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2泊3日の旅行や、子どもの合宿。下着とタオルだけでも洗えたら荷物が減るのに、と思って洗剤売り場に行くと、いちばん小さいボトルでも大きすぎる。かといって家のボトルを持って行くのは重いし、何よりカバンの中で漏れたら旅が終わるんですよね。水筒のとなりで洗剤がじわりと漏れていて、着替えを全部洗い直した、という話は本当によく聞きます。
先に結論をひとつ。旅行用の洗濯洗剤は、100均で十分そろいます。トラベル用の小袋がそのまま売っていますし、なければ小分けボトルに家の洗剤を移すだけでも足ります。大事なのは「何を買うか」より「どう詰めるか」で、そこさえ押さえれば漏れません。順番に見ていきましょう。
100均で買えるのは4つの形——買うか、詰めるか
お店によって置き場所がばらばらなのですが、旅行用品の棚と洗剤の棚、それに詰め替え容器の棚を回ると、だいたい次の4つが見つかります。
| 形 | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| トラベル用の小袋(1回分ずつ) | 1〜3泊・手洗いだけ | 袋の角が破れることがある |
| ジェルボール数個入り | コインランドリーを使う旅 | 子どもの誤飲に最も注意 |
| 小分けボトル(30〜100ml) | 家の洗剤をそのまま持って行く | 中栓の有無で漏れが変わる |
| 詰め替えチューブ・ポンプ式の小容器 | 洗顔料などと一緒に旅の小物入れへ | ポンプは押されて出やすい |
「洗剤そのもの」を買わなくても、容器だけ買って家の洗剤を移すほうが安上がりですし、使い慣れた洗剤なので肌にも安心です。旅先で余ってもそのまま持ち帰れますしね。詰め替え容器選びの考え方は歯磨き粉の詰め替え容器を100均で選ぶ話とほとんど同じなので、そちらもヒントになると思います。
液体・ジェルボール・粉、どれが漏れにくい?
- 液体:いちばん扱いやすい反面、漏れる可能性があるのもこれ。ただし詰め方でほぼ防げます。手洗いにも機械洗いにも使えて、少量から量を決められるのが強み
- ジェルボール:フィルムに包まれているので液漏れの心配がほぼなく、荷物としては優等生。ただし1個の量が多いので洗面台での手洗いには向きません。コインランドリーや洗濯機がある宿向き。そして何より、色も見た目もお菓子に似ているので、小さな子の手が届く所には絶対に置かないでください
- 粉:湿気を吸って固まりやすく、袋の角から粉が出るとカバンの中が真っ白に。二重にすれば持てますが、旅行で選ぶ理由は少なめです
子連れなら液体、大人だけで洗濯機が使えるならジェルボール。そう考えると迷いません。どちらにしても、旅先で使う洗剤は中性か弱アルカリ性の一般的な衣料用で十分で、漂白剤入りのものをホテルで使うのは避けたほうが安心です。備え付けのタオルに触れると色が抜けてしまうことがあります。
漏れない詰め方——「満タンにしない」がいちばん効きます
ここが本題です。漏れる原因はほとんどが、容器の中の空気と気圧の変化なんですよね。飛行機やバスで気圧が下がると、中の空気がふくらんで、ふたのすき間から中身を押し出します。だから対策も空気の量から。
- 8分目までにする。満タンにするとふたを閉めた瞬間にあふれますし、逆に空気が多すぎてもふくらみます。8分目が落としどころ
- 中栓かパッキンのある容器を選ぶ。100均の小分けボトルには、内側に薄い中栓が入っているものとないものがあります。売り場で軽く開けて確認できるなら、中栓ありを。ないタイプは、ふたの内側に食品用のラップを一枚かませるだけでもかなり違います
- 口の周りをふいてから閉める。移し替えの時にたれた洗剤が残っていると、ふたが滑って締まりが甘くなります
- ジップ付きの袋で二重にする。これが最後の砦。袋の空気も抜いてから閉じます。袋の代わりになるものはジップ袋の代用にまとめてあります
- 立てて、上向きで詰める。カバンの中で横倒しにならないよう、靴やタオルで両側を挟んで固定。ポンプ式は必ずロックするか、ポンプの頭にラップを巻いてテープで留めて
この5つをやっておけば、まず漏れません。同じ考え方は化粧品にも使えて、詳しくはヘアオイルを漏らさず持ち歩く方法に書いています。油ものは洗剤よりさらに厄介なので、あちらのコツもぜひ。
1回分はどれくらい?——「思っているより少ない」が正解
