープは両面テープより一回り大きく貼るのがコツ。マスキングテープが手元にない時の代わりはマスキングテープの代用になるもので書いています
- ポスター用テープ(跡が残らないタイプの両面テープ)。壁紙用と書かれた、伸ばして取るタイプや水で剥がせるタイプ。厚手のポスターも支えられます。パッケージに「壁紙OK」「はがせる」とあるものを選び、剥がす時は必ず書いてある方向にゆっくり。勢いよく引くと壁紙の表面を持っていきます
- 画鋲なしフック+クリップ。粘着フックを1つか2つ付けて、上辺をクリップやポスターハンガーで挟んで吊るす方法。ポスターにテープを貼らないので、ポスターを傷めたくない時・時々入れ替えたい時にいちばん向いています。フックの粘着面が壁と接するので、こちらも試し貼りを。画鋲を使わない留め方は画鋲の代わりになるものでも詳しくまとめています
目安は、薄い紙ならひっつき虫か二段重ね、厚手や大判ならポスター用テープかフック吊り。壁紙が布っぽい織り目なら、粘着系より吊るす方式が安心です。
ポスターを貼るシールは何を選ぶ?——「壁紙OK」と「はがせる」の2つを確認
ポスター用のシールは種類が多いのですが、選ぶ時に見るのは2つだけ。壁紙に貼ってよいと書かれているかと、剥がし方が書かれているかです。
- 透明のジェルタブ。水洗いで粘着が戻る繰り返しタイプ。ツルツルした面(ドア・タイル・窓)に強く、紙っぽい壁紙には向きません
- 丸い粘着タブ(両面)。軽いポスター向きの小さな両面シール。剥がす時は端からゆっくり
- 伸ばして剥がすタイプ。タブの端を壁と平行に引き伸ばすと粘着が離れる仕組み。上に引っ張ると壁紙が破れるので方向だけ注意
どれも「四隅だけ」より「四隅+上辺の真ん中」の5点で留めると、重さが分散して剥がれにくくなりますよ。
曲がらずに貼るコツ——水平を取って、上の2点から
- 位置を決めて、上辺の高さにマスキングテープで印を付ける。中心が床から140〜150cmあたりだと、部屋で見た時に落ち着きます
- 水平を確認。メジャーで天井からの距離を左右で測って揃えるのがいちばん確実。スマホの水準器アプリでも、家具の天板と平行に合わせても自然に見えます
- 上の2点を先に留める。四隅を一気にやると、どこかが引っ張られて斜めになります。上の左右だけ留めて一度手を離し、正面から傾きを確認
- 問題なければ下の2点、最後に上辺の真ん中。下の角は、ポスターの反りに逆らわず、そっと壁に沿わせてから留めます
- 貼り終えたら2〜3歩下がって見る。近くで見ると気づかない傾きが、離れると分かります。ずれていたら上の1点だけ外して直せばOK
高い位置に貼る時は、椅子ではなく足場の安定した踏み台を。片手でポスター、片手でテープ、という姿勢は思った以上にぐらつきます。誰かに下で見てもらえると、曲がりのチェックも兼ねられて安心です。
貼ったのに剥がれてくるのはなぜ?——原因は「ホコリ・湿気・重さ・凹凸・反り」
- 壁にホコリが付いている。粘着面がホコリを抱えて壁に届いていません。貼る前に乾いた布でさっとひと拭き。濡らした場合は完全に乾いてから
- 湿気。梅雨時、浴室の近く、窓際の結露。粘着は湿気に弱いので、窓から離れた壁に
- ポスターが重い。厚手の紙や光沢紙、大判サイズは四隅だけでは支えきれません。留める点を増やすか、フック吊りに切り替えを
- 壁紙の凹凸。布っぽい織り目やザラザラした壁紙は、粘着面が点でしか触れていません。同じテープでも平らな面の半分くらいの力しか出ないと思っておくと安心です
- ポスターの反り。丸まり癖が強いと、紙が壁から離れようとする力がずっとかかり続けます。これは次の見出しで
- エアコンの風が直接当たる。端がパタパタするたびに少しずつ剥がれます。風の通り道を避けた壁に
テープを強いものに替える前に、どれに当たっているかを見てみてください。ホコリと反りだけで直ることが、けっこう多いんです。
丸まり癖の直し方——逆巻きと重し、ドライヤーは使わない
