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お風呂から上がって、髪から水がぽたぽた落ちる状態でドライヤーのスイッチを入れたら、無反応。子どもたちも順番待ち、夜は冷える、明日の朝も使う。うちみたいに家に大人が一人だと「誰か代わりに」がないので、余計に焦ります。
先に結論。ドライヤーがつかない原因は、多い順に「コンセント側」「コードの根元の断線」「ホコリで働いた安全装置」「スイッチの接点」で、最初の3つは家で切り分けられます。そして自分で直していいのは、吸気口のホコリ掃除だけ。コードの根元がおかしいなら、直さずに使うのをやめるのが正解です。壊れる前のサインや、何年くらいで寿命なのかも合わせてお話しします。
まず切り分け①:コンセントとブレーカー。洗面所は落ちやすい
ドライヤーは家の中でも特に大きな電気を使う家電です(1,200ワット前後の機種が多い)。洗面所で電気ケトルや暖房、洗濯機の乾燥と同じ回路を使っていると、ドライヤーを入れた瞬間にブレーカーが落ちることがあります。
- 洗面所の照明も消えていたら、分電盤のブレーカーを確認。落ちていたら、ほかの家電を止めてから上げ直す
- 照明は点いているなら、別の部屋の壁のコンセントに直接差してみる。延長タップやタップのスイッチが原因なことが意外と多い
- コンセントに差した時にプラグがぐらぐらする、コンセントの表面が熱い・変色しているなら、ドライヤーではなくコンセント側の劣化。これは電気工事店へ
別のコンセントでつけば、ドライヤーは壊れていません。手が濡れているなら、確かめる前に拭いてください。
切り分け②:コードの根元を動かすと、ついたり消えたり=断線
本体との付け根、あるいはプラグの近くを持って、そっと曲げてみてください。ふっとついて、また消える。角度によってつく。これは中の線が切れかかっている「断線」で、ドライヤーが「つかない」原因の中では一番多いものです。
切れる場所はほとんど本体の根元。使い終わったあと本体にコードをぐるぐる巻いて収納する、フックにコードで引っかけてぶら下げる、という癖で、同じ場所ばかり何百回も折れ曲がるからです。
そして大事なこと。根元の断線は、自分で修理しないでください。ドライヤーのコードは流れる電気の量が大きいぶん、つなぎ目がわずかに甘いだけでそこが発熱します。ビニールテープの下で熱がこもってコードから煙が出た、という発火の例は実際にあります。感電の恐れもあり、手を加えた時点でメーカー保証も切れます。「動かせばつく」で使い続けるのが一番危ないので、断線とわかった日が、そのドライヤーを使う最後の日です。
コードの被覆が破れている、根元がふくらんでいる、触ると熱い、焦げたにおいがする。どれかひとつでも、すぐコンセントを抜いてください。
切り分け③:吸気口のホコリで熱くなって止まる=安全装置
使っている途中で急に止まった。しばらく置いたらまたついた。これは本体の後ろの吸気口(網の部分)にホコリが詰まって空気が入らず、中の温度が上がりすぎて温度ヒューズなどの安全装置が働いた状態です。故障ではなく、正しく守ってくれた結果。
- コンセントを抜く。濡れた手で触らない
- 吸気口の網に詰まったホコリを、古い歯ブラシや綿棒、掃除機の細いノズルで取る。網が外れる機種は外して洗い、完全に乾かしてから戻す
- 冷めるまで20〜30分待ってから、もう一度スイッチを入れる
これで復活すれば、それは「掃除の合図」だっただけ。ただし、安全装置が何度も働くドライヤーは、部品の傷みも進んでいます。掃除しても毎回止まるなら、寿命として次を考えてください。
ここで、似ているけれど別の故障も。スイッチを入れてもカチッと手応えがなく、押す角度でつくのはスイッチの接点の摩耗。冷風しか出ないのはヒーターの故障、風が弱くなったのはモーターの弱りかホコリ詰まり。どれも自分で直せる範囲ではありません。
よくある質問:壊れる前のサインと、何年で壊れるか
壊れたサインは?——次のどれかが出ていたら、寿命が近いか、すでに危ない状態です。
- 焦げ臭い・ゴムの焼けたにおい。中のホコリが焼けているか、部品が過熱している。煙が見えたら、その場でコンセントを抜く
- 異音。ガラガラ、キュルキュルという音は、モーターの軸受けやファンの傷み
