※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
トースターが急に動かなくなった朝。あるいは、引っ越したばかりで段ボールの山の中、まだ買っていない朝。「とりあえず今日、パンを焼きたい」——この気持ち、痛いほど分かります。トースターが突然うんともすんとも言わなくなって、子どもが食卓で待っている中、フライパンを握りしめる——そんな朝は、どの家にも一度はあると思います。
先に結論をひとつ。いちばん手軽で失敗が少ない代わりは、ふたをしたフライパンです。ただし焼くものによっては魚焼きグリルのほうが早いし、餅やグラタンは向き不向きがはっきり分かれます。順番に見ていきましょう。
いちばん手軽なのはフライパン——ふたをして弱火
フライパンでパンを焼くと「フレンチトーストみたいにしっとりするのでは」と思われがちですが、やり方を押さえると、外はしっかり、中はふんわりに焼けます。ポイントは油を引かないことと、ふたをすることです。
- フライパンを弱めの中火で温める。油はひかない(引くと揚げ焼きになります)
- パンを置いて、ふたをする。ふたをすると熱が上からも回って、上下から焼けます
- 2〜3分で裏返して、もう1〜2分。焼き色は途中で持ち上げて確かめる
- くっつくのが心配なら、アルミホイルを敷くか、クッキングシートを敷く(フライパンからはみ出さない大きさに切って)
チーズをのせて焼きたい時も、ふたが活躍します。ふたをして弱火にすると、チーズが上からの熱でとろけてくれるんです。クッキングシートが切れている時の代わりはクッキングシートの代用になるものにまとめました。
魚焼きグリル——いちばんトースターに近い、でも目を離さない
じつは、家にある道具の中でトースターにいちばん近いのが魚焼きグリルです。上から強い熱を当てて表面を焼く仕組みが、ほとんど同じなんですよね。
- 網に直接のせるか、アルミホイルを軽く敷いて。片面焼きのグリルは途中で裏返す
- 火力が強いので1〜2分でこんがり。あっという間です
- 絶対にそばを離れないでください。数十秒目を離しただけで真っ黒になりますし、焦げが進むと発火の危険があります。私は「グリルを使う時は台所から出ない」と決めています
- 魚を焼いたあとはにおいが移ることがあるので、気になる時はアルミホイルで包んで焼くと軽くなります
グリルの使いこなし方は魚焼きグリルでトースターの代わりにする方法で詳しく書いています。使い終わったら、完全に冷ましてから受け皿と網を洗ってくださいね。
電子レンジ——表面はサクッとしない。でも使える場面はある
「レンジがあるじゃない」と思いますよね。でも、レンジでパンを温めると表面がしんなりして、冷めるとかたくなる。これには理由があります。
電子レンジは食品の中の水分を動かして熱を出す仕組みなので、パンの内側から温まって、水分が表面に上がってきます。だから表面が湿るんです。トースターは逆に、外側の水分を飛ばして乾かすからサクッとする。やっていることが正反対なんですね。
それでも、レンジには得意な場面があります。
- 冷凍パンの解凍。凍ったまま焼くと中まで温まりにくいので、まずレンジで軽く解凍してからフライパンかグリルへ、という組み合わせが最強です
- グラタンの中まで熱くする。中を温めてから、焼き色だけグリルで付ける
- 中華まん、蒸しパンなど、そもそもしっとりさせたいもの
つまりレンジは「中を温める係」。表面の焼き色は他の道具に任せる、という分担にすると、うまくいきます。
オーブンレンジのトースト機能——予熱と焼き色のむら
オーブンレンジにトースト機能が付いているなら、それがいちばん近道です。ただし、専用のトースターとは違うクセがあります。
- 予熱に時間がかかる機種があります。朝の数分が惜しい時は、その分を見込んで先にスイッチを入れておく
- 庫内が広いぶん焼き色にむらが出やすい。途中で向きを変えると、そろいます
- 付属の角皿を使うか、網に直接のせるかは機種で違うので、説明書のとおりに
- 焼いている間は、庫内をときどき見る。オーブンも目を離さないのが基本です
食べ物別の早見表