筒に入って届いたポスターは、広げても端がくるんと戻ってきますよね。無理に貼るとテープが負けて数日で剥がれます。貼る前に一晩、癖を取るのがいちばんの近道です。
- 逆巻き。丸まっている向きと反対に、ゆるく巻き直します。きつく巻くと折り目や割れが入るので、届いた時の筒より太いくらいのゆるさで。輪ゴムはポスターに直接かけず、上から紙を巻いてから留めると跡がつきません。30分〜数時間で様子を見ます
- 重し。平らな床に広げ、四隅と辺の途中に本を置いて一晩。ポスターの上に大きめの紙を1枚挟んでから本を置くと、印刷面に跡やインク移りがつきません
- 折り目がついてしまった時は、裏から当て布をして、アイロンの低温でそっと。光沢のあるポスターは表面が変質することがあるので、端で必ず試してから。子どもの手の届かない所で作業して、アイロンはすぐ片付けてくださいね
ドライヤーの温風で伸ばすのはおすすめしません。紙が部分的に乾いて波打ちやすく、光沢紙は表面が浮くことがあるからです。時間はかかりますが、逆巻きと重しの方がずっと確実ですよ。
100均で揃う飾り方——道具はほぼ全部そろう
ここまでの道具は、ほぼ100均で揃います。ひっつき虫、マスキングテープ、はがせる両面テープ、粘着フック、ポスターハンガー、A3くらいまでの額。
- 入れ替えを楽しみたいならマグネット式のポスターハンガー。上下の木の棒で挟んで、ヒモでフックに吊るすだけ。ポスターに何も貼りません
- 小さめのチラシやカードならワイヤーネット+クリップ。季節ごとに入れ替えやすいです
- 両面テープの手持ちがない時の代わりは両面テープの代用品にまとめています
額やフレームに入れる時の選び方
長く飾りたいポスターは、額に入れると日焼けとホコリからも守れます。
- サイズはポスターの規格と同じものを。B2、A2、B3など、購入ページに書いてあることが多いです。少し大きい額にマットを挟むと、ぐっと絵画っぽく見えます
- 前面はガラスよりアクリルが軽くて、落ちても割れにくい。子ども部屋なら迷わずアクリルを
- 重さと壁の相性。額は1kgを超えることがあり、粘着フックでは荷が重い場合があります。耐荷重を確認して、足りなければ石膏ボード用の細いピンフック(穴が針くらいで目立たない)を検討
- 紐は2点吊り。フック1点で吊ると、日を追うごとに傾きます。左右2点なら水平が保たれます
ゆきこ( ゚Д゚)『長男の部屋に恐竜のポスターを貼った時、セロハンテープで4か所ペタッと。半年後に剥がしたら、テープの形にくっきり黄ばんだ跡が残りました。今はマスキングテープの上に両面テープ、が我が家の鉄則です。剥がした跡がきれいだと、「次はどれ貼る?」と気軽に言えるようになりました』
「壁紙にも使える、はがせるタイプ」のポスター用テープを1つ持っておくと、二段重ねより手早く貼れて、厚手でも支えられるので楽ですよ。
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画鋲を使わずに留めたい時は画鋲の代わりになるもの、両面テープが切れた時は両面テープの代用品、マスキングテープが手元にない時はマスキングテープの代用になるものをどうぞ。
まとめ:壁側とポスター側を分けて考えれば、跡は残らない
- 道具は4タイプ。薄い紙はひっつき虫か二段重ね、厚手はポスター用テープか吊り
- どれも目立たない所で試し貼りしてから。壁紙の加工は家ごとに違う
- 貼る順番は水平を取って上2点→下2点→上辺の真ん中。離れて確認
- 剥がれる原因はホコリ・湿気・重さ・凹凸・反り。貼る前にひと拭き
- 丸まりは逆巻きと重しで一晩。ドライヤーは波打つので使わない
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手順を1枚にまとめました。



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