マッサージチェアが搬入できない——買う前に測る5か所、「梱包サイズ」と「最小分解サイズ」の見方、玄関・階段・エレベーターで引っかかる時の選択肢、返品になる前に確かめること

生活

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楽しみにしていたマッサージチェアの配送日。ところが玄関で「これ、入りませんね」と配送の方に言われて、そのまま持ち帰り。あるいは階段の踊り場で止まって、家族総出で押しても引いてもびくともしない。そんな話を口コミで読むたびに、ひとごとじゃないなと思います。

先に結論をひとつ。搬入できるかどうかは、注文する前に「通り道」を測ればほぼ分かります。どこを、どう測るのか。メーカーの搬入案内に書いてある「梱包サイズ」と「最小分解サイズ」はどう読むのか。それでも入らない時にどんな選択肢があるのか。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へなぜ入らない?梱包は本体より大きく、曲がり角で止まる→第1章これから買う通り道の5か所を有効幅で測る→第2章数字はどれと比べる?梱包サイズと最小分解サイズ→第3章自分たちで運べる?運ばない。搬入サービスに頼む→第4章測ったら入らなかった分解搬入・吊り上げ・別機種・返品条件→第5章

ケース別に読む:なぜ入らないか知りたい人これから測る人数字の比べ方を知りたい人自分で運ぼうとしている人入らないと分かった人

搬入できない、はなぜ起こる?——本体の寸法だけ見ていると引っかかる

マッサージチェアの商品ページには「幅80cm×奥行120cm×高さ115cm」のような本体サイズが載っています。でも実際に運ばれてくるのは、段ボールと緩衝材に包まれた「梱包状態」で、本体より一回り大きいんです。しかも家の中は直線ではなく、玄関で曲がり、廊下で曲がり、階段では斜めに持ち上げる。数字の上では通るはずが曲がり角で止まる、というのが「搬入できない」の正体です。

  • 玄関ドアの幅・高さが足りない。ドアを全開にしても、ドアノブやドアクローザーの分だけ有効幅は狭くなる
  • 廊下の曲がり角で回せない。幅は足りていても、長い荷物を90度回すには「対角線の長さ」が必要
  • 階段の踊り場で回せない。手すりや天井の低い部分に当たる
  • エレベーターの奥行きが足りない。ドアの幅が足りても、中で斜めに入れられないことがある
  • 設置する部屋のドアを忘れていた。玄関は通ったのに、寝室の引き戸で止まる

どれも「測っていれば分かった」ことばかりなんですよね。

買う前に測る5か所——メジャー1本で30分あればできます

通り道を、玄関から設置場所まで荷物の気持ちになってたどっていくのがコツです。以下の5か所を、有効幅(実際に物が通れる幅)で測ってメモしておきましょう。

  1. 玄関ドア。ドアを全開にした状態で、ドア枠の内側からドア本体までの幅と、枠の内側の高さ。ドアノブやドアクローザーの出っ張り分を引きます
  2. 廊下と曲がり角。廊下の幅、天井の高さ、そして曲がり角の「向かい側の壁までの距離」。長い荷物を回すには、幅だけでなく曲がった先の奥行きが要ります
  3. 階段。階段の幅(手すりの内側で測る)、踊り場の広さ、階段の途中で天井が下がっている所の高さ。折り返し階段は、踊り場で荷物を立てて回せるかがポイントになります
  4. エレベーター。ドアの幅と高さ、かごの奥行きと高さ。管理会社に大型搬入の可否と養生の届け出も聞いておくと安心です
  5. 設置場所。部屋のドア(引き戸なら開口の幅)、置く場所の幅と奥行き。そして忘れがちなのが背もたれを倒す分とフットレストが伸びる分。壁からどれだけ離す必要があるかは、取扱説明書や商品ページに「設置に必要なスペース」として書かれています