旅先の手洗いでいちばん多い失敗が、洗剤の入れすぎです。泡がたくさん立つと洗えている気がしますが、すすぎで泡が切れず、何度も水を替えるはめになります。乾いたあとに生地がごわつくのも、たいてい洗剤の残りなんですよね。
- 洗面器1杯(3〜4リットル)の水に、ペットボトルのキャップ4分の1くらい。これで下着とタオル2〜3枚は洗えます
- 持って行く量は1泊あたり1回分、3泊なら3〜4回分。小分けボトルなら30mlもあれば余ります
- 洗面台に栓がない宿もあるので、ジップ付きの袋に水と洗剤を入れて袋の中で振り洗いという手も。すすぎも袋の中でできて、水も少なくてすみます
- 洗剤を計るのが面倒なら、家で1回分ずつ小袋に分けて持って行くと現地で迷いません
そして毎回のことですが、原液を素手で長く触らないのと、目に入れないのは守ってくださいね。もし目に入ったら、こすらずに流水で洗い流して、痛みや充血が続くようなら眼科へ。旅先だと後回しにしがちですが、そこは無理をしないでください。
ホテルでの手洗いと、翌朝までに乾かす干し方
洗うところより、実は乾かすほうが難関です。夜に洗って朝には着たい、という時のやり方をまとめます。
- 洗面台にぬるま湯をためて洗剤を溶かし、押し洗い。ごしごしこすらず、押して離してを20回くらい
- 水を替えてすすぎは2回。泡が出なくなればおしまい
- 絞りすぎず、乾いたバスタオルで挟んで足で踏む。これで水気の半分以上が抜けて、乾く時間がぐっと短くなります
- ハンガーに掛けて、エアコンの風が当たる所か、浴室で換気扇を回して。窓際より風のある場所のほうが早いです
- それでも湿っているものは、朝いちばんにドライヤーの冷風を当てるか、乾燥機のある宿ならそちらへ
持って行く服を最初から乾きやすい薄手のものにしておくのが、いちばん確実な対策だったりします。厚手のパーカーは、旅先ではまず乾きません。生乾きのにおいが出てしまった時の戻し方は洗ってもタオルが臭い時の話が使えます。
帰ってからの容器——洗って乾かす、表示を貼る
旅行が終わったら、小分けボトルはすぐ洗って乾かしてしまいましょう。中に洗剤が残ったまま数か月置くと、変色したり、次に使う時ににおいが出たりします。洗剤自体が古くなった時の見分けと捨て方は、洗濯洗剤の捨て方と、洗剤が臭くなった時の話にまとめました。
- ぬるま湯で数回すすいで、ふたを外して逆さにして完全に乾かす
- 「洗濯洗剤」とマスキングテープで表示を貼る。中身が分からない透明な液体が旅の小物入れにあるのは、家族にとっても危ないですし、旅先でシャンプーと間違えたら大惨事です
- 飲み物や食品の空き容器に入れ替えない。これは誤飲を防ぐ意味でいちばん大事な約束
- 次の旅まで、洗濯ネットや旅行用の小物と一緒にひとまとめに。持ち歩ける洗濯ネットがない時は洗濯ネットの代用も参考にどうぞ
ゆきこ( ゚Д゚)『林間学校の前日に洗剤の小分けを忘れて、夜に100均へ走った、という話はよく聞きます。結局まったく使わずに帰ってくることも多いんですけどね。でも「洗える」と分かっているだけで、持って行く着替えが1枚減る。うちで持たせるなら、あの安心感のために毎回入れると思います』
毎回詰め替えるのが面倒なら、最初から1回分ずつ包装された旅行用の洗剤をひと箱買っておくと、旅支度が一段階減ります。何度も旅に出る家なら、中栓のしっかりした詰め替えボトルを1本持っておくほうが結局は安上がりですね。
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液体を漏らさず持ち歩くコツはヘアオイルを漏らさず持ち歩く方法にくわしく書いています。容器選びで迷ったら歯磨き粉の詰め替え容器を100均で選ぶ話もどうぞ。余った洗剤や古くなった洗剤の扱いは洗濯洗剤の捨て方と、洗剤が臭くなった時の話に、旅先の洗濯まわりでは洗濯ネットの代用も役に立つと思います。
まとめ:容器は100均で足りる、詰め方と量で決まる
- 100均で買えるのは小袋・ジェルボール・小分けボトル・チューブの4つ
- 子連れなら液体、洗濯機のある宿ならジェルボールが楽
- 漏れ対策は8分目・中栓・口をふく・ジップ袋で二重・立てる
- 量は洗面器1杯にキャップ4分の1。入れすぎるとすすげません
- 帰ったら洗って乾かし、表示を貼る。食品の容器に入れないこと
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手順を1枚にまとめました。



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