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寒くなってきたので押し入れからホットカーペットを出して、久しぶりに電源を入れた。しばらくすると、なんだか焦げたようなにおいがしてくる。子どもが寝転がる場所だし、これ大丈夫なのかな、と不安になりますよね。出した初日に同じ顔をする、というのは毎年の恒例みたいなものですよね。
先に結論をひとつ。ホットカーペットのにおいは3種類あって、そのうち1つだけ、放っておいてはいけないものがあります。におい消しの方法を探す前に、まず自分の家のにおいがどれなのかを見分けてください。手当てがまったく違いますし、判断を間違えると危ないのは1つだけなので、そこさえ押さえれば怖くありません。順番に見ていきましょう。
まず、においを3つに分けます
- ①焦げくさい・ほこりっぽい系。しまい込んでいた間にたまったほこりが、温まって焼けるにおい。ここだけは扱いが違います
- ②生活臭系。汗、皮脂、こぼした飲み物、ペットのにおい。温まると立ちのぼってくるタイプ
- ③新品のにおい。買ったばかりの時の、ビニールや樹脂の少しツンとしたにおい
見分け方は簡単で、電源を入れる前に鼻を近づけてみることです。冷たい状態でもにおうなら②か③、温めた時だけにおうなら①の可能性が高い、という具合。それではひとつずつ見ていきますね。
①焦げくさい——最初にやることと、すぐやめる判断
いちばん多いのがこれで、たいていは1年分のほこりが温まっているだけです。押し入れの中でも、布の目にはしっかりほこりが入っています。ですのでまずは、
- 電源を抜いて、広げて、掃除機をていねいにかける。表も裏も。カバーを敷いていたなら、カバーは外して洗います
- かたく絞った布で乾拭き・水拭きをする。びしょびしょにしないこと。拭いたあとは必ず完全に乾かしてから電源を入れてください
- 窓を開けて、最初は短い時間だけ運転してみる。たまったほこりが焼け切ると、においは薄れていきます
ここまでやって、においが少しずつ弱くなっていくなら、ひとまず様子見で大丈夫です。ただし——ここからが大事なところです。
次のどれかに当てはまったら、すぐに電源を抜いて、使うのをやめてください。
- 掃除しても焦げくさいにおいが消えない、あるいは強くなる
- 煙が出ている、うっすらでも白いもやが上がる
- 部分的に熱すぎる場所がある。手のひらで面をなでていくと、そこだけ明らかに熱い、という箇所
- 逆に、一部だけまったく温まらない
- 表面に焦げ跡や変色、ふくらみがある
- コードやコントローラーが熱い、被覆が割れている
これらは内部の電熱線が傷んでいるサインで、火災につながります。「まだ使えそうだから」と使い続けないでください。冷めても直りません。メーカーのお客様窓口か販売店に連絡して、型番と症状を伝えて指示をあおいでくださいね。もったいない気持ちより、安心を選んでいいところです。
②汗・皮脂・ペットのにおい——洗うのは「カバー」です
冷たい状態でも生活のにおいがする、という場合。ここでいちばん大事なことを先に書きます。ホットカーペットの本体は、基本的に洗えません。中に電熱線が入っているので、水に浸けると断線や故障、そして通電した時の事故につながります。
- 洗うのはカバー。専用カバーや上に敷いているラグを外して洗濯します。ラグの洗い方はラグを自宅で洗う方法にまとめました
- 本体は拭くだけ。薄めた中性洗剤をつけてかたく絞った布で拭き、そのあと水拭き、最後に乾拭き。拭ける機種かどうかは説明書の表示を確認してください。拭き掃除も不可という機種があります
- 重曹を使う手。冷めた状態の表面に重曹を薄く振りかけて30分ほど置き、掃除機でしっかり吸い取ります。においを吸ってくれるので、ペットのいるお宅で試す価値があります。粉が残らないよう、念入りに吸ってから通電してくださいね
- アルコールを大量にかけない。素材を傷めますし、乾く前に通電すると危険です。使うなら布に少し含ませて拭く程度に
- 風を通す。晴れた日に広げて、日陰で数時間風に当てるだけでもずいぶん違います。直射日光は素材が傷むので日陰で
正直なところ、生活臭は「洗えるカバーを一枚かませる」のがいちばん確実です。本体を守れて、においも毎シーズン洗い流せて、汚れたらカバーだけ買い替えられます。子どもがジュースをこぼしたのをきっかけに、洗えるカバー前提に切り替えた、という家は多いと思います。
③新品のにおい——換気と慣らし運転で薄れます