測った数字はスマホのメモに残しておくと、お店に相談する時にそのまま見せられて楽ですよ。

測る5か所→分解サイズと比べる→入らない時の選択肢買う前に測る5か所①玄関ドアの有効幅・高さ②廊下の曲がり角の奥行き③階段の幅・踊り場・天井④エレベーターの奥行き⑤設置場所+倒す分一番狭い所をメモ比べる数字本体サイズではなく「梱包サイズ」と「最小分解サイズ」メーカーの搬入案内に載っている狭い所より小さければ可入らない時の選択肢分解搬入サービス吊り上げ(業者)別の機種に変える返品条件を確かめる自分で運ばない自分で分解しない注文前に販売店へ「測った数字」を見せて搬入経路を相談する。費用は見積もりを取る階段は必ず業者へ/重さは機種で違う/腰・指・床を守るのが最優先

「梱包サイズ」と「最小分解サイズ」の見方——比べるのは本体サイズじゃない

測った数字と比べる相手は、商品ページの一番目立つところにある本体サイズではありません。メーカーの公式サイトや取扱説明書に、「搬入のご案内」「搬入経路の確認」というページや項目があって、そこに次の2つが載っています。

  • 梱包サイズ。段ボールに入った状態の幅・奥行き・高さ。玄関やエレベーターを通る時はこの大きさで考えます
  • 最小分解サイズ。背もたれ・肘掛け・フットレストなどを外した時の、一番大きな部品の大きさ。「ここまで小さくなります」という数字で、これが通り道の一番狭い所より小さければ、分解して入れられる可能性があります

読み方のコツは、通り道の一番狭い所と、最小分解サイズを比べること。梱包のままで通らなくても、最小分解サイズなら通るというケースはよくあります。逆に最小分解サイズでも通らないなら、その機種はその家には入りません。

ここで大事なのは、「分解すれば入る」の「分解」は、自分でやることではないという点です。マッサージチェアの中には電動のもみ玉やモーター、たくさんの配線が入っていて、部品ひとつでもかなりの重さがあります(重さは機種で違います)。どこを外していいかは機種ごとに決まっていて、それを知っているのは販売店やメーカーの搬入担当の方です。自分で分解しないほうがいい理由は、マッサージチェアの分解を自分でやらないほうがいい理由と、移動・処分の頼み方に詳しくまとめています。

比べるのは本体サイズではなく、この2つ梱包サイズ段ボールに入った状態の幅・奥行き・高さ玄関やエレベーターを通る時はこの大きさで→通り道の各所と比べる最小分解サイズ背もたれや肘掛けを外した時の一番大きな部品通り道の一番狭い所より小さければ入る可能性→これでも通らないなら入らない「分解すれば入る」の分解は、販売店やメーカーの担当者の仕事

搬入は販売店の搬入サービスに任せる——自分で運ばないでください

ここは強めに言わせてください。マッサージチェアを自分たちで運ばないでください。重さは機種で違いますが、大人ひとりが持ち上げていい重さをはるかに超えるものがほとんどです。口コミには「男性3人で階段を上げた」という話も出てきますが、その裏で腰を痛めた、指を挟んだ、床に傷がついた、という話も同じくらい見かけます。

  • 。中腰で重い物を持ち上げる動作は、腰を痛める典型です。仕事柄、ぎっくり腰の方の話をよく聞きますが「家具を運んだ」はかなり多い理由です
  • 。ドア枠や階段の手すりと本体の間に指が挟まれる事故。重い物ほど一度挟むと抜けません
  • 床・壁。引きずればフローリングに傷、傾ければ壁紙に穴。賃貸なら退去時の費用につながります
  • 本体。落とせば内部の電動部が壊れます。しかも自分で運んで壊した場合、保証の対象外になることがあります

大型家電を扱う販売店なら、搬入・設置サービスが用意されていることがほとんどです。注文の前に「搬入経路はこうです」と測った数字を伝えて、搬入できるか、追加の費用がかかるかを確かめておきましょう。階段での搬入は、特に業者の方にお願いしてください。踊り場で回す、傾けて持ち上げる、という動作は、慣れた人でも2人以上で慎重にやる作業です。

ゆきこ( ゚Д゚)『「男3人集めれば運べるでしょ」と軽く言う人、いますよね。でもその3人のうち誰かが腰をやったら、その人の家族に誰が謝るのか。運ぶのは慣れている人にお金を払って頼む。その分は安心料だと本気で思っています』