焼くものによって、向いている道具が変わります。迷ったらここを見てください。
| 焼くもの | おすすめの手 | コツ・注意 |
|---|---|---|
| 食パン(普通の厚さ) | フライパン/魚焼きグリル | フライパンはふたをして弱めの中火。グリルは1〜2分で焦げる |
| 厚切り(4枚切りなど) | フライパン | ふたをして少し長めに。中まで温めてから裏返す |
| 冷凍のパン | レンジ+フライパン | レンジで軽く解凍してから焼く。凍ったまま強火は外だけ焦げる |
| 餅 | 魚焼きグリル/フライパン | ふくらんで急に焦げます。短時間ずつ様子を見る。放置は絶対にしない |
| グラタン | レンジ+魚焼きグリル | レンジで中を熱くして、グリルで焼き色だけ。器は耐熱のものを |
| 冷凍ピザ | フライパン | ふたをして弱火でじっくり。底が焦げそうならホイルを敷く |
餅だけは特別に気をつけてほしいところです。ふくらんだ瞬間から焦げるまでが本当に早い。1分焼いて様子を見て、また30秒、というふうに刻んでください。そばを離れないことが、いちばんの対策です。
やってはいけない代用
「これなら代わりになりそう」と思っても、危ないものがあります。ここだけは守ってください。
- コンロの直火で網に載せてあぶらない。パンや餅が落ちて燃えます。魚焼きグリルは受け皿があって庫内で完結しますが、直火はまったく別物です
- 耐熱と書かれていない皿を熱源に載せない。急な温度変化で割れます。100円ショップの皿でも「オーブン可」の表示がないものは使わないでください
- 紙類(コピー用紙・半紙・キッチンペーパー)を庫内に入れない。発火します。トースターに紙を敷きたい時の考え方はトースターにクッキングシートの代わりになるものにまとめました
- クッキングシートやアルミホイルをはみ出させない。庫内の熱源に触れると危険です
- 熱い皿を素手で持たない・濡れた台に置かない。ミトンを使って、乾いた鍋敷きの上へ。急に冷やすと割れます
ゆきこ( ゚Д゚)『トースターが壊れた朝にフライパンにふたをして焼いたら、子どもに「今日のパン、いつもよりおいしい」と言われた、という話を読んで、うれしいような複雑なような気持ちになりました。休みの日はあえてフライパン、というのもありですよね。ただし餅だけは、目を離した瞬間に真っ黒になるので放置は禁物です』
買うまでのつなぎとして、何が現実的か
「新しいトースターを買うまでの数日〜数週間」を乗り切る、という視点で並べるとこうなります。
- すでに家にあるフライパンとふた。追加の出費ゼロ。ここで足りるなら、急いで買わなくても平気です
- ふたがないなら、ふただけ買う。ふたはパンだけでなく、蒸し焼きや餃子にも使えるので、あって困りません。いろいろな大きさの鍋に使える兼用タイプだと1つで済みます
- 魚焼きグリルを使う。掃除の手間が増えるので、毎朝となるとつらいですが、数日なら十分
- 数週間〜数か月のつなぎになりそうなら、そもそもトースターを買い直すかどうかを考えるタイミング。判断の基準はトースターはいらない?にまとめています
ちなみに、ふたつきのフライパンが1つあると、パン以外にも使い道が広がります。餃子や蒸し野菜にも使えるので、結局トースターより出番が多い、という家も多いはずです。
あわせて読みたい
そもそも買い直すかどうかで迷っているなら、トースターはいらない?で要る家と要らない家の型を整理しています。グリルを本格的に代わりにするなら魚焼きグリルでトースターの代わりにする方法、シートが切れている時はクッキングシートの代用になるものもどうぞ。
まとめ:フライパンが第一手、焼き色はグリル、中はレンジ
- いちばん手軽なのはフライパンにふたをして弱めの中火
- 魚焼きグリルは仕組みがいちばん近い。ただし目を離さない
- レンジは中を温める係。表面の焼き色は他の道具に任せる
- 餅は短時間ずつ。ふくらんでから焦げるまでが早い
- 直火・耐熱でない皿・紙類を庫内に入れるのは絶対にしない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント