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洗面所の棚を片づけていたら、半分だけ残った洗濯洗剤が3本。もらいものだったり、香りが合わなくて使わなくなったり、詰め替えを買いすぎたり。捨てたいけれど、そのまま排水に流していいのかが分からなくて、結局また棚に戻す。これを何年も繰り返している家、多いと思います。
先に結論をひとつ。洗濯洗剤は、少量なら水で薄めながら排水に流してよいとしている自治体が多いです。ただし「少量なら」という但し書きが大事で、何リットルもまとめて流すのはどこでも歓迎されません。捨て方の順番と、容器の分け方、そして「まだ使えるかどうか」の見分け方まで、順番に見ていきましょう。
中身の捨て方——少量は薄めて排水、多い時は吸わせて可燃
洗濯洗剤は、そもそも水に溶けて排水管を通っていくために作られたもの。ですから、洗濯で使う程度の量が流れることは想定の内なんですよね。捨てる時も、その延長で考えると迷いません。
- 少量(コップ1杯くらいまで):洗面台や浴室の排水口へ、水を出しっぱなしにしながら少しずつ流します。流したあともしばらく水を流して、管の中に洗剤が残らないように
- 1本まるごとなど量が多い時:新聞紙や古布、キッチンペーパーに吸わせて、ポリ袋に入れて可燃ごみへ。液が漏れないよう袋は二重に。粉なら紙袋ごと可燃で受け付けるところが多いです
- 台所の排水口には流さないほうが無難。油と混ざって固まることがあります。流すなら浴室か洗面台で
- 浄化槽のお宅は、量をとくに控えめに。微生物のはたらきで水をきれいにする仕組みなので、洗剤が一度にたくさん入ると調子を崩すことがあります
そして地域差がいちばん出るところなので、自治体のごみ分別の案内で「洗剤」を一度引いてみてください。液体の扱いだけ別に書いてある市も多いです。同じ考え方で化粧品の液体を捨てる手順は化粧品の液体の捨て方にまとめてあります。
作業中の約束——混ぜない、換気する、手袋をする
- 塩素系のものと一緒に流さない。漂白剤やカビ取り剤と、酸性のものが混ざると危険なガスが出ます。捨てる日を分けるか、たっぷり水を流してから次に移るだけでも違います
- 換気しながら。窓を開けるか換気扇を回して。においがこもると気分が悪くなります
- ゴム手袋を。原液を素手で長く触ると、手が荒れます。目に入ったらこすらず流水で洗い流して、痛みが続くようなら眼科へ
- 作業中は子どもとペットを近づけない。詰め替えパックの口は特に、開いたまま床に置かないでください
容器の分別——ボトル・詰め替えパック・スプレー
- ボトル:中を水ですすいで乾かし、プラスチック製容器包装へ。ポンプの部分は金属のバネが入っていることがあるので、外して不燃または自治体の指示どおりに
- 詰め替えパック:はさみで角を切って中身を出し、すすいで乾かしてからプラへ。切る時は刃先を自分に向けず、子どもの手の届かない所で
- 粉洗剤の紙箱:中の粉を出しきってから、紙として。プラスチックの取っ手や計量スプーンは分けます
- スプレー式の衣類ケア用品:引き金の部分と本体を分けて。ガスを使う缶入りのものは、使い切ってから自治体の案内どおりに(缶に穴を開けるかどうかは地域で違います)
- ラベルをはがすのは、はがせる範囲で。無理にこすってボトルを傷つけるより、そのまま出したほうがよい地域もあります
洗剤そのものが臭い・変色した——まだ使えるかの見分け
「開けたら前と違うにおいがする」「液が茶色っぽい」。これ、けっこうあります。洗剤にも品質が保たれる期間があって、開封後はおおむね1年ほどを目安に、と書かれていることが多いんですよね。変わってしまう原因はだいたい次のどれかです。
- 高温の場所に置いていた。洗面所の窓際、暖房の近く、車の中。香りの成分がいちばん先に変わります
- 口のまわりの汚れ。たれた洗剤が固まって、そこに雑菌が付くとにおいのもとに。ふたを開けた時のにおいが強い場合は、口を一度ふいてみてください
- 柔軟剤や別の洗剤と混ざった。詰め替えの時に違うものを継ぎ足すと、分離したりにおいが変わったりします。継ぎ足しはしない、が基本です