それでも入らない時の選択肢——返品になる前に確かめること

最小分解サイズでも通らない、あるいは注文してから搬入できないと分かった。そんな時に取れる道は、いくつかあります。

  1. 分解搬入サービスを頼む。販売店やメーカーによっては、専門の担当者が部品を外して運び入れ、設置場所で組み立て直すサービスがあります。通常の搬入とは別料金のことが多いので、見積もりを取ってから決めましょう
  2. 吊り上げ搬入。玄関や階段が無理でも、ベランダや窓から入れられることがあります。引っ越し業者や搬入専門の業者に頼む作業で、窓の大きさや道路からの距離で可否と費用が変わります。自分たちでやる作業ではありません
  3. 別の機種にする。同じメーカーでも、コンパクトな機種や、分解した時の最大部品が小さい機種があります。「うちの一番狭い所は幅75cmです」と伝えると、お店の方が候補を絞ってくれます
  4. 返品条件を確かめる。搬入できなかった時に返品できるのか、往復の送料や再配達の費用は誰が持つのかは、お店ごとに違います。注文前にお店の規約で「搬入不可の場合の扱い」を読んでおきましょう。注文済みなら、配送日より前に連絡するのが一番傷が浅いです

どの道を選ぶにしても、費用は「見積もりを取る」が基本です。家の構造や地域で大きく変わるので、ここで「だいたい◯円」とは言えません。

ここまで確かめて「入る」と分かってから買えば、配送の日に玄関で青ざめることはありません。「うちには入らないかも」と感じたなら、置き場所や大きさで後悔した人の話も読んでおくと判断がぶれにくくなります。マッサージチェアで後悔した理由には、搬入でつまずいた口コミがたくさん出てきます。

測る時は、金属のテープが伸びる5mくらいのコンベックスが1本あると、天井の高さや曲がり角の奥行きも一人で測れて楽ですよ。布のメジャーはたわんで高さが測れないので、そこだけ道具を変えるのがおすすめです。

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それでも入らない時の4つの道分解搬入サービス専門の担当者が外して運び入れ、組み立て直す→別料金が多い吊り上げ搬入ベランダや窓から入れる搬入専門の業者に頼む→窓の大きさで可否別の機種にするコンパクトな機種や最大部品が小さい機種→狭い所の幅を伝える返品条件を確かめる搬入不可の時の扱いはお店ごとに違う→配送日より前に連絡費用は見積もりが基本。どれも自分たちでやる作業ではない

あわせて読みたい

搬入の話とセットで読んでおきたいのが、そもそも買って後悔しないかという話です。マッサージチェアで後悔した理由では、置き場所・搬入・使わなくなる、の3つが後悔の上位に出てきます。買う前の判断材料を表で並べたマッサージチェアのデメリットとメリット、向く家と向かない家もあわせてどうぞ。引っ越しや処分で「分解したい」となった時はマッサージチェアの分解を自分でやらないほうがいい理由へ。

まとめ:搬入できないは「測っていない」から起こる。買う前に5か所、運ぶのは業者に

  1. 買う前に5か所を測る。玄関・曲がり角・階段・エレベーター・設置場所を有効幅で
  2. 比べるのは梱包サイズと最小分解サイズ。本体サイズではなく搬入案内の数字
  3. 通り道の一番狭い所が最小分解サイズより広ければ入る。狭ければ別の道を
  4. 自分で運ばない・分解しない。腰・指・床・保証を守るために業者へ
  5. 入らない時は分解搬入・吊り上げ・別機種・返品条件。費用は見積もりで

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

マッサージチェアの搬入チェック早見表:買う前に測る5か所は、玄関ドアの有効幅と高さ(ドアノブやクローザーの分を引く)、廊下の曲がり角の向かい側までの奥行き、階段の幅と踊り場と天井の低い所、エレベーターのドアとかごの奥行き、設置場所のドアと背もたれを倒す分のゆとり。比べる数字は本体サイズではなく、メーカーの搬入案内にある梱包サイズと最小分解サイズ。通り道の一番狭い所が最小分解サイズより広ければ搬入できる。入らない時は分解搬入サービス、業者による吊り上げ、別の機種、返品条件の確認。自分で運ばない、自分で分解しない、階段は業者に頼む、費用は見積もりを取る

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