- 時々止まる。安全装置の作動か、断線か。どちらにしても放置できない
- 風が弱い・温風がぬるい。モーターやヒーターの弱り。乾く時間が長くなったと感じたら、これ
- 本体が異常に熱い。持ち手まで熱くなるのは、中の温度がうまく逃げていないサイン
何年で壊れる?——目安として3〜4年前後と言われることが多いですが、本当は年数ではなく使った時間で決まります。メーカーがモーターの目安にしている時間は機種によって違い、毎晩家族4人で15分ずつ使う家と、一人で5分の家では、同じ機種でも寿命が2倍以上変わります。うちは子ども2人と私で毎晩使うので、3年もてば十分、くらいの気持ちでいます。
使えなくなった時の対処法は?——この記事の切り分けの順に確かめて、断線かヒーターの故障なら「使うのをやめる」。そのうえで、次の章の修理か買い替えの判断へ。
自分で直せるのは吸気口の掃除だけ。修理か買い替えの判断
ドライヤーの中には、高温のヒーターと高速で回るモーターが入っています。分解して直すのは、感電・火災の恐れがあるのでおすすめしません。ネジを外して開けたところで、断線したコードの交換にははんだ付けと絶縁の処理が必要で、組み直した時に絶縁が保てないと、次に使った時に事故になります。手を加えた時点で保証も切れます。
- 保証期間内(1年以内が多い)なら、まずメーカーか買った店へ。保証書とレシートがなくても、購入履歴で対応してもらえることがあるので聞いてみる
- 保証が切れているなら、メーカー修理は数千円前後から。コード交換でも、送料や診断料を足すと同じクラスの新品と変わらない金額になることが多いです。見積もりと新品の値段を並べて決める
- 買ってから3年以上で、サインが2つ以上出ていたら、買い替えが素直。修理しても別の部品が続けて弱ります
- 買い替えるなら、大風量で乾く時間が短いものを。使う時間が短いほど寿命は延びるし、朝の時間も戻ってきます
今日をしのぐ応急策と、次に壊さない使い方
今夜どうしても髪を乾かしたい時は。
- タオルドライを2回。1枚目で水気を取り、2枚目の乾いたタオルで髪を挟んで押さえる。こすらない。これだけで乾く時間が半分くらいになります
- 扇風機やサーキュレーターの風を当てながら、指で髪を持ち上げて根元から。冷風でも空気が動けば乾きます
- 暖房の季節なら、エアコンの風が当たる場所で本を読みながら
- 子どもは、髪が短ければタオルドライだけで十分。濡れたまま寝かせないことだけ守れば大丈夫
次のドライヤーを長持ちさせる使い方は、たった3つです。コードを本体に巻かない(ゆるく8の字にまとめる)、月に1回、吸気口のホコリを取る、プラグを持って抜く。特に1つ目だけで、断線の大半は防げます。
ゆきこ( ゚Д゚)『うちのドライヤーは、次男が「くるくる巻いてお片付け」を覚えて、半年で根元がついたり消えたりに。えらいねと言ってしまった手前、今さら「巻かないで」が言いにくくて、結局マジックテープのバンドを渡して「これで留めるのが正解」に変えました。子どもの癖は道具で変える方が早いです』
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同じ「根元の断線」でも、充電ケーブルの断線なら自分で直せる範囲があります(流れる電気の量がまったく違うので、ドライヤーとは扱いが別です)。ヘアアイロンが同じ症状の人はヘアアイロンの電源がつかない時に順番に確かめることへ。
まとめ:切り分けは3つ、直していいのは掃除だけ
- まず別のコンセント・ブレーカー。洗面所は他の家電と同時で落ちやすい
- 根元を動かすとついたり消えたりは断線。直さず、その日で使用中止
- 途中で止まるのは吸気口のホコリで安全装置。掃除して冷ませば復活することが多い
- 焦げ臭い・異音・時々止まる・風が弱いは寿命のサイン。目安は3〜4年前後
- 修理は数千円前後からで新品と変わらないことが多い。予防は巻かない・月1で掃除
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手順を1枚にまとめました。



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