- 凍った・分離した。冬に寒い場所へ置くと分離することがあります。ゆっくり戻して混ざれば使えることが多いですが、戻らなければやめどきです
使うのをやめる目安は、分離して戻らない・茶色っぽく変色した・粉が固まって溶けない・酸っぱいようなにおいがするのどれか。香りが弱くなっただけなら洗浄の力は残っていることが多いので、雑巾や上履きなど「香りを気にしないもの」に使い切ってしまうのがもったいなくない終わり方です。
洗ったのに衣類が臭う時は、洗剤より先に見る所がある
「洗剤が悪いのかな」と買い替えたくなりますが、実は洗剤を替えても直らないことのほうが多いんです。順番に見ていくと、たいてい手前で見つかります。
- 洗濯槽:黒いかすが出る、洗い上がりがなんとなく生ぐさい時は、槽の裏の汚れが原因のことが多いです
- 詰め込みすぎ:容量の8分目まで。ぎゅうぎゅうだと水が回らず、汚れが落ちません
- 洗剤の入れすぎ:すすぎで落ちきらず、残った洗剤が汚れを抱えたままに。少なめが正解
- 干し方:厚手のものを重ねて干す、風が通らない、乾くまでに時間がかかる。においの多くはここです
- 洗濯機の中に一晩ためた:濡れた洗濯物を入れたままふたを閉じるのが、いちばんにおいます
タオルのにおいがどうしても取れない時の手当ては洗ってもタオルが臭い時の話にくわしく書きました。ここを直すほうが、洗剤を替えるよりずっと早いです。
切らした日の代わりは「今日だけ」のつもりで
朝、洗おうとして洗剤が空。あるあるですよね。買いに行くまでのその日1回だけと割り切るなら、家にあるもので回せます。ただし毎回のやり方にはしないでくださいね。衣類用に作られていないものは、生地への影響が読めないので。
- 台所の中性洗剤をごく少量。ひとつまみ、というくらいの量で。泡立ちが強いのですすぎを1回増やします。くわしくは食器用洗剤の代用と使い分けに
- 固形の洗濯石けん。えりや袖の汚れには、こちらのほうが向いています
- 重曹。においや皮脂には役立つ場面がありますが、単独では洗浄の力が弱めです。洗剤の代わりというより、においが気になる日の助っ人という位置づけで
- おしゃれ着用の洗剤が残っていれば、それを普段着に使うほうが安全。分量は表示どおりに
- ドラム式の洗濯機は泡が出すぎると止まることがあるので、代用は控えめに
旅先で洗剤が足りない、という時の持ち運びと量の決め方は洗濯洗剤の旅行用小分けにまとめてあります。
ゆきこ( ゚Д゚)『棚の奥からいただきものの洗剤が何本も出てきて途方に暮れる、というのはよくある話ですよね。全部流すのは気が引けるし、使うには香りが強すぎるし。雑巾と上履き専用にして時間をかけて使い切る、という「用途を下げて使い切る」やり方のほうが、私は気が楽です』
においが気になる衣類のつけ置きや、洗濯槽まわりの掃除に一袋あると、洗剤を買い替える前にできることが増えます。掃除にも使えるので、台所と洗面所で使い回せるのも助かるところ。
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洗ったのににおうタオルの手当ては洗ってもタオルが臭い時の話へ。切らした日の代わりは食器用洗剤の代用と使い分けもあわせて読むと安心です。液体の捨て方全般は化粧品の液体の捨て方に、少量だけ持ち歩きたい時は洗濯洗剤の旅行用小分けにまとめました。
まとめ:少量は薄めて排水、多い時は吸わせて可燃
- 中身は少量なら水を流しながら排水へ。台所の排水口は避けます
- 量が多い時は紙や布に吸わせて可燃。浄化槽の家はとくに控えめに
- 容器はすすいで乾かしてプラ。分別は自治体の案内を一度確認
- 分離・変色・固まり・酸っぱいにおいは使うのをやめる目安
- 洗ったのに臭う時は洗濯槽と干し方から。洗剤は増やさないこと
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手順を1枚にまとめました。



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