買ったばかりの時のツンとしたにおいは、樹脂や梱包材のにおいであることがほとんどです。こちらは時間が解決してくれる種類のもの。
- 箱から出したら、まず広げて風の通る場所に半日ほど置く
- 窓を開けた状態で、短時間の運転を数回。いきなり長時間つけないほうが、においがこもりません
- 数日から数週間で薄れていくことが多いです
- ただし、いつまでも消えない・焦げたにおいに変わった・目や喉が痛いという場合は、新品のにおいではない可能性があります。使用をやめて販売店かメーカーへ相談を
やってはいけない4つ
- 本体を水洗いする。浴槽や洗濯機はもちろん、水をかけて流すのもだめです。断線と故障、そして通電時の事故につながります
- 折り曲げて保管する。折り目のところで内部の電熱線が傷み、断線や部分的な発熱の原因になります。しまう時は丸めるのが鉄則です
- 上に重い家具を置く。脚の一点に力がかかって、そこだけ電熱線がつぶれます。家具の下を通す敷き方もやめておいたほうが安心です
- こたつや厚い布団と一緒に使う。熱がこもりすぎて、低温やけどや部材の傷みにつながります。併用してよいかは機種の説明書に必ず書いてあるので、確認してください
それから低温やけどのこと。ホットカーペットは温度が高くないぶん油断しがちですが、同じ場所に長時間じっとしていると、低い温度でも皮膚が傷みます。特に、うたた寝、赤ちゃん、お年寄り、そして自分で動きにくい方は注意してください。直に長時間座ったり寝転んだりせず、カバーや座布団をはさんで、ときどき体の位置を変える。眠くなったら布団へ移動する、を家のルールにしておくと安心です。
次のシーズンのためのしまい方
- シーズンの終わりに掃除機と拭き掃除をしてからしまう。ここをやっておくと、来年の焦げくさいにおいがぐっと減ります
- 完全に乾かしてから。湿ったまましまうとカビのにおいがつきます
- 折らずに丸める。芯になる筒があれば巻きつけると型がつきません
- 湿気の少ない場所へ。押し入れの下段より上段、床に直置きしない
- 防虫剤は直接触れさせない。薬剤が素材を傷めることがあります。布を1枚はさむか、少し離して置いてください
- コードは本体にきつく巻きつけない。ゆるくまとめて
買い替えを考える目安
においがきっかけで、そろそろ替えどきかも、と思う方も多いと思います。目安になるのはこのあたりです。
- 掃除しても焦げくさいにおいが残る
- 部分的に温まらない、または熱すぎる場所がある
- コードやコントローラーが熱い、被覆にひび
- 表面に焦げ跡や変色、ふくらみ
- 電源が入らない、勝手に切れる時間が短すぎる(切れること自体は安全装置の働きです。この話はホットカーペットの自動オフがいらないと感じた時に書きました)
買い替えの時に何を見ればいいかはホットカーペットを買って後悔しないための見方にまとめてあります。サイズ、洗えるかどうか、電気代の考え方まで書いたので、選ぶ前にのぞいてみてください。古いものの処分に困ったらカーペットの捨て方もどうぞ。電熱線が入っているので、普通のカーペットと同じようには切れません。自治体の区分を必ず確認してくださいね。
ゆきこ( ゚Д゚)『出した初日に焦げくさくて本気で焦って、掃除機をかけたら押し入れのほこりだった、というオチはよく聞きます。うちなら、その時に手のひらで面をなでてみて、熱いところがないか確かめるところまでやります。においより、手で触ってみるほうが早いです』
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買い替えや選び方で迷ったらホットカーペットを買って後悔しないための見方へ。自動で切れるのが不便だと感じている方はホットカーペットの自動オフがいらないと感じた時を、上に敷くラグの洗い方はラグを自宅で洗う方法をどうぞ。
まとめ:においを分けて、危ないのは1つだけ
- においは焦げくさい系・生活臭系・新品のにおいの3つに分けて考える
- 焦げくさいのは掃除機と乾拭きから。それでも消えないなら使わない
- 煙・部分的に熱すぎる箇所が出たら使用をやめてメーカーへ。火災の元です
- 本体は洗えません。洗うのはカバー。折り曲げて保管しないこと
- 低温やけどに注意。直に長時間座らない、こたつや布団と併用しない
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手順を1枚にまとめました